■過去の投槍雑記帳 2003年 3rd Quarter

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2003年09月30日21:57:00

6

 Ys-VI ナピシュテムの匣、一通りクリアした。ストーリー本編の進行から脇に逸れたアイテム収集なども、大多数をそれなりにこなしたと思う。
「絶対的に言うと、ちょっと話が短いと言うか、ボリュームが少ない感じがするかな?」
 しかし、そのくらいの感覚がイースってものだと思う。軽快なアクションとテンポ良く進むストーリー、中だるみを感じさせずに最後まで持っていくって言うか。
「一応は RPG にカテゴライズされるゲームとは言え、アクション面の存在も大きいゲームだからネ」
 余計な事に凝り過ぎて本来の魅力が薄れてしまったら本末転倒である。イースをして、ボリューム不足のゲームと見るか、贅肉の無いゲームと見るかは人の好みだと思うが、余計な物が多い、なんて評価を下す人は稀であろうゲームである。

 結論から言うと、思ったよりかなり良い。ストーリーのボリューム感に関しては前述の通り。アクション性に関しては、結構あれこれと変わったはずなのに本質を見失っていない軽快で爽快感のある仕上がりになっている。
「攻撃が体当たりからボタン入力に変わったり、ジャンプが可能になったり」
 三本の剣によって動作が違うと言う仕様だが、ここはこの剣でこう戦わないと駄目、というようなややこしさは殆ど無く、基本的に好きな剣で好きなスタイルで戦ってもどうにかなる。
「低いレベルでクリアしようとか目指すなら、微妙な選択も必要になるんだろうけど、大抵は多少苦戦してもレベルを上げて補ってやればどうにかなるしネ」
 レベルを上げるにしても、戦闘自体が至ってスピーディなのもあって、そんなに長く煩わしい思いをすることは無いだろう。
「あと、ボス敵の動きとかも結構面白い感じだったよネ」
 レベルを上げたり回復アイテム乱用などしまえばやはり力押し出来てしまうが、それでも攻撃のバリエーション、演出を見ているだけでも充分面白いと思う。

 BGM は、可も無く不可も無く。至って Falcom らしい曲だと思う。
「微妙にどこかで聞いた様なフレーズが混じってたりするよネ」

 さて、予想より遥かに良かったのはビジュアル面である。本格的、全般的に 3D へと主軸を移したのは Falcom としては今回が初となる訳だが。
「エフィクト系は早いうちから 3D 化してたよネ。キャラクタの 3D 化は、ボス的のみながら ZWEI で導入。フィールドも、ダイナソア・リザレクションなんかは 3D 化してるし」
 しかしそれらはあくまでも『描画方法』が 3D になっただけで、システムとして全体が 3D になっていた訳ではない。動作と言うか、移動は 2D 的なままだったし。

 Ys-VI では、全体的な 3D 化によって、カメラアングルの扱いに創意工夫を感じる仕上がりとなっている。基本は斜め上から見下ろす様な視点であるが、場面に応じてもっと上から見下ろしたり、水平に近い位置から見渡す様なアングルになったりもする。また、カメラの距離も適宜変更され、近くから狭い範囲を見る様な場面もあれば、遠くから広く見回すような距離感にもなる。
「ところどころ、横方向へ回り込む様な動作をすることもあるしネ」
 地形なども充分に立体感、遠近感がある感じ。高い所から下の方に小さく見えるオブジェやキャラが見る事が出来たり、横方向の奥の方にそう言う物が見えたりと、なかなか上手いこと出来ている。

 今時のゲームとしては、ボリューム感に欠けると言われそうなのは弱点だと思う。しかし、それがイースというゲームのスタイルなのだから仕方ない。それ以外の点では非常に良くまとまった良作だと思う。
「逆に、今時のゲームは余計な事に凝り過ぎていて、ゲームとしての純粋な楽しさってものを見失ってるんじゃ無いか? なーんて思ってる人にはお薦め出来る一品じゃないかな?」

2003年09月28日00:44:23

良い意味でノスタルジック?

 Ys-VI ナピシュテムの匣、買ってきました。ビジュアル面では、思ったよりかなりいい。前にも書きましたが、スクリーンショットとして静止画で見るより、実際のプレイでの動画で見た方が良く見える。立ち止まった状態のキャラとかも少し動いてるのとか細かいけど悪くないと思うし、立体感と言うか、奥行き感の表現もまずまず。
 視点は任意に変える事は出来ないが、場面に応じて自動的に変わる様になっている。特にそれで不都合は感じない。

 操作面は、まぁ、可も無く不可も無く、でしょうか。攻撃が体当たりからボタン入力へと変わったが、大局としての「ノリ」はさほど変わっていないと思う。

 ストーリーとかは・・・まだ話が見えてくるほど進めていないが。まぁ、イースシリーズはストーリーは淡白なのが定例だし、それで悪いとも思わない。軽快なアクションでサクサク進めていく感じがイースの遊び方であって、ストーリーにこだわるようなゲームだとは思っていない。ストーリーで楽しむゲームに関しては、「英雄伝説VI 空の軌跡」待ちと言う事で。

 まぁ、当面遊ぶので更新は普段以上に地味になります。ぁぅ

2003年09月24日23:31:55

爆走HDD

 常用してる PC の電源を入れると、外付けSCSIケースから大きな異音がした。
「昨日ちょっと前触れがあったけど、一気に大きくなったネ」
 じきに様子みんといかんなと思ってたが、こうも急速に進展するとは。

 ・・・などと書き始めると、ディスククラッシュですか、御愁傷様、と思われるかも知れないが、そんな深刻な問題じゃあない。
「昨日の前触れの段階から気づいてたけど、中に入れてるのは 15000rpm と 10000rpm の SCSI-HDD。高速回転してる HDD から出るノイズにしては、なんかガラガラとした周期が遅い感じのノイズなんだよネ」
 多分、15000rpm のディスクに取り付けた放熱器のファンにガタが来たんだろう。

 そういう見込みでケースを開けてみたが、やはりそうだった。
「見た目が安物臭いファンは、やっぱり相応に寿命短いと言うか、なんというか」
 しかし HDD に取り付けて使う様な特殊構造のファンなので、汎用のブランド物ファンを使う訳にもいかないしなぁ。制振用ケースに入れた状態でその蓋との隙間から無理やり排気する様な感じにしているので、汎用ファンでは上手くいかない。仕方ないので、グリーススプレーでも吹いておく。
「意外と役に立ってるネ、グリーススプレー。揮発性の油に解けた状態のグリスを吹くスプレー。CRC-556 みたいな油だけだと、結構揮発が早いから効果が長持ちしないんだけど、グリスだと結構長持ちする筈だから」
 取り敢えずそれで音は収まった。

 しかし、ケースを開けた状態で動かすと、15000rpm のディスクはやっぱりうるさいなぁ。制振・吸音素材を張り巡らしたHDDケースに入れた上で、SCSIケースにも制振材を貼り付けているという重装備状態。しかも、外付けなのをいいことになるべく遠くに配置。それで辛うじて不快には感じない程度に収まっているが・・・。
「ランダムアクセス速度の速さはやっぱり素晴しいと思うんだけど、ディスクの回転音といい、ヘッドのシーク音といい、全ての音が大き過ぎ」
 いかな速くとも、もう 15000rpm は買いたくないとも思う。よほど、静音化を達成、などと言われない限り。

2003年09月23日22:06:52

不意打ち

 前回、安倍氏を森派と書いたが。いまは一応無派閥という形になってたんだった。
「でもやっぱり実質森派と見るのが妥当だと思うんだけど」
 本当に無派閥だと見たなら見てで、無派閥で幹事長ってのはそれはそれで凄い事。
 内閣人事にもちょろっと雑感を書くと。『痛み分け』って感じか。
「竹中さんを残したのは小泉さんのメンツ。それでも民間人の閣僚を一応減らしたのは森さんや青木さんのメンツ、かな」

 さて。シャープが液晶画面をスピーカーにしてしまう技術を作ったそうで。
「ガラス上に回路を構成する技術を作ったって話は前から言われてたけどネ。それを応用してスピーカーにしちゃうとは驚いちゃった」
 液晶のガラス面を揺らして音を出すそうだ。通常のシリコンを使った回路と比べると、集積率(回路の密度)も動作速度も遅く、消費電力的にもイマイチ不利だとかなんだとかいう要因で、一見画期的な技術に思えて、なかなか使い所の難しい技術と言う話になっていたと思っていたんだが、思わぬ方向に進んだ物だ。

 まだ音質の面で不完全だと言うか。結構先の気になる技術である。

2003年09月21日21:21:29

登竜門?

 自民党役員人事。安倍晋三が幹事長とは驚いた。
「安倍さんって森派だよネ? 小泉さんも、自称無派閥なだけで、実質は森派みたいなもんだし」
 首相になる以前は森派と言うか、森さんが総裁で首相だったころには、森さんに代わって派閥の領袖をやってたんだしな。
「自民党って確か、総裁と党三役(幹事長、総務会長、政調会長)は別々の派閥から出すのが慣例だったはず」
 という訳で、びっくりした。

 しかし、安倍さん、まだ若いよな。
「たしか森さんも、政界の師匠、福田赳夫さんの内閣に若いうちから官房副長官に抜擢されたところから延びていったんだったよネ」
 安倍さんも、森内閣の官房副長官として抜擢され、小泉内閣でも留任して現在に至っていた。

「出世コースに乗ったのかな? 森派の後継者となるのかな?」
 しかし、森さんの後継者というか懐刀と言えば、中川秀直というイメージが強かったはず。
「福田さんのイメージが強くて忘れがちだけど、森内閣の初代官房長官は中川さんだったよネ」
 具体的な内容はもう忘れたが、初期の内閣のドタバタを、なんかそれとは別なスキャンダルが発覚と言う話にして詰め腹を切って、森さんの身代わりとなった官房長官である。
「どうなっていくのかな、森派」

2003年09月19日22:11:44

死亡事故セット

「琵琶湖でヨット沈んで死者多数とか」
 よく聞いてみると、それなりに興味深いニュース。生存者五名のうち、四名までは夫婦と子供二人という同じ家族で、一家揃って生還という形だったという。
「旦那さんが元々マリンスポーツ好きで、やってて自分が溺れかけた経験があるからって注意して、子供にはちゃんとライフジャケット着せておいた結果の生還だってネ」
 子供はライフジャケット着てたから無事、嫁さんはライフジャケットで浮いた子供に掴まってて救助、旦那はライフジャケット着てなかったけど自力で岸まで泳いだと言う。
「ま、本当に泳ぎ得意な人なら、水温が低くて時間の問題で死に至るとか、海流があってどんどん遠くに流されてしまうとか悪条件が揃わなければ、なんとかなるもんなんだろうネ」

「道頓堀で死者とか」
 まぁ、いいじゃないか。お祭に危険は付き物である。だんじり祭とかでも、例年死傷者は出ているんだし。
「うーん、でもねぇ・・・」
 報道の中で関係者が言っていたことで印象に残ったのは、もし何らかの形で道頓堀ダイブを完全に阻止したとしたら、その勢いの矛先が他の場所、周辺の店舗などに向けられて暴動状態になる危険が、なんて話。
「なるほど。川に飛び込む分には、痛い目にあうのは原則飛び込んだ本人だけだけど、他のどこかに突っ込んで行かれると、突っ込まれた側も痛い目を見るしネ」
 ただ、誰かが突き落とした結果だと言う話になっているのは由々しき話。警察関係者には、日本シリーズ開幕までにキチンと逮捕して欲しいものである。
「で、日本シリーズ中は留置所暮らしとかになって、日本シリーズ見れなくなると」

 なお、阪神優勝の日の道頓堀の模様としては、デイリーポータルZの『あの夜の道頓堀に行ってみた』がオススメできる。より、ストレートで生な現場の現実。
「報道じゃあ、道頓堀ダイブのあとはヘドロまみれになって悪臭を放ちエライ目にあうぞ、と盛んに脅してたけど、実際にはそんなに酷くないらしい?」

2003年09月19日00:01:30

NEXT

 小松基地航空祭も終わってしばらく。次に行けそうな航空イベントはどこだっけ、と確認してみる。
「岐阜かな?」
 と思ったら、ツインリンク・モテギのアエロバティクスグランプリが先だった。
「あー、あれかぁ。遠いんだよネ、栃木県の茂木」

 しかし、軽飛行機を使った本格的な曲技がまとまって見られる機会は日本ではこれしかない筈。やっぱ行きたいよなぁと思いながらオフィシャルサイトを見てみると。
「・・・おおっ、タイムチャレンジってなに!?」
 ある種の、エアレースをやるのか! おおう、これは見逃せない?
「演技(競技)が終わった後のファンサービスで低空でオーバルコース上を飛行したり、照明塔の脇をすり抜けたりとかしているパイロットさんは居たけど・・・それを競技にしちゃうんだ」
 俄然、今年も見に行きたくなって来たぞ。

2003年09月17日21:32:37

国家統合の象徴

 テレ朝系が、ゴールデン枠三日連続で、皇太子殿下のご息女、敬宮愛子内親王の特集を放送してるが。
「うーん、なんか、思い出す一言があるネ」

 天皇を中心とする神の国。

 皇族の存在は否定しないというより、良い存在だと思うが、ゴールデン枠に延々と子煩悩振りみたいな番組(皇太子殿下が子煩悩だという意味ではない。子供と一緒の映像ばかり編集して見せられればそうも見える)みせられてもなぁ、と思う。
「なんて言うか、逆に有り難みがないよネ」

2003年09月17日01:19:25

比較検討

 名古屋のビル立てこもりで爆破。なんだか大事になったなぁ。
「なんていうか、テロみたい」
 マスメディア各社がどう言う映像を入手したのか、軽くチェックしてみた。

 NHK。カメラアングルは2。正面方向はほぼベストショット。爆発の全貌をほぼ完璧にフレームに納めている。横から取った画は一階部分を取っていて、遅れて上を見上げた映像。
「レポーターは落ち着いた感じだったネ」

 MBS(TBS系)。カメラアングルは1。横よりから取った画。やや近過ぎる感じだったが、地理的な都合を踏まえるとベストに近い画。
「レポーターの様子は普通かな? 多少緊迫している程度」

 ABC(朝日系)。カメラアングルは2。正面からの画は爆発の瞬間を捉えていたが、ズームし過ぎた状態で全貌を納められていない。横からの画は遅れて見上げた画。
「レポーターはかなり混迷状態。バタバタしてたネ」
 ニュースステーション見てみた次第だが、惨事を強調するような過度の演出に見えた。なんていうか、ワイドショーっぽい内容に思えた。

 関西テレビ(フジ系)。見逃しました。
「23時ごろのニュースじゃあ、扱いその物が小さかったみたいで、見た時にはもう終わってたって感じだったネ」

 読売テレビ(日テレ系)。カメラアングルは3。正面からの映像は、やや引き過ぎた構図ながらも爆発の瞬間の全貌を捉えていた。しかし、直後にカメラマンが逃げてしまって映像が途切れている。横からの画はやはりやや遅れて見上げた画。やや離れた距離から押さえていた映像。爆発の現場そのものは捉えていなかったが、近くに待機していた消防隊員が爆発の瞬間、驚いて身を引く映像を捉えていた。
「レポーターの様子は普通」

 だからどうしたと言う話。
「あまりあれこれ言うと不謹慎な話になりそうだから終了」

2003年09月16日00:23:40

阪神優勝TM

 結局、阪神優勝の商標は有償なままに優勝したようですが。

 判り切っていた優勝だし、開始時間が遅いマジック対象チームのゲームの終了を待っての優勝と言う事もあって、思ったほど感慨は大きくない。
「横浜銀行さんには、最後までお世話になったネ」
 来シーズン以降の取り立てが心配?

「横浜と言えば・・・ファンにしたら、踏んだり蹴ったり、踏まれたり蹴られたりの一年、だったのかなぁ」
 先日、監督が解任になった中日はもとより、球団社長の首まで飛ぶ様な事態になったオリックスよりも、成績的には下回っている現状。

 さて。優勝前の五連敗一分を見ていて思った事。
「八百長試合なんじゃない?とか」
 程々に競りつつ敗戦が目についたりして。で、体よく甲子園に帰って来て優勝。
「まさかネ」
 ・・・こんなこといってたら生粋の阪神ファンにお叱りを受けそうだ。

 阪神の成績と連動する預金商品をウリにしてきた尼崎信用金庫。・・・大丈夫なんだろうか。
「かなりの資金が集まったみたいだけど、相当高い金利を払う事になって・・・大丈夫なのかなぁ、経営」
 阪神を応援した結果が、阪神の優勝で破産したんでは、笑い話にもならない。

2003年09月15日00:38:55

帰還

 帰宅して一休みした後。

 北陸自動車道で、暴走族と遭遇。正確には、暴走族仕様のバイクか。走行音はうるさかったが、走り方は普通。どこかへ遠征にでもいくのか、単に遊びに出もいくのか。

 敦賀I.C.で降りて琵琶湖の西へ回ろうとするが、ナビ無しで行ったら間違えた。福井方面へ逆戻りしかけるが、いざとなればナビ(ノートPC+GPS)を起動すればいいやという事で、適当に道路標識を見ながら復帰を試みる。結果、敦賀港に入り込んで貨物船の荷の積み下ろし用の大型クレーンとか見ながら通り抜け、市街地を通り抜け、やっとこさ復帰。

 あとは、特記事項無しかな? という訳で、終了。

2003年09月14日17:17:52

脱出

 北陸自動車道尼御前S.A.までやっと出てきました。

 駐車場内で支線から幹線に該る筋に合流するまでで一時間近く。自衛官が整理しており、勝手に割り込むような輩は出てこず不公平感は少なかった物の時間は長い。私が車を止めていた場所は支線というか区画としてはかなり小さくかつ、比較的出口に近いところだったので、なかなか幹線に入れさせてもらえず(他の、もっと大きく遠い区画が優先)、たかだか4〜5台ぶんほど進むのにその程度の時間がかかった。

 幹線に合流してからも完全に駐車場(大きな工場の敷地内の奥の空き地らしき場所)から出るのに一時間近く。しかしそこから先はそれなりに流れて北陸自動車道へ。中心部というか、スタート地点で適宜くい止めている分、周辺部の混雑は緩くなっている。これは適切な整理だと思う。

2003年09月14日15:02:52

再逆転を食らいました。=;-;=

 駐車場まで戻ってきましたが。ブルーインパルスの演技の終盤に差しかかったあたりからバス乗り場に向けて歩きだしたものの、それでも結構な待ち時間。雑踏整理法は、割り込みの阻止とか、複数台のバスに同時に乗せる為の最終的な枝分かれのさせ方とか、終端付近での混乱が目につく。

 天候は・・・持ちませんでした。危ないと思ったのか、予定より数十分繰り上げて始まった様に思えましたが、それでも気がつけば曇り空。今回もまた垂直系の課目はなしでした。あうー。まぁ、雨が降るかもとか、一日中曇りだとか、天気予報はそんな話になっていたことを思えば、一時的にでも晴れたことを喜ぶべきなんでしょうが。

 ちなみに、エアーロックのロック岩崎氏は晴れ男で知られています。今日も、ロックが飛んでいた時間帯は晴れてました。その前後もそれなりに。・・・しかし、少し時間を置いたブルーは曇り。
 ・・・ブルーのメンバーの中に曇り男がいるんじゃないか。いや、以前はそんなに曇りに悩まされた印象はなかったからして・・・更新された5、6番機のライダーが曇り男なのかも?

 ぼちぼち撤収な訳ですが、必然的に駐車場から出る車が渋滞中。どうしたものたら。混雑度はかなり高い印象でした。はい。

2003年09月14日12:17:56

予想外に基地祭日和に?

 小松基地内です。晴天を保っています。というか、会場正面は雲が少なく澄んでいて良いコンディションなんですが、振り返ると雲。流れてこなければ良いのですが。たぶん、正面が海、後方は内陸に向かいまもなく山という地形なので、大丈夫だろう。海→陸に風が吹いて、山を登る過程で雲が出来ると。

 エアーロック。今回はソロフライトでした。

 F-15の機動飛行。背中にドラゴンを描いた戦競塗装機が派手。303飛行隊"ファイティングドラゴン"所属機。それと比べると305飛行隊"ゴールデンイーグル"所属機の戦競塗装はおとなしい? ドロップタンクに色塗ってたりしましたが。

 そうして、今は昼休みに該る時間帯。私は一足先に昼食を確保してもう食べました。いい加減、学習した結果。昼休み時間帯になってからでは、食べ物の屋台は大混雑でとても買えない。昼休みに入る、一つか二つぐらい前のメニューの前ぐらいを狙って早めに確保しておくのが吉。

 さて、ブルーインパルスの飛行の時間まで、この天気は続くのでしょうか。そして、今回こそは垂直系課目を含む完全な演技を見られるのか。

2003年09月14日10:35:32

起死回生?

 小松基地内です。晴れてきました。やった!

 あの後、片山津I.C.で謎の渋滞。路肩になんか車が止まってて、なんだと思ってたらインター降りようとする車の列。気づいたときにはすでに遅く通過。次の小松I.C.で降りました。まさか、基地からインターまで車が繋がってるのかとおもったら、高速道路と平行して走る基地への道は空いている用にみえる。料金所で何かトラブルでもあって詰まってた?

 思惑よりやや遅れつつ駐車場到着。基地へ入るシャトルバスは、まっとうな時間に運転開始されたものの、混雑度が高く結局今年もオープニングフライトのは基地の外で開始。後半半分ぐらいは中で見ましたが、途中はバスの中で一部見逃す。

 とりあえず、かなり晴天になってきました。ほんとに。万歳。でも暑い。しばらくぶりに日傘使用。

2003年09月14日06:40:01

おはようございます

 北陸自動車道尼御前S.A.です。去年と同じく大混雑。小さな軽食コーナーも混んでいる。とりあえずうどんでも食べたが、イマイチ。起きてからの移動時間が30分強ほど伸びるが、南条で仮眠した方が良かったのかも?

 天候、曇り。さほど厚い雲でなく空は明るいが、青空は殆ど見えない。うーむ・・・。風は弱い。

 それでは、あまり時間がないので移動再開。

2003年09月14日01:55:02

定例報告?

 北陸自動車道南条S.A.です。ここまで休憩なしで来ました。夜食にソバでも食べる。24H営業の軽食コーナーに毛の生えたような場所のソバにしてはそれなり。

 なんか、暑いですね。昨日の日中は北陸とかはフェーン現象で酷暑だったということで、その影響でしょうか。フェーン現象・・・なんだったっけ。風が山を登って降りてく過程で、雨が降るかなんかなんかの影響で、登る前より下りた後のほうが熱い風になる、とかいう話だったっけ? よく覚えて無いや。

 大阪を出たころは晴れ間も覗いていたんですが、滋賀県内あたりは雨。福井に入って雨は止むも雲量多し。どうなるのかな。

 道中の特記事項はなし。ジェットスキーを積んだ牽引車両を牽いた乗用車が二台編成で走ってたなぁ、と言うぐらいか。琵琶湖の西を走っている間、結構後ろに付いて走っていたが、琵琶湖を離れて福井方面に向かう以前に琵琶湖側に曲がって行った。明日、琵琶湖で乗り回す予定なんでしょうか。

 このあとは、目的地のかなり直前となる尼御前S.A.まで進んで仮眠。次の片山津I.C.から降りれば基地まであと僅か。・・・そういや去年は片山津I.C.の先で大型トラックが横転事故を起こして通行止めになってたなぁ。基地周辺の駐車場からのシャトルバスを待ってる場所から事故現場がちょうど見えていたもの。

 ・・・ああ、そういや去年は、シャトルバスの運転開始がやたらと遅くて、オープニングフライトとかを基地の外で見る羽目になってしまったんだったなぁ・・・。今年はまっとうな時間に出てくれるんだろうか。バス。

2003年09月13日21:26:58

不在通知

 さて、ボチボチ小松基地に向けて移動開始としよう。
「台風は、思ったほど影響無いみたいだネ」
 しかし、曇り空のようである。さてさて、ブルーインパルスの垂直系の演技が可能な程度の雲量というか、雲の高さに収まってくれればいいのだが・・・。
「イマイチ、怪しそうだネ。ま、行ってらっしゃい」

2003年09月12日00:17:16

自己中心的?

「なんか、強い台風が接近してるネ」
 このやろー。次の日曜は小松基地航空祭だってのに・・・。
「なんか、前に行った美保の時も、台風来てなかったっけ?」
 どうだったかな。しかし、去年の後半ぐらいから私が行った航空祭は好天だった記憶がない。
「ブルーインパルス完全復帰を完全に見られてないしネ。雲量が多くて、垂直系の演技を削った構成のしか見られてない」
 レインフォールとか、バーティカルキューピットとか、スタークロスとか、まだ見られていない。あう。

 しかし、台風が西でウロついてるせいか、週間予報が安定しないなぁ。
「二、三日じゃあ、曇りだったっけ。昨日あたりで雨になったかなぁと思ってたら、今は曇りに戻って、なにやら良い方向に」
 朝鮮半島の方に突っ込んで、日本海の北へ大きく回り込む様な針路が予想されているが・・・。北よりの針路を取ってくれれば、外れるのかな。時間的には、ギリギリ通過してくれるか来れないかぐらいのペース。

「いっそ、諦めたら? その代わりに、例年開催日が接近してて、どちらか片方にしか行ってない、岐阜と浜松を両方行くとか」
 ・・・そう言ってて、予想外に好天だったら悔しい限りと言う話に。それに、F-15 を潤沢に見られるのは私の行動範囲内じゃあ小松だけだし・・・。
「F-15を運用する飛行隊の地元だからネ。よほどの悪天にならない限り、F-15はそれなりに飛ぶだろうからネ」

 取り敢えず、少しでも天候に恵まれる事を祈りたい。

2003年09月10日01:22:26

敵対地域

 うわっ、野中さん引退しちゃうの?
「野中vs青木の構図が橋本派の構造だと思ってたんだけど。その片方が消えるとどうなるんだろ?」
 いつか分裂するんじゃないかと思ってたんだが、引退と出るとは。総裁選を巡って、青木さんが橋本派としての候補を捨てて小泉支援に回った(森氏の裏工作の成果?)事への反発の一種なんだろうが・・・どう出るんだか。

「さて、前回の北朝鮮のミサイルの続き。公開されるんじゃあと言われてたパレードには出て来なかったみたいだネ」
 ノドン/テポドンが旧ソビエトのスカッドがベースだというのは前回書いたが、今回言われているミサイルのベースは同じく旧ソビエトの SSN-6 だという説が出てきたようで。
「ええっと、SSN っていうと、潜水艦発射弾道弾の型番じゃあ無かったっけ・・・」
 ・・・の、ようだな。ま、多少手を加えれば陸上発射に改装は出来るだろう。
「逆に潜水艦発射に改装しようとしたら、潜水艦に収まる寸法に納める必要とか、水中で発射してから水上に出るまで入れておく容器の設計とか必要で、面倒そうだけど」

 スカッド(SS-1B)は、射程500Km程度の一段式SRBMであり、それを大型化して1000Km程度まで射程を伸ばしたのがノドン、二段式にして更に射程を伸ばしたのがテポドンである。他方 SSN-6 は、二段式で射程は3000KmほどのMRBMに該る。
「なんか、SSN-6にはMRV(多弾頭型)もあるみたいなんだけど」
 どうなるんだか。

 ちなみに、開発時期的には、SSN-6の方がやや後、という程度。時代遅れ?な液体燃料ロケットである事には違いない。
「燃料を入れたままでの保管が原則出来ないから、発射前になってから燃料注入の必要があるタイプだネ」
 ただ、潜水艦発射型という事は、不安定(爆発や毒ガス発生の危険)なりに燃料を入れたままで保管出来るのかなぁ。
「っと・・・あ、敵対水域で爆発したミサイルじゃない?」
 お、そうかな。実話の潜水艦事故を描いた小説『敵対水域』。・・・うん、そうだ。『四酸化ニトロゲン』と『ヒドラジン』を燃料とするのが SSN-6 か。
「混ぜただけで爆発する危険物を搭載して航行してた訳だネ、昔の旧ソビエトの原潜。しかも四酸化ニトロゲンは海水とも反応して硝酸を発生させる曲者で、海水漏れる→四酸化ニトロゲンと反応して硝酸発生→硝酸でヒドラジンの容器が融ける→四酸化ニトロゲンとヒドラジンがこんにちわ、という物騒なシロモノ」
 海水が漏れてくる心配がない分、陸上で運用するのは気が楽か。

2003年09月08日21:45:24

頭上注意

 なんだなんだ、韓国で、北朝鮮が新型の弾道ミサイルを開発したとか言う報道がされているそうだな。
「射程4000Km程度って・・・テポドン2じゃないの? 一応、最大6000Kmぐらい飛ぶんでないかって言われてるのがテポドン2だけど」
 違うらしいという話になっているが、どうなんだか。

 ノドン/テポドン共に、基本的には旧ソビエトのスカッドの改良型というか、拡大型である。スカッドのエンジンを横方向に複数束ねて一本の筒に入れたり、二段、三段と縦方向に積み上げたりして大型化したのがノドンやテポドンだ。
「ロケットの大型化の手法としては、まぁオーソドックスというか、基本ではあるけどネ」

 ちなみに4000Km級というと・・・IRBM に該るのかな。
「弾道ミサイルの区切りって、そんなにクッキリとこの距離はコレ、って言い切れない感じだよネ」
 100Km程度のごく短距離の物がBSRBM。なんて訳すんだか。1000Kmに近づいてくると、SRBMになる。これは『短距離弾道弾』とでも呼べば良かろう。
「それを越して2000Kmぐらいになって、MRBM。『中距離弾道弾』かな?」
 しかしその次、4000KmぐりあになるとIRBMになるんだが。これまた訳はどうなるんだ。直訳すると『中間距離弾道弾』とかになってしまうが、MRBMとの呼び分けが出来ない。
「6000Kmぐらいをこすと、ICBMだネ。大陸間弾道弾」

「米ソはIRBM破棄の条約に調印してたしか実際に実施したんだっけ」
 してた様な気がするが、どうだったろう。しかし、潜水艦発射型の弾道弾 SLBMなんかがどう扱われているのはよく知らない。
「ま、潜水艦に積んだら OK って話も無いだろうから、IRBM 相当の性能を持つ SLBM も撤廃したんだろうネ」

2003年09月06日23:43:36

飾り物

 先日、コトブキヤのワンコインフィギュアシリーズからファンタジアキャラがリリースされた。
「一個五百円、五百円玉一個で買えるからワンコインって話。品質的には、プライズ物のミニフィギュア(ガチャガチャやクレーンゲーム系の景品用)よりやや上、って感じかな?」
 しかし、トレーディング方式というか、中に何が入っているか判らない状態での販売なので、お目当てのキャラを手に入れるにはよほど運がなければワンコインじゃあ済まないのが現実だが。

 しかしまぁ最近じゃあ、行く所に行けばフライズ物などを中心にその手のアイテムを直接バラで小売り店も結構ある。という訳で、大阪日本橋界隈のその手の店を巡って探してきた。
「うーん、何店ぐらいあるんだろうネ」
 私が把握している範囲でも・・・少なくとも五店ぐらいはあったような。なんか入って行きにくい雰囲気の場所(雑居ビルの上層階とか)にもそれらしい看板が上がっているのとか見かけるので、実際にはもう十店近くあったりするのかもしれない。

 結果としては。さすがに発売から日が浅いせいなのかなんなのか、キャラを選んでバラで買える状態にしている店はなかなか見つけられない。
「でも、コンプリート状態でのセット売りとかはやってるみたいだネ」
 彩色メインキャラ6+灰色メインキャラ6+彩色シークレット+色違い彩色シークレット、の全14種が完全に揃ったエクストラ・コンプリート版(勝手命名)を8500円で売っているのを数店で発見。その辺が今の日本橋の相場の様だ。
「一体平均 600円強。定価は 500円だから、悪くないのかな?」
 しかし、灰色版は普通はあまりいらんだろ。プライズ物でもその手の単色塗りVer.とか見かけるが、あれってなんなんだ?
「自分で彩色したい人向けの商品なのかなぁ?」

 灰色を省いたメインキャラ6+シークレット2の8種のノーマル・コンプリート版(勝手命名)は6800円での販売例を目撃。
「平均は一気に850円にアップ。あと、EXコンプとの差が1700円だから・・・灰色は一体平均 300円に満たない定価割れ状態?」
 まだ、割高感があるなぁ。別にコンプリートしたいとは思っていないし。探しているうちに、(系列店の)○○店ではバラ売りしてます、という掲示のある店を見かけたが・・・店名で言われても知らんて。そうして更に探索を続けると、メインキャラ6+シークレット1の7種での実効コンプリート版(勝手命名)に4800円が付いているのを発見!
「わ、一体平均は 700円弱。灰色とか色違いシークレットとか、あっても持て余すものが付いてなくてこの値段はお値頃なんじゃない?」
 という訳で、バラ売りの店はまだ見つけて居なかったが、この時点で手を打って購入。

 その後、前述のバラ売りしている店を見つけたが。結構割高感の強い値が付いていた。ちなみに値段は、アーチェ>ミント>クレス>すず>シークレット>クラース=チェスターの順になっていた。アーチェ・フォローアーを標榜する人間としてはほくそ笑む。
「おいおい。(^-^; でも、シークレット、世間の評価は思ったほど高くないのかな? まぁ、一店だけしか見つからなかったバラ売り価格だから、相場のサンプルとしてアテにならないけど」
 さすがに彩色版で定価割れはなかったが、最下位二人の灰色は低価割れ。個別の値段は触れないことにしておくが、実効コンプをバラで揃えようとしたら8000円近くする価格構成だった。
「かなり、割のいい買い物に成功したのかもネ、作者さん」


 さて、物の印象など。お目当てのアーチェさんの出来はかなり満足のいく内容。
「ホウキが完全な別パーツになってるのとか、良くできてるよネ」
 それに、顔の造形がかなり好み。以前同じコトブキヤから標準的なタイプの完成品フィギュアが一万円程度で出ていたが、あれの顔は不満だった。・・・まぁ、満足のいく出来だとしても、一万円も払ってまで買わなかっただろうが。
 唯一欠点としては、右手の指先にファイヤーボールでも意図した球体が付いているのだが、これは蛇足だろう。
「ま、普通に置いたら、身体に隠れてあまり見えない部分なんだけど」
 どうしようかなぁと思いつつ、結局切り落とした。切り落として出てくる中身は白色だったので、適当に指先の形をカッターで削って紙ヤスリででも整えてやれば、特に再塗装など考えなくても気にならない状態になった。
「とはいえ、マネして台無しになった、なんて言わないでネ」
 自分の器用度と、玉ころへの不満度と相談して行って欲しい。

 ちなみにこれ、ホウキにまたがった状態で飾るのが本来の形態となっているが。そうすると、宙に浮いた状態にする為に、足に棒が突き刺さった状態で飾る事になる。
「仕方ないとはいえ、あんまりスッキリしないよネ。その手の、補助がいる飾り方って」
 そこで、ホウキが独立しているのをいいことに、またがらずに手に持たす様な状態にして、そのまま直接置いて、座っている様な状態に出来ないかなーと思って試してみたら、どうにかなる様なので、その状態で飾っておこうと思う。

 ミントさん。「目は口ほどに物を言う」と言うのに、目を閉じた状態になっているというのは、大きな減点ではないか、という印象を受けた。
「でもその代わりといっちゃあ何だけど、その他の部分の彩色が結構凝ってる感じだネ」
 他のキャラよりも、服のシワなどの表現の為に陰色を塗って立体感を増してある。それゆえに、目を閉じているというか、瞳が描かれていないのが残念に思える。
「行程の手間のトレードオフの結果だったりして。陰色の表現に手間を掛けた分、瞳は描かない、とか」
 さぁ。どうなんだろうなぁ。そんなこんあがあってか、私としてはこのミント、後ろ姿で飾った方がむしろ魅力的な様に思える。
「髪にも陰色使ってあるしネ。服が後方になびく感じの立体表現も結構良くできてるし」

 クレス。ポーズの都合、台座に直接立たせられず、別途足場を付けてその上に立たせる構造になっている。前述の通り、あまり好みじゃないなぁ。
「ポーズの勇ましさの割には、表情がちょっと呆気ない感じがするのが欠点といえば欠点かな?」
 しかし、バンダナの結んだ先がちゃんと後頭部でなびいているとか、全体としての芸は細かい。顔にやや弱点があるという意味ではミント同様、ある程度横に回ったアングルから見るのが良さそうだ。

 すず。どうも大半のキャラで、顔の表情に後もう一息感が付いて回る。すずの場合キャラの設定自体がそうだとも言えるが、無表情な感じ。
「なまじポーズに躍動感があったりする分、顔も相応に、という高望みをしちゃいがちだよネ」
 立たせる時、すず用の台座よりもやや足の幅の広い。クラースかシークレットの台座にすこし足を広げながら立たせた方が格好いい気がするんだが、どうだろう。

 シークレット。一応、シークレットという事で、多くは語らない事にしておこう。
「これは、そつなくまとまってるって感じだネ」
 無難な出来だと思う。

 クラース。かなり良くできている。ポーズもビシッと決まっているし、装飾品や入れ墨、本とか、細かい所も良くできている。
「これはかなりいいんじゃない?」
 強いて欠点を探すなら、嵌め込み式になっている頭の収まりがやや悪い気がする。しっかり根元まで差し込もう。万全を期すなら、少し削ったりした方がいいのかも。

 チェスター。無難な立ちポーズだが。再び、顔の造形に不満が残るか。
「なんかちょっと童顔な感じがするかな?」
 ま、この辺は好みの範疇だろう。ただ、スカーフと後ろ髪が一体のパーツになってしまっているのはイマイチだと思う。

 ミントとクレスに関して、置く向きの話を書いたが。どうやら、楕円形の台座を素直に横長方向に向けておくと、それで丁度いいアングルになる様な設計に思える。
「普通に直立してる感じのキャラも、台座をその向きにすると普通に正面を向くしネ」
 長短交えて書く様にしたので、それぞれ欠点も書いたが。概ね、完成度はかなり高いと思う。
「自分は特にフィギュアに一格言あって目が肥えているって人でも無い限り、充分満足できる内容じゃないかな」
 ただトレーディング形式という都合、入手にかかるコストが不定という辺りが厄介かなぁ。
「欲しいと思ってる人、上手く無駄なく手に入るといいネ」

2003年09月06日00:34:25

チルトホイール?

 以前、『マウスを買うなら Logitech (Logicool) か MS に限る』といった話をしたと思うが。
「使い勝手の良さは、この二社が飛び抜けてるよネ。相応の値段もするけど」
 しかし、今や非常に高い頻度で使うというか、殆ど連続して握り続ける事も珍しくないマウス、金をかけて快適な物を買うだけの価値はあるデバイスだと思う。

 さて、MS が新しい機構を組み込んだマウスを発売した。横方向へのスクロール機能を持たせたマウスだ。
「第一報を聞いた時は、昔見かけたイロモノに分類される様なマウス、横向きのホイールが付いたマウスを想像しちゃったけど」
 勿論、そんな馬鹿げたものではない。ホイール部分が横に傾斜する様に出来ていると言う。
「傾斜で操作するデバイスってのは過去にもあったけど、縦方向は回転、横方向は傾斜、って組み合わせて使ってきたところが鋭いネ」
 取り敢えず参考記事としては、ZDNNの『MS、ワイヤレスマウスの新製品を発表』など。読み進んでいくと過去の記事に対するリンクが貼られているが、そっちの方が傾斜を使う構造が判り易い写真など載っている。

 今のところ、クルーズボタン(押している間、スクロールし続けるボタン)などが快適で、Logitech の Mx500/700 の方にまだ軍配が上がると思うし、実際私が使っているのは Mx700 だが、この傾斜機能はちょっと惹かれる物があるな。
「うーん・・・でも、横にスクロールする必要性って、そんなにあるのかなぁ」
 ・・・無いと言えば、無いかな。横にスクロールしなければいけない状況と言うのは、往々にして不適切なレイアウトの画面を見させられた時であり、そうなった場合はとりあえずウィンドウサイズを広げるなどして横スクロールの必要性を無くそうと思うだろう。
「でも、Excel とかで大きな表を扱わざるを得ない時なんかには力になるのかもネ」
 なるほど。そうかもな。

2003年09月04日23:15:10

ばかぐるま?

 ちょっと目についた記事。イギリスで高性能?の水陸両用乗用車が開発されたと言う話。いくつかのマスメディアで伝えられていると思うが、取り敢えず産経新聞社の『ボンドカー現実に? 水陸両用車、テムズ川“疾走”』など。
「陸上を最大160Km/h。加速性能がどうなのか判らないけど、普通の車なみ。水上を・・・50Km/h?」
 水上を Km/h で言われると逆に判りにくい? 約 27kt ってところか。これはなかなか速い。
「速度もさることながら、水に入ると約10秒で車輪を格納。水上はジェット噴射で進むっていうメカニズムがまた渋い」
 ばかだ、イギリス人。イギリスだから『ボンドカー』などと称されているが、日本で言うなら『ルパン車』になるんだろうか。

「開発したギブズ・テクノロジーズ社の創業者ギブズさん曰く、垂直離着陸機の登場にも匹敵する画期的な車って話だけど」
 そういや、世界初というか、現状ではいまだ世界唯一といっても過言ではない垂直離着陸機のハリアーを開発したのもイギリスだよな。
「いまじゃあすっかり馴染んじゃってるから普通に思っちゃうけど、本来はかなりキワモノというかイロモノの飛行機だよネ。ジェットエンジンの噴気孔を引き回して可変ノズルを付けてグリグリ動かそうなんて」
 結局、一応の実用化はしたがイマイチ未成熟に終わったもう一つの垂直離着陸機、旧ソビエトのフォージャーは、垂直離着陸専用の補助エンジンを積むと言う、力業的な手法だった。・・・まぁ、ノズルで曲げると言うのも充分力業だと思うが。

 ちなみに、ハリアーの後継も模索するアメリカの試作機 F-35 は、次元の違うイロモノ機へ向かおうとしている。
「タービンの回転をシャフトで引き回して垂直離着陸用のファンを回転、そのファンを稼動させる時は背中と腹の部分がバカッと開くと言う怪しさ」
 F-32 の更に次の世代ぐらいのころには(30年ぐらい先?)、変形機構が導入されるのではないかと感じさせるほどダイナミック?な機構だと思う。

2003年09月03日01:37:51

待てば海路の日和あり?

 比較的早いうちに10Mbpsの光ファイバー(Bフレッツ・ファミリー)引いたら、それからしばらくたって、100Mbpsのサービスの値下げが始まり、あー、とか思ってた。
「ま、そんなに引いてすぐに割引開始、って訳じゃあなかったけどネ」
 10Mbpsでも必要充分な速度出ていたので、そのまま待ち。しかし、100Mbpsファイバーの新規加入に対する割引キャンペーンとか始まった他方で、10Mbps→100Mbpsの乗り換えはキャンペーン対象外の扱いで、憤慨してた。
「携帯電話が機種変更より新規契約の方が安かったりするのと似た様な話だったよネ」

 まぁ、いつか機会も来ようと言う事で待っていたら、NTTの職員が来てなんか話してビラ置いて言ったそうである。見ると、なんか実質タダで100Mbpsに変更できそうな話が書いてあった。
「うーん、でもそんなキャンペーンの存在みたいなの、Web上じゃあ見かけなかった気がするけど・・・」
 そう思いつつも、タダっぽいよなぁ、と問い合わせてみると、やはりほぼタダで出来る様な話だった。
「10Mbpsのファイバー引いた人が限られてたから、広く一般向けにキャンペーン打つのやめて、個別対応になったのかな?」
 どうだったんだろう。

 という訳で、ウチも100Mbps環境になった。Web上の掲示じゃあ、10Mbps→100Mbpsの移行時にも、ファイバーの張り直しの工事が必要なことが書いてあったりした気がするが、今回は ONU(光回線終端装置。光ファイバーをLANケーブルに変換する装置。役割的にはモデムに相応)の交換だけで済むと言う話になっていて、実際それで済んだ。
「以前に見て、諦めてた記述は何だったんだろうネ。改めて、10→100の変更の時の流れがどうなってるのか確認しようとNTT西のオフィシャルサイトみてみたら・・・あら、なんだか既述が不明瞭に」
 やっぱり、個別対応なのか。それとも、私の見間違いか。

 まぁ、そんなこんあで、1000Mbpsです。
「・・・でも、普通にネットサーフとかする分には、もう大して差が無いネ」
 そもそも10Mbpsの頃でも、10Mbpsフルに速度が出る事は限られていたからな。しかし、ベンチマークサイトなどで計ってみると、確かに20〜30Mbps程度出る様で、だいたい事前に耳にしていた程度のスペックが出ている様だ。
「焦って工事料とか払って乗り換えずに待ってて良かったネ」

2003年09月01日23:45:34

その場凌ぎ

 些細な小話。

 携帯電話で喋りながら自転車に乗っている人を見た。
「別に珍しいもんじゃないんじゃない?」
 いや、手で持たずに肩で挟んで喋ってたんだな。
「手が荷物で塞がったり、何か作業してたりするときにそう言う使い方している人ってのは珍しくないけど、自転車で?」
 で、ハンドルは両手で持っている。・・・ハンドルを片手で持って、他方で携帯を持った方が自然だと思うんだが。
「ま、携帯使わない作者さんには判りにくい感触だろうネ」

 日頃の通り道に、ここしばらく子猫が三匹ほど群れて居座っている。
「可愛いネ」
 ああやって群れているのも子猫の間だけ。ライオン以外の猫科は単独行動が信条だよな。
「うーん、まぁそうだネ」
 そういう目で見ると、集まってはいる物の、三匹がてんでバラバラの方向を向いてバラバラのことをしてたりする。・・・しかし、近くの食堂から店員のおばちゃんらしき人が出てくると、餌でももらえると期待してか、揃って歩いていく様はやっぱり可愛い。
「野良猫に餌をやるな、なんて掲示見かけるけどネ」
 あんな感じに寄って来られると、餌をやりたくもなるわな。

2003年08月31日01:09:44

エコロジカルPC?

 PC冷却の話の続き。ちなみに最初の動機となったクロックアップ耐性の向上は、さほど目立っては得られなかったようだが、温度自体はかなり下がった印象を受けるので充分満足。

 さて。CPUファンの排気を電源ファンを使って放出する、という感じになった私の PC だが。
「電源ファンでケース内が負圧になって、ケース前面の吸気口とかから自然吸気して換気する状態だネ」
 調べてみると、建物の中の換気形態としては『第三種換気』という形態になるようだ。

 思うに、PC ケース内の換気は、建物の換気と基本的には同じ発想で考えるべきなのではないかと思う。ケースのフレームや拡張ボード類、ディスクドライブ、各種ケーブルなどによって区画分けされた空間の換気は、壁や扉、家具、工場とかで考えるなら機械などで区切られた空間を換気する方法を考えるのに通じるものがあるのではないか。
「建物の換気って、通気のルートと、圧力のバランスの設計がいろいろと奥深いみたいだよネ」
 吸気場所と排気場所が近過ぎると、空気は最短距離を短絡(ショートカット)してしまって、空間全体を冷やせない。吸気された空気が空間全体を巡った末に排気口へ到達するルートを考える必要がある。
「区切られている都合で上手く空気が回らない場合は、吸気口や排気口を複数設ける必要があるんだけど・・・」
 その時、吸気と排気の力配分を間違えると、圧力のバランスが崩れて意図したルートを構築できなくなる。

 私の環境は排気のみをファンで強制的に行う環境だか。吸気もファンで強制的に行う形態は『第一種換気』と呼ばれる。
「圧力のバランスを自由に設計できる形態だけど、設計を誤ると台無しになるのかな?」
 いくつかの空間に区切られた環境を換気する為に、複数の排気ファンと吸気ファンを設けたとする。そのうち、一つの排気ファンのパワーが過大だったりすると、そこに引かれて全体が負圧になり、他の排気ファンが思うように排気できない、などという事態も起き得る。
「建物なんかの場合、吸気の方が排気より力がいる、なんて聞いた事もあるけど、どうなんだろ?」
 また、吸気ファンと排気ファンの配置が悪いと、これまた吸気口から排気口へ向かって一直線に流れるだけになり、区切られた空間の換気がおざなりになったりする。

 私としては、PCは排気のみ強制の第三種換気か、吸気のみ強制の第二種換気のほうがいいんじゃないかなぁと思う。細かい区切りの多いPCケース内では、第一種換気にすると短絡が起き易く、隅々まで効率よく冷やせない気がする。
「まぁ、効率にこだわらないなら第一種のほうが冷えそうだけど・・・効率悪い=強力なファンを要する、だからネ。騒音とか相応に増す訳だし」
 通常は第三種換気だろう。電源ユニットで吸い出してやれば良い。充分に省電力にまとまった PC なら第二種換気もありだと思う。ケース前面あたりから押し込んで、CPUや電源ユニットを通って外に出る。
「この時、余計な穴は塞ぐ工夫が必要だよ。想定外の場所から空気が漏れたり入り込んだりしてきたら、設計通りに空気がながれないから」

 吸気場所と排気場所の確保、それによる通気ルートの設計と、ルート通りに流す為の気密性の確保。その辺が効率的に PC を冷やすコツとなるんでなかろうか。

2003年08月28日23:27:12

循環

 昨日の続き、の前にちょっと補足。そもそも、ケース内の風の巡りについて関心を持った切っ掛けは、しばらく前にキャプチャー専用というか、HDDレコーダー代わりに組んだ静音・省電力 PC を作った時である。
「普通の ATX マザーが入る割には、高さが micro ATX マザー用並になってる小型のケースを買ったら、電源ユニットが普通の ATX ケースでの収まり方を横向きと呼ぶならば、立て向きに収まる構造になってたんだよネ」
 通常は、電源ユニットはマザーボードの上と言うか、地面に大して鉛直方向に上に付いているが、そのケースでは別の意味でマザーボードの上に覆いかぶさる、地面に大して水平方向に上に付いている。電源ユニットを外さないとマザーが実質取り外せないような構造である。そうする事でケースの高さを抑えてあると言う感じだ。
「で、そのケースに付けた電源ユニット、底面に吸気口があるタイプだったんだよネ。そうしたら、丁度ピッタリと CPU の真上に吸気口が来る様な配置になったと」
 これって凄く理想的なんでないか、と思った配置であった。CPU を省電力になる様に調整した甲斐もあって(計算上、12W程度の消費電力に)、ファン一個で CPU と電源が効果的に冷やせる構造に出来、予定の静音を実現できた。

 話が長くなったが、そうして今回の冷却効率向上の発想に至る。最初は、CPU のファンにダクト(排気管)の様な物を付けて、電源ユニット付近へ放出するという事を考えた。
「最近じゃあ、冷却用の PC パーツとして売ってるよネ、そういうの」
 しかし、私が見つける事が出来たのは 6cm 角ファンにでも取り付けるのが手頃かという程度の比較的細いものであった。それに対して、私の PC に付いている CPU のファンは 8cm 角である。
「 6cm ファン用の口に 8cm ファンを付ける為のステップアップリング?みたいなの噛ましたら付けられなくもないけど・・・太くするならともかく、細く変換しちゃうってのは効率の面でいい気がしないよネ」
 ホームセンターなどで代用となるものがないかと思ったが、都合のいい物は見つからない。元々、CPU 付近から電源ユニットに向かうルートは、電源ケーブルや SCSI ケーブルなどに阻まれて険しい事もあって、結局ダクトは断念した。

「そうして辿り着いた結論は、ストレートというか、ローテクな対策」
 ようは、電源ユニットの底面に吸気口を設けてやればスムーズに流せるのである。という訳で、電源ユニットのカバーを外した。
「側面とかも空けさらしじゃあ、思った様なルートで空気が流れなさそうだから、側面とか余計な所はアルミテープなど使って塞いでと」
 そうして、底面の部分に新しい吸気口を作る感じになった。これで、CPU ファンの排気位置の近いところに電源ユニットの吸気口が出来た。
「後は、CPU ファンに風を上方向に曲げる様に斜めにアルミテープを貼って完成。これで、CPU クーラーの排気がほぼダイレクトに電源ユニットに吸われて、ケース外に排気されるルートが完成」
 使ったアルミテープは、以前道に落ちてたのを拾ってきた物なので、結果的に経費ゼロで出来た。

 冷却効率はかなり向上した印象を受ける。具体的な温度測定はしていないが、ジワジワと CPU クーラーの排気が当たるケース側面あたりからケース全体に向かって発熱してくる感じがあったのが、それほど温まらなくなった。しばらく動かした後にケースを開けると、中にかなり熱い空気が溜まっている感じがあったのも、かなり軽減された印象を受ける。
「ちょっとした工夫で結構変わるもんだネ」

2003年08月27日22:13:11

残暑が厳しいですね、などと言いつつ

 私が普段ウチで使っているPC は、Pentium 4 1.6A をオーバークロック動作させている状態である。
「定格は 400 x 4 = 1600MHz だけど、560 x 4 = 2240MHz ぐらいまで上げても結構普通に動いてたネ」
 純正より大型の放熱器を付けているが、ファンはやや静音に分類されるタイプを付けているし、あまり冷やしているとは言えない環境である。

 まぁ、そんな環境で必要充分な性能と安定を得られていたのでそれでいいと思っていたのだが。知人に勧められた 3D のゲームのデモ版など遊ぶと落ちるんだな。
「普通の動作には耐えても、連続して高い負荷が掛かると耐えられないんだネ」
 ある程度オーバークロック量を減らしてやれば動くが。耐性を上げる手段として電圧を上げる、というのは定石の一つだが、イマイチ効果はなく、ある程度下げない限り安定は得られないようである。
「電圧を上げると、その分発熱が増えるからネ。もう一つの耐性を上げる為の定石は冷やす事だから、それを削ぐ事になっちゃうからかな?」
 という訳で、電圧を上げる事より冷やす事を考えてみるか、と思った。

「冷やすと言えば、放熱器の大型化とファンの強化(数を増やす、風力の強いものにする)だけど・・・放熱器を大きくするのはともかく、ファンを強化するとうるさいよネ」
 手間と金を掛けて、猛烈にうるさい 15000rpm の U160-SCSI HDD の制振と隔離をして辛うじてマシに感じるレベルに納めた環境、捨てる気はない。ファンを強化するのではなく、より効果的に換気と廃熱が行われる様に、空気の流れを調整する事に主眼をおいて調整を行う事にした。

 前々から思っていたんだが、ウチのケース内は風の流れが悪い。CPU の放熱器は冷やすファンは吸気での使用を推奨する(放熱器側から吸い上げて、外へ吐き出す)物を使っているが。吐き出した熱風の逃げ場がイマイチない。
「電源ユニットの吸気口からは遠い位置に CPU が来るレイアウトになってるしネ」
 底面に吸気ファンのついたタイプの電源ユニットを使えば結構いい感じに吸い出してくれそうなのだが、あいにく手持ちの電源は底面には吸気口のないタイプである。背面に排気ファンが付いているだけで、吸気口は背面の対面の位置だけの構造。さほど出力の大きくないタイプの電源ユニットでは一般的な構造だと思う。
「逆に、高出力の電源ユニットだと、底面にもファン付いているの多い気がするけどネ」
 ケースにファンを付けようにも、背面に増設できるファンは 6cm 角。以前にやや静音程度のファンを付けてみたことがあったが、大して冷えない割には騒音ばかり増し、しばらくで取り払った経緯がある。やはり、どうにかして電源ユニットに吸わせる方向で考える必要がありそうだ。
「だからって、底面にも吸気ファンのある電源にわざわざ買い換えるのもなんだし・・・」

 さて、話が長くなってきたので、どうしたかはまた今度。

2003年08月25日21:11:59

ちまちまと

 報道ではあまり取り上げられないところでアフガンの状況が悪化してそうな印象。
「少人数でのテロじゃなくて、多人数での襲撃、攻撃なんかも起きてるみたいで」
 どうなるのやら。

 コミ再処理燃料での発電所、燃える。
「・・・原発の方が安全じゃない、とか」
 原子炉には最終手段として ECCS(炉心急速冷却システム)がついている。炉より高いところに貯水タンクがあり、いざとなれば弁さえ開けば後は何の動力に頼る事なく、重力の力で大量注水が行える。

「北朝鮮の貨客船、入港」
 テロ攻撃を仕掛ける勢力は日本にゃさすがに居ないか。
「イスラエルとパレスチナじゃあるまいに」
 検査して、航行の安全の為の装備に何か違反があるとかいってケチ着けてるようだが。
「それはどうなんだろ。なんだか、揚げ足取り臭いっていうか」
 他の船、日本の船でも叩けばその程度のホコリは出てきそうな気がする。
 
 で、そのパレスチナ和平。頓挫か。
「ハマスの幹部って呼ばれる人物って、何人暗殺と言うか、殺害されてるんだろ?」
 殺されれば殺されるだけ、後継者が生まれているんだろうな。
「テロリスト殺すのに、武装ヘリでミサイル攻撃だからねぇ」
 パレスチナもパレスチナで、自爆するは、迫撃砲撃ち込むは、激しい地域である。

「韓国のユニーバーシアード大会海上で、韓国の反北運動家と北朝鮮の記者が乱闘」
 なにやってんだか。

 暗い話ばかり書いても仕方ないので、一つは明るい話でも。
「日本の男子体操、しばらく見てない間にやっと世代交替に成功したんだネ」
 世界選手権、団体でも個人でも、メダルとってたな。率直にめでたい。
「池谷さんとかが活躍してたころ以来の盛り上がりが期待できるのかな?」
 逆に、そう遠くない過去に強かった筈なのに、世代交代が果たせていないところと言うと・・・スキー・ノルディックだよな。季節外れな話だが。
「ジャンプの原田さんや船木さん、複合の荻原さんが活躍していた頃の活気は、戻ってくるのかなぁ」
 あと、F1 のホンダなんてのもありか?
「一向に、復活の兆し、見えて来ないよネ・・・」

2003年08月24日00:42:04

お天気

 今年は冷夏冷夏と言うが、大阪に住んでいると「冷」とまで言えるか、というと言えないなぁなどと感じつつ。
「今頃になって、ちょっと暑くなってきたのかな?」
 農業などやられている方にはたまったもんじゃないだろうが、そうでない人間にとっては冷夏万歳である。過ごしやすい。

 そういや先週、NHK BS-1 で「極限への旅(GOING TO EXTREMES)」という番組をやっていたな。
「イギリスの地理学の教授さんが、イギリスの気候は穏やかなのに、イギリス人はささやかな気候の変動に文句ばかり言っている。じゃあ、本当に極限の気象条件に住む人達はどう暮らしているのか、って訪ねてみる番組だったネ」
 世界一暑い場所、寒い場所、雨の多い場所、雨の少ない場所、の四つを訪ねていた。なんだか、丁度いい年に放送したなぁ、って感じだ。

 ところで異常気象と言うと、とかく「過ごし易かった場所が過ごしにくくなった」という事ばかりに注目しがちな気がするが。
「でも、考えてみたら、そう全ての場所が過ごしにくくなるはずはないよネ。仮に全ての場所で気温が下がった、としたら、もともと暑くて過ごしにくかったような場所は快適になってるはずだし」
 地球上には、異常気象で快適になった場所もあるんだろうと思う。地球温暖化が進んだら、シベリアあたりなんか、とても快適になったりするのかも知れない。

2003年08月20日21:52:02

嫌われ物

 イラクで国連機関を狙ったテロ。
「なんか話が判ってくると、かなり強力な爆発物を使ったって話みたいだネ」
 警備の為に建物の外にブロック塀を新たに設けてあったのに、ブロック塀もろとも建物の一角を吹き飛ばしたらしい。ミキサー車に爆薬を仕込んでいた様で、200Kg以上の爆発物が使われたらしいという記事も目にした。
「200Kgって・・・航空爆弾の 500lbs(ポンド)爆弾相当? っていうか、500lbs爆弾って、入れ物も含めての重さだから、純粋な爆薬の量という意味じゃあそれ以上?」
 どうだろう。まぁ、爆薬の性能の違いもあるだろうから判らないが、このクラスになれば非装甲の標的なら半径数十メートルぐらいの範囲は壊滅的なダメージを受けるだろうし、生身の人間などは数百メートル離れていても破片などで負傷する危険がある。

「当時中で記者会見が行われてて、建物の外の車で待機していたイラク人の NHK 現地スタッフ曰く『建物の中に生きている人は居ないと思った。自分も車の中に居なかったら無事では済まなかっただろう』なんて言うもの納得だろうネ」
 建物の外、それもブロック塀を隔てた向こうからだったから壊滅までは免れた物の、建物の内部に直接突入して自爆されたりしてようものなら、建物丸ごと吹き飛んでいたのかもしれない。

 小銃、ロケット弾、爆薬、テロを起こすには充分過ぎる武器を持っている抵抗勢力がまだまだ存在するであろうイラク国内、当分は静かにならないだろうな。
「まだ起きていないけど、じきに狙撃兵による遠距離からの狙撃テロ?とかも起きても不思議ないんじゃないかなぁ。元々は正規兵だった勢力がテロリスト化したと思えば、狙撃銃や狙撃手が居ても不思議ないと思うし」
 以前、アメリカで連続狙撃殺人事件があったなぁ。最近、イギリスで新たに起きているらしいが。それらは狙撃と言っても 50m 程度、本当に鍛えられた狙撃のエキスパートから比べると狙撃と言うよりただの銃撃の様な距離からの様だが、油断していれば充分過ぎるほどに怖い距離である。
「もし正規の訓練と装備を持った狙撃手がテロリスト側に居たとしたら。150mぐらいの距離までの接近を許したら、ほぼ100%の確率で撃ち抜かれちゃうはず。その数倍の距離でも充分命中を期待できるし、条件が揃えば1Kmぐらい先からでも当たりかねない筈」
 前途多難だな。

2003年08月19日20:55:05

物騒

 世の中、色々と事件は続く訳で。

「イラクでロイターのカメラマンが米兵の誤射で死亡」
 肩に担いでいた大型のテレビカメラがロケットランチャーに見えたという話。
「空自のパイロットさんなんかが WEB 上で冗談まじりに、フェンス越しに航空ファンに特大の望遠レンズを付けたカメラを向けられる状況をして、何かの武器を向けられている様な、なんて書いてたりするのを見かけた気がするけど」
 武器を向けられる様な身の覚えのない日本国内で活動する空自の隊員をしてもそんな考えが少しながらも過ると言うとは、身の覚えがある(数日に一度は襲撃が行われ死傷者を出している)米兵にしてみれば、かなりの脅威として写ってしまうんだろう。
「イラク侵攻その物の是非はともかく、現場の兵士さんの判断を責めるのは可哀相な状況だよネ」
 今すぐロケット弾が飛んでくるかもしれない、相手は自爆覚悟で死を恐れず撃たれながらでも撃ち返してくるかもしれない、そんな状況に何を感じるのか、日本でのうのうと過ごす人間には想像できない。

「アフガンでもなんか結構大規模な襲撃事件があったよネ」
 もはや時が過ぎ終わった様に思いがちなアフガンも、まだ終わっていないんだな。
「ビンラディンも、フセインも、結局は生き長らえてるんだからネ」
 ま、彼らを殺しても捕らえても、それで終わるとは思い難いが。
「実際、イスラエルがパレスチナ武装勢力の幹部を何人殺したところで、報復熱が高まるばかりで対立が収まる機運はないしネ」

 日本国内。あまり大々的には報道されていないが、北九州のクラブ放火事件。
「暴力団追放運動に熱心だったことへの報復攻撃らしい話になってるネ」
 そこまでならありがちな事件の様な気もするが、店員らに取り押さえられた実行犯が現場で舌を噛み切って自殺したと言う話。
「極道の世界って凄いネ・・・」
 特に何か商売でもやってる訳じゃない私には縁は無いと思うが、敵には回したくない勢力である。
「相応に、逆に味方につけると頼もしいのかもしれないけどネ」

 しかし、本当に舌噛み切って死ねる物なんだな。
「ドラマや時代劇で見かけるような自殺法は、実際には死に切れない方法だったりする、とか聞いた気がするけど。無理だってのは、手首を切って死ぬ方法だったかな?」
 人間はそう簡単には即死しない。切腹をしてもなかなか死なないという。
「舌を噛み切るとどうなるんだったかなぁ・・・。残った舌が丸まって喉を塞いで窒息死に至るんだったっけ?」
 その意味じゃあ、意識を失うまでの時間は意外と早い自殺方法なのかもしれない。

2003年08月17日00:04:25

ただいま

 一応帰って来ました・・・。
「なんだかゲンナリしてるねぇ」
 今年もやはり帰省先の寝床が合わないのか。去年より症状は軽かったが、一泊目でやや腰が痛く。まだ程度が軽いやと思っていたら、二泊目で足と頭が痛く。今度は結構痛んだ。
「腰→足と頭、って・・・上下に広がった?」
 そういう問題かよ。

 留守にしている間の面白げに感じたニュース。西部警察、制作中止。
「作者さん、特に西部警察や、石原プロに関心あったっけ?」
 放送するのはテレ朝だから、テレ朝が困るのは小気味がいいかも。
「きゃはは。(^-^; テレ朝系以外のマスメディアの報じ方が楽しげだったというか」
 場面の性質上、現場を撮影していた観衆も多かった様で、決定的瞬間、な映像も多かったようだしな。その辺の映像を見たのは留守にする前で、制作中止が決まったのは留守の間。私が見たのは確か、フジ系と読売系が入手した映像。
「フジ系のはかなり至近距離に突っ込んでくる映像だったよネ。撮影者自身も倒れていたり、負傷者の声を拾ってたり」
『だいじょうぶ?』という緊張感のない第一声に続いて『折れちゃった』とかいう、骨折した被害者の声か呆然とした感じの声、続いて『お父さん!』とかいう、被害者の家人と思われる悲鳴。
「かなり、生々しかったネ」

 個人的には、出動途中で事故を起こしたことを折り込んだ奇抜な新脚本を書いて制作続行! とかやったら面白いと思ったんだが。
「たまにはヒーローも交通事故の一つと言ったミスも冒すって?」
 出動が遅れて犯人は取り逃がすし、刑事は業務上過失傷害かなんかで逮捕されるし、挙げ句は懲戒免職になっちゃったりして。途中でクビになるヒーロー。
「・・・被害者さんに不謹慎だって」

 アメリカ大停電。
「単純にこれも小気味がいい?」
 電力の様な、公共性の高い事業を過度に民営化というか自由経済に委ね過ぎるのはどうなのか、という教訓ではなかろうか。
「以前は西部のカリフォルニアで電力が不足する騒動があったよネ、アメリカ」
 どうなってんだ、あの国のインフラは。
「早いうちにシステムとして完成し過ぎたゆえに、システムの寿命(設備などの機械的な寿命だけでなく、管理の手法などの構造的な寿命)を迎えるのも速くなったのかなぁ?」

2003年08月13日21:53:54

不在通知

 土曜日ぐらいまで帰省で留守です。例によってノートPC+PHSは持っていくのである程度の状況確認はするでしょうけど、そもそもこのごろ更新の気力自体鈍ってる現状と、家人や親族の目があるのでそうPCいじる時間も無かろうと言うことなどあって、更新は期待薄。

2003年08月12日01:59:23

不調

 駄目だ、最近これ書く気力ない。暑さのせいかなぁ。
「気候のせいにしない。そもそも、エアコン付けてるじゃない」
 あうー。・・・まぁ、他に書いてる物があるって都合でもあるんだが。

 しばらく前、"DOG TAG"を付けてる犬を見かけた。基地祭なんかに行くと、作って売ってる業者が大抵いるようなやつ。
「ドッグ・タグっていうと、米軍の兵隊さんが付けてる識別章だネ。二枚一組で身につけて、仲間が戦死したけど遺体を連れて帰る余裕が無くて置いていく時に、一枚を持ち帰って戦死の証拠に、他方を遺体に残して回収部隊が見つけた時に身元が判る様に、って使う物」

 ドッグタグを付けてる犬。・・・ネタ、なのかなぁ。
「でも、ドッグタグっていうぐらいだから、そもそも犬に付ける札なんじゃないの?」
 そうなのかなぁと軽くネットで上で調べるとそんな感じである。犬に付ける札と似た様なもんだったから、俗称としてドッグタグになったっぽい。
「ふーん。それが巡り巡って犬に戻ってきた訳かぁ」

 ・・・だから、どうしたと言う話になってしまった。
「ドッグタグを猫とかに付けたら面白いんじゃない? グルッと回って余所に行っちゃった、と」
 どうなんだか。

2003年08月07日22:19:16

ニホンゴムツカシイデス

 国立国語研究所が、外来語の日本語への置き換えの第二回目の案を中間発表したそうだが。
「第一回の時は、なんかここで触れてたっけ・・・?」
 ん、過去ログを振り返ってみると、ごく簡単にしか触れてないな。取り入れるべきでないかという外来語として『ユビキタス』を私は挙げていたが、取り入れられたようで。

 私が第一回目の時に思っていたのは、新しい外来語に対して、既存の日本語の枠に囚われた訳を付け過ぎでないか、という印象がある。
「新しい外来語には新しい日本語、ようは、新規に新語を作ってあてがうべきでないか、ってネ」
 その点、第二回ではある程度、新語と言える様な新しい表現の導入をしている様だ。

 今回の案の中でこれはいい!と思ったのは、前回取り入れるべきだと思ってたユビキタスの置き換え案。時空自在
「いつでもどこでも、多くの人が同時に、みたいな意味合いになるのかな、ユビキタス」
 場所や時を選ばない自由な環境というニュアンスを、上手く表現できてるんでないか、時空自在。

「でも、何だかんだ言って、置き換えても判りにくい様な表現も多いみたいだネ」
 そりゃあ、しかたない。日本語にだって難しい表現はある。以前、慣用句とかに対する理解度を世論調査したら、かなり悪い結果が出たと言うことが話題になった事がある。
「楽して物の理解は出来ないってことだネ。新しい言葉、新しい情報に対応する為には、相応の勉強も必要と」
 伝統的な言葉、既知の情報に対する対応も甘くなりつつある時代に、それに加えて続々と現れる新しい何かに対応しろと言うのは難しい問題なのかもしれない。

2003年08月05日00:35:03

楽しい旅を

 私がほぼ毎日チェックするサイトの一つに、デイリーポータル Zがある。
「Webやぎの目の林さんが編集長?のサイトだネ」
 独自の取材?に基づくコンテンツも原則毎日更新されているが、既存のサイトを探し回って得てきたオススメ情報も毎日多数紹介されている。

 さて、その紹介サイトの中で非常に目についた物があった。あんきょのホームページの『世界の「珍名」所大集合』。
「日本語風に発音と言うか、片仮名表記とかしちゃうと凄く恥ずかしかったり間抜けだったりにする地名を集めたコンテンツだネ」
 海外のみならず、国内の変な地名も網羅。『阿保』が複数あるのとかには笑った。
「アホのあほは『阿呆』だから、字は違うんだけど・・・うーん、近い」

 それよりもこのサイトの素晴しいところは、ただ地図上で探して笑っているだけなく、実際に現地に取材?に言っている所だ。・・・行ったからって、別に面白い何かがあるのかと言うと無い気もするが、単純に笑える。

 なんて看板が堂々と上がっている場所があるのを示されると、笑わざるを得ない。
「そんな馬鹿馬鹿しいネタだけど、必要以上にウケを狙わず、結構淡々と観光ガイド風に仕立ててある辺りがまた笑いを誘ったりするんだよネ」

 面白いよ。

2003年08月04日00:08:45

ビリビリビリ

 テレビ見てて、しばらく振りに見たかな、と思った関西ローカルと思われる CM。関西電気保安協会。
「♪かんさい〜 でんき ほ〜あん きょ〜かい、といえば、関西じゃあ聞き覚えのある人、多いんじゃないかな?」
 その名の通り、電気の保安をやっている協会である。

 この協会の CM・・・昔から、ばかだ。主に現職の職員と思われるおじさん達が主演?なのだが、生真面目だが素人臭い演技で毎回バカなことをやっている。
「途中でやってて笑い出しちゃわないあたりは凄い?んだけど」
 その辺の独特の堅さがいい雰囲気を出している。オフィシャルサイトとかで CM も紹介されてないかな・・・と調べてみたら、あった。関西電気保安協会。結構いろいろと過去の CM が公開されている。
「きゃはは、見た事あったよねーこういうの、ってのが一杯」
 なんだ、CMフェスティバルなるものでなんか受賞とかもしてたのか? まぁ、あのインパクトと面白さなら、賞が取れても不思議じゃないと思うが。笑いのネタとして。

 最近じゃあ、現場急行篇がお気に入り?だ。
「他も捨て難い個性があるけどネ」
 関西以外にお住まいで見た事ない人も、見た事あるよと言う人も、見てみて笑って頂きたい。

2003年08月03日00:52:19

次世代携帯・・・というか、もう現世代なのか?

 私の知人がFOMAの携帯を買った。
「えー。FOMAって色々ダメな噂の多い機械だと思うんだけど」
 その辺、ある程度知ってた上で買ったみたいだか。・・・しかし聞くのは愚痴ばかり。

 やはり、電池は持たない様だ。
「高速高品質通信≒高出力通信≒高消費電力、だからネ。やっぱり」
 声で喋ることをイメージして欲しい。小声で早口に喋ると聞き取りにくいと思う。聞き取れる様にしようと思ったら、大きくハッキリと喋るか、耳元に近づいて喋るか、の必要があるはずだ。あまり大声で喋っていると人間なら声が枯れるが、携帯なら電池が切れる。高出力の電波を発信していると。
「逆にPHSなんかは、距離を縮める事で低い出力で比較的高い通信品質を確保してるんだけどネ」
 まぁ、電波の出力を上げずに品質を上げる様な工夫も当然出来るしやってるんだと思うが、限度ってものがある。

 見たところ、使用している電池は 800mAh の電池だった。
「従来の携帯に入ってる電池は700mAhぐらいじゃないかな? 大して増えてないネ」
 533048(厚さ 5.3mm x 幅 30mm x 高さ 48mm)サイズの電池の様だ。従来は 523436 や、433048 辺りが使われてたんでないかと思う。少し大きくはした様だが・・・その程度では足りないんでないか。
「なんていうか、ノートパソコンとか見たいに、バッテリーパックL、見たいな大容量タイプのオプションのリリースも考えないといけない時代?」
 どうだかね。それかいっそ、標準の電池をもう少し大きくするか、だ。523450 にすれば 900mAh 程度は確保できるだろうし、633450 まで大型化すれば 1Ah 近くまで行くだろう。
「思い切って、18650(直径18mm x 高さ 65.0mm)サイズの円筒電池とか入れるとか。2Ah ぐらい確保できるよ」
 ・・・重いって。

 あと、その知人、買って一週間も立たずに水没させて落胆してた。それも、雑巾掃除に使ってた汚い水入りのバケツ。故障はしなかったようだが。
「水没すると、保証が効かなくなるんだっけ?」
 そのはず。水がつくと変色する物質を塗り付けてある箇所があって、変色が確認されたら保証が効かなくなる。数秒で引き上げたのに変色してた、と嘆いてた。
「ありゃりゃ。防水性悪いネ」
 思った以上に奥まで水がはいっていた様だ。FOMA には中に契約情報が登録されたカードが刺さっているのだが、何気なくそれも抜いてみたら、そこまで水は入っていた。
「そんなに防水性悪いと、夏場、汗かいた手とかで操作すると結構危険なんじゃない?」
 そんな気もするなぁ。長時間腕に密着した状態で使う、腕時計なんかの場合は、汗だくになりながら使うなら10気圧防水(水深100mまで潜れる防水)ぐらいはあるものを使った方がいい、なんて聞くぐらいだしなぁ。

2003年07月30日21:39:42

ハイエンドマウス、その後

 Logitech(日本ではLogicool)の充電式ワイヤレス光学マウス Mx700 を使い始めて半年ぐらいになる。この手の物は使い込んでいく過程でより評価が固まっていく物だと思うので、経過など書いてみたい。

 結論からいうと、非常に良い買い物だったと思う。従来のボール型マウスの様に機械的に動く部分が少ない分、性能の劣化が少なく、一方的に操作に馴染んで使い心地が良くなる感じである。
「光学センサーの感度は、差し当たって落ちる様な物じゃないしネ。いつかは発光体が劣化してきたりするのかもしれないけど」
 ボールは、使っているうちに磨耗や汚れ、特に油分による空回りが増えてきて操作性が悪化してくるものだが、その点、光学マウスはその心配がない。
「初期の光学マウスは、光学センサーの反応速度や感度が問題視されたらしいけど、Mx700 はその辺は克服された世代のセンサー積んでる感じだしネ」

 それでも機械的に動く部分。各種ボタンやホイールの回転などの操作感も、差し当たって半年程度では変化は見られない。
「たくさんついてるボタンの使い方に最初は馴染まないかもしれないけど、使っているうちに手放せなくなってくるよネ」
 その他のマウスを握った時に、ついつい Mx700 のつもりでありもしないボタンを押そうとしてしまう。

 劣化が見られるのは、実用上差し支えないところでは塗装。充電器と接触する部分の塗装が擦れてハゲてきたり、手でいつも握っている部分の塗装が変色したりしてきた。
「ま、見た面の問題だけだけどネ」
 しかし、半年程度でこの変化はどうなんだと言われれば、言われる様な物だと思う。

 多少の問題を感じるところでは、充電器の接触の問題がある。充電器に置いても充電が始まらないことが多々あった。
「端子が汚れ易いんだよネ。マウス側の端子がモロに露出してるから、すぐに汚れがついちゃう」
 しかし、下手に奥張ったところに端子を付けたところで汚れは入り込んでくるだろうし、逆に掃除がしにくくなって不便と言う判断での配置なのかも知れない。汚れ易いが、掃除もし易い。
「携帯電話とかにある様な、非接触型の充電器って手も無くは無かったと思うけど、それだとあまりたくさん電流流せなくて、充電の速度が遅くなるだろうしネ」
 時々、CRC5-56 とかでも付けた紙で拭いてやったら、汚れの付きも少しは抑えられていい感じな様である。ま、単にこまめに爪先で擦ってやる程度でも汚れの定着は防げるが。

 結構問題になりかねないところでは、裏面の滑りを良くする為のパットが剥がれてきた。小さなパットが五ヶ所に貼り付けられているのだが、左ボタン下にある一枚が剥がれると言うか、ズレてきている。元の位置に戻してやればしばらくはそこに収まるが、時間の問題で再びズレる。
「でも、作者さん、マウス使ってると、遅かれ早かれその手のパットって剥がれてきてなかった?」
 剥がれてた。という訳で、殊更に剥がれるのが速いと言う印象は受けていない。私の力加減が悪いんだろうかね。これまでマウスを使っていて剥がれに悩まされてきた人は、Mx700 を使ってもやはり剥がれには遭遇すると思う。
 ただ、ズレて来たのは五枚中一枚であるとともに、ズレてきても操作性の変化はあまり感じない(見てみて初めて気づく)という事を付け加えておく。

 最後に、純正の単三 NiMH 二本に代わって、軽量化の為に単四 NiMH 二本をアダプタ噛まして入れて使った事の経過だが。
「そもそもその経過が、今回の話書こうと思った切っ掛けだったんだけどネ」
 半年ほど経ったら、うまく充電出来なくなってきた。説明書を紛失したのでよく判らないが、充電器に置くと、見るからに充電不能を示す様な赤ランプが点滅したりした(本来は緑色)。
「単三 NiMH のつもりで充電器は働いてるんだから、単四にしては充電電流が大き過ぎて(急速に充電し過ぎて)劣化が早まったとか?」
 そうだったりするのかなぁ、などとも思ったが。結局は、NiMH の悪い方の特性、メモリー効果の影響だった様である。
「そういや、中途半端な充放電を繰り返す使い方になるからネ。メモリー効果が起きてもおかしくない?」
 二回ほど、満充電→完全放電を繰り返してやったら、快調になった。

「適当な、なるべく消費電力の低そうな機械でしっかり放電してやってネ」
 私は、ペンライト→コードレスヘッドホンの組合せを放電器に使っている。デジカメなんかの場合は、デジカメが動かなくなった後でもまだペンライトはしばらくつく。コードレス光学マウスは動かなくなった段階でペンライトももうつかなかったが。その後、コードレスヘッドホンに入れてやるとまだ音が鳴るので、数時間放置して鳴らなくなるのを待つ。それで完全放電と見なしている。ちなみにその後の状態で安物のテスターで図ってみると、0.9Vを少し下回るぐらいにまで電圧が下がっている様だった。

 余談だが、その完全放電によるリフレッシュをやってる間、純正の単三 NiMH で使ってたんだが。久しく単四の重さに馴れていた後だと、結構重いもんだな、と感じた。
「一番最初、単三で使ってた間はそんなに重いとは思ってなかったのにネ」
 慣れと言うのは怖い物である。

 ま、そんな現象はあったが、現時点の印象としては、単四 NiMH で使っても差し支えは無さそうである。

2003年07月29日00:45:40

噴進

 昨日、というか暦の上ではもう一昨日か、映画『レッドオクトーバーを追え』も NHK BS-2 で放送してたな。
「ソビエトの最新原子力潜水艦が処女航海で、ベテランの艦長とそのシンパの士官が船ごとアメリカに亡命を試み、ソビエトは逃亡者として追い、亡命希望とはまだ知らないアメリカは敵対行動として追い・・・といった感じに話が進むフィクション戦記である。じっくり見てみたのは、初めてだと思う。
「ノンフィクションの小説『敵対水域』なんか読んだ後じゃあ、やっぱりちょっとフィクション臭さがするかな?」
 しかし、クレイジーイワン(実在するソビエトの潜水艦の操艦技術のアメリカ側の呼称。突如急激に180°以上転回し、真後ろを振り向いて追跡者が居ないか探る)とか出てくるのをみてほくそ笑んでみたり。

 ところで見ていて思ったが。魚雷を回避する為に放出する、泡を撒き散らしながら漂う囮を『対抗策』と日本語字幕では訳していた。判り易いが、安易な訳だなぁ。
「あれ、なんて言うんだったっけ? えーっと・・・」
 思い出せないなぁ。思い出せない以上、文句言えた立場じゃないが。結局、英語ではどう言ってたのかのかも聞き取れなかったし。潜水艦が魚雷防御に使う装備には、その泡を出して音波での探知を妨害する囮(魚雷を迷わせる)と、母艦のスクリュー音などを模した音を発して欺瞞する囮(魚雷を偽物に引き寄せる)とがあったと思う。後者がデコイ(囮)であって、前者はまた何か違った呼び方をしたんだったと思うが・・・うーん。

「まぁ、軍事用語の邦訳って、あやふやなこと多いよネ」
 最近見たので一番凄いと思ったのは『ロケット自走式手榴弾』である。イラクで米軍兵士がそれで襲撃されたそうだ。手榴弾が自走するってのは何だ。車輪でもついてるのか。
「旧ソビエトの RPG、Rocket Propelled Grenade のつもりだろうネ。rocket = ロケットは普通っていうかそのまんま、grenade = 手榴弾もまだ許せるとしても、propelled = 自走って何? 『推進』じゃないの、普通」
 無難に訳すと『ロケット推進グレネード弾』とでもなるんだろうか。グレネードは直訳すると『擲弾』、投げつけて使う爆弾の事になり、ほぼ手榴弾のことになる。しかし、手で投げる程度の爆弾をそのまま手で投げるより遠くまで飛ばす為の簡易な発射装置、グレネードランチャー(擲弾筒)が開発された都合、グレネードと言う言葉に対する訳はややこしくなった。
「人間が手に持って発射できる程度の小型の炸裂弾、ぐらいの意味合いになったのかなぁ?」

 ちなみに RPG を無理に全て邦訳すると『噴式擲弾筒』とでもなるんだと思う。
「単にロケット弾だと『噴進弾』。ロケットで推進で推進する方式、って意味じゃあ『噴式』。そんな感じかな、日本語での扱い」

2003年07月27日23:24:15

MMO野球

 今日、NHK-BS2 で劇場版の『タッチ』を三本まとめてやってたな。
「作者さんって、タッチ見てたっけ?」
 全然。双子の片方が事故で死んでその意志を継いで云々とか言う大枠ぐらいしか知らなかったので、まぁ、復習?になった。
「何に役立つ復習なんだか」

 さて、野球物を見ていて思い出したんだが。全員人間が操作する野球ネットゲームってどうだろう、なんて話を知人としてた事がある。
「全員人間って・・・守備とかも、ポジション一つ一つを人間が一人一人ってこと?」
 そう。
「それって守備はまだしも、打撃の時は打順が回ってくるまでは待つだけ?」
 基本的にはそう。相手投手の球筋見たり、応援でもしながら。
「う、うーん。その回に打順回って来なかったら、待つだけで打撃は終わり?」
 っていうか、代打や代走要員、守備固め、それにリリーフピッチャーやクローザー、敗戦処理も人間で。
「きゃはは。(^-^; それって、試合展開次第じゃあ、出番無いまま終わっちゃうわけ? 出番あるにしても、クローザー担当になると、八回や九回になるまで仕事無し?」
 そんな事は無いぞ。リリーフピッチャーとかだと、試合展開を見ながら、そろそろ出番が来るかも、と思ったら、ブルペンに行って投球練習を始めて肩を温めておかねばならない。代打要員にしても、素振りでもしてフォームのチェックを。

「き、厳しい・・・。(^-^; かと言って、練習をやり過ぎると本番に出る前にバテたりして?」
 そう。その一方で、突然の乱調や、負傷などの理由でスクランブル登板をさせられる可能性もある訳で、その場合は思った通りに動かない身体と相談しながら投げねばならない。
「うーん・・・」

「いっそのこと、審判も人間でやったりして」
 それもありだろうな。機械的な判断による模範解答は審判役プレーヤーには伝えられるが、そこに人間らしい判断、良く言えば個性、悪く言えば癖やエゴを加えてジャッジできる感じで。
「今日の球審は低めをなかなかストライク取ってくれないなー、とか?」
 そそ、そんな感じ。この審判はあのチーム贔屓だよ!なんて言われる悪役審判も居ても悪くはないだろう。悪役。

 どうだろう?
「・・・守備固めとか、代走要員とか、さらには敗戦処理投手とか、地味な役のなり手が確保できるか厳しいゲームになるだろうねぇ」
 やっぱり?

2003年07月26日01:41:30

至近未来兵器?

 映画『ハルク』が若干気になる。
「アメコミのキャラクターだネ。ディープなファンの多い世界って印象があるよネ。ファンの目は厳しいんじゃないかな? ・・・でも作者さん、そう言うのに関心あったっけ?」
 いや・・・ラプターとかコマンチらしきものが出てくるのに、そろそろ映画の中の兵器も世代後退の時期か・・・と。
「そう言う理由かい。(^-^;

 F-22 RAPTOR。F-15 EAGLE の後継として開発された、制空戦闘機(航空機を撃退する為の装備)である。世界初の本格的ステルス戦闘機と呼べよう」
「F-16 や F/A-18 なんかも、多少のステルス性(レーダーへの映りにくさ)を考慮してあるけど、殆どオマケ程度。F-117 は、ステルス戦闘機と呼ばれたりもしたし、米軍機の命名法則で言う戦闘機を現す F ナンバーが付いてるけど、実態は攻撃機。戦闘機と呼べるほどの機動性能というか空中戦闘能力はなし」
 その点 F-22 は、ステルス技術力の向上と、ステルス一点張りでは無い設計思考で、それなりのステルス性能と、それなりの空中戦闘能力とを併せ持った戦闘機に仕上がった、という話になっている。実態がどうかは知った事じゃないが、話の上ではそう。
「でも、冷戦の終結とかの煽りを受けて、予算圧縮、配備が遅れたり調達数が減ったりで、なかなか F-15 からの世代交代に至ってないのが実情。制空戦闘機として設計したはずが、配備される前から戦闘攻撃機(地上施設などの破壊も出来る戦闘機)への転向の話が出てきたりして」
 どうなるんだろうな、現実の F-22。F-15 を保有する日本としては、いつかは後継機として買わされるのではないか、という印象なのだが。

 RAH-66 COMANCHE。AH-64 APACHE の後継となる攻撃ヘリコプターという認識で良いと思う。しかし、頭に R が付く様に、偵察(Reconnoiter)ヘリコプターの側面も持ち、観測ヘリコプターの OH-6 などの後継にもなり、既存の機種の任務を統合した多目的ヘリコプターになる、って話だったと思うが・・・。
「これもまた、調達数が削られたりしてるみたいだけど」
 こっちも、世界初のステルスヘリコプターという扱いになるんだろう。それゆえの、従来のヘリコからはかなりかけ離れた雰囲気のフォルムを持つ。また、これまでは、ヘリコプターの攻撃は火器管制官の目視に頼るところが少なくないという思想から、火器管制官が視界の良い前席、操縦員は後席に座ると言うレイアウトがスタンダードだったが、コマンチでは逆になる。
「各種センサーやレーダー主体で攻撃するから、目視の必要性は下がって、前に座る必要は無くなった、という話みたいだけど」
 まぁ、戦闘攻撃機とかの場合は、それが普通だったが。視界の良い前には操縦員が、後席には火器管制や航法士官が、ってのが。
「地上の対空車両や随伴歩兵、ゲリラ兵なんかと接近戦闘になりがちなヘリコで、センサー頼みで大丈夫なのかな、って気もするけどネ。潜伏していたゲリラが携行ミサイルを担いで不意に現れた!とかいう場合にどうなのかな、とか」

 現実の世代交替はまだ進んでいないが、一足先に映画のなかで世代後退が進む様である。
「F/A-18 なんかは、実際に配備された数とかの割には映画とかへの登場例が少ない、見たいな話を聞いたことあるんだけど。映画の世界じゃあ、出番が来ないままに引退なのかなぁ?」
 空母から飛び立つ艦上戦闘機としては、まだまだ後継となる F-32 の時代は遠いからして、空母が登場する様な映画となれば、かなり本格的な改良を終えた F/A-18 の最新型、F/A-18E なんかには、まだ出番の機会は巡ってくるのかも。
「それでもやっぱり、従来型の F/A-18D 以前は出られないまま?」

 その他、クラスター爆弾が着弾した様な雰囲気の映像も CM の中で目にしたりして、それなりに気になる。・・・が、まぁ、進んで見に行くほどでは無いと思っているが。
「なんだ、結局見ないんだ」
 ま、いずれテレビ放送でもされればとういことで。はい。

2003年07月24日00:19:38

政治系

 イラク情勢。
「フセイン元大統領の息子二人の所在情報を入手、襲撃、殺害に成功だってネ」
 客観的にみると、人を殺したことを米英が喜んでいるニュース。

 国内政情。
「民主党と自由党、合流の方向で同意だってネ」
 小沢(自由党党首)なんかと組んでいいのかよ、民主党。ただでさえまとまりの悪い政党なのに。
「旧民社党系、旧社会党系、自民党から離党組、その辺のごっちゃまぜだっけ?」
 ちなみに、小沢も自民党から離党した一人。っていうか、離党劇の主導者。
「合流したはいいけど、じきに分裂っていうか分解しちゃったりして」
 社民党の方も、辻元さんの件が蒸し返されてきてピンチだしなぁ。その辺も合わせて、野党の大規模再編に向かうのかもしれない。

 辻元元議員問題。
「社民党サイドと、検察サイドとの見解や情報をイマイチ併せて報道しないから、判りにくい?」
 社民党に言わせれば、何を今頃になってという見解。時間も充分経っているし、解散総選挙はいつかと囁かれる様な時期の逮捕劇には政治的意図を感じるとかなんとか。
「検察に言わせれば、捜査に非協力的だったり、関係者の証言に食い違いがあったり、一部容疑を否認するとも取れる言動を取っているとか、充分時間をかけたが充分な成果が得られなかったから、みたいな話になってるのかな?」
 どうにしろ、法に抵触する行為が存在したのは事実な様だし、それをうるさく指摘していた側だけに、守りに回るとさぞかし辛かろう。

2003年07月22日22:01:38

プチ・バードウォッチング

 外を歩いていると、何やら『ピィピィ』と、雛鳥っぽい声が聞こえる。
「ツバメとかスズメとか、子育てのシーズンかな?」
 結構大きな声がするな、と思って見回すと。ヒヨドリの様だ。
「へー。ヒヨドリの雛鳥って初めて見たんじゃない?」
 まぁ、雛と言っても巣立った後、自力で一応飛べる様になっている段階だったが。

 巣立った後のスズメの雛鳥が、親について回って小刻みに翼を振りながら餌を求める様子はしばしば見たことあるが、ヒヨドリも意外と似た様な動きをしていた。
「へー、かなり大きさもスタイルも違う鳥なのにネ。意外なところで似てるんだ」
 親鳥は何か大きな餌をくわえていた。丸飲みにするにはかなり大きい。クチバシの先でグルグルと回しながら噛み潰そうとしているようだ。
「植物の実とか、そうやって食べてるの見たことあったっけ。器用なもんだったよネ」
 しかし、一向に潰れない様だ。虫か何かなのか? 堅いのだろうか。途中で一度、雛にやろうとしたが、やっぱりまだ大き過ぎて駄目だと思ったか、やめて雛から離れて、また回したりしている。
「何食べようとしてるんだろ?」
 それなりに高い電線の上の出来事で、よく見えない。

 しばらく目を離して、また見てみると、まだ回していた。更に見ていると、落っことした様に見えた。が、まだ口にも残っていたので、割れたんだろう。
「何、何? 何が落ちたのか、見てみようよ」
 という訳で見てみると。それらしい場所に落ちていた物は、セミの頭。(厳密には胸部か)
「な、なんかシュールな落下物・・・」
 しかし、セミなんか食べてたんだな、ヒヨドリ。
「ま、夏になるとたくさん出てきて、しかも大きさがあって食べ応えがありそう?な虫さんだからネ。考えてみたら、そりゃそうかな、って気もするけど」

2003年07月21日17:28:06

宿題

「ごぶさた」
 暑くなってきたからかなんなのか、ダレてます。

 さて、HDDレコーダ代わりを目指していた PC のおまかな結末など。結局マザーを買い換えた。ABIT の ST6-RAID。i815EP B-step が載ったマザーである。
「へ、RAID? 別にそんなの要らないでしょ? 普通のキャプチャに RAID 0 が必要な程の転送速度要らないし。凝った編集をするには HDD は速いに越した事ないけど、そんな予定は無かったよネ?」
 いや、今時 Socket370 マザーの選択肢と言うと、幅が狭い。条件に合う物を探していて行き着いた中古パーツに RAID が載ってたと言うだけの話。特に使う気は無いが、別に載ってるがゆえに殊更割高と言う事でもなかったのでそうなった。

 で。今度のマザーは、特別な小細工をしなくても CPU の電圧が BIOS 設定でいじれる! もちろん、1.30v より下の電圧も出る。
「今度はソケット割らなくていいんだネ。初めからそう言うの買えば良かったのに」
 過去の既述の通り、全ては VC-SDRAM のせい。あう。

 電圧を充分に下げられるならばということで、一度は使用を見限った Pentium III-S を再び試してみた。最低の 1.050v に設定すると何故か 1.3v ぐらいの電圧が出たが、一つ上の 1.075v はちゃんと出た。その電圧でも FSB100MHz x 8.5 = 850MHz では問題なく動く様だ。
「そこまで電圧が下がるなら、Pentium III-S も悪くないかな? 一般論的には、消費電力はクロックに比例、動作電圧の二乗に比例するっていうから・・・クロックが 1133MHz → 850 MHz で 75%、電圧が 1.45v → 1.075v の二乗で 55%、合わせて41% ってとこかな? 標準の消費電力は 27.9w だから、11.5w ぐらい?」
 どうなんだろうな。どういう測定をしているのか知らないが、sandra に消費電力を示す項があるのだが、その数字もそのぐらいを指す。ただ、III-S のデータシートを見ていると、消費電力は、クロックに対してはその平方根に比例しているように見える。そうだとしたら、効果はしめて 48% 程度、13.3w ぐらいと言う数字になるんだろうが・・・。
「どっちにしても、ノートPC なんかの場合で、ファンレス構造を期待できる境界は 15w って話だったと思うからネ。それを下回る数字に収まったのかな? あと、アイドル時の消費電力の多さが本当にリーク電流のせいだったら、これだけ電圧をさげたら結構改善される筈なんだけど」
 ファンを付けてしまったので、アイドル時の発熱度合いは今ではよく判らない。しかし、全体としての発熱はかなり少ない所でまとまっている様だ。これで行こう。

 ただ、前回のマザーと若干 CPU の位置がズレたので、CPU クーラーの排気をストレートに電源ユニットに吹き込ませるには少し難が出来てた。しかし、考えてみれば別に CPU 側からの排気にこだわる必要は無い訳で、外していた電源ユニット側の吸気ファンを復帰させた。かなり風力と騒音のある 9cm ファンだったが、電圧を 12v → 5v に下げてやれば差し支えない範囲に収まったようだ。CPU の冷え加減は悪くなるが、そもそもの発熱がかなり低くまとめたので大丈夫だろう。しばらく動かしても、電源ユニット自体、CPU 共に発熱は特に気にならない。
「不用意に風力を下げると放熱不足になるから、それなりに検証をした上でその辺の調整はやってネ」
 実際には、元々のファンはだいぶガタが来ていて(そもそも、そのガタに嫌気がさして別な電源に買い換えて退役してた電源)5v で低速回転させても時々異音が鳴った。そんなわけで、ファンだけ買い直したが。

 で、買い換えを最終決定させた、ATI の All In Wonder RADEON 9000pro との相性だが。全く問題なくなった。
「じゃあ、これで一応の完成なのかな?」
 AIW の音声入力回りの配線でちょっともたついたがな。サウンド機能の LINE-IN 端子へ外から回す標準のケーブル接続形態だと、なんだかノイズが乗った。なんだかんだ言って、オプション扱いの内部接続をしようと思ったが、その手のオーディオ関係の内部接続用ケーブルは、似ている様で微妙に違う種類が複数あって判りにくくて困る。ちゃんとしたケーブルを用意すればいいんだろうが、余り物のケーブルを流用すると混乱して、随分手間取った。結果的には、良い状態に収まったが。

「だいぶ二転三転したけど、今度こそ OK?」
 OK... なんだろうなぁ、多分。あとは、キャプチャーのビットレートをどの程度にするのかとか、そう言う調整をすればいいだけだと思う。

2003年07月17日00:03:49

混沌

 おもむろに思い出した様にイラク情勢とか。
「この後、ちょっと動きがあるネ。イラクの核開発疑惑の根拠の一つとなってた、ウランの輸入に関する情報が実は捏造だった、なんてことが明らかになったり、そう長くはならないと言われてた米軍の駐在がまたも延期されたり」
 空母甲板上で行われた実質上の勝利宣言の日以降も戦闘は絶えず、平均すると一日一人は米兵が死亡していると言う。当然、負傷者はその数倍に上るだろうし、人的被害以外にも、車両なり建物なりの物的被害も積み重なっていることだろう。
「不満の声がアメリカ国内なり、派遣されている米兵の中からなり上がり始めてるみたいだけど。どうなるんだろうネ」

 そんなイラクに、日本は自衛隊を送ろうか、といってる訳だが。
「危ないから言っちゃ駄目、なんて日和見なことは言わないけど、危ないところに行く、っていう相応の覚悟は必要だろうネ」
 相応の装備や、それの使用に関する法整備は不可欠だろう。戦車はさすがに持っていけないし必要もないだろうが、小銃程度には耐えられる装甲車両ぐらいはいるんでないか。
「その程度の装甲だと、RPG撃たれると厳しいんだろうけど・・・その辺は我慢のしどころだろうネ」
 後は、被害、特に人的被害が出た場合にそれを受け入れられる世論を築けるか、なんだろうが。
「その辺が、一番難しいんだろうネ」

2003年07月15日00:09:21

いんたーばる

 今日はちょっと、お馬鹿なサイトを教えてもらったので紹介したい。『うるふの怪しいホームページ』 日産のちょっと古いスポーツカー、180SX をお題にしたサイトなんだが。
「およそ、スポーツカーのイメージからはかけ離れた色の濃いサイト。それなりの走り屋の顔も持ちながらも、それ以上の怪しさが光るサイトって言うか」
 取り敢えず『ゲリラ実験室』を見るべし。180SX を使ってあれこれやっているのだが、馬鹿だ。
「具体的に何やってるのかは、見てのお楽しみってことで。着眼点自体がネタだから、書いちゃうと面白味削ぎそうだし」
 そんなこんなで、今日は簡潔におしまい。

2003年07月13日23:39:41

第二の罠、そして・・・

 事態は極めて悪い。マザーボードを買い直せばならない事になってきた。
「 CPU 買い直すは、マザー買い直すは、何やってんのよ」
 VC-SDRAM が悪いんだよう。VC-SDRAM が。

 買い直しに至る以前。FSB 112MHz で動かそうとすると、メモリ設定次第でなんか不安定になるなー、と悩まされた。
「作者さんの VC-SDRAM 、PC133、133MHzが定格のメモリだよネ? なんで?」
 マザーの BIOS セットアップの表示が、なんか判りにくいんだよなー。メモリクロックが、66/100/133/auto しか選べない。FSB 112MHz に 100MHz では不釣り合いだし、133MHz では過大。auto にすべきなのかなー、などといじっていたのだが。結局、どういうクロックで動いてるんだろうと不審に思った挙げ句、システム情報の取得とベンチマーク用のソフト、sandraで調べてみると。どうやら、FSB 112MHz にメモリクロック 133MHz の設定をすると、112MHz の 133%、149MHz で動いている事が確認できた。auto でもそうなった。100MHz にすると、100% の 112MHz になっていた。
「133 や auto にすると、メモリがオーバークロックになって不安定になってたわけだネ」
 FSB より遅いクロックでメモリを動かすのはなぁ・・・と思っていた訳だが、これで悩まず 100MHz の指定で動かせる。

 そうして、112x6.5=728MHz で充分安定稼動できることが確認できた。本来はMP3エンコードソフトの午後のこ〜だが持つベンチマーク機能の一つ、耐久ベンチ、連続してCPUに負荷を掛け続けるものを二時間ぐらい走らせてみても、問題ない。
「この辺までは、結構良かったのにネ」
 発熱の問題も、この段階ではいい方向に向かっていた。ケースの構造の都合による電源ユニットの配置、電源ユニットの吸気口の位置、マザーボード上の CPU の位置が、示し合わせた様に都合のいい配置になっていることに気づいた。吸い出し向きに付けた CPU クーラーのファンの排気を電源ユニットの吸気口から入れてケース外へ排気するという、ファン一個で CPU と電源を冷やせる配置に出来た。
「午後ベンチ走らせ続けても、マザーのセンサーの値は 50℃を越さない程度だし、ケースを手で触っても 40℃強ぐらいまでにしか上がらない感じかな?」
 その配置に気づかず、キチンと CPU クーラーから電源ユニットに吹き込む様に微調整をする以前は、センサー類の温度は60℃を越してたと思うし、ケースも50℃ぐらいまで温もっていたと思う。風の流れって重要だなぁと思い知らされた。

 その他、ここに至るよりずっと前の話。久しく使ってなかった、IDE → UW-SCSI 変換アダプタを復活させてみた。
「省電力設定やサスペンドで HDD を休止させると、再開できないって欠点があって、久しく使ってなかったヤヅだネ」
 ファームウェアのアップデートや、それで改善されないかなーと試している過程で気づいたんだが。繋ぐ HDD によって、上手く動く物と駄目な物とがあるらしい。動いた奴は、今では使い道の無いよな小容量 HDD だったので、使わずじまいだったが。それが、今回の構想の為に買ってきた HDD を繋いでみると動いてくれたので、復活が決まった。
「 U-SCSI カードの開きパターンに無理やり、壊れた UW-SCSI カードからコネクタ移植して、UW-SCSI 対応化したカードも使えて一石二鳥?」
 そう言う事。今回は、キャプチャー時の HDD アクセスを安定させる為に、OS やアプリケーション用と、キャプチャー専用とに分けて、二台の HDD を乗せる事にしていた。どちらを UW-SCSI 化するか悩んだが、単純なシーケンシャルアクセス主体になるキャプチャーは負荷も低かろうと言う事で、OS 側を SCSI 化。
「あと、Narrow の U-SCSI に変換するアダプタも持ってたよネ?」
 そう。それをキャプチャー側に使うのもどうかなぁ・・・と悩んだ。今時の HDD を変換するにはやや性能的に劣り、転送速度を下げると思われたが、キャプチャーに必要な速度は確保できそうだし、負荷が下がるならなお良いし。・・・しかし、しばらくぶりに使おうとしたら、壊れてた。
「あらら。なんやかや言って、結構長く使ったアダプタだったのにネ。メイン環境が Narrow SCSI のころは愛用してたし、その後も拾い物のジャンクベースの簡易サーバーに使ってみたり」
 長い間、ご苦労さまでした、ということで。良く頑張ってくれたパーツでした。

 そうして、それなりに問題を乗り越えつつ、いいところまで来たと思っていた。しかし、最後の最後、いざ、キャプチャー機能を使おう、としたところで大きな罠に填まってしまった。
VIA チップセットと、ATI ビデオカードの相性。
 キャプチャー用として調達したのは、All-in-Wonder 9000pro。初期の AIW シリーズは、内蔵チューナーが日本のステレオ放送に対応しないという欠点があったが、AIW 7500 以降は改善されている。7500/8500/9000 が選択肢として上がったが(最新最上位モデルに AIW 9800pro があるが、これは高価で対象外)比較的割安に 9000 を手に入れる機会があったので、それにした。7500 の方が更に安かったが、二世代(正確には1.5世代ぐらい?)後である9000の方が、性能の向上というか、完成度の向上があったし、バンドルされるキャプチャー用ソフトのバージョンも上がっている(7500/8500と9000では使えるソフトが違う)ので9000。

「リモコンなんかも付いてて、面白げなAIW」
 AIWシリーズ自体は愛用してるんで、扱いには慣れているつもり。リモコンは・・・ざっと試した限りでは、イマイチ期待外れかも、という印象だったが。で、そのリモコンの操作をしながらも、なんか挙動が怪しいなぁ、と思っていたんだが。
「しょっちゅう、固まるんだよネ。Win2K なのに完全に固まって、リセットボタンを押さなきゃいけない状態に。
「ドライバーのバージョン変えたり、マザーの BIOS 設定変えたり、挙げ句は BIOS 設定を細部までチューニングするソフトを使っていじったりとしてみたが、結局安定は得られなかった。あうー。
「 VIA もチップセットメーカーとして定着してきたから、さすがにそんなキツイ相性もないだろって、完全に油断してたよネ」
 後になって思い出せば、確かに、VIA と ATI の相性は厳しい、って話もあったんだよなぁ。その後、そんなに声高に聞く機会も無くなったし、私自身は intel のチップセット i850E の載ったマザーに移行したりで、完全に配慮が抜けていた。

 踏んだり蹴ったりである。
「っていうか、踏まれたり蹴られたり
 あー。そもそも、VIA のマザー大丈夫かな、という気もなかった訳じゃないんだよう。しかし、手持ちの VC-SDRAM を再利用したかった。128MBで一枚一万円前後はしたはずだ。それが三枚手元にある。そして、VC-SDRAM に対応しているのは、実質上 VIA のチップセットだけだ。そんな都合で選んだ結果が、この仕打ちとは。
「始めから intel のチップセットにしとけば、コンパクトな micro-ATX マザーでも AGP 付いてるのとか選べたのにネ。ケースももっとコンパクトなの買えてたし」
 しかし、intel のチップセットで VC-SDRAM は動かないので、intel で行くならメモリを買い足す必要もあった。今、手元に使える SDRAM は 128MB しかない。その辺、複合的に考えての VIA チップのマザーを選んだんだが・・・あー。

 HDD レコーダ買うのと同じ程度で作れるだろうと思っていたキャプチャー用PC。どんどん生産コスト?が増していく。
「ソケットの割れたマザーとか、中古ショップに売る訳にも行かないしねぇ」
 くそー。

2003年07月11日00:31:37

Tualatin の罠と、Coppermie の潜在能力?

 さて、今日も別の小話を挿みつつ。中学生による幼児誘拐殺人事件。
「またネットで実名が流れるだろうなーって思ってたら、やっぱり流れたみたいだネ」
 どう隠したところで、同級生とか、身近な人間には絶対にバレるしな。かつてはそんな狭い範囲にバレたところでどうってことは無かったが、今ではネットという情報発信手段が出来てしまった都合、狭い範囲で済まなくなりつつある。
「この手の情報漏洩に、もっと厳しい追跡と処罰がされる様な時代に、いずれなっちゃうのかも?」
 漏洩が止められないなら、いっそ、公安当局が偽情報をバラ撒いたらどうだろう。架空の実名や、偽造された写真とかが大量に流入して、どれが本物か判らなく。
「うーん、それはどうなんだか。(^-^;

 さて、いよいよ今回で Tualatin の罠の話に辿り着く。1.3V 稼動の Pentium III-S 850MHz、まずは大型の放熱器のみ取り付け、ファンは付いてない状態で起動し、マザーボードの BIOS のセットアップメニューをしばし眺めてみる。
「省電力関係の機能が原則働かない状態だから、結構発熱するはずだよネ。・・・ゆっくりと、最終的には80℃ぐらいまで上がっちゃうみたいだネ」
 結構熱いな。まぁ、HALT で冷える事を思えば、ギリギリ現状でも耐えられるかも。

「あ。HALT って、CPU に対する休止命令みたいなもの、と思って貰えば、差し支えないかな? 特に仕事無いから、休んでていいよ、っていう合図」
 最近の OS は、それなりその信号を出す。Pentium III などは、その信号を受けると省電力モードに移行して休む。省電力=低発熱であり、結果的に HALT が発行されると CPU は冷える。
「必ずしも、全部の CPU がそうって訳でも無いけどネ。Athlon なんかは、それだけじゃ冷えないよ。もうちょっと特殊な指示をしないと省電力に移行しない設計みたい」
 HALT は、あくまでも休止命令であって、省電力命令ではないからな。休止状態からの復帰速度を優先したら、HALT を受けても特別に省電力モードなどに移行しない方が速くなるし。

 で、OS をインストールし、起動。しばらく放置し、低負荷の状態=HALT が発行される状態にしておく。さて、冷めてくるかな・・・ありゃ?
「熱いよ、Tualatin?」
 おかしいなー、と思いつつ、ネット上で調べてみると。Tualatin は、HALT が効かない、もしくは効果が薄い、という報告事例を複数発見。
「あちゃー」

 それをどうにか冷やす方法も、その冷めない明確な理由も結局は判らなかった。二つほど、候補は判ったが。一点目はリーク電流、二点目はサーバー向けの都合。
「リーク電流ってのは、回路から漏れ出す電流のこと。これが大きいと、回路を遮断して回路の上を流れる電流を止めても、回路の外に向かって漏れていく電流は流れるまま、ってことになるんだよネ」
 Tualatin は、0.13μm の線で回路が張り巡らされている。この辺りまで細くなってくると、リーク電流が増えてくるらしい。というか、細い線ほど漏れ易い。
「で、HALT で省電力に移行して不要な回路を遮断、停止させようとしても、漏れていく電流は防げないと」
 しかし、本当にリーク電流だけでここまで熱くなるのか? という状態である。
「モバイル版とかだと、省電力に入る時は動作電圧も一緒に下げて補ってるみたいだけど。電圧を下げると、リーク電流が抑えられるそうだし」
 しかし、モバイル版以外にはその機能は付いていない。あう。

 二点目は、サーバーでの利用を前提とした仕様変更の可能性である。
「サーバーってのは、忙しい仕事だからネ。次々とやって来るリクエストに次々と処理をして結果を返さないと行けないから」
 だから、休んでいる暇なんてない。仮に休んだとしても、お呼びが掛かればすぐに働ける状態で居なければならない。結果、HALT を受けても、省電力には移行しないように仕様変更されたのではないか、って可能性である。
「Tualatin の主な用途は、モバイル向けか、高密度サーバー(性能は劣るが小型なサーバーを、大量に同時に動かす事で処理能力を稼ぐサーバー)向けだったからネ。普通のデスクトップパソコンで使う事にはあまり配慮しなかった可能性、と」
 Tualatin 版の Celeron はそれなりにデスクトップでも採用されてた気がするが、Celeron はコスト重視で、性能と言う物に配慮していない CPU である。サーバー向けにするには出来の悪かったチップを回して再利用した結果の様な物である。わざわざ、ベースの CPU より改良を施すとは考えにくい。改悪はしても。

 そんなこんなで、思惑が外れた。これじゃあ駄目だ。暇な時でも熱を放ち続ける様な CPU では困る。普通に PC として必要な時だけ電源をいれて使ったり、本格的なサーバーとして常時高負荷に晒されるような環境でつかうならともかく、プライベートな簡易サーバーのような、暇を持て余して待機している様な時間の方が長そうな機械には使えた物ではない。
「じゃあどうすんのよ」
 ・・・やむをえん。Coppermine 買い直す。
「わざわざ、Coppermine 用のマザーなら既に持ってたのに、Tualatin 対応のマザー買ったのに?」
 あうー。

 再調達したのは、Coppermine Pentium III 866MHz。133x6.5=866MHzが定格クロック。133x7=933MHz版とどちらにするか悩んだが(133x7.5=1GHz はやや割高だったのでパス)、値段と、低電圧に耐え得る低クロック化を優先して 866 を選択。定格電圧 1.65V から、1.3V まで下げても、100x6.5=650MHz なら問題なく動いた。112x6.5=728MHz ぐらいでも何とか動きそうで、どちらで使うかは要検討。
「その辺はどっちにするにしても・・・あー、Coppermine は低負荷時にはちゃんと冷えるネ。高負荷だと、クロックで劣る割には Tualatin の時に近い熱持ち始めるけど、低負荷になると歴然の差」
 Tualatin で 1.3V だとあまり電圧下がった気がしないが、Coppermine で 1.3V はかなり下げられた実感もあるしな。
「Tualatinは、モバイル低電圧版とかだと 1.15V ぐらいで動いてる CPU だからネ。対して Coppermine は、低電圧版でも 1.35ぐらい。ちょうど、低電圧版ぐらいにまで下げられたんだ」

 という訳で、私としては、Tualatin より Coppermine の方が、実は省電力に向くのでないか、という話に辿り着いた。実際、ネット上を調べると、Tualatin は言うほど省電力では無い、という見解、記事をそれなりに見かける。その辺の記事、読んだ事もあった筈なのになぁ。
「ま、1.1V ぐらいとかまでキチンと電圧の下げられるマザーと組み合わせて使ったら、話もまた変わってるんだろうけどネ」
 一般論として、消費電力は電圧の二乗に比例し、クロック数に比例すると言われる。クロックを半分に下げると消費電力は半分になるし、電圧を半分に出来れば半分の半分、1/4 に減らせる。
「定格 1.13GHz, 1,45V の Pentium III-S を、850MHz, 1.1V で動かせたとしたら。クロックの低下で 0.75倍。電圧は0.76^2=0.57倍ぐらい。合わせて定格の 43% ぐらいまで省電力化出来る計算になるネ」
 リーク電流の影響が大きいというなら、電圧の下げは更に有利に働いて、低負荷時の熱さも少しは軽減されるだろうしな。

2003年07月10日00:32:20

 前回の続きに入る前に一点。あまり報道では大きくは取り上げられなかった様だが、ウナギの完全養殖に成功したという。
「養殖物のウナギって普通に売ってるじゃない、って思うでしょ? でも、今の養殖って、捕まえてきた稚魚を育てて大きくしてるってだけで、卵を産ませたり、卵から孵化させたり、ってことは出来てないの」
 お陰で、稚魚(シラスウナギ)の乱獲と枯渇が危惧されていた。それを、ちゃんと産卵から全てを行える養殖を可能にしようと研究がされていた訳だが。
「そもそも、どこでウナギが産卵してるのかとか、それがどこをどう通って岸へやって来て河にやって来るのだとか、ウナギの生態は謎が多くで地道な研究が続いてたんだよネ」
 大きな前進があった事に、率直におめでとうと言うと共に、国産ウナギの増加(今、多く出回っているのは、ヨーロッパの稚魚を国内で養殖したウナギ。日本のウナギと種類が違う)に期待したい。

 さて、前回の話の続き。Tualatin 対応マザーと、Tualatin を調達した。
「電圧を任意に設定する機能は無いマザーだったから、CPU のピンをいじってやらないと駄目なんだよネ」
 今時の CPU は、動作電圧をマザーに指示する信号線を持っている。信号と言っても ON か OFF かの組合せで成り立っている単純な物なので、元から ON になってるピンからジャンパ線を飛ばせば ON を増やせるし、何らかの手段でピンを絶縁すれば OFF を増やせる。
「でも、絶縁は難しそうだネ。究極はピンを折ればいいんだろうけど、再起不能になるし」
 ジャンパ線を飛ばすのは比較的易しいそうだ。ハンダ付けなどは不要で、ただピンとピンを細い銅線で巻き付けて繋げば良いそうだ。
「探せばやり方を紹介してるサイトがあるから、詳細は自分で調べてネ。専ら、電圧を上げてオーバークロックする為の手段として紹介されていると思うけど」
 私がやろうとしているのは、逆にクロックダウンして電圧を下げることなんだが。

 intel が公開している Tualatin のデータシートを見て、比較的容易なジャンパ線のみで実現できる低電圧の組合せを調べてみる。
「定格1.45Vからだと・・・二カ所ショートさせれば1.25vになるのかな?」
 という訳で、実験。巻き付け作業は、確かにそれほど難しくない。細工を終えて、ソケットに射し込み放熱器を仮置きして起動。マザーボードの BIOS セットアップメニュー内の各種電圧や温度センサーの計測値をモニターする画面をみると・・・げっ、2v以上流れてるぞ。
「あわわ、なんで? Tualatin のデータシートに 2v を越す様な設定値は無いはず」
 結論から言うと、私が調達したマザー、Tualatin対応といいながら、電源回りは旧規格、Coppermine のままになっていた。電源を生成していそうなチップの型番をネットで検索してみると資料が見つかり、便利な世の中になった物だと思ったが、その内容は悲劇的。最低出力電圧は 1.3v と書いてあった。これはまさに Coppermine の頃の仕様に一致する。
「Tualatin になって、電圧の組合せが変わったんだよネ。高い電圧の側の設定が削除されて、代わりに低い方に差し替えられた。Tualatin で 1.25v を出させる信号で、Coppermine じゃあ 2.05v が出ちゃう」
 話の辻褄はあったが、納得は行かない。おのれ、名指ししてやる。GIGABYTE GA-6VTXE-A め。マニュアルには 1.8v 以上の電圧を必要とする古い CPU には対応しない、みたいなこと書いてある(=Tualatin 向けの規格)くせに、実際には 1.8v 以上流れた。
「・・・まぁ、普通に売られているような CPU を使う分には、だいたい必要な電圧が出るんだけどねぇ。でも今回のような低電圧改造のベースには不適」

 仕方がないので、Coppermine 世代の規格で出せる最低電圧、1.30v を出させようと思う。・・・しかし今度はピンの絶縁が必要だ。
「なんか、ピンにシールでも貼る?」
 試そうとしてみたが、貼ったら刺さりそうにない。ソケットの穴はピンの太さと殆どピッタリである。しかし、外から見えているレバーでスライドする部分の下、実際の端子が有る部分はもう少し大きいはずだ。
「じゃあ、その部分を外してみたら?」
 だな。端っこの方から、こう、グイグイとマイナスドライバーでも突っ込んで・・・ばきっ。あ。
「割れた。(^-^;;;
 ひゃっほう。楽しくなってきたぜい。こんなの飾りです。お偉いさんにはそれが判らんのですよ!
「そ、そう言う問題なのかなぁ」
 まぁ実際、多少割れてても、CPU の固定は出来そうだ。大丈夫だろう。

 そうして上のスライド部分が外れ、見えてきた端子部分。これはそれなりに大きさがある。あとは、その穴に細く切ったシールをピンセットで挿入し、絶縁。割れたソケットの部品を乗っけて CPU を差し込み起動。動いた。
「ん? 1.325v ぐらい出てる?」
 どうやら、設定より 0.025v ぐらい高く出る様である。出力電圧自体がおかしいのか、測定器がおかしいのか判らないが、まぁ、気にしてもどうにもならないのでこれで良しとしよう。

 そうして、思惑よりはだいぶ高い動作電圧となった物の、1.45v → 1.3v まで低電圧化、かつクロックを 850MHz まで下げた状態で Pentium III-S 1.13GHz を起動する事ができた。
「ノートパソコン向けとかには、1.15v ぐらいとか、更にその下とかも作ってたから、1.3v ってのはかなり物足りない数字だけどネ」
 まぁ、仕方ない。マザーを買い直さない限り、私の技術(と呼ぶほどの物ではない)ではこれ以上どうにもならない。

 そうしてある程度まで組み立てて、OS のインストールなど始めてみた訳だが・・・そこで Tualatin の罠に気づく事になるのであった。
「おおっ、話、引っぱる引っぱる」
 っていうか、単に話が長いだけなんだが。出来たらもっと完結に書きたい。あうー。

2003年07月09日00:00:11

Tualatin の罠

 突然だが、私の部屋のビデオデッキは随分前から壊れている。
「作者さん、そんなに頻繁にビデオ使ってたっけ?」
 そうでもないんだけどな。しかしテレビにBSチューナーが付いてないんで、BSチューナー代わりにBSチューナー内蔵ビデオを使ってたりする。そうして長時間電源を入れっぱなしにしているうちに、ちょっとずつ寿命を削っていたりしたんだろうか。

 しかし、深夜番組とか、時にはビデオにとって寝たくもなる。今はそれが効かないので、取り敢えず夜更かししてみる。見たい番組が重なった時もザッピングで切り抜けるしかない。
「じゃあ、ビデオ買ったら?」
 しかしなぁ。いまさら磁気テープに記録する様な装置を買うのも気が引ける。
「なら、DVDレコーダーやHDDレコーダー買ったら?」
 まだ高いし、まだまだ進化途中のデバイスだと思う。地上波デジタル放送開始も迫ってる品。使用頻度から考えると割に合わない投資になる印象が強い。
「だったら、どうすんのよ?」
 キャプチャー用に静音・省電力を優先したPCでも作ろうかと思った。レコーダーとしてしか機能しない専用機と違って、何らかのサーバーとかとしてその他の用途にも使えるだろうし。残したいと思った番組は、編集や再圧縮を掛けてCD-Rにでも焼いてやるなんてことも出来るし。
「うーん、でも専用機の手軽さと比べたらどうなのかなぁ・・・?」
 まぁ、単にそんな環境も試してみたいんだよ、って目的もあるんだが。

 さて。今、省電力を目的とした PC を作ろうとしたらどうなるか?
「Pentium M が自作市場に流出するまでは、intel Penium III / Celeron の最終生産型 Tualatin か、VIA C3 だろうネ」
 そう思っていた。そのうち、C3 は浮動小数点演算回りの性能が貧弱で、今回の様な、動画を扱う目的には全く適さない。必然的に Tualatin を選んで、調達を進めてみた。定格で走らせると省電力と呼ぶにはやや物足りないので、動作クロックや供給電圧を下げてやる必要もあるのだが。
「Tualatin で行くと・・・Celeron は L2 Cache が小さいってのが普通に言われる性能差だけど、他にも L2 のアクセス速度自体もやや遅く設定されてるって話もあるよネ。それに FSB が 100MHz だから、クロックを下げようとしたら、66MHz とか、かなり遅い設定にしないと行けないし」
 そんな訳で、ちょっと贅沢して Pentium III-S 1.13GHz を調達した。FSB 133MHz x 8.5 = 1133MHz が定格の CPU である。これを FSB 100MHz で動かせば、850MHz で動作する。

 あわせて、Tualatin対応のマザーも調達した。手元にある不発に終わったかつての高級メモリ? VC-SDRAM(普通の SDRAM より多少速いが、かなり割高。実質 VIA しかサポートしないままに、より高速な DDR-SDRAM 等への移行していき消えて行った)を再利用したいので、あえて VIA のチップセットの乗ったマザーを選ぶ。あと、キャプチャーは ATI の All in Wonder 7500 / 8500 / 9000 のどれか辺りで行く機なので AGP スロットが欲しい。
「うーん、今回のような用途だったら、micro ATX マザーとかで小型機に仕上げるのがいいんだろうけど・・・そんな都合のいいマザー、無いんじゃない?」
 見つからなかった。仕方なく普通の ATX。micro ATX の普及のお陰で、ATX 用の小振りなケースというのがなかなか見つからず、手間掛けさせられた。

 ・・・あらら、お題にした『Tualatin の罠』を語る以前の前振りが非常に長くなってしまった。
「結論から言うと、省電力を目的として Tualatin を買うのは、考え直す必要があるかも、って方向に話は向かうんだけどネ」
 まぁ、取り敢えず今日のところはここまでと言う事で。

2003年07月06日22:57:27

虎、観戦記

 実は、昨日(土曜日)は久々に甲子園に行ってきていた。久々に行ってみようと親父が言い出したんで。
「なんだ、だったら昨日のうちに書けばいいのに」
 打撃戦になって試合が伸びて、帰りが遅くなって帰り着いた頃にはダレてた。日本酒を二合ほど飲んで酔っぱらってたし。あまり食べずに飲んでたせいか、二合でこんなに酔うんだったっけとか思ったが。
「なにやってんだか」

 行ってみたら、さすがに混んでいる。親父が半ば勝手に先に行ってチケット買ってて、五時頃に入ったら殆ど空席無し。結局、親父とは全く離れた席で別々に見た。
「話し相手が居た方が良かろうって、誘ってきたんだろうに」
 なんだかチケット代を驕って貰った様なもので、シコリの残る結果。帰りも結局合流できず、合流したのは入門前の僅かな時間。それも途中でトイレにいたりしたのでますます短く。
「トイレなんて、後で入ればいいのに」
 混雑した場所では、入れる時に早め早めに入るのが賢明なんだよ。これ、基地祭で学習したこと。車で行ったなら、駐車場の仮設トイレなどでまず済ませていくのが賢明。
 
 閑話休題。試合開始直後、プレイボールに時間を合わせる様に雨が降り出し嘆く。三塁側アルプス席なので屋根は無い。試合開始前、怪しい雲行きに周囲の観客曰く『藪が先発やと降りそうやなぁ』なんて言ってたが、現実になってしまった。
「ここ数試合、藪さんが先発すると雨振ってた印象があるかな、確かに。降雨ノーゲームになったのもあった気がするし」
 まいったなぁと、傘を開いたり閉じたりしながら観戦。立ち上がりから阪神打線が爆発し気を良くしながら進むかと思ったが、雨は降るわ、藪は打ち込まれるわで怪しげな幕開け。特に雨は嫌だ。
「作者さん猫だからネ。水嫌い?」
 にゃー。・・・っていうか、これでも雨に対しては日本人にしては我慢強い?方のつもりなんだが。
「日本の人って、小雨でもすぐに傘さす人多いよネ。止んできてもなかなか傘畳まないし」
 私はそこそこ降りが強くなるまでささないし、小振りになってきたらサッサと畳む方である。

 そんな立ち上がりだったが、結果的には雨は止み、藪は立ち直らなかったが後続がそれなりにまとめると共に打線が更に爆発し、阪神ファンとしてはまずまずの試合結果となった。
「ちょっと点が入り過ぎで、大味なゲームになっちゃったかな?」
 だな。6〜8点ぐらいが、緊張感と爽快感のバランスが取れて良いと思う。

 球場内で気づいた雑多な事柄。

 雑然とした羅列になったが、まぁ、そんな感じでした。

2003年07月05日03:32:55

関連の無い話

 Netscape 7.1 を試してみた。
「ベースは Mozilla 1.4 って話だよネ。Mozilla 1.0 をベースに断片的に新機能を足した程度だった前のバージョンから比べて、ポップアップマネージャ(広告などの小さなウィンドウが勝手に新しく開くのを阻止する。Mozilla 1.2 以降だったっけ?)がより使い易くなったり、ジャンクメールコントローラ(広告などの不要なメールを判別・隔離する。Mozilla 1.3以降)が追加されてるはず」
 しかし。link要素を使ったナビゲーション機能が効かないというのはどういう事だ! かなり以前から有効になり、Mozilla 1.0 では削除されていたが、1.1 以降では復活した機能。
「ココのサイトのソースを見たら、head部分に書いてあるんだけど。次に読むページ(next)とか、「章」の区切りに該るページ(chapter)とか、サイトのリンク構造を指示する機能。Mozilla 1.4 とかだと、それを認識して、それに基づいたページ移動をする為のバーが出てくるんだけどネ」
 Netscape が Mozilla 1.4 ベースになれば実装されて、少しはその機能が有効なブラウザでウチのサイトを見てくれる人も出てこようと期待していたのに・・・無念。
「Opera も最新版じゃあ link に対応してるんだったかなぁ?」
 今度気が向いたら試してみよう。気が向いたら。

 ・・・っと、前振りのつもりだったんだが、随分長くなった。もうちょっとお話。北海道で天皇皇后両陛下が乗られた車に不審車両が接近し、阻止しようとした白バイと接触、白バイが陛下の乗られた車と軽く接触したという事件だが。
「どこまでが皇宮警察(皇族の警護を専門に行う警察)の担当で、どこからが地元の警察の担当だったのかは知らないけど、大失態には違いないよネ」
 当分、北海道は訪問されない様な事態になったりするんだろうか。

「ま、ちょろっと軽く当たる程度で済んだから良かったけど」
 国によっちゃあ、迂闊に不審車両を近寄せようものなら、窓からカラシニコフや RPG をブッ放して来たり、体当たりした上に自爆とかされかねない訳で。
「ま、そんな事態が予想できる様な国じゃあ、それ相応に重装甲化された車で要人さんは移動するんだろうけどネ」

2003年07月03日22:08:45

窓、奉仕梱包・四

 Windows2000 SP4 がリリースされたな。
「NT4 と違って、Win2K の SP は、バグフィックスというか不都合対策に専念して、機能拡張の類は控えるって話だったから、そんなに目新しい出来ごとは無いのかな?」
 USB2.0 対応とかがされた事になってるが、別途ダウンロードすれば以前から使えていたので、新規に対応したというよりは、個別対応だったのをまとめて一つにしたって程度か。
「Hyper-Threading 対応とかがされたら良かったのにネ」
 何か MS から圧力でも掛かっているのか、それとも単に需要がないのか、Win2K で HT が動くのかは、不明瞭なままで放置状態である。パフォーマンスが低下する恐れがあるとは言われているが、具体的に何をする時にどの程度落ちるのとか、ベンチマークを取るとどうなるのとか、検証をされているのを見た事ない。

「パソコンには WinXP を、サーバーには Windows2003(初期は、Windows.net などと呼ばれていたもの)ってことで、それぞれの前世代版にあたる、Win2K pro や Win2K Server を屠りたいのかな、MS さんは」
 NT4 Server のユーザーがなかなかそれを手放してくれない( Win2K Server へ更新してくれない)のは、気に食わないだろうしなぁ。その二の舞にはなりたくないのだろうか。
「しばらく前までは、サーバー向けには Win2K Server しか無かったから、サーバーで HT を使うにも Win2K Server を使うしかなかった(MS-Win環境としては)んだけど、ようやく Win2003 も発売されたからネ。Win2K 締め出しへの布石は整った?」
 ・・・しかし、海の物とも山の物とも知れぬ最新OS をサーバーに入れようというチャレンジャーな管理者は少ないだろう。SP が 4 まで出た Win2K の方が、それなりに不都合が判明・修正されて無難に思えるのは、普通の感情だと思う。特に、いまから新規にシステムを構築するならまだしも、既存の Win2K Server 環境を Win2003 へ更新しようとは、なかなか思うまい。
「そんなことだから、NT4 Server → Win2K Server の移行も完了しないままなんだろうし」

 あまり公にはされないまま、何となく HT も動く様な状態に・・・ならないかなぁ。
「WinXP、なーんかやっぱり信用できないしネ。信用って言うか、無駄が多い気がするし」

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