■過去の投槍雑記帳 2001年 2nd Quarter

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2001年06月30日22:35:36

論戦

 Ys I,II COMPLETE やって、ファルコムのオフィシャル掲示板で久々に発言してるので、そこに書いたURLで一時的に訪問者数が増えている。
「なんかズルしているような気もしないでも無いけど、別に違反行為って訳じゃあ、ないよネ」

 と言っても、イースの話ばかりしてもなんなので、何か適当に。今晩、NHKがゴールデンタイムに大きくまたがって長々と政治討論番組をやってたな。
「あんな時間帯に、あれだけ長くやるってのも、稀なんじゃない? 小泉さんの人気による政治への関心の高まりを見越す、もしくは誘う目的ってところかな」
 真っ当に、討論や論議って物をする上で私として重要になって来るのは『総論』と『各論』の扱いだと思う。
「総論ってのは、物事の根本的、基本的、全体的な方向性とかを示す部分。各論ってのはその逆で、物事の末端の具体的で細かい部分を示すもの。ま、単純に二値で分けられる物じゃあなくて、階層状に重なってる物だと思うけど」

 論旨がかみ合わないとかいうのは概して、各論を語っている相手に総論を振りかざして見たり、総論を語っている相手に各論にこだわってみたりといったことで起こっていると思う。話の階層が食い違ってる訳だ。逆をいうと、立場的に不利な時は意図的に階層をずらして逃げ回ったり不意を打ったりする戦術が考えられる。
「意図的にしろ、無意識にしろ、相手が階層をずらしてきた時には、それに釣られずに自分の有利な階層に引きずり戻す工夫が、必要だと思うネ」

 自分と相手の『位置関係』という物をよく考えて戦っていくのが、得策だと思う。

2001年06月29日20:25:56

ますます懐古

 Ys-Ic進めてます。グラフィックや台詞など、細かいところでYs-Ieよりかなり修正が加わっている様です。一見気にならない程度ですが、比べてみるとかなり違うはず。

「やっぱり、"NIGHTMARE"は思った程の激ムズでは無いみたいだネ」
 そうだな。Ys-Ieと一貫性を持たすなら"HARD"程度に過ぎない様に思う。といっても、決して易しいと言う意味では無いんだが。
「Ys-Ie自体が、充分難易度高かったしネ」
 雑魚の動きが速く、定石である半キャラずらしが維持しにくい(位置がズレて行きやすい)とか、確かに難易度はあがっているが、悪夢と言う程では無いと思う。試しに"EASY"をやってみたら、確かにこれは易しい、と思ったが。
「敵はやけに遅いし、HPや攻撃力も低いみたいだしネ」

 さて。ヴァジュリオン(コウモリ)やっぱり強いっす。レベル上限+可能な範囲での最強武装でも辛い。その状態でも、わざと立ち止まって無防備になってみると二秒ぐらいで死ぬと言うのはどういうことだ。
「『あと二発ほどで追いつける(残りHP量で上回れる)』とか『よし三発程度リードした』とかって感じで、一進一退の攻防を繰り広げる展開が、単純だけど熱いよネ」
 何か特別派手な必殺技の様な物があるでも無く、ひたすら体当たり、ってシステムなんだがな。
「Ancient Ys Vanished、失われし古代王国イース、ってのが本来のタイトルなわけだけど。ゲームシステム自体に、失われし古代の何か、って物を感じるよネ」

 ま、技術の躍進によってより演出が多彩になって行ったりすのは必然だと思うが、それに気を取られて忘れてしまってはいけない何かって物も、あると思う。

2001年06月28日20:45:58

懐古主義的

『Ys-I,II COMPLETE』(以降、Ys-Ic,IIc)をやはり買ってしまった。罠だ。
「Ys-I ETERNAL,II ETERNAL(以降、Ys-Ie,IIe)も買ったってのにネ」
 延々シリーズ物で何作も作り続けるのも商売上の常套戦術だと思うが、同一作の移植やリニューアルでここまで引きずるのはある意味凄い。
「シリーズ物としても、五作目まで作ってるしネ、Ysは」

 さて、案の上と言うかなんと言うか『超激ムズモード』と説明書にも明記されている"NIGHTMARE"モードで始めている。Ys-IIはともかく、素で充分ハードなYs-Iを超激ムズ化と言うとなんか恐ろしい気もしたが。
「Ys-Ieも充分ハードだったしネ。Ys-Iって、ダームの塔入る以前、っていうか廃坑の頃ぐらいで既にレベル上限に達しちゃうから、それ以降は純粋にプレイヤーの自己努力になっちゃうゲームだからネ」
 レベル上げまくって楽勝、という展開が出来ないゲームだよな。

 まだ少し始めた程度でボスとも顔を会わせていないが・・・超激ムズって程でも無い気がするが? "HARD"がYs-Ieの"NOMAL"から格上げされて、"NIGHTMARE"は実質上はYs-Ieの"NOMAL"より一ランク上、程度なのかも知れない。
「しばらく前に再販したYs-Ieには"VERY EASY"が追加されてたそうだしネ。それがYs-Icでは"EASY"扱いになってたと考えると、辻褄は合う感じ」
 さてさて、ヴァジュリオン(コウモリ)、ピクティモス(カマキリ)、ヨグレスク&オルムガン(生首)、そしてダルクなど、素で手強かったボス達がどうなっていることやら。

 ところで、Ys-Icの刷新されたオープニングには、イースの女神が翼をはためかすシーンが描かれている。
「ETERNAL化の段階で、セルセタに軽く触れる台詞があったり、女神を月の女神の娘なんて明言しちゃったりと"Ys-IV ETERNAL"を出す可能性をチラつかせていたけど、また一つそのネタを増やしてきたようだネ」
 複数の媒体、メーカーから分散してリリースされ、相互の統一感に欠ける展開になったYs-IVだが、翼有る者の存在はIVの鍵を握る存在だからな。これが公式見解だ、という鶴の一声として、"Ys-IVe"は作って欲しいとも思える。ま、かと言って安易に出されても露骨で酔い醒めするばかりなので、何作か新作などを挟んで、そろそろYsの話も忘れた頃にガツンとやって欲しいと言ったところだろうか。

2001年06月28日06:45:01

長生き

 また、F4の話をしてしまうが。

「意外と早いうちに電気系のトラブルの方向で原因がまとまっていくみたいだネ」
 ともすれば、古い機体使ってるからなんて安易な指摘がされそうだが、飛行機って高いからなぁ。買値が高いから廃棄するのは勿体ないし、廃棄したらその分補わねばならない新型機は更に高いし。
「買い換えたくてもなかなか買えないんだよネ。もっと防衛費上げちゃえ、って前提で言うなら構わないんだろうけど」

 F4は主に1970年代に十年ほどかけてコツコツと調達された。当時で一機二十億円。物価がどの程度変動しているのか知らないが、変動を無視しても充分高い。そして仮にF4を減らしたとしたら補うことになるであろう新型のF2は一機百二十億円近くする。
「ま、70年代の機体とはいえ、80年代後半から90年代にかけて近代化改装を済ませてあるしネ。『F-4EJ改』に。機体の基本的な構造やエンジンとかは特別いじってないけど、レーダーやコンピュータとかの電子機器は更新されているよ。コクピット内の様子なんかは、相当変わってるらしいし」
 とはいえ、作られた時代の古さゆえか、機体ごとの特性の個体差が結構大きいという。理論上は同じ機種で同じ性能の筈なのに、機体によって性能の良い物もあれば、冴えない物もあるらしい。F-15の世代になって来ると、そういう差は殆ど無くなったそうだが。
「今回問題を起こしたのは、駄目な奴だったのかな? 当然、空自側はそういう機体ごとの癖は把握していると思うんだけど・・・」

 ま、軍用機の世界としては、特別古い機体でもないと思う。MiG-21の改装機なんかも未だに飛んでることを思えば、充分な機体であろう。主力とするには古いが、F-15やF-2もある前提で補助的な位置づけで考えるなら、必要充分な性能は持っている筈だ。
「アメリカのB-52が未だに頑張ってるしまだまだ使う気でいるのなんか、凄いしぶといよネ。今さら、戦略爆撃機なんか新造する気になれないのは判るけど」
 旅客機なんかも、国際線から国内線、先進国から途上国、定期便からチャーター便などと立場を換えながら、かなり長く運用されている筈である。

「飛行機ってのは、結構寿命の長い乗物だよネ」
 ま、鉄道とかの方がもっと長寿だと思うが、車よりは確実に長いと思う。

2001年06月26日21:03:23

ぶおおーん

「あちー。暑いなぁー。アタシの実体は電算機だから、暑いの苦手なんだよねー」

 さて、先日のF4の機関砲誤射。200発装弾していて188発撃ったと言うが、これって事実上の全弾を撃ちきったということである。
「F4が積んでるガトリングタイプの機関砲M61は、構造の都合上で最後の十数発は撃てないんだって。残り12発ってことは、たぶんその制限じゃないかな」
 そこまで撃ちきった事を考えると、パイロットの誤操作ってのは極めて考えにくいのでは無かろうか。
「機体のトラブルだったのかな? トラブルの原因が整備の誤りだったりする可能性は、あるだろうけど」

 まだまだ当面のあいだ運用していかなきゃならないF4だと思うが、さてさてどうなるのやら。
「F-2の配備開始で取り敢えずF-1は用途廃止が迫る一方だと思うけど、F4に関しては近代化改装も済ませてあるしネ。今のところ、まとまった数の用途廃止の予定は無い筈」
 ま、偶発的な事故で大した被害も無かったし、時間が解決してくれると思うが・・・。

2001年06月25日23:09:27

ぶおーん

写真「空自のF4が機関砲弾を誤射したんだって?」
 だってな。最初に映像を見て、あれ、これって20mm機関砲弾?って思ったら誤射ってか。取り敢えず手元にあるお土産用20mm機関砲弾の写真を載せておく。F4が積んでるM61用の砲弾かどうかは知らないが、大差は無い大きさの筈である。
「原因がサッパリなので、特にコメントは無し。一つ言っておくと、報道では6000発/分の発射速度って言ってたけど、4000発/分のモードもあるよ。6000発は振動が激しいから、主に4000発を使うとか聞いたんだけど」
 あと、50発バーストとか、引金を引くと一定弾数を撃って一旦止まる、といった射撃モードもある様に聞く。積んでた180発程度を殆ど全部撃ったらしいというが、フルオート(引金を引いている間撃ちっぱなし)で撃つと2秒程度かかる。うっかり誤った程度でそんなに撃つとか考えられない。バーストモードにしてあったにしても、一度で全弾撃つ様なモードに設定してたとは考えにくく思うんだが。機体に何らかのトラブルがあったのでは無かろうか。

「・・・特にコメントはなしって言ったのに、結局うだうだ書いてるし」
 ありゃりゃ。・・・まぁいいや。あと、F4のコクピットの映像と発砲までの手順をご丁寧に解説してたのは興味深かった。

2001年06月24日20:20:20

アナログチックなPCメンテナンス

 ちと、知人のPCが不調だと言う事で面倒みてきたんだが。二度目だが、どうも妙なPCである。
「そう? VIA Apollp Pro133にPentium iii 550、やや古めながら平凡な環境のはずだと思うんだけど。それほど怪しいパーツも使ってないし・・・」
 しかし、少しケチったところから確実にボロが出る奇妙な環境である。一回目は、別な不調がてら、モデムの速度が不自然に遅いのの調整を試みた。時間の問題でxDSL環境にでも移行するのを前提に買った安物の56Kbps内蔵モデムである。
「モデムはPC内のノイズを考えると、外付けの方がいいと思うんだけど」
 私も強くそう勧めたんだがな。結局内蔵になっていた。それでなんだが、19200bps程度で接続されてしまうという異様ぶりを示していた。
「それってあまりに遅いんでない? 56Kbpsモデムが上限の56Kbpsで繋がるのはまれだと思うけど、33600bps以上は出ていいはずじゃない?」

 そうだよな。で、私としてはやはりノイズのせいじゃないのかという事になって、取り敢えずモデム経由で繋いでいた電話機を外してみた。すると、呆気なく40Kbps台の妥当な速度を達成。その当時、既にADSLサービスの申し込み済みで開通待ちという事だったので、取り敢えずはモデムを使う時は電話線を抜けという事になった。
「うーん、変な話」

 で、今回も別な不調がてら、長時間動かしてると不意に停止するということだったんだが、様子をみていてこの原因に驚いた。電源のファンが回ってない。
「わー、そりゃ酷い。うぁっ、こりゃあ熱い」
 電源が熱暴走と言うか、安全装置作動で停止してしまっていたようだ。見た目は普通ながら、安物の中古ケース買ったのが原因か。そういや、電源のネジが潰れてたりするぞ。
「電源入れると一度ピクリと動きはするから・・・これって、24Vファンに換装失敗してるとか? 通常の電源ファンは12Vで回ってるんだけど、そこに24V用のファンを取り付けてやると、低速回転になって音が静かになるんだけど。でも、物によっては電圧不足で回らない場合もあるんだよネ」
 どうだろうか。しかしそう考えると、ネジが潰れてるのもわかる。失敗して戻すつもりがネジが潰れたので放置されてた、と。取り敢えずは、電源の買い換えを強く求めると共に、当面の措置としてPCを使う時はそばで扇風機を回して冷やせと言う事になった。
「うーん、これぞ真の空冷マシンって感じ。普通のPCは空冷だけど、後ろで扇風機が回ってる様は、なんて言うか」
 その後、ときどき電源ファンが回ってくれる事もあると言う中途半端な結果が判明したんだが。

 しかし、二回目の時には既に開通していたADSL、やっぱり速かったなー。さすがにINS64とは格が違う。
「INS64→xDSLは契約や器材の変更が多くて面倒で出費もかさむから、いっそFTTH(光ファイバー)導入まで我慢しちゃおうとか思ってたけど、心動かされる物があるネ」

3901年06月24日06:57:14

義務

 どうやら、腹は壊さずに済んだ。

 そういや、今日は東京都議会議員選挙だったな。
「夏の参議院議員選挙の前哨戦として注目されてる選挙だよネ」

 有権者は投票に行こう。私は大阪府民なんで全くの埒外だが。
「特に支持する候補者がいなければ白票でいいから、ちゃんと参加しようネ。白票は、れっきとした意志表示のひとつだと思うから」

2001年06月23日22:10:09

ローカル

 外出していて、家人より数時間遅れて残り物で夕食を食べた。しばらくして、普段胃腸の丈夫な家人が腹をこわしていた。おいおい。大丈夫なのか、さっき食べた飯。取り敢えず、整腸剤飲んでおいたが・・・。

 数日前、新聞のTV欄を見ていると、アンパンマンの再放送に妙なタイトルを見つける。『アンパンマンとカメラのパチリくん』
「パチリ君って・・・大阪じゃあ、なんかマズい名前」
 どの辺まで通用する方言か知らないが、大阪で『パチる』といえば、盗む、奪い取る、といった意味である。『ペチる』なども似たような用語である。一応共通語らしい『パクる』と似ているが、完全に同じではない。
「パチモノ(パチ物)、ペチモノ、って言った場合は、偽物、不良品、といった意味で使うよネ。パクモノとは言わないけど」
 それを踏まえると、パチリ君というのは、よろしくない名前だ。イジメられそうな名前である。

 ところで、友野詳のギャグ物の小説『ファイブリア・ワールド』シリーズでは『パチール』『ペチール』といった通貨が登場する。まず間違いなく、氏はウケを狙って名付けた通貨単位だと思うが、はたして、どの程度の読者がそれに笑ったんだろうか。

2001年06月22日20:40:28

四輪

 ホンダが予告していた小型ミニバンの新モデルを発表したな。『フィット』という名で。
「なかなか上手くまとめてきたって感じかな? トヨタがヴィッツで掴んだ客層に喧嘩を売る雰囲気になりそう。ホンダ内で言うと、軽自動車のライフからのステップアップを誘うような感じかな? シビックの下を埋めるような感じで」
 イプサム、スパシオなどをフルモデルチェンジして、ホンダ好調のミニバン分野の切り崩しにかかってきたトヨタだが、他方でスモールカー、とでもいうか、の分野でホンダが反撃に出て、がっぷり四つ、って感じか。

 しかしまぁ、ホンダもおとなしいミニバン系に特化してしまって、いわゆる『走り屋』にしたら寂しい状況だろうと思えるな。
「シビックからTYPE-Rが消えたし(現行のシビックじゃあ、TYPE-Rには出来ない?)、プレリュードはインテグラに統廃合されて消えるし」
 その分、来月発売の新型インテグラには気合入りまくっているようだがな。お世辞にも数が売れてメーカーの顔になるような車種ではないと思うが、メーカーの存在感を示す為には必要な車種だな。しかし、プレリュードのオハコだった4WSはどこへ行くんだか・・・。

 順番から言うと次のホンダのフルモデルチェンジ対象はアコードかな? これまでの周期から言うと今年の秋なんだが、どうなるんだろう。周期を遅らすような話は、聞いたような聞かないような気がするんだが。

2001年06月21日23:31:15

パワーサプライ

 しばらくぶりに、WIRED NEWSより記事の紹介。『ドイツの原発全廃政策と温暖化ガス削減は両立するか
「まー、原発ってのは不完全ながら実用には耐えている発電手段であって、次なる何らかの本格的な発電技術が確実に確立するまでは、共存を考えなければいけない必要悪みたいな物だと思うんだけどネ。原発自身が、完全な物に進歩する可能性もある訳だし」

 反対派にとっては、こういった諸外国の脱原発姿勢は良い看板になるだろうが、この記事見てると、これまで知らなかった落とし穴があったな。
「原発廃止を言う一方で、石炭発電所が健在ってのはどうかなって思うよネ。石炭って言うと、硫化物とか窒化物とかだっけ、有害なガスを出す旧世代の燃料の代表格みたいなもんなんだから。ま、石炭だって先端技術を注ぎ込んで高度な手段で燃焼させればそこそこ問題なく燃やす事も出来るんだろうけど・・・」

 あとは、言う人は以前から言うし、私も思っていた事だが、ドイツの場合はいざ困れば海外から電力を買うに事欠かない。陸続きだから。潤沢に原子力を使っているフランスから事になったりすると、本末転倒だ。
「日本の場合、電力を海外から買うってのは非現実的な選択だからネ。対馬海峡を越えて韓国から? 宗谷海峡を越えてロシアから? ちょっと無理だよネ」

 以前も書いたが、私としては現状で原子力は容認、現実的な未来の燃料としては、アルコール(発酵で得る)、バイオマス(植林し、伐採して燃やす)などを挙げ、一応の目標は核融合発電(理論上は、放射性廃棄物が殆ど出ない)か、大気圏外太陽光発電(大気によってエネルギーが遮られる前なので効率が高い。地上へはマイクロウェーブか超々高層建築(軌道エレベータ?)で送電)としている。

2001年06月20日20:23:53

頑張れ怪獣

 Mozilla5系ブラウザユーザーとしては話題に取り上げ忘れていた"Netscape 6.1 PR1"だが。
「紹介する度に補足説明が必要な話で面倒なんだけど。Netscape社が、4.x シリーズの本格的な後継ブラウザー開発にあたって、プログラムの内部を公開してオープンソース化し、mozilla.org として有志による開発が始まったのが事の始まり。そこからのフィードバックを得てリリースしているのが"Netscape6.x"であり、mozilla.orgが直接リリースしているのが"Mozilla 0.x"。どっちも、HTTP_USER_AGENT としてサーバーに渡す名は"Mozilla 5"なんだけど」
 という訳で、時期的に考えて既に使っている"Mozilla 0.9.1"と比べて劇的な違いと言うのは考えにくい。似通ったブラウザーを複数入れるのは無用な混乱の元だと思うので、導入は見送っている。
「"Mozilla 0.x"シリーズを使ってない人、その中でも特に"Netscape 6"は使ってみた、って人には試してみて欲しいかな。色々と問題点も多かった初期のMozilla5だけど、最近のバージョンは機能も性能もかなり安定してきたから」

 前振りの小話程度に思っていたが、補足説明を入れてる都合で長くなってしまった。

2001年06月19日23:53:01

表裏一体

 小学校への乱入事件の再発防止の一環として、教師が護身術を学ぶ、というのがあった。
「まぁ、確かに必要だよネ。最終的には、攻撃は最大の防御っていうか」
 なかなか教えている内容に面白い物があったが、実戦でどれだけ活かせるのやら。刃物を振りかざしているとして、回り込むように斜め後方に避けて、モップなどの柄で籠手を打て、とか。それはまだましで、児童用として一般的な四本脚の椅子の足を使って追い込め、というのは、なかなか難しそうに見えた。
「背もたれを持って、脚を押しつけて胴体を脚で挟み込むようにして壁などに押しつける、って話だったけど。腕が上がった時に胸に嵌め込んで『バンザイ』の状態にさせなければいけないみたい」
 下手すると、椅子持ってる手を斬られるだろうしな。

 それと、折り畳みのパイプ椅子を使った方法がなかなかトリッキーだった。開いた状態で脚を相手に向けるまでは同じだが、突いてきたところを椅子の座る部分で受け、椅子を折り畳んで脚の間に相手の腕を挟み込んでネジリ倒せ、とのこと。
「ただ、こういう発想の普及は諸刃の刃っていうか。防御方が判ってたら、予め注意して攻めればいいんだから」

 ま、銃乱射に至らない事を祈るのみか。教室の中に散弾がばら蒔かれるのは考えたくない。

2001年06月18日20:00:41

ぼー

 殺虫剤など、スプレー缶の噴射に火をつけると火炎放射になる話を、聞いた事はあるだろうか。
「・・・良い子はマネしちゃだめだよ」
 動きの速い害虫に対応する為に、噴射力が強く直線的で射程が長いやつもあるよな。あれでやったらどうなるんだろうと思っていたんだが、ちょっと試してみた。・・・これは凄い。
「・・・悪い子はマネしてみようネ」

 ウチにあったのは、噴射力の強いタイプが出始めた結構初期の奴だったと思う。1m近い火が吹いた用に見えた。
「今じゃあなんかもっと噴射力の強いタイプも登場してそうだし、おっかないなぁ」
 ただ、ガスなどが不燃性の物に変更されている可能性も大いにあると思うが。調子に乗ってエアーダスター(ホコリを吹き飛ばす為のスプレー) で試してみたが、これは不燃性のガスで全く燃え無かった。

「しかしコレって、オイルライターとか立ち消えしにくい火種とセットにして使ったら、冗談抜きで充分凶器になるんじゃない? SEGAの『ダイナマイト刑事2』みたいな話になっちゃうけど、笑い話じゃなくて」
 スプレー缶とライターで両手が塞がってしまうと不便だが、スプレー缶にライターを固定する小道具とかを作ってしまえば解決する問題だしな。今も可燃性になっているなら、全てのスプレーをとは言わないが、噴射力がある程度以上強い物に関しては不燃性にすることを義務付けとかすべきではなかろうか。

「っていうか、殺虫成分とかも燃やして良い物なのかな。なんか、有害なガスとか発生しそうな気がするんだけど」
 う。それもあるな。

2001年06月17日21:28:31

続・がん

 前回、銃の話を書いたが、銃の世界は色々と奥が深いので迂闊な事を言うと恥をかく。案の上幾つかの事柄が欠けていた気がするので補完しておきたい。

「えーと、まず。カービンの前後の境があやふやって事にしたけど、実際にはハンドガンとライフルの境目ってのも突き詰めて行くといま一つ不明瞭になったりするんだよネ」
 ライフル弾を使うのをライフル、と書いてしまったが、.44Magなどの大型拳銃弾を使用するライフルもあるし、逆にライフル弾を使用する化物みたいな拳銃もある。
「ライフルってのは、通常ある程度の銃身の長さを持った銃。それだけ、弾丸を飛ばす為の火薬、装薬に点火されてから弾丸が銃口を飛び出すまでの距離が長く、時間がかかるってこと。だから、ライフル弾ってのはそれを前提に比較的長い時間をかけて燃焼する火薬を装薬に使っているし、逆に銃身が短くてすぐに銃口から出ちゃう拳銃弾の場合は短時間で燃焼する火薬を使ってあるの」

 このへんも突き詰めていけば、最終的にはメーカーがこれはライフルですといえばライフルになるし、拳銃と言えば拳銃になる傾向がある様に思う。
「FN社の最新、と言うにはある程度時間が経ってるけどかなり新しい、"P90"や"Five-Seven"なんか、殆ど外見上はライフル弾を小型化したみたいで特性もそれに近い弾丸使うけど、一応サブマシンガンやハンドガンにカテゴライズされているとか、色々と複雑だよネ」
 従来、ライフル弾を使う拳銃、なんて言ったらイロモノの範疇に近かったが、"FN Five-Seven"は真っ当なレベルにまとまっているという。小口径の高速軽量弾を使い、通常の対拳銃用クラスの防弾ベストではストップできないという曲者である。
「ま、元々拳銃とライフルの中間を埋める為に新開発した弾丸であり銃だって話だから、狙い通りの効果なんだろうけど」
 ライフルと拳銃、で単純に色分けできる時代では無くなっていくのかもしれないな。

 改めて言いなおすと、ライフルとはある程度銃身が長く、ストック(肩に当てて銃を安定させる部分)やハンドガード(銃身の前方を手で持って安定させる部分)が付属された銃、と言って置けば良いかな、と思う。これに連発機能が付くと、アサルトライフルとかになって来る。
「逆にハンドガンは、ある程度銃身が短くストックやハンドガードのない銃、になるのかな。これに連発機能がついて来るとサブマシンガン。その過程でストックやハンドガードが追加されたりするから、アサルトライフルとの境界がぼやけて来るんだけど」
 そのぼやけた境界線に来るのが、カービンって呼称な訳だろう。専ら使用する弾丸次第でカービンとサブマシンガンが分類されると考えるのが無難だが、あやふやな境界ではある。

2001年06月16日18:51:49

がん

 ネパールの王侯射殺事件、調査関係者が殺害に使用した武器を公開した模様の写真が新聞に載っていた。注釈に『自動小銃を掲げる関係者』見たいにかいてあるが、どう見ても散弾銃だ。っていうか、イタリアのSPAS12。ストック(射撃時に肩に当てて銃を安定させる部分)などに特徴がある。
「まー、銃の名前は知らなくても、ポンプ・アクション(右手で撃つとして、左手で銃身の前方を支える箇所を手動でスライドさせる事によって、次の弾を撃てる状態にする)を思わせる外見を見れば、ショットガン(散弾銃)だろうな、って判ると思うよネ。あ、SPAS12はセミオート(発砲時の反動を利用して次の弾を撃てる状態にする)でも撃てる銃だけど」
 ま、後ろの方でもう一人が持っている銃はM16系の自動小銃には違いないんだが。
「M16は原型とか派生とか類似したモデルが多いからどれかよくわかんないけど。光学スコープがついてたからある程度後期のモデルなのは確か。素直にM16A2と思っていいのかな?」
 とはいえ、散弾銃の方が明らかに目立ってる構図なのに自動小銃という書き方は頂けない。

「ところで、室内、それもパーティ会場なんて人がひしめいてそうな場所で起こった事件で凶器がショットガンって・・・うーん、エグイ」
 対人用として一般的なバックショット(大型の弾が少数はいった散弾)を使ったなら、一発でまとめて数人が倒れるよな。至近距離だと一人が集中的に被弾して蜂の巣になって別の意味で酷い。スラッグ(一粒弾体。特大の弾が一発だけ入っている)だと一発で撃たれるのは一人だが、撃たれた人間はえらい事になる。
「接近戦でのショットガンは、大きな脅威だよネ」

 それにしても、日本の銃の呼び名は不明瞭な物だ。

 なんだかよく判らない。補足すると、オートマチック・ピストルは単にピストルでも通じるはず。アサルト・ライフルとカービンの境界は元々不明瞭で、小型の物をカービンと呼ぶが、厳密な定義の差は無いはず。メーカーがカービンと呼べばカービンだと思う。
「『小銃』って呼び方が、話をややこしくしてる気がするネ。短機関銃と自動小銃、文字からするとなんか小銃の方が小さく聞こえない? 実際には、自動小銃の方がずっと大きいんだけど。ライフル=小銃、と訳すにしては、スナイパーライフルは狙撃小銃になってないし」
 長銃、とでも呼んでおけば良かったんだろうか。アンチ・マテリアル・ライフル(昔でいう対戦車ライフル。マシンガン用の大型弾を使う大型狙撃銃。装甲車の乗員やエンジンなどを狙える)なんか、対物小銃、なんて訳しちゃったら意味不明だ。あんなバカでかい物なのに。

2001年06月15日21:01:37

電子政府

「小泉内閣のML、大人気だネ。作者さんも取ってるの?」
 んー、取ろうかと思ってたが、こうも大人気になると逆にその気が失せてきた。結局取ってない。しかし、内閣からのML配信が本当になってしまうとはなー。
「確か、森内閣時代に森さんがE-mailの送りかたとか覚えて、小渕首相の『ブッチホン』に続いて『モリメール』でもやろうかなんて言ってた時に、もう一歩踏み込んでMLを、とか言ってたよネ、作者さん。冗談で」
 過去の投槍を振り返ってみると、去年の7月ごろの話だな。ま、あの時の冗談は、内閣からというより首相個人の雑多な見解をPDAとか使ってこまめに配信したら、なんて内容だったが。
「結局実現はされなかったモリメールだけど、今回のMLの伏線だったりするのかな、やっぱり」
 政府としてIT、ITと言い出したのも、森首相の代になってからだしな。

 しかしやっぱり、人気があるところで便乗してもっと個人的な雑談配信も試みて欲しいとか思ってしまう。

 党首討論終わりました。やっぱり鳩山さん辟オR顕▲鱧┳
まいっちゃうね。

「総理! 先日のあのメールは一体なんなんですか!」
「通信システムにトラブルがあった様で、文字化けが発生した模様です」

 ちょっと一言、手短に。民主党は

「総理! 先日のあのメールは一体なんなんですか!」
「なにぶんまだ操作に不慣れな物で、編集途中の物を送信してしまいました。訂正しようと思ったのですが、次の会談の予定が迫っていた物でそのままになってしまいました」

 こういうのはだめ。

2001年06月14日22:59:16

翼賛かも

 深沢美潮女史の新刊、デュアン・サーク(8)『氷雪のオパール(下)』を数日遅れで読んだ。相変わらず面白い話を書かれる方だと思う。
「もう文庫本で25冊ぐらい読んでるのにネ」
 そろそろ飽きる事だと思うんだがなー、と思いつつも読むと引き込まれてしまう。不思議な物だ。ただ、フォーチュンよりはややデュアンの方に気が向いてきたようには思う。
「デュアンのほうが、進歩っていうか、成長っていうか、そういうのを感じる面が強いしネ。へっぽこ集団のフォーチュンと違って、デュアンにはオルバやクノックとか、腕の立つレギュラーキャラもいるし」
 本来私ゃ、強いキャラが圧倒していく雰囲気の方が好きなつもりでいるからな。かと言って露骨にやられると引くが。

 しかしまぁ、こうもうまくやるもんだと感心せざるを得ない。本書のあとがきでクレイ・ジュダの話を書きたいと書いていたが、どうやら既に実現に向けて動いているようだ。
「フォーチュンもまだ終わった訳じゃない。デュアンはクレイ・ジュダとに二分割。ファンタジーを離れた『菜子の冒険』も続編の予定は無いながら一巻でそのまま終わるとも言えない雰囲気。引く手あまただネ」
 今回の話を書くに当たって、もう一度本格的にアニメ化でもどうかと言ってまとめようと思っていたが、気が変わった。
「え、なんで? 深沢さんの手腕は問題なし、製作会社側にしても深沢さんの安定した人気を考えてみたら資本を注ぎ込んでみるだけの価値はあると思うんだけど。既存作品の安易なアニメ化じゃなくて、オリジナルにガツンと書き下ろした話で」
 いや、そんな事やってる暇がなさそうに思えてきた。小説を書くだけで手が一杯なんじゃないかと思う。キチンと最後まで踏み込まず、アニメ会社に丸投げにしてしまっては元も子も無いと思うし、かと言ってそんな事をやっている時間は無い様に思える。
「まー、確かに、過去のフォーチュンのOVA,TVAの出来はお世辞にも大した物じゃあ無かったしネ。あの程度の物を繰り返すぐらいなら、小説に専念した方がいいのかも」

2001年06月13日21:18:24

-1

 今日は残念な日だ。
「作者さんの寿命が一年縮む日なんだよネ」
 そう考えると、誕生日ってちっともめでたくない。

 さて、それとは関係ない話になるが。数週間前から、INTERNET Watchで、ちょっと興味深い連載記事が掲載されている。『社会学の理論で斬る「ネットの不思議」』という奴だ。
「一言で紹介できる様なもんじゃないから、ちょっと読んでみて、とでもしか言い様が無いんだけど」
 社会学の理論で斬ると言うあたりが、ちょっと違った視線からネットを見直すような構図になっていていなかなか面白い内容だと思う。

2001年06月12日20:20:03

藪猫を探せ

 私のハンドルネームの『藪猫』は中国語表記のサーバルキャットの事だとプロフィールの表記も含めて言ってきたが、写真や映像のみで未だ実物のサーバルキャットを見た事が無い。見られるところはないかなー、と google で『サーバルキャット 動物園』などと検索してみた。
「えーと、ヒットした先頭のページはっと・・・訃報。ありゃりゃ」
 しかも到底いけない距離・札幌の話だったり、繁殖にも失敗していたとか、日本の動物園には七匹しかいないとか、ますます救いの無い内容であった。最初から滅入る。

「ま・・・まぁまぁ、そう気を落さずに。あ、徳島の方にいるみたいだネ。とくしま動物園に」
 徳島か。海外だなー。
「海外って。(^-^; 日本国内じゃないの」
 でも大阪からすれば海の向こうには違いないぞー。航空祭巡りの如く一般道を地道に走ってともいかない。有料の橋(明石海峡大橋〜淡路島経由〜大鳴門橋)を渡るか、フェリーを用いなければ行けない。
「うーん。フェリー、フェリー・・・徳島へは和歌山から出ていて、小型車ごと乗って往復で10,000円弱。確かに安くないなぁ。橋を渡ると、橋を渡る部分だけでも8,000円近く。うーん、橋以外は一般道走ってもこの価格は痛い」

「あ、岡山県にもいるみたい。池田動物園
 ・・・なんか、更新されずに放置されてる雰囲気の公式サイトが寂しいんだが。岡山県県内ではどうやらそれなりにメジャーな場所らしいが、情報不足の感は否めない。第一、岡山も遠い。航空祭といい、サーバルキャットといい、私のどうしてこう拒むように遠距離ばかりなのか。あー。

「余計に幻滅感を誘うみたいで悪いけど、神奈川県の方には実際に触ったりも出来るらしいペットショップ兼用の動物園、インナー・シティ・ズー ノアってのがあるみたい」
 サーバルキャットのお値段はいくらだ・・・150万円。あうー。買おうと思うには高いが、見に行こうと思うには安い値段だなー。
「150万円の物を見に行くのに掛かる交通費が、億単位の価格の航空機を見に行く時と同等か、下手すればそれ以上ってのは、確かに分が悪いよネ」

 もっと近場にいないものか、サーバルキャット。
「大阪梅田のペットショップが扱ってたって話があるけど」
 おおっ、それは近い。
「でも、違法業者として摘発されたりしてるけど」
 ・・・駄目やん。生き物の不法売買はかなり駄目。生き物は生き物であって、物ではない。

2001年06月11日22:36:14

数字

 NHKの世論調査結果が報じられていたな。
「相変わらず、バケモノ的支持率だネ、小泉内閣は」
 いいのかなぁ、これで、って気がしないでも無い。田中外相に関しても、70%以上が評価している、って結果だったし。
「ただ回答に関して、支持・不支持、の二値だけって質問も多かったのか、従来通りながら疑問もあるよネ」
 こと内閣支持なんかに関しては、どちらかと言えば支持、どちらかと言えば不支持、みたいな中間の回答項目もあるべきでは無かろうか。

 あ、関係ないが、同じNHKのニュース10で、超伝導電線の話とかしてる。超伝導電線の意義に関して、従来型をマラソン、超伝導型をスケートに例えた話は、なかなかイメージし易く良く思えた。
「本来難しい話を、いかに判り易く話すかってのは、マスコミの腕の見せどころではあるよネ」

 政治に関しても、うまくやって欲しいと思う。

2001年06月10日15:36:36

大攻勢

 今朝のNHKの日曜討論(政治系番組)に小泉首相が出ていたそうだな。
「現役の首相がTV番組出演したのって、凄く珍しいんじゃない? ここ数年では前例は聞いた事無いような」
 小渕首相はいわゆる『ブッチホン』で音声のみ出演したことあったんだっけ? 森首相はテレ朝のサンデープロジェクトで田原氏が電話してこいというから、してやろうとしたら放送局側の不手際で出られなかったとぼやいていたな。
「森さんが辞任後から半月程度だったかな、でサンデープロジェクトに出たのは、小泉さんが何かテレビに出る伏線だったんだったりして」
 どうなんだかな。どうにしろ、首相がテレビなどに出てきて意志を語るのは、良い事だと思う。
「野党側の党首や代表ばかりにマスコミ相手に好き言わせておくのも、なんだからネ」

 まー、野党側も大変ではあるわな。世論が反自民一色で内閣支持率低迷の時代には、相手は討論というか口喧嘩の猛者、森喜朗。本来圧倒的有利な状況の筈なのに党首討論などではことごとく言い負かされ、泣かされる事になっていた。
「一時期はあまりに勝てない物だからか、止めてた時期もあったよネ」
 そしてやっと森氏が退いたと思ったら、何が何でやら、よく判らないが俄に大人気になった小泉氏が相手である。空前の高支持率を誇る内閣相手で、今度は圧倒的不利な状況になってしまった。しかも、小泉氏も森氏と優劣をつけよと言われれば一歩劣るのかもしれないが、討論をさせれば相当な猛者である事には違いない。
「昨今良く放送される答弁や討論の様子を見てると、小泉さんが圧倒している感じに見えるよネ。ま、森さんのころも、なんか言いくるめて逃げきってる雰囲気だったけど」

 この小泉人気に便乗して、早いうちにイメージ回復しておきたいのが、森氏では無かろうか。昨今の強気な態度の小泉首相や塩川財相といった森派、森派のキャラクター、強気を更に通り越した感じの田中外相などのキャラクターが受け入れられる昨今の世情を考えてみると、振り返って考えて森氏がなぜ不人気だったのか不思議に思えてくる。
「仮に森さんが首相やってなかったとして、今の内閣になって入閣してたら、どういう評価を受けていたかな? 文部科学大臣あたりになっていて」

2001年06月09日20:38:09

続・SOGEKI

 しばらく前に紹介したコナミのスナイパーシューティング『狙撃』だが。少し頑張ってみた。やはり、面白い。特に、サイレントスコープ初代は好きだったが、2はちょっとなー、と思ってた様な人にはお薦めかもしれない。
「ところで、以前に2の主人公の片方が敵として出てたって書いたけど、もう片方の方も同じところで登場してたみたい。先に言ったのは、赤いシャツをラフに着た男でコードネーム"Jackal"、もう一人は青いワイシャツをきちっと着た男"Falcon"。しかも、二人とも狙撃対象になる場合があるみたい。いいのかなー、旧作の主人公殺しちゃって」
 さぁ。しかし、ゲームに登場する人物等はフィクションだといった表示がされるので、その意味でもフィクションなのかもしれない。現実に対してフィクションであるだけでなく、旧作に対してもフィクション。

 さて、まだまだ未熟者ながら、未熟者なりに攻略の案内をしておこう。

  1. ビル立て籠もり
    ターゲット表示に先行して自力で敵を見つける感覚に早く慣れよう。立ち止まっていて狙い易い敵は確実に頭を撃っておいた方がコンディションが稼げて良い。しかし、歩いていて狙いにくい敵に無理してミスショットを犯すと不利になる為、無理はしない方が良いだろう。
    ボーナスライフは正面のビルの右下の方。白い服が目立っている。

 私が一コインで行けたのはここまで。一コンテニューして行った次が表示上の最終任務。クリアは出来なかったので、本当に最後なのかどうかは知らない。内容的にはやはり手強いが、シチュエーションは中々格好良く好印象。ボスは何体出るのか知らないが、一体目で負け。もう一度コンテニューしても勝てず一旦諦める事にした。

2001年06月09日00:10:32

頑張れ怪獣

 Netscape系のブラウザー"Mozilla 5"の流れの片方、"Mozilla 0.9.1"がmozilla.orgからリリースされた。
「ロードマップ(リリース計画表)の中で"Crash randing(不時着)"と注釈された"0.8.1"に続いて、"More Crash randing(更に不時着?)"と注釈された"0.9"の次となる今回の"0.9.1"、さーて、どうかな?」
 "0.9"は、確かに結構酷かった。透過GIFや動画GIFの表示異常、一部のページで確実にハングアップする怪(極めて希。っていうか、私が巡回する範囲では一件だけ)、原因不明で実質上のハングアップ状態になる怪(結構起きる。Win2K上にて、CPU使用率が99%近くになって実質上停止する)など。

「"0.9.1"では、動画GIFの挙動は直ったみたい。透過GIFはまだ。確実ハングアップは直らず。CPU使用率99%化は減ったのかな? これはまだ、使いはじめたばっかりでよく判らないけど」
 おおむね前進した気がする。っていうか、それより画面デザインが代わったのが目につく。色使いが明るく白っぽくなった。その他変わったところでは、font指定が細かくなった。cssのfont-typeの一般名での指定法を聞いた事ある人でないとピンと来ないとおもうが、"cursive", "fantasy"なんかを指定した場合に使うフォントを明示出来るようになっている。あまり使う機会は無い設定な気もするが、cssに正しく対応するという意味では、必要なことではある。

 あと、メーラーの挙動に要注意な点があった。メールをフォルダー作って整理する際、フォルダーの名前が2byte文字(漢字や平仮名とかの全角文字)だと認識しなくなったりなどの挙動不審を起こす。HDD上から消えてしまう訳では無いようなので、実際にメールがどこに格納されているか判っているなら、適宜ファイルやフォルダの名前を半角英数文字とかに変えてやれば再認識してくれるようだ。

2001年06月08日19:50:12

突発

 思わぬ事件が起きたもんだなー。小学校に乱入して八人殺害とは。
「アメリカなんかで学校を舞台にした銃乱射事件とかは起きてたけど、あれって専らハイスクールとかで、事件を起こしたのもその学校の生徒自身、だったと思うけど、部外者が乱入して大量殺人とはねぇ・・・」

 向こうの銃乱射事件関係の後にも問題になったことだが、対策としてもっとも直接的で判りやすい物としては警備を厳重にすることなんだが、即物的にそういう対策に頼るのもまた手放しでは歓迎できないのがややこしい。
「学校を高い塀で囲み、門には警備員を置いて出入りをチェック。校内でも武装した警備員が定期的に巡回。確かにそれでそういう暴力事件は阻止できるだろうけど、見かたを変えると学校がまるで収容所や刑務所みたいな態勢になっちゃう訳で、それはどうかなー、とも感じるよネ」

 ところで、NHKでは事件後のインタービューは保護者などに留めていた様だが、民放では児童にもやってたりもしたなぁ。どこの局だったかは覚えてないが。
「児童相手にそれはちょっとそれは無神経なんじゃないかなー、って気がするよネ」

2001年06月07日19:54:04

火消し

 今さら言っても遅いと思うが、今日21:00からNHK-BS2で放送する『ブレードランナー』はちょっと要チェックだと思う。
「随分前に触れた、○○は××の夢を見るか〜って言い回しの元、小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の映画版なんだよネ」
 NHK関係の話ついでに言っておくと、先々日に放送を終えたドラマDモード枠『陰陽師』の後に入るドラマ『グッド☆コンビネーション』はあまり期待しない方が良いと思う。
「BS2で先に放送されたんだけど、さほど面白くは無かったよネ」
 BS2放送済みで地上波はまだのドラマでは『トトの世界』が良かったと思うが、放送順序ら行くとグッド〜の方が先なのは道理か。

 前置きが長くなった。さて。新聞を見ていると、まだ金融機関で可燃性の液体をまく模倣犯の強盗が絶えないようだな。消火器でも吹き掛けて追い払っちまえ。
「粉だらけになって片付けが面倒じゃない」
 炭酸ガスなどの、不燃性ガスを使用するタイプの消火器を用意しておけばいい。これなら後片付けは楽だろう。気体だから。
「あれって冷たいんじゃないの? 吹き掛けられたら凍傷とかになりそうな気がするんだけど。二酸化炭素中毒(一酸化炭素中毒ほど急性ではないが、意識障害とか起こす)とかの危険も無きにしろあらずだし」
 正当防衛になるんじゃないかなぁ、一応。あんまり露骨に吹きつけたら過剰防衛になりそうだが。

2001年06月06日20:59:03

火薬庫

 田中外相、なんか危なっかしいよなー。
「ま、言ってることがまんざら間違ってる訳でもないし、正論でもあったりすると思うけど、だからって言って良いものと止めといた方がいいものとがあると思うよネ」
 アメリカ関係の、他国の外相に対する話の問題とかなー。マスコミが言う内容は誇張された物だったとしても、火の無い所に煙は立たない訳で、なにかしら報道された内容を示唆する様な話をしたことは事実だろうと思う。
「アメリカの機嫌は損ねるし、オーストラリアやイタリアの外相には擁護的な話をしてもらって借りを作った様なものだと思うし。なんだかなーって感じ」

 官僚側、昨今言うところの事務方からの情報漏洩だとかいっても、漏らされるのは監督不行き届きだし、漏らして困らせてやれと思われたのなら、省内の人間関係に問題があるということである。身内と仲良くやれない外相が、他国と仲良くやれるのか、不安材料ではある。
「外務省内に改革が必要なのは事実だけど、やり方ってものがあるだろうしネ」
 それに外交機密費問題などを中心に、世間の流れは『情報公開』だという時世に、いかな正論であり必要であっても、機密保持を声高に叫ぶのは違和感を否めないのも事実だと思う。

 まー、アメリカに何か言ってやる必要があるのも事実だとは思うが、言わない方が良い物もあると思う。アメリカに何か言うことに対して、列車の中で乗車マナーを指摘して殴り殺されたニュースとかを思い出すのは、例えとして過激すぎか。

2001年06月05日20:01:45

SOGEKI

 おや、気がつけばいつの間にかフジ系の時代劇『剣客商売』がまた始まってるな。第三期目だと思う。
「一騎討ちとか、殺陣に妙に凝った時代劇だっだけど、今シリーズはどうなのかな? 一期目が一番極端で、二期目は少しおとなしくなってた印象があるけど」

 ところで、先日紹介したコナミのスナイパーシューティングーゲーム『狙撃』だが。色々と凝っていてやはり面白いぞ。
「奇襲型の任務の場合、一発でも狙いを外すと奇襲失敗になって敵が動き回ったり反撃してきたりするようになる、とかネ。そのタイプの任務の場合、外すと『ミスショット!』と大きくカットインが入るのが特徴」
 変わり者の敵キャラも相変わらずというか何と言うか。タンデム複座型の武装へリ(旧ソビエトのMi-24D系?)に乗って現れるボスキャラは、前席にクマのぬいぐるみを乗せたアフロの男。
「確証は無いけど、なんかクマちゃんを狙撃しても一撃撃破出来るような?」
 ボスの頭を撃ち抜いたときのお馴染み?の頭蓋骨カットインに代わってクマちゃんがカットインされた様に見えたんだが・・・。予期していなかったんで、ハッキリとは見ていない。見間違いかも知れないが、あのゲームのノリからするとあり得ないでもない気がする。

「あとあれ。大統領を狙う狙撃手を警戒して、動きを見せた奴を撃てってやつ。警戒対象のリストに前作で加わった柄の悪い方の主人公が入ってたのはちょっと笑ったネ」
 あのキャラクターのタイプからすると違和感は無いが、面白いことをするもんだと思った。撃つことになるケースがあるのかどうかは知らないが、さすがに無いんじゃないかなー。
「っていうか、あの大統領も面白い人。ああもとことん命を狙われる割には、懲りずにパレードや演説をやる根性。その割には、テロリストに迫られると及び腰」
 コンディション(従来の、時間制限とライフ制限が統合された物)に余裕があれば、大統領の護衛に一回失敗しても任務続行できるしな。撃たれても簡単には死なない不屈の大統領なのか、一回失敗したら次は格上げされた副大統領とかになってたりするのか。
「顔が代わってたりしたら面白いんだけど。さすがに無いだろうね」

 などと書いているうちに剣客商売始まった。火曜時代劇と銘打った放送枠自身のオープニング、始めてみたがやけに派手だなー。剣客商売自身のオープニングは従来通りののんびりとしたものだったが。

2001年06月04日22:35:00

正義の女神

 うわー、埼玉のニュース熱いなー。警官は刺殺されるし、犯人は拳銃で撃たれるし。

 さて。NHKのドラマ『ある日、嵐のように』終わっちゃったなー。
「最後は土屋さんがああいうふうになるってのは、驚きだったネ。思わず『え?』とかテレビに向かって言っちゃう感じ」
 エンディングの三人で花見をしているシーンが最後に現実になるのかと思っていたが、そんな単純な結末は用意してなかったってことか。

「にしても、小田桐とか、室井とか、渋く脇を固めるキャラクターが光った作品ではあったネ」
 それと、ある意味前作に近い関係の『バブル』にも『勝ち逃げ』のキャラはいたが、今回もいた感じだなぁ。面白い趣向だと思う。
「次回作、『蜜蜂の休暇』はどうなるかな? バブル、ある日嵐のように、とはだいぶ違った傾向の作品みたいだけど」
 記憶喪失の主人公が自分の過去を探す旅、とかいうことだが・・・さて、どうなるやら。五話構成と言うことで、短期決戦だな。

 ところで言いそびれているうちに話が終わっちゃったんで、ラストチャンスとして言っておこう。
「ある日嵐のように、の冒頭や最後に出てくる『テーミス』の像だけど。ニュース見てたら、法務省の大臣室に置かれているのが写ってたネ」
 別にどうって訳じゃないが、へー、本当に象徴なんだなー、と感じた。

2001年06月04日19:58:04

たまにはゲーセンも

 この頃、久々にゲーセンでそれなりに楽しめている。『機動戦士ガンダム 連邦 vs ジオン』とか。ドムで走り回って・・・というか、滑り回っている。
「初めはなんかバーチャロンとかの印象が残ってて、それと比べてスピード感に欠けるなーとか思ってたけど、なれてくるとMSの個性が結構出てるとか、味方MSとの連携が曲者だとか、面白みが出てきた感じだネ」
 現在は、すっかりドム専門になった。クセのあるMSなので、慣れてしまうと他のMSは扱いにくい。幾つか、ゲーム中でのドムの特徴を書いておこう。

 移動は速いが動きは遅いので、そのへんを踏まえて載りこなそう。
「バズは威力はあるけど、飛ぶのが遅くてビームに一方的に撃ち負けるのが辛いよネ」
 0083とかで出てきた様に、ドムにもマシンガンが装備できたらなぁ。ドム・トローペンの如く、メイン/マシンガン、サブ/シュツルムファウストで行けたらどれほど心強い物か。
「あと、協力プレーの時はちゃんと相応に考えてやってネ。最低限、味方撃つのは×。白兵やってる最中に味方にまとめて撃たれるのとか困ったもの。ちゃんと状況を見てから撃とうネ」

 ああ、長くなってしまった。本当は、もう一つの方のゲームを紹介したかったんだが。
「コナミのスナイパーシューティング『サイレント・スコープ』の後継ゲームが出てたんだよネ。ズバリ、『狙撃』って名で」
 狙撃が題材であることに変わりは無く、ゲームシステム的にはほぼ継承されているが、直接の続編では無い。『サイレント・スコープ2』ではやや普通のガンシューティング的なノリが濃くなった印象があった上に難易度も高かった様に思うが、初代にやや回帰した様な印象を感じた。護衛任務などシチュエーションが増えたり、ボス格を撃つ時に弾丸を追う視点が入る演出(初代では最後の一発の時にあったやつ。2ではあったのかどうか知らない)が増えたりと、三作目にしてかなり成熟した印象を受ける。
「初期の方の状況に余裕がある任務では、ちゃんと実際のスナイパーと同じように双眼鏡を持って索敵を担当するパートナーと組んでいる様子が射撃開始前に映ったりして、その辺の細かい気遣いもされている感じだしネ」

 ただ、相変わらず左利き射手対策が無いのはどうかなー、と思う。左利きの私の視点だと、残弾などの画面表示が銃の陰になってしまって見づらい、というか見えない。

2001年06月03日20:17:56

ごぶさた2

 なんだかまた間が空いたが、今回は『私の主張』の更新に時間割いてたってことで大目に見て頂きたい。
「内容は、大したこと無いけどネ」
 うー。

 ところで、以前アクセスカウンターが飛んだ(壊れた)時に掲示板で指摘されたのを契機に飛ばない様に暫定的な対策を施したんだが。どうやら、期待した効果を発揮したらしい。飛び防止の為に施した対策が働いた際に表示されるエラーメッセージを目撃。
「喜んでいいのかなんなんだか、判らない話だけど」
 カウントアップに失敗したら、諦めてカウントアップ前の数字のままで置いておく、っていう簡易対策。本来なら失敗したら『やり直す』のが正道な対策だと思うが、希なケースである失敗の為に苦労する価値は低いと見て、『諦める』という手抜き対策でもある。

2001年06月01日19:44:40

ごぶさた

 ちょっと更新をさぼってしまった。別に、特別な何かがあったっ訳でも無いのだが。
「何やってんだか」
 惰性で更新してたが、さぼり出したらどうなるか怪しげ。油断大敵だ。

 さて、前回の投槍で書いたWindows 2000 SP2 日本語版、今日から公開されているな。さてさて、どの程度の変更があるのやら。現在、ダウンロード中である。
「Windows XPのライセンスのややこしさを考えると、当面はWin2Kで行く事になるのかな? あの『アクティブ化』だっけ、インストール後にインターネットか電話で登録手続きをしないと駄目ってやつ」
 たぶん、当面はWin2Kだな。それで、特に不便は無いはずだ。しかし、不正コピー対策とかが重要なのは判るが、PCの普及率が上がって、一家に複数台、一人で複数台のPCを扱う事も珍しくないであろうこのご時世、なんかもうちょっとスマートなライセンス形態と、登録方法には出来ない物かと思う。

2001年05月29日22:11:26

改二

 おもむろに。

「なんなんだか」
 私ゃ本来顔文字は使っていたし嫌いな訳でもないんだが、最近滅多に使う機会がないんだなぁ。=__;
「なーんとなく、柄に合わない感じになってるしね。ま、嘆かない嘆かない。(^-^)/

 ところで、アメリカの方では今月の半ば頃、既に Windows 2000 のSP2(サービスパック2)がリリースされてたんだな。知らなかった。
「XPの話に押されて、いつ出るんだか、って感じだったんだけど、やっと出たんだネ」
 IE5.5を含むとか聞いていたが、さて、実際どんな物に仕上がってるのかな。ま、日本語版を待つとしよう。

2001年05月28日21:40:33

必要悪

 美保基地からは、日付が変わる頃までには一応帰って来ていた。報告に関しては、どういう形でするかは保留。するとしても、まだこれまでに航空祭レポートとして触れていなかったようなものを取り上げたいと思う以上、かなり辺鄙(へんぴ)な内容になると思う。

 さて、うって変わった話題など。新潟県刈羽村でのプルサーマルの是非の住民投票だが。
「プルサーマルってどの程度理解されてるんだか、気になるよネ」
 通常のウラン燃料には、核分裂反応を起こすウラン(燃えるウラン)と、起こさないウラン(燃えないウラン)が混ざっている。自然に存在している量としては、燃えるウランの量は少なく、ある程度精製してその比率を高めてやって初めて燃料として使える。ウランで核兵器を作ろうと思えば、原発用より遥かに高い濃度まで濃縮しなければいけない。逆説的に言うと、原発は逆立ちしても核兵器のような大爆発は起きはしない。
「ま、メルトダウン(炉心溶融)を起こして超高温の核燃料が周辺の水分とかと接触すると大規模な水蒸気爆発とかにはつながりかねないんだけどネ。そうなると、放射性物質がそれでまき散らされることになるから、充分に危険には違いないんだけど。それでも、周囲一面焼け野原、なんてことは絶対に起きないはず」

 それはさておき。燃えないウランに、燃えるウランの核分裂反応によって飛び出した中性子が衝突するとプルトニウムに変化する。こういう認識で良かったと思う。結果的に言うと、通常の原発の中でプルトニウムが発生しているし、それが既に燃えて(核分裂反応を起こして)エネルギーとしても利用されている。そのプルトニウムのうち、燃え残った物を取り出すのが『再処理』と言われる奴である。その再処理によって得られたプルトニウムを通常のウラン燃料に少々混ぜて使うのが『プルサーマル』である。
「初めからプルトニウムが入っているか、後から発生するかの違いであって、遅かれ早かれプルトニウムは燃えるんであって、大差は無いと思うんだけどネ」

 私としては、原発反対の姿勢に対してとやかくいう気はない。それはそれで、その主義を貫いてもらって構わない。ただ言いたいのは『原発容認、プルサーマル反対』ってのはなんか中途半端じゃないかってことだ。原発と付き合っていくなら、プルサーマルは避けて通れない道の一つだと思う。

「ちなみに、純粋にプルトニウムを燃料として燃やそうって為に考えられているのが、高速増殖炉。上手くいってないんだけど。『もんじゅ』はナトリウム漏れ起こして頓挫した状態だし」
 冷却剤漏れであって、事故としての格はそう高くないんだがな。ナトリウムは水分と反応して燃えるから、事故現場の『見た目』は派手になるが。

2001年05月27日14:58:19

終了

 帰路につきます。
 疲れたので今回はこれだけ。

 あー。

2001年05月27日12:02:03

現地にて

 昼休み。薄くモヤの様な物がかかっている物の大筋で晴れており、問題なく予定はこなされている。

 混雑度合いは今年も適度。トイレや飲食に困るほどの混乱は無い。C-1もやはり派手に飛ぶ。結構、お勧めの航空祭だと思うんだが。

 後々にネタを残そうか、ってことで今回はこの程度で。では。

2001年05月27日07:50:00

現地近辺

 美保基地周辺の駐車場到着。最終的には去年とは違うルートから入って、違う駐車場に入れたが、まだ時間に余裕があるのもあるだろうが、今年も混雑というものがない。そして、道案内の看板等もかなり適当である。混雑や混乱が起きるほど人が集中しないが、相応に管理も甘い。

 蒜山周辺では再び雨がチラついて驚いたが、現地はひとまず雨ではない。曇っているが、それなりに明るさはある。飛行展示の予定は、無事にこなされるのだろうか・・・。

 さて、それでは後は日焼け止めでも塗って活動開始としますか。

2001年05月27日06:21:01

途中経過(2)

「おはよーっ☆」
 と言っても、結局寝てないんだがな。
「ありゃりゃ」
 やはり、車の中は寝やすい物ではない。座席を完全に平坦に出来るタイプでない限り。

 ところでここまで来る途中『去年も同じ所で道間違えたような』って箇所があった。
「学習能力無いなぁ」
 って言うがな。一年前に一度通っただけの道を充分に覚えてろってのは、キツイと思うが。
「あ、それもそうかな」

 普通乗用車なのに、後ろについたらやけに排気ガスが臭い車がいたりしたなぁ。少し頭痛がした。当然、外気取り入れるの止めたが。
「ポンコツ車?」
 そんな風にも見えなかったが。排ガス浄化装置(触媒とか)いかれてないか? ってういか、取り外してたんじゃないだろうな。
「あー」

 蒜山(ひるぜん)高原S.A.で休んでると『ラテックス』なる物を積んでいると書いたタンクローリーが二台いる。なんだ、ラテックスって。なんか、聞き覚えがあるが。
「んーと、調べてみると天然ゴムの主成分だって」
 あ、そうか。で、ラテックス製品とか、それに対するアレルギーがどうとか、って話題で耳にしてたのか。

 蒜山高原S.A.からの再出発の前に、朝飯として冷凍食品自販機のチャーシューメンを食べる。
「ご丁寧に『チャーシューは麺の下にあります』なんて蓋に書いてあるよ」
 自販機用冷凍食品自販機の都合で、そういう構造になるんだろうな。開けてみると、麺だけが見えて寂しい。書いておかないと、ガッカリ感が漂うだろう。食べてみると・・・薄味だな。
「一応、薄味好み文化圏の人間の作者さんが薄味だって言うってことは、かなり薄い? 良く混ぜたの?」
 ああ、混ぜた。しかし、食べていってみると・・・チャーシューの味が濃い。
「ありゃりゃ。自販機用冷凍食品の設計ってのは、なかなか難しいようだネ」
 とはいえ、大筋ではそこそこいける味だと思うんだがな。

 ・・・しかし考えてみれば、こんな所まで来て、なんで私はこんな小話を書いてるんだろう。
「それをいっちゃあ、お終いだよ。(^-^;

2001年05月27日03:40:18

途中経過

 米子道蒜山高原S.A.到着。今年もここを仮眠場所とする。
「去年は寒いってぼやいてたよネ」
 今年は去年ほど肌寒くないか? どちらにせよ、今年は去年と違って毛布を用意してきたので、困ることは無いだろう。

 さて、大阪から美保基地へ向かう道路事情の報告など。中国自動車道〜米子道と素直に高速道路を走れば全く問題なくスムーズに行けると思うが、安上げるために一般道でどこまで行けるか検証する。まずは、大阪近辺を離れるまで。
「宝塚〜西宮あたりを抜けるまでの道は、お世辞にも走りやすくはないネ」
 中国道西宮北I.C.までは高速道路を使った方が楽かもしれない。ま、大阪出たばかりでまだ元気のある時間帯だから、多少の手間をかけても構わないかもしれないが、帰り道はだるそうだ。素直に高速道路を使おうと思う」

「西宮を過ぎると、かなり走りやすくなるネ」
 ああ。条件は良い方だと思う。ただ、山崎I.C.〜作用I.C.間は高速を使った方が賢明だったようだ。道そのものは対面に困らないまっとうな道が走っているたが、結構遠回りになる。また、山崎〜作用I.C.間は一区間ながら丁度P.A.もあるので、休憩にも丁度良いかもしれない。

ところで、作用I.C.から先、中国道に沿って走る一般道を走っていたんだが。山崎〜作用の一般道もそうだったが、兵庫県の道は良く整備されているな。かなり辺境っぽいところでも、大型トラックとの対面通行にも困らない程度の道になっている。
「予算たくさん落とすような、建設関係に顔の利く政治家さんとか輩出してきたのかな、兵庫県は?」
 そんなことを思いながら走っていて、岡山県に入ったことを示す標識を過ぎた瞬間。いきなり道が狭くなったよ。マジで。まるで冗談のように露骨に細くなった。大型トラックとも対面通行できる道から、いきなり普通車とも対面通行できない、車一台分の道幅になってしまった。
「わー、凄い」
 ま、周辺の状況から考えると、本来その程度の道でも事足りるような場所の様に感じたがな。しかし、確かに凄かった。写真にでも撮っておけば良かったかな。漏斗の様に狭まる様を。

 その先、久世I.C.から米子道に入るのは必然だと思う。その先しばらくは、妥当な代替えとなる一般道がない。蒜山I.C.まで行けば、あとは一般道でも行けるだろう。

 兵庫県内でかなり雨に降られたりして驚いたが、今は止んでいる。ま、瀬戸内海側と日本海側、気候に差は結構あると思うが、このまま降らなければ良いのだが。では、今回はこの辺にて。

2001年05月26日20:17:03

今年初

 さて、ちょっと出かけてくるかな。
「ん、どこに?」
 いや、ちょっと米子方面に・・・。
「あー、美保基地か」
 むー。

 今回は、ロック岩崎氏が飛ばないそうだ。ちょっと残念。代わりに攻撃ヘリの飛行展示が追加されたそうだが。
「でも確か去年は、天候不順で予定が大量にキャンセルされてなかったっけ」
 ああ。美保基地自体の天候は悪くなかったんだが、リモートで飛行展示(他の基地から飛来して飛行展示し、そのまま着陸せずに帰っていく方式)を行う予定だった基地、築城基地だったかな、の天候不順で、ごっそりキャンセルになってた。ま、美保基地の見ものである C-1 関係が真っ当に飛んでたから、それで悪くは無かったんだが。

「今回の天気はどうかな? ・・・うーん、予報は曇りか。リモートの九州の方は雨も降りそうだし」
 持ってくれると、いいんだがな。

2001年05月25日20:52:42

tanomi.come

 受注生産サイト『たのみこむ http://www.tanomi.com/ 』だが。ちょっと面白い企画があった。それは。
鴨が育てた福井の米・たのみこめ
「きゃはは。たのみこむ自体が .com に引っ掛けた語呂合わせなのに、それを更に語呂合わせするかなー」

 えーと、価格は送料や消費税をひっくるめるといくらだ・・・ \15,592 か。一反の水田でとれた米を20人で山分け、最低補償は玄米で20Kgだという。
「一反での収穫量はどれくないなのかな? っと、ざっと調べてみると・・・400〜500Kgぐらい。豊作で+20%程度、不作もしくは品質重視の栽培法の導入で-10%ぐらいってところ」
 この米、害虫や雑草を食べてくれ、糞が肥料となる鴨を田んぼで放し飼いしながら育てると言う米だが、良く見ると、だからといって『有機栽培』や『無農薬栽培』とは銘打っていない。まぁ、必要に応じ適宜に化学肥料や農薬も併用して無難な栽培法をするってことか。
「現実問題として、必要だよネ。なかなか、奇麗事で農業経営は成り立たないと思うし」
 で、一反で豊作でも600Kgってことは、期待し得る最大山分け結果は30Kgってことに。が、品質重視で作るとなるとそこまで取れるかは怪しく思うので、25Kgぐらいが最大になるんではなかろうか。

「ただ、もう一個忘れちゃあいけないのは、届くのは『玄米』だってこと。普段食べる白米にするには、それから精米して 8〜10% 程度削らないといけないの」
 という事は、最低補償の20Kgが届いたとして 18Kg 程度、25Kg届いて 23Kg 程度ってことだ。
「普通の店頭で売ってるお米は 10Kg で \4,000 〜 \6,000 程度だよネ。それに対して、だいたい \8,000 相当の買い物になるのかな」
 適度な贅沢って感じか。それなりに有意義な商品かもしれないな。

2001年05月24日19:58:24

色分け

 わ、円上がってる。119円台になった。なんか知らんけど。

 さて。小泉総裁は自民党の派閥解消の姿勢を打ち出してるが、派閥って別に悪いもんじゃ無いと思うんだがな。
「自民党が野党転落した頃、一度形の上では派閥解消したけど、マスコミ報道時にはその後も『○○派』みたいな感じの表現で付いて回ってたしネ。結局、いつのまにか復活して現在に至ってるし」
 野党側の自民党の旧態を批判して本当に変われるのかというような質問に対して、小泉総裁曰く『自民党は話せば判るんだから』と言っていたが、裏を返せば話さないと判らないという事である。その中でも話さなくても判る人達、思想や政策のある程度共通した人達が集まって成り立っているのが、派閥と思って良いだろう。話せば判る範囲の人達は派閥単位の争いの中で納まっているし、話しても判らない人は自民党から出ていくか、最初から自民党に入ってない。
「所属派閥を見ると、その人の思想や人脈のおおよその見当が付くんだよネ。その派閥を無くすと、逆に自民党が判りにくくなるように思うんだけど」
 だいたい、こんな感じでは無かろうか。

「こんな感じで見ると、面白いでしょ? 一件同じお年寄り同士でも、財務相の宮沢さん(宮沢派会長。堀内派)と、現在の塩川さん(森派)とでは全く逆のタイプってのが派閥見た段階で察しが付く訳」
 実際、塩川氏は宮沢氏と違って、雄弁に色々と喋る人だよなー。入閣時には、何でこんな老人がまた、なんてマスコミには言われていたが、開けてみるとなかなか面白い事になっている。今ではむしろ、評価されている様にも見える。
「去年の加藤さんの森内閣不信任を巡る揉め事も、ハト派の加藤派(当時は、堀内派と分裂する前)と風見鶏の山崎派じゃあ、最後までやりぬけるんだか、とか思ってたら、最後は折れちゃったし」
 その辺の意味で言うと、石原行革担当相は橋本派である以上、期待されるほど斬新な事するのかなー、ってイメージは拭えない。

2001年05月23日21:11:44

TPC

 この頃、話題が結構異なった分野に分散している様に思う。
「あんまり偏るよりは、いいだろうネ。・・・内容の善し悪しは別問題だけど」
 あうー。

 前振り。小泉首相、上手いぞ。ハンセン病訴訟で政府は控訴の姿勢を見せていた中で、原告団との面会の機会を設けると同時に、控訴断念の結果へ。
「どこまで小泉さんの意図が反映されたのか知らないけど、安易に見ると、小泉さんのおかげで原告は救われた、みたいな印象を与える結果になったよネ」
 狙ってやったのなら、巧みな宣伝工作である。

 さて、一応の本題。先日発表されたシャープの薄型ノートPC『PC-MT1-H1』がちょっと面白い。薄型ノートPCの弱点は、キーボードのキーストロークが浅くなることである。
「押した時に凹む割合が小さくなって、なんか押し応えが悪いっていうか、気持ちが良くないんだよネ」
 私は以前その対処として、液晶を閉じた時は全体が窪んで収納され、開いた時に持ち上がって出っ張る様な、ある種の可変構造を導入することで、薄型と充分なキーストロークを稼げないか、なんて言ったことがあったと思うが。どういう原理でやったのかは良く判らないが『ポップアップ式』という名で実現されてしまった。

「そういうトリッキーな構造と言えば、やるとしたらIBMかなーと思ってのに、シャープがやって来たとはネ。昔使ってたコピー『目の付けどころがシャープでしょ』は伊達じゃなかった、ってことかな?」
 家庭用ビデオカメラに、見易い大型液晶画面を取り付けたのもシャープのビューカムとかが皮切りだったと思うしな。侮り難し、シャープ。

 薄型でキーストロークを稼ぐ技術が商品化された次は、やはり小型でキーピッチ(キーとキーの間隔。狭いと、隣のキーを誤って同時に押してしまうので使いにくい)を稼ぐ技術だろう。
「昔、IBMが『バタフライキーボード』ってのを作ったよネ。真ん中で割ってスライドさせて、液晶の開閉に連動して展開されるやつ」

  使用状態      収納時
 ■■□□□□     □□□□ 
 ■■■□□□ ←→ ■■□□□
 ■■■■□□    ■■■□□
           ■■■■

 キーボードは横長の構造である都合、このようにして横幅を押さえ込んで収納するカラクリは面白いアイディアだったと思う。

2001年05月22日20:39:32

護美

 そういう、当て字を見た事がある。

 さて。NHKのクローズアップ現代みてたら、家庭ゴミの最終処理場問題をやっていた。最終処理と言うのは、焼却を終えた後の灰などを埋めたりすることである。
「基本的に、最終処理は回収した自治体が自分の土地の中で済ますのが原則なんだけど、絶対って訳じゃあないから、他の自治体の処理場へ持ち込む例も多いんだって」
 それで持ち込まれて困る側の自治体の一つとして、敦賀市が挙げられていた。

「敦賀っていうと原発のメッカの印象があるけど、それに加えてゴミ最終処理って・・・、なんだかなぁ」
 必要不可欠だが嫌われる公共施設の筆頭格と言ったら、発電関係とゴミ関係だと思う。その中でも特に毛嫌いされる部類であろう、原発に最終処理とは、さすがに痛い組み合わせな気がする。

 ゴミは難しいなぁ。無意味とは言わないが、リサイクルという奇麗事だけで全てが片付くとは思えないし。生活の過程で出てくる事は避けられないし、どこかに捨てざるを得ないのは避けられない現実だ。
「どうしたもんかなぁ。徹底的な無害化技術の確立と、その上であちこちに分散して細かく埋めたり撒いたり盛ったりしていくとか・・・。うーん、現実味に欠けるなぁ」

2001年05月21日20:04:45

記憶装置

 紹介しようと思いつつ数日忘れてたニュース。@ITより『Rambus敗訴の次世代チップ セットへの影響
「次世代の高速メモリー主力の座を巡る争いの話だネ。ま、次世代というか、まだ主力の座は遠い物の、既に商品化されて市場に出てるんだけど」
 現在の主力は、"SDR-SDRAM"と呼ばれるメモリーである。64bit×133MHz=1066MB/sの転送速度を持つ。その次となる候補としてintelが後押しする形で、先行して市場に出てきたのがRumbusの"RDRAM"である。8bit×DDR-400MHz(実効800MHz)=800MB/sを基本とし、現在はそれを2チャンネル同時利用する形で1600MB/sで運用されている。
「理論的には早くから言われていたけど、商品化は遅れて出てきたのが"DDR-SDRAM"。原理的には"SDR-SDRAM"の発展型で、DDR(Double Data Rate。データ転送のタイミングを整える為の信号一回に対して、従来は一度データを送信していたのを、一回に対し二度送信する仕組み)動作する事によって、理論上は"SDR-SDRAM"の二倍で動作するメモリー」

 傍から見ると全く異なるテクノロジーの様に見えるが、"DDR-SDRAM"を推進するメーカーに対して、Rambus社が特許侵害だとしてライセンス料を求めたり訴訟を起こしたりしてきているのが、これまでの流れだ。おとなしくライセンス料を払って和解したメーカーもいれば、裁判に持ち込んで対決しているメーカーもいた。
「それが、ここにきてRambus社が法廷で敗れた、ってのが冒頭の記事」
 これで、"DDR-SDRAM"陣営に追い風が吹く事になるんだろうが、どうなって行くのかねー、今後のメモリーは。

 ちなみに、性能的なアドバンテージがどっちにあるのかは難解だ。最近の技術の趨勢としては『狭い幅』で『高クロック動作』させる事で速度を稼ぐ方が主流に見え、その意味では"RDRAM"の方が流れに沿っている様には見える。SDRAMの『幅』に該る部分は 64bit に対して、RDRAMは8bitである。クロックは133MHzに対して400MHzだ。
「あと、メモリー性能の問題でややこしいのが、レイテンシ、とかの問題。あんまり詳しい説明は出来たいんだけど、メモリーに対して命令を出してから実際にデータが得られるまでの待ち時間、って感じかな。例えるなら『加速性能』って感じ」
 "RDRAM"の1600MB/sや"DDR-SDRAM"の2133MB/sって数字は、それに習っていうなら『最高速度』である。最高速度が高くても加速が遅い様では総合性能は高いとは言え無い。
「その辺の見極めは、難しいしよく分からないんだよネ」

2001年05月20日18:26:34

難解

 航空系の話を結構扱ってきた当サイトとしては、先日の訓練中の民間機の、ヘリコプターと軽飛行機が衝突した話について触れない訳には行かないと思うが。いま一つ、コメントに困る話題ではある。
「ニュースで聞いた範囲では、位置関係が真っ正面過ぎたから逆に相手が見えにくかったのでは、なんて見解がされてたネ」
 一般に飛行機は、横や上から見ると胴体が長さを持った『線』として見える。しかし、真正面や真後ろから見ると、機首や機尾が『点』となって見えるだけになる。見え易さにはかなりの差が出る。そして、軽飛行機といえども飛行機である以上はかなりの高速で飛んでいる訳で、僅かな判断の遅れが甚大な事故にもつながり兼ねない。

 あと言っておくなら、『回転翼機』であるヘリコプターと、『固定翼機』である軽飛行機という関係が、ややこしいのではという気がする。両者とも空を飛ぶ機械ではあるが、その仕組みは大きく異なる。全く異なると言っても過言ではないかもしれない。
「先に固定翼機から言うと。固定翼機の操縦は、操縦桿とスロットルレバーが基本。あとラダーもあるけど、これは回転翼機との差が比較的少ないので省略するよ。で、固定翼機では、何もしてない操作してない状態で前に直進しているのが基本。スロットルを操作すると基本的には進路はそう変わらずに、加速したり減速したりするのが役目。操縦桿を横に倒すと機体が横転。緩やかに旋回しながら降下するけど、これも単体ではそう急激には進路は変わらない操作だよ。操縦桿を前後に倒すと、機首、というか進路の上げ下げ。これは、直接的に進路を変える操作だネ。旋回する時は、操縦桿を横に倒して機体を傾け、それから操縦桿を手前に引いて『横に向かって上昇する』形で結果的に進路を曲げる事になる感じ」

 これに対して、回転翼機は、操縦桿の代わりとなるサイクリックと、スロットルレバーの代わりとなるコレクティブなどと呼ばれる物で操縦する。略称なので、呼称には個人差があるようで詳しくは判らない。それでだが。固定翼機は直進している状態が基本としたが、回転翼機は基本というのがいま一つ何と言いにくい。取り敢えず、着陸して停止している状態を基点としてみる。この状態でコレクティブを操作すると、そのまま真上に上昇する。その後そのままにしていると、そのまま上昇を続ける事になる。逆方向に操作し緩めると、今度は降下する。これもそのままにすると降下を続ける。その、上昇と降下の中間点になるように微妙コレクティブを調整すると空中に停止し、いわゆるホバリングと言う状態になる。
「ここで、サイクリックを倒すと、倒した方向に機体が傾くの。傾くと推力の発生方向が斜めになって、傾いた方向に滑りながら降下していく事になるんだけど・・・判るかな、感覚的に? その降下を打ち消すようにコレクティブを上昇方向に操作してやると、水平に移動できるんだけど・・・うーん、判るかな?」

 なんだかよく分からない説明になったが、とりあえずかなり異なった操縦法の機械であるとは、思って頂けただろうか。
「前後方向に推力を発生させている固定翼機と、上下方向に推力を発生させている回転翼機、ってのが最大というか根本的な違いになるんだと思うんだけど・・・」
 無駄に話を難しくしてしまった気がするが、今回はこれにて。

2001年05月19日17:28:26

MSX再び?(違う)

 MSのゲーム機、Xboxの北米での発売が11月8日、$299と決まったそうだな。参考記事としては、GAME Watchより『北米でのXboxの発売日と価格が発表される』など。
「取り敢えずクリスマスには間に合わせてきたネ。$299ってことは・・・SCEのPS2北米版と同じ価格設定で来たんだネ。今の為替レート、$1=120円台前半程度で動いている状態で言うと\37,000ぐらい。日本版に関する発表はまだだけど、北米で同等の価格で挑んできたってことは、日本でもそういう価格設定で来るだろうネ」
 SCEは、先行した日本版(\39,800)より後発の北米版を低価格($299)に設定した。MSもある意味同じように後発になるんだろう日本版を低価格に設定して、SCEのお膝元である日本市場に対して攻勢に出てくる可能性も考えられるのでは無かろうか。例えば、\34,800ぐらいで。

「当初はいわゆる『アメゲー』なんともアメリカンな空気の漂うゲームの雰囲気が先行して冷めた目で見ていた日本人さんも多いんじゃないかなと思うけど、発売が近づくにつれて日本メーカーの参入も目立ってきて、随分情勢が変わってきた気がするよネ」
 やはり、MSは侮れんな。好き嫌いと言う意味ではMSは好きにはなれないメーカーだが、好き嫌いと評価とはまた別の話である。嫌いな物でも良い物は良い物だと認めざるを得ない。
「お世辞にも良くない、ハッキリ言って冷静に考えると悪い物なんだけど、好きなんだよなーという発想を持っている人は少なくないんじゃないかな。出来の悪さゆえに可愛らしいってでもいうか。その逆も、考えないとネ。憎らしいけど出来は良い」

 PS2はそれなりに売れてはいるが、未だに『これだ!』というヒット作品がないように感じる。うかうかしていると、MSに市場を持って行かれかねない。ま、私個人としてはPS2買ってないので、どっちへ流れても構わないのだが。
「ところで、花札屋のゲームキューブはどう?」
 花札屋ってなー。任天堂だが。今の時世に純粋にゲーム機で行こう、という姿勢は怪しい物がある。また、組んだ相手が松下ってのがなー。
「松下っていうと、PSやSSにゲーム機が移っていく過程で『おでん』こと"3DO"で先走って失敗した負け組の一人だからネ」
 相方としては、あまりゲンのいい相手ではないな。

「あ、関係ないけど、相撲見てたら魁皇が和歌乃山KOしちゃった」
 先場所も誰か病院送りにしてたよな。やっぱり怖い。立ち会いに左からのかち上げが頭に入って脳震盪を起こすと共に、それで崩れる最中に足も痛めたようだ」
「あいたたたー」

2001年05月18日19:59:24

外面←→内面

 先日、スリング(投石器)の実験にひらけた所へ出かけた時に見た光景の話をしておこうとして、忘れていた。インラインスケートをしている二人の男性を見かけたんだが。片方はこれと言った特徴のないというか、おとなしそうな普通の人、他方はモヒカン刈りで強面の人。
「えらく凸凹な組み合わせだネ」

 通りすがりながら見ていると、普通の人の方は熟練者、モヒカンの方は初心者で、教わってる最中の様だった。なんかアドバイスを受けて『はい』とか真面目に返事しながら黙々と練習している。よく見ると、ヘルメットまでは付けていない物の、肘や膝にはちゃんと保護具を付けてやっているし、通行人が近づけばちゃんと中断している。かなりマナーが良い。
「人は見かけによらないもんだネ」

 しかしこれが一通り技術を習得し終わって、モヒカンの様なタイプの人間同士で遊び出したりするとどうなるんだろうなーと思うと、不安な物もある。
「本質的には悪い人じゃないんだけど、周囲の人間関係の都合から悪びれている、って感じの人も結構いるのかな、世の中には」
 というか、外見がいかついだけで、その人は本当に普段から常に穏便な人だったのかも知れない。

「やっぱり、人は見かけじゃ判らないネ。たぶん逆に、普通の人に見えて実は凶悪って人もいるだろうしネ」

2001年05月17日20:20:45

スペック

 先日の新聞に、ワコールの分析結果として、女性のプロポーションのバランスに関する話が載っていた。
「いわゆるスリーサイズ、バスト・ウエスト・ヒップ、の話だネ。えーっとこれは・・・ウエストを基準にして、その何倍程度にバストとヒップが納まってるのか適切か、って分析をしたみたいだネ」
 女性自身に測定と意識調査を行って得た結果と言う事なので、女性にとって有意義なデータなんだろう。男性が見た場合にどう思うかは、また別の話になるんだろうが。

 傾向としては、やはりバストとヒップはバランスよく出っ張っているべきらしい。どちらかというと、ヒップの方が5%ほど大きい方が適切らしい。具体的な数値まで掲載されていた新聞記事に対して、具体的な数値までは載っていないようだが、ワコールのオフィシャルサイトの"fit navi"というサービスでプロポーションの判定基準として用いられているようなので、参照してみるのも良いだろう。
「女性キャラクターを数値的に設定する機会のあるような人とかに、資料としてどうかな?」

2001年05月16日20:58:06

簡易型と呼ばれたモノの逆襲

 さて、ついに無線の世界にも定額制の接続サービスが現れる時期になった。PHSのインフラを使ったサービス、AirH" である。取り敢えずの紹介記事としては、ケータイ Watchの『DDIポケット、パケット通信「AirH"」で定額料金プラン』を紹介しておく。
「通話可能エリアの充実や、移動しながら使った場合の通信の切れにくさとかの基本的な性能は大幅に良くなったPHSだけど、料金面での一部の弱点の克服と、携帯の一歩先を行くサービスの展開を見せて来るようだネ」

 PHSってのは携帯電話と違って、基本的には固定電話(携帯不能な、家などに設置される電話)の延長線上にあるようなサービスである。携帯−PHSの通話料が高い、携帯−固定電話も高い、PHS−固定電話は安い、といった料金の傾向を見て貰えば察する事が出来るだろう。
「そんな訳で、PHSの料金体系には固定電話の料金体系の影響が色濃く残ってるの。顕著なのが、料金の最低値。携帯じゃあ、1円メール、とかいう感じで最低は1円まで設定できるけど、PHSは10円が最低、っていうのが現状」
 ただ、固定電話にも、知名度は低いながらパケット通信用のサービスも存在する。おそらく、その辺のサービスの活用で、今回の AirH" が実現になったのだろう。

「でも、パケット通信の速度は32000bpsで行くみたいだネ。メールとかの用途にするなら、もっと低速でも事足りそうだし、その分より割安な料金設定とかを狙うのも良さそうなんだけど。i-mode は9600bpsだし。(初期は、2400bpsでなかったっけ?)」
 通常に言われるところのISDNサービス、INS64の実態は、64000bpsの通信用のBチャンネル2本と、16000bpsの制御用のDチャンネル1本で形成される。2B+D と呼ばれる形態だ。ISDNにすると電話回線二本分に、というのはその"2B"の部分を指している。が、実際にはまだDチャンネルが残っている。PHSにDチャンネルに相応する物が存在しているのかどうかはあいにく知らないのだが、存在するならばそれを活用する様なサービスも考えた方がいい気がするんだが、どうなんだろう。

 次世代の高速通信に対応した携帯電話もそろそろ商品化の時期が近づきつつある。しかし、本当にそこまで高速な通信が必要なのかという問題と、従来型の携帯よりは高速で、品質も安定してきてサービスも充実しつつあり、価格的なメリットも出てきたPHSは、ここに来て反撃の狼煙を上げつつあるのかもしれない。
「極端に速い通信速度と、それに伴う料金の上昇。さてさて、消費者は、メーカーさんは、それとどう付き合うのかな?」

2001年05月15日20:10:04

放出

 大阪には『放出』と書いて『はなてん』と読む地名があるが、今回の話しと関係はない。

 さて。今年の阪神タイガースは現時点で最下位でこそ無いが、相変わらず期待材料には欠け低迷には違いない。85年の優勝以降、最下位率五割越してそうなのは伊達じゃあない。
「そういや、新庄選手が移籍したNYメッツも、今年は不調で最下位でなかったっけ。去年はワールドシリーズに残ってNYヤンキースと世界一を競ったのに」

 阪神は新庄と一緒に負け癖も輸出したのかな。しかし、ワールドシリーズ進出チームを最下位まで引きずり落す程の負け癖を輸出してもまだ阪神が負け続けると言うのは、一体阪神にはどれほどの負け癖の在庫があるというのか。
「ま、言いがかりな話だけどネ」

2001年05月14日22:54:44

ドラマと野球と

 NHKのドラマ『ある日、嵐のように』が全10回中の7回を終え、佳境に入ってきた。外資を利用した大規模な詐欺、それに絡んで暗殺行為まで行われたりして、熱くなってきた。
「と、ストーリーの根幹とは別の部分での妙な小ネタ。何の思惑があってか、登場人物の好きなプロ野球球団に関する設定が結構出来てるんだよネ、このドラマ」
 そうなんだよな。

 特別な意味や目的は見いだせない。堀井の巨人ファンは、再会した土屋が『まだ巨人ファンやってるのか』なんていう話題にした程度。高島は休日にロッテ戦を見に行こうとしたら、堀井に呼び出されて行き損ねてた。田口の阪神ファンは、今回になって小田桐を裏切る事を誘う土屋との対話とという終盤に向かっての大きな波瀾となりそうな場面の中でおもむろに出てきた。
「場面は2000年夏という想定で、『ホークスは強くなりましたね』『阪神は相変わらずだね』なんて会話をしてたよネ」
 事実だけに、なんとも言えん。しかしまぁ、変なところへのこだわりである。
「ま、そういうこだわりが物語を彩る要素なんだけどネ」

 余談だが、作中での呼称は、巨人、ホークス、マリーンズ、阪神、だった。
「ダイエーとロッテは企業名だからして、避けたのかな? 阪神も阪神電鉄なんだけど、地名(地域名、というべきかな?)でもあるしネ」

2001年05月14日19:35:35

森の再生

「昨日のサンデープロジェクト(テレビ朝日系)に森さんが出演してたんだってネ」
 そうだってな。今日新聞などで書かれているのを見て、しまった! と思った。見てなかったんだよなぁ。森首相、首相の座を離れたらテレビとかに出てきて欲しいよなーと思っていたし、ここでも確か書いていたと思うのに。勿体ないと言うか、情けないと言うか。

 なにやら新聞を見ていると、森氏は中川官房長官を腹心に森派会長の座に戻る方向で動いているようだな。
「中川さんっていうと、発足当初(小渕さんの入院に伴う暫定的な内閣は別として)の森内閣の官房長官。なんか色々問題の起きている時期に自身のスキャンダル発覚とかをきっかけけに詰め腹を切って(辞任して)その他の中川さんとは直接は関係ない問題も十把一からげ的に実質上の終息へ導いた人。あの時の問題って、なんだったっけ?」
 北朝鮮による拉致疑惑の、第三国発見という形での解決案を示したとかいう当時の森首相の発言や、参議院選挙方式の改定(非拘束名簿)とかだったかな。なんだかよく分からないうちに納まってしまった感がある。
「ある意味、辞任によって政権を守った功労者だから、ほとぼりが冷めた頃にそれなりの存在感を伴って復活して来るかな、とは思っていたけど、思ったより早いうちに復活してきた感じかな?」

 あと田中外相。本当にいいのか、あの人。入閣自体はいいとしても、省庁を直接には担当しない特命大臣の類や、いっそ官房長官にしておいた方が、良かったと思うんだが。
「でもさ。なんか手頃な攻撃材料を野党やマスコミに見せておいて、どさくさ紛れに他の政策を推し進めよう、って戦略にも見えないでもない気がしてきたんだけど」
 それもあり得るかな。しかし、適度に頃合いを計ってとっとと外交で国外に飛ばしておいた方が良い気もしないでもない。

2001年05月13日21:42:31

無題(適切な題を持たない)

 JCOの臨界事故の際にもっとも強い放射線を浴び亡くなった方に対する治療の記録をNHKスペシャルでやっている。まだ終わっていないが、感想はもはや確定したので、書いておく。

 凄惨を極める状況。

 これ以上の言葉を持たない。

 ただ、これを以て単純に原子力技術に反対だとは思わないし、核兵器廃絶の追い風かと言うとそうとも言い切れない。どんな技術にもリスクは付き物で、それを恐れていれていて発展は無い。今では当たり前の様に使われている石油燃料だって、事故が起きれば充分すぎる惨劇になる。ガソリンをかけて火をつければ、充分に悲劇的な顛末になる。

 放射線障害の悲惨さも、相手を悲惨な目にあわせようと言う意図を持った狂った人間にとっては、悲惨であればあるほど歓迎すべき手段となるだけであり、単純に廃絶への追い風かはどうか判らない。

 あと最後に言うと、あれほど酷い状態なら早期に安楽死を検討するのも、人道的に必要な事なんじゃないかと思う。未曾有の重度放射線障害に対する、延命という衣を着た、人体実験とも見られかねない。

2001年05月13日17:00:18

デッドストック化防止

 情報サイトからの引用ネタが溜まっているので、風化する前に在庫一掃したい。

「えー、まず、WIRED NEWSから低周波ソナー配備で懸念される海洋生物への悪影響"
 潜水艦関係のテクノロジーの話題だ。航空機を含む陸上では、敵などを探知する為に電磁波を発振してその反射を観測するレーダーを用いるが、水中では電磁波の代わりに音波を飛ばすソナーを用いる。
「そのソナーに、これまでより低い周波数の音を使う技術の話しだネ。低い音の方が遠くまで響く特性があるから、遠くの物が探知できるって訳。でも、低音っていうと、ズンズンと腹に響く様な音、ってイメージ無いかな? そんな音に晒されることになる海洋生物への影響の話」
 レーダーに関しても、発振器の近くに立つと、高出力の電磁波で障害を受ける問題があった。強力な物の至近距離にいれば、障害では済まず致命傷を負う。海の中でもそういう問題が起きようとしている訳か・・・。
「レーダーでは、近距離に立たないとそう問題がとは聞かないけど、なんか音波の方は離れていても問題があるみたいで、事情が複雑そうだネ」

「次は、GAME Watchから新世紀エヴァンゲリオン 綾波育成計画
 こんなもん作ってたのかいな、ガイナックス、というのが率直な感想である。私はサッパリと平和的にエヴァとは別れた人間のつもりだが(嫌いになって決別した訳でも無く、未練がましく追いかけてるでも無く)そういう立場から見ると、買う気は無いが面白いもの作ってるなー、とは思う。ま、私は『育成ゲーム』に関心がないというか好きでないというのが、買う気にはならない最大の理由となるが。
「紹介記事では結構画像とか引用されてて雰囲気を見るには充分だから、買う気は無くてもかつてエヴァが好きだった、今でも嫌いと言う訳ではない、って人は、見てみたら面白いんじゃないかな?」

「最後に、PC Watchから日本IBM、手書き入力に対応した新コンセプトノート
 久々に、うわっ、IBM、また怪しげな物作ったなー、と思った品物だ。ノートパソコンとタブレットを一体化したとでも言う様な、なんか変な一品だ。基本的な発想はともかく、折り畳んで収納したりする形態に怪しさが見える。
「IBMって、大企業の割には、極小カード型PDA・チップカードとか、ウルトラマンPCこと極小ノートパソコン・PC110とか、変形収納されるバタフライキーボードとか、なーんか売れ筋にはなり得なさそうな変な物作ってるんだよネ」

「以上、ごった煮的な在庫一掃でした」

2001年05月12日17:31:10

投擲兵(slinger)

 携帯電話にセキュリティーホールがなんたらって、世の中どうなってんだか、って風潮になってきたな。
「確か、動作不能になるバグがあるとかの問題が起きた事も無かったっけ? 携帯電話の高機能化も、どうなんだかなー、って感じだネ」
 ま、パソコンなんかも辿ってきた道だと思うがな。MS-DOS時代とかは今ほどパソコンが停止することもなかったし、ネットワークなんて無かった頃にはセキュリティーホールなんて概念も実質上は無かった。
「便利さは、諸刃の刃だネ。使い易さが向上する分、別の面では使い難さも同時に増す感じで」

 あ、前振りのはずが長くなった。ところで今日、以前から気になっていた、スリング(投石器)の使い勝手を試してきてみた。
「今でも、パレスチナ周辺の紛争で、パレスチナ人がイスラエル兵とかに投石する時に使ってるヤツだネ。紀元前から中世ぐらいまで長い間、歴とした兵器としても使われてきた道具」
 構造は至って単純だ。紐の中央部分に、石などを乗せる為の平らな部分を取り付けただけのものである。革や布など使って作ると本格的だが、別に材質は何でも良かろう。取り敢えず有り合わせの材料でと言う事で、ビニール紐と画用紙で作ってみた。結果から言うと、ビニール紐は裂けて来るのでさすがに使い勝手が良くないようだ。軽すぎるのもマイナスかも知れない。

「で、使い方だけど。紐の両端のうち、片方は指に絡めるなどして外れない様にしっかり持って、もう片方はすぐに放せる様に持っておくの。それで、平らな部分の上に石とかを乗せて、振り回して加速するの」
 バケツの中に水を入れて振り回すと、遠心力の作用で逆さまになっても水がこぼれないと言うのを、試した事がある人は多いと思うが。その要領で、石も落ちて来ない。そうして適度に加速が付いたところで紐の片方を放す。振り回して得られる加速によって、普通に手で投げたより遠くまで石が飛ぶ。

「上手く投げられた?」
 いや、難しい。紐を放すタイミングが難しい。全然飛ばなかったり、あらぬ方向に飛んだりする。ま、私が運動が全般に下手なせいもあるだろうが。しかしそんな不確かな状態でも、距離的には普通に投げるよりは遠くまで飛んだ。回転して加速している時の手応えから考えると、それを効果的に活かす事が出来ればかなりの距離が飛ぶはずだろうと言う印象は受けた。
「パレスチナの人達は、一朝一夕に石投げようなんて思ってないってことかな」
 だろうな。それなりに練習してないと、上手く使いこなせないと思う。

 スリングは、慣れないとどこへどれだけ飛ぶか判らない上に、ある程度重さのあるものを投げる都合上、人や物に当たると非常に危険です。試してみようなんて思う人が居ても、充分に広く安全な場所でやるようにしましょう。

2001年05月11日20:56:50

内外

 内務にうるさい田中外相。いいのか、あれで。今、小泉内閣を支持しますかと聞かれたら、田中外相が嫌いだから不支持、と言ってみたくもなる。冗談だが。
「来日してた、米国の国務副長官と会談しなかったのも、どうだか、って感じだしネ。身内の人事にピーピー言ってる暇があったんなら、会うべきだったと思うけど」
 外せない私用がなんとかって、なんなんだか。昔、私用でゴルフをやってた首相は、散々叩かれていたものだが。

「そういや、理想の女性上司として、田中さんの名が上がってるアンケート結果が会ったよネ」
 いつ集めたアンケートなのか知らないが、時期的に考えて今の外務省内の人事のドタバタが起きる前のアンケートだろうな。あれ見た後でも、果して理想の上司と思えるだろうか・
・・。
「作者さんら、どういう人を挙げる?」
 田中外相と大枠で同じ範囲、女性で、政治家で、口やかましいタイプ、で言うなら、扇国土交通相だろう。私ゃ、穏便で調停型の上司の方がいいと思うが。
「じゃあ、その路線で言うと、具体的には誰?」
 うーむ、そういう人って有名人にならないだろうから、具体的な名前が思い浮かばないなー。まぁ、私自身が有名人の名に疎いってのもあるが。

 ありゃ、今回はネタがないな、とぼやくつもりでいたんだが、気がつくとそれなりのネタになってるな。
「なにやってんだか」

2001年05月10日20:37:34

事件事件

「例のレッサーパンダの帽子を被った殺人犯、意外と最後はと呆気なく捕まったネ」
 そもそもあんな目立つ帽子を被っての犯行ということ自体や、色々と一貫性に欠ける目撃情報が流れた事、挙げ句に北海道が話題に加わったりして、殺人をゲーム感覚に行った人間の巧妙な偽装工作か、と思っていたんだが。
「今頃『まんまと北海道なんか行ってるよー』とTVでも見ながら笑ってるんじゃないかな、なーんて思ってたんだけどネ」

 あと、青森の消費者金融での強盗未遂と放火殺人だが。燃やされた側の不手際も感じる事件に思うよなぁ。
「既にガソリンらしきものを撒きながら金出せって言ってるのに、出さなくて火をつけられた、ってのはどうかなー、って感じだよネ」
 郵便局や銀行が襲われる例では、強盗用の偽札束つかまされて割に合わない盗みになるか、金を奪って外に出てからカラーボール叩きつけられて、木刀やら持って職員に追い回されて取り押さえられるとか、ありがちなオチなんだが。
「とりあず適度に懐柔して刺激せすに様子を見て、隙を窺って対処を、とかが妥当だと思うよネ」

 それに、火を付けられたあとの、防火・消火の対策はどうなってたんだか、とも思える。ま、ガソリンなら爆発的に燃えて恐ろしいだろうが、所詮人間が持ち込んでまき散らす程度の量と言ったら知れていると思うので、即座に消火活動を行えば鎮火できた可能性は無いのか、とも思う。
「ま、どのくらいの量を、どんな風に撒いたのか、によるだろうけどネ。かなりの量を、広範囲にまき散らしたんなら、燃える範囲が広くて手が付けられなくなったと思うけど」

2001年05月10日00:33:49

怪獣90%

 昨日のNHKニュース10で引用された範囲だけ見ると、なんか民主党鳩山代表は、小泉首相にぜんぜん歯が立ってない様に見える。
「ま、ああいうのは、マスコミが断片的に引用した範囲で判断すできものじゃあ、ないんだけどネ」
 森首相も、今の小泉首相ぐらいに威勢よく良く喋れる機会がもっと豊富にあれば、違った評価にもなってたんだろうが・・・。

 さて、その辺の話は一旦置いといて。先日、"Mozilla 0.9"が公開された。
「Netscape系のブラウザーの流れの片方だネ。もう一方の流れの方はまだ"Netscape 6.01"のままかな? 機能的には、Mozilla でいうと、0.6 と 0.7 の中間ぐらいに相当する感じだったと思うけど」
 ロードマップ(開発や公開の予定表)上で、"crash landing(不時着)"と書かれた前バージョン 0.8.1 の次ってことで、どういう物に仕上がってるかと思っていたが、おおむね良好な印象を受けた。
「cgiで生成されたページやフレームを使ったページでの、『進む』『戻る』ボタンの挙動不審とかがかなり改善された感じがするよネ。動作も少し軽くなったのかな? 新しいウィンドウを開く時間とか、速くなった気がするけど」

 ただ、見ると落ちるサイトがあったとか安定感は半歩後退したかもしれない。透過やアニメーションするgif画像の処理が一部おかしい傾向もある。それでも大筋では、改善されたイメージのあるバージョンに思う。
「URLを入力する枠の横に、"Go"、IEで言うところの『移動』ボタンが付けられる様になったとか、機能的には進歩した気がするしネ。これまでのバージョンでも、設定上ではあったみたいだけど、設定しても出て来なかったボタンなんだけど」
 マウス操作のカット&ペーストでURLを入力した後に欲しいボタンであった。これが無いと、マウス操作でURLを入力しても、確定の為にキーボードのリターンキーを押さねばならない。

「一応の正式版となる、Mozilla 1.0 の姿が、だいぶ見えてきたって感じかな?」
 果して、1.0 に辿り着くのはいつか。0.9 公開が反映される以前の状態のロードマップ上では、順調に行って第三四半期(7月〜9月)と言うことになっているが・・・。

2001年05月09日20:52:21

小泉内閣、始動

 国会での討論が始まった様で。『論客』としての技量と言う意味では、野党側からすると森首相より、小泉首相の方がくみし易い相手だろう。もっとも、あくまでも『両者を比べると』の話であって、論破し易い相手でないには違いないと思う。
「しかも、森さんの頃は世論の『反自民』に便乗して居れば良かったのが、今回は世論もかなり自民党の側に流れてるからネ。論客個人の能力に、それを取り巻く状況を加えて考えたら、かなり野党側には苦しい状況になってるんじゃないかな」
 小泉内閣の高支持率に合わせて自民党支持率がスーッと上がるのは良いとして、民主党支持率がサーッと下がってるのは情けない構図である。反自民の流れへの便乗の域を抜けられずにいるうちに、反自民の流れが緩んでしまい、失速した感じとでもいうか。

 森氏の論戦戦術をして、論旨をすり替えて煙に巻く様な、と批判する向きもあったが、論旨をすり替えられて煙に巻かれる側の弱さを棚に上げてそんなことを言っていても仕方がない。面と向かって論戦を交わして勝てないもんだからって、マスコミ相手とかに愚痴ばっかり言ってたもんだから、ちょっと情勢がかわると急に影が薄くなる野党。

 ところで田中眞紀子外相。いいのか、あれで。
「外務大臣なんだから、諸外国に向かってガシガシ言ってくれるなら結構だと思うけど、外務省内に向かってガーガー言ってもねぇ」
 小泉首相は、どうやら掛け声ほどに夢みたいな変革を起こす気は無く、適度に人気を誘う様な手札を見せつつ、その人気を背景に現実的な政策を進めるつもりなのではないか、という印象を受けつつある。その辺、田中外相には『現実味』のところで怪しさがあるんでないか、と思えないではない。
「ま、先日の北朝鮮からの不法入国者の件で黙ってたのは現実的だったのかもしれないけど」
 しかし、ああいうところでこそ何か見せるべきなんじゃ無いか? あんな外交問題になり得る事件に大した印象を残さず、今、省内の人事なんかに騒いでるのは、的が外れている様に思えるのだが。

2001年05月08日19:55:14

闘争精神

写真(=AP) 先日、フィリピンでエストラーダ大統領の支持者らが動乱を起こしていた時期に新聞に載っていた写真の中に、驚いた物があった。AP通信が配給した写真で無断掲載は望ましくないと思うが、まぁ時間が経って動乱は一応納まったことだし良いかなと言う事で引用しながら話をしたい。
「パッと見ると、畑仕事でもしてそうな格好のおじさんが棒を振ろうとしているのが目につくよネ。しかもカメラのフラッシュとシャッタースピードの加減で棒が光ってる上に残像を曳いてて、なんかちょっとビームサーベルみたいになっちゃってる感じ」

 姿勢もなんかへっぴり腰と言うかあまりビシッとはしておらず、その辺だけ見てるとなんかちょっと笑っちゃう図ではある。しかし、よく見てみると。
「そのおじさんの顔、必死の形相で異様に怖い」
 しかも、相対しているのは政府の治安部隊員。そっちは真っ当な装備と構えをして、至近距離で銃を構えている。新聞紙上で写真に添えられた説明文ではライフルを突きつけていると書いてあったが、寸法や、治安維持に使う目的から考えるとサブマシンガンじゃないかな、と思う。
「ライフルは、ライフル用の強力な実包を使う銃。サブマシンガンは、拳銃用の弱い実包を使う銃。ある程度大型の銃を見ると十把一からげにライフルって言いがちだと思うけど、威力とか性能は随分と違う銃だよ」

 ま、銃の違いの話は今回の本題でないが。しかしなんと言うか、怖い写真ではある。
「どういう風に怖いのかは、ちょっと上手く言葉に現せない感じだけどネ」
 銃持ってる相手に棒で殴り掛かってみたり、この写真に映ってるものとは別だが、肩が抜けるんじゃないかってぐらい物凄い全力で投石してる人とか、政治的とか宗教的とかの目的をもって闘争している人達ってのは、怖い。

「果して、それぐらい個人個人が意志を持って活動している姿が望ましいのか、日本人みたいにノラリクラリしているのがいいのか、難しいよネ」
 物質的には、明らかに日本人の方が豊かではある。衣食住に困る様な思いは殆どしていない。ホームレスですら、国際的に考えると結構いい暮らしをしている部類に入るだろう。しかし、精神的に豊かな暮らしをしているのかどうかは、よく分からない。

2001年05月07日20:25:38

あのNHKが。

 NHKのクローズアップ現代で、自動車の衝突安全性問題を取り上げていた。
「元々は、先週ぐらい放送予定が、なんかの臨時ニュースで遅れてたんだった様な」
 国の公的機関が行っている衝突試験に、今年から新たにオフセット衝突が取り入れられたのを受けての内容だった。
「オフセット衝突ってのは、車の正面の半分がぶつかる衝突の事だよ。正面衝突を回避しようとハンドルを切ったけど、避けきれずに半分当たった、って言う様な状態。狭い範囲に大きな衝撃がかかるから、ダメージが大きいんだよネ」

 番組を見た人には重複した話になるが。完全な正面衝突の場合は、あまり車体が頑丈すぎない方が、車体が適度に潰れることによって衝撃が吸収されダメージは少なく済む。しかし、オフセットの場合は充分な強度が無いと車体が潰れ過ぎてダメージが大きくなる。かと言って頑丈すぎる車体は、正面衝突時の潰れ具合が不足して衝撃が充分に吸収できずこれまたダメージが大きくなる。なかなか、難しい問題だ。
「衝突試験自体の詳しい結果は、自動車事故対策センターで、自動車アセスメント試験結果として公開されているから、気になる人は見てみてネ。NHKで紹介された直後だからか、さっき見てみたらやたら応答が遅かったけど」

 さて、内容そのものの話題はこの程度にしておいて、ちょっと別な側面の話をしたい。NHKと言うと通常、企業名を公開する事を避けて通る傾向が強い。
「番組中で使う小道具なんかは、ロゴマークとかにシール張って隠してあったりするしネ。情報番組とかで何か紹介する時も、大手自動車メーカー、とか言う表現にして、特定しないケースが多いし。ま、そういう場合は良く見てるとどっかでロゴマークが映ってたりするんだけどネ」
 それが、今回は結構具体的に自動車メーカー名や車種名も特定して放送していた。これはなかなか、インパクトが強いように感じた。あのNHKが、メーカーを明示している。

「安全性が良い、として紹介された車種は良いけど、悪いとして紹介された車種は、打撃が大きいかも?」

2001年05月06日17:28:12

ぐん

 小泉内閣に期待される事と言うと、財政改革を軸とした経済問題だが、これに関しては政府が出来る仕事にはある程度があると思う。
「共産主義政権とかじゃ無いんだからネ。経済の行方は、そうそう政府の意志でホイホイ動かせる物じゃないから」

 私としてはやはり、自衛隊問題とかに注目したい。
「今の自衛隊って、色々と中ぶらりな位置関係だからネ」
 有事法制の整備がされていないことや、集団的自衛権を認めていないあたり、いざとなったら働けないか、超法規的な決断で動かざるを得ないって状態だからな。
「有事法制の無さの代表格は、道路交通法関係かな。今の法に従うと、戦争が始まっても自衛隊車両は信号を守らなきゃいけないって状態なんだよ。戦車とかもネ。っていうか、そもそも戦車って公道走れたんだっけ? それにたぶん、スピード違反とか、駐車禁止とかにも引っかかるんじゃ無いかな」
 他にも、攻撃で破壊された道路や橋梁を応急修理しようと思ったら、国土交通省に申請して許可を取らなければいけないとか、防衛陣地を構築しようとしたら建築基準法の制約を受けるとか、何かに付けて法に引っかかるらしい。私有地に部隊を展開させる際の地主との関係がどうなるのかも怪しいし。

「集団的自衛権ってのは、どういうかな? うーんと・・・」
 まず、自衛権だな。これは単純だ。自分の身が危険に晒された際に、必要な防御や反撃を行う事だ。街を歩いていて暴徒に襲われて、それに反撃をする備えや権利ってことだ。
「それに対する集団的自衛権ってのは、一緒にいる他の人を守る権利、って感じかな。直接自分が襲われてはいないけど、友達が襲われていたりする場合に、それを助けてあげる権利って感じ」
 現実に言うと。日本周辺の公海上で、同盟国である米国海軍の艦艇が襲撃を受けているとする。集団的自衛権を認めていない自衛隊は、攻撃されているのは自衛隊その物でも無ければ日本の領海内の出来事でもない為、それに対して救いの手を差し伸べることは出来ない。
「それはちょっと現実味に欠けるかもしれないけど、よりありがちなのは、PKO活動とかで海外で活動している場合。一緒に活動している他の国の部隊が武装ゲリラとかに襲われても、自衛隊にはそれを助ける権利が無いの。他の国にしちゃあ、迷惑な部隊だよネ」

2001年05月06日11:17:34

危険物

 今週も報道2001など見ながら一週間が始まる。
「北朝鮮の金総書記の長男と見られる人物の密入国問題とかまだ扱ってるけど。あの人、拘束したところで有利にことは運んだかというと、やっぱり疑問だと思うよネ」
 そうだよな。予想し得る展開としては、

・あの人物が金正男氏だと北朝鮮は認めない。
・我が国の名誉を汚し、陥れんとする陰謀だと主張する。
・不当な圧力に屈しない為などと称して、ミサイル実験再開をチラつかせる。
・止めて欲しかったら食料よこせ。
・資金もよこせ。

 そもそも、相手側が金正男氏だと認めないだろうということを考慮せずに攻勢に出ると、手痛いしっぺ返しを食らうと思う。
「自分で勝手にミサイル作っておいて、実験止めてやるから食料よこせ、って言ってる国なんだから。ここで刺激して実験再開とか言い出すことになったら、せっかく譲歩して国交樹立を受け入れた欧州諸国あたりからも白い目で見られる破目になりかねない気がするんだけど」

 そんな無茶な戦術は相手も取って来ないだろうと思うかもしれないが、そんな無茶をしない国ならそもそも国家元首の筆頭後継者候補が不法入国しようなんて思わない。

2001年05月05日20:39:33

没ネタ

「そういや、今日って『こどもの日』だったネ」
 ああ。ウチのサイトの知る人ぞ知る・・・というか、人知れず存在する補欠キャラ、有翼人のルシアが、鯉のぼりを吹き流しの様に曳航して飛ぶCGでも描こうかー、とか思ってたが、面倒くさいので放置しているうちに過ぎてしまった。
「ありゃありゃ。でも、吹き流しの様に曳航って・・・射撃訓練の標的?」
 そそ。飛行速度が格段に上がった現代では、金属製のダートターゲットというダーツの矢の様な物を使っているが、プロペラ機の時代は布製の吹き流しを使っていた。
「って言う事は、鯉のぼりの後ろにそれを狙う戦闘機が追尾していたりして?」
 そんな感じ。

「んでもって、射撃の角度が浅過ぎて、曳航しているルシアも撃たれてるっと」
『ちょっとー、痛いじゃないですかー』 
「コラコラ、勝手に出て来ないの、補欠さん」
『ひー。酷い扱いですぅ』

 では、この件に関しては気が向いたらまた来年ということで。

2001年05月05日12:59:13

シェイク

 昨日から親類が来ているが、今は外出している。昨晩はどっか飲み食いにいって取り敢えず生中とか言う中、私はひとり冷酒を飲んでた。最近ビールも悪くないなと思えてきたが、敢えて他のアルコールを優先して飲む事にしている。
「作者さんは、アルコールを飲むなら、日本酒かワインぐらいのアルコール度数のある物を飲むのが、主張だったっけ」
 薄いアルコールは、どうも飲んでる最中の『アルコールを飲んでるぞ』という実感に欠ける。ま、日本酒二合も飲めば出来上がる人間がいうと変に聞こえるだろうが。アルコールを飲んだぞと言う結果(酔っぱらう)より、飲んでるぞと言う過程(味、喉ごし)を目的と思っているとでも言うか。

 さて。親類が乗ってきた車の後部に乗って移動した。
「今時はやりの、三列シートのニミバンだネ」
 三列目の乗り心地は、やはり悪い。カーブの時などの横揺れが激しい。
「作者さんの家の車は小型セダンで、普段は運転席か助手席っていう、一番乗り心地の面で有利なところに乗ってるからネ。やっぱり、落差は大きいかな」
 車の構造上、後部は横に振り回されるのは宿命だからな。車高が上がる事による重量増加や、重心が高くなる事、足元をスッキリさせる為のサスペンションに割く空間の減少などが総合的に影響するのか、どうもミニバンの乗り心地には信頼がおけない物がある。ま、運転席や二列目程度までの乗り心地は確保できているのかも知れないが。

「そういう意味ではちょっと贅沢して、最近あんまり聞かない四輪操舵(4WS)の復活とかをした方がいいのかな」
 そう思うな。ハンドル操作に対して、前輪のみでなく後輪も動く仕組み。どちらかと言うと、前輪と後輪を逆に切ることによって低速での小回りを良くする事や、同方向に切る事によって高速での車線変更をスムーズにする事など、操縦性の向上を主とした装備だった印象があるが、後部の横揺れを緩やかにする仕組みとしても活用できると思うんだが。

「どうかな? 4WS装備の高級ミニバン。サスペンションにもアクティブ方式(揺れをセンサーで感知して、それを打ち消す方向へ油圧などで制御する方式)を採用するとかして。空間の広さや、乗り降りのし易さの面での改良が大きく洗練されてきたミニバンの世界で、乗り心地の向上は次なる狙い目だと思うんだけど」

2001年05月04日17:22:40

なんだったんだか

 北朝鮮の金総書記の長男が日本に偽造旅券を使って密入国を試みた件について。ウチの親父曰く、
『森が首相の頃だったら、表沙汰になる前にとっとと追い出したかもな』
 とのこと。なるほど、あり得る。
「北朝鮮による日本人拉致疑惑に関して『第三国発見』なんて懐柔案を出した森さんだからネ。北朝鮮以外の第三国で発見されたと言う形にして、拉致された人の帰還と引き換えに事件の真相はうやむやに消し去るという話」

 身柄を拘束して実質上の人質にして拉致問題解決のカードに使え、なんて声もあった様だが・・・。さすがにそれは、過激だろう。普段からそういう過激な駆け引きを恒としてきた様な国家がやるならともかく、その辺、穏健と言うか弱気と言うかで過ごしてきた日本が俄にそんな戦術をとるのは刺激的すぎる。
「歴史教科書問題とかでやっと緩やかに、日本だって毅然とした態度も見せるぞ、って姿勢を見せはじめたかって頃に、行き過ぎて失敗するのは得策じゃないと思うしネ」
 っていうか、民主党の鳩山代表が韓国でなんか教科書問題について韓国の肩を持つ様な姿勢を示してきた様で、なにやってんだか、と思う。

 取り敢えず、北朝鮮は脅して屈する相手にも思えないので、無闇に強気にはならない方が良いだろう。アメリカを相手に回しても容易に譲歩しない国を日本が屈伏させられるとは思えない。向こうには『弾道ミサイル』という切り札があるのだ。ミサイル発射実験再開とかをチラつかされると、お手上げになるのがオチだと思う。
「ま、今回は大目に見ておいて、もう十年、二十年経って、仮に総書記が今回問題になった長男に世襲されるなり、総書記ではなくとも何らかの要職に就いたとしたら、昔の恩をチラつかせて何かを引き出す、ぐらいを狙っておくのが、無難なんじゃないかな」

 しかし、北朝鮮との国交が無い都合とはいえ、変な顛末ではある。最後は、中国へ追い出したんだから。拘束当初は韓国人を名乗った北朝鮮人が、ドミニカ共和国(中米の島国)の偽造旅券を持って、シンガポールから入国して、中国へ強制退去。
「通常の不法入国の対処からすると、出国してきたシンガポールとか、偽造旅券の発行元のドミニカ共和国とか、本人が当初名乗った韓国とかに送り返す事になってた筈なのかな」

2001年05月04日05:56:51

フェイク

 GWに特別これと言ってどこかに行こうと言う予定は無かったが、逆に地方から親類が家に来るらしい。さて、大阪周辺のどこを案内する事になるんだか。

 さて。先日の、レッサーパンダを模したぬいぐるみ状の帽子を被って通り魔的殺人を行ったらしいとか言う話。殺された人が確かに最大の被害者だろうが、他にも多くの被害者を生んだ事件だと思う。
「ああいう帽子が好きだった人や、製造・販売していた人達だネ。ただでさえ目立つ特異な物だったろうに、あんな問題まで起こされちゃあ、まともに被れないじゃない」
 少数派はツライ。ユニクロの服を着て殺人したからってユニクロを着ていて後ろ指を差される物では無かろうに、ああいうものだとイメージが変わってくる。被っている人や、売っている店を見かけても過剰反応して後ろ指ささないでやって欲しい。
「ま、問題になったアライグマをモデルにしたタイプは仕方ないとして、他の動物タイプとかは、気にかけないでやって欲しいネ」

 ちょっと別方向になるが、これまでアライグマばかりに関心を引きつけておいて、今は全く別の容姿で街を闊歩しているのだったら、巧妙な偽装工作だと思う。
「アライグマばかりに気を取られて顔とかの覚えが希薄だったら、今はもうアライグマ止めてたら、誰だか良く判らなさそうだからネ」

2001年05月02日22:43:23

特別攻撃

 NHKの『その時歴史は動いた』で、大和沈没なんて扱ってたな。
「さほど、目新しい話は無かったネ」
 うむ。

 日本の対艦巨砲と対空戦闘を語ると良く出てくのが『三式弾』などと言われる対空砲弾だ。仮想戦記などでは活躍してたりするが、実際にはそれほど便利な物ではない。
「短絡的に言うと、花火みないな構造の砲弾だよ。一回目の炸裂で大量の小爆弾をバラ撒いて、一瞬遅れて小爆弾が二回目の炸裂を起こす、っていう構造。打ち上げ花火が開く様子と、基本的には似てるでしょ?」
 効果範囲が広くそれなりに有効性はあるが、欠点もある。まず、いかな効果範囲が広いと言っても、遠距離で撃って当たるものではない。発砲を見てからでも回避運動が出来てしまう。小口径用に作って数を撃ち弾幕を張れば一定の効果があるだろうが、小型化するとそれだけ効果範囲は狭まって、わざわざ二段階の炸裂なんて小細工をする価値が薄れてくる。

「米軍が実用化した、VT信管っていう、目標に一定距離まで接近すると自動的に自爆して破片と爆風でダメージを与える仕組みの様なものが日本でも開発に成功して、三式弾と組み合わせられていれば・・・なーんて思おうにも、三式弾の構造上、VT信管とは致命的な相性の悪さがあるんだよネ」
 三式弾が主なダメージを発揮するのは、二回目の炸裂である。あまり至近距離まで接近してから作動しても、二回目の炸裂が起こる前に敵機は通過してしまって効果的なダメージを与えられない。特に、戦艦の主砲クラスから発砲するような大口径弾の場合、その極大の効果範囲を有効に使う為には更に速い段階で作動させなければ効果を発揮できない。
「より遠距離で目標を判別する必要があるんだけど、そんな高性能の探知装置を砲弾に内蔵するのは、現実的に無理って話。普通のVT信管すら開発できなかったのに、それ以上に高性能なものを、なんてのはねぇ」

 ところで、番組中では明言していなかった様に思うが、一般に『特攻』と言って連想する航空機による自爆攻撃による死者より、大和海上特攻による死者の方が多い。
「生き残った人達の特攻へ挑む際の心持ち、死を美学と思う様な発想には理解できないと思うけど・・・現実には、今でもそんな思想を持って育っている人達がいるのもまた、事実」
 イスラエル周辺なんか、顕著だよな。パレスチナ人とか。今でもあの方面では自爆テロが絶えない。爆弾抱えてバスなどに乗り込み、自爆するのだ。
「子供からして『イスラエル兵には石を投げろ』みたいな思想を植えつけられる傾向があるらしいからネ」
 装備も訓練も充実していて、その気になれば逃げ回る相手でも狙いを外さず射殺できるレベルの能力を持ってるイスラエル兵に向かって投石するんだから、日本の特攻なみに悲壮な抵抗ではある。ま、撃ち落としても誰にも文句を言われない特攻機と違って、パレスチナ人を迂闊に射殺すると国際世論を敵に回すという差があるんだが。

2001年05月01日21:52:17

情勢

 むむっ。マスコミ各社の世論調査で軒並み小泉内閣が高支持率を示すわ、株価は上がるわわ。なんか凄いなー。
「かつて静香ちゃんが言ってた、」

『支持率なんて物は上がったり下がったりする(補記:だから、そんなに神経質になる様な物ではない)』
『株価だってバンバン上がっちゃうんだから(補記:緊急経済対策の実施に際して)』

「なーんて台詞を思い出すよネ」
 いやだから、静香ちゃんって言い様は止めとけって。亀井静香政調会長のことだが。ま、直接的には関係ない発言だが、内容的にはそういう展開になっていきてる。

 ところで話は変わるが、フィリピン揉めてるなー。首相公選なんて仕組みを取り入れるなら、ああいうことになる覚悟も持って、挑んで欲しいものだ。
「エストラーダ大統領は元映画俳優で、映画の中で良く演じた勧善懲悪型のヒーローのイメージを背景に強い人気を背景に当選した大統領。しかし実際には不正蓄財などを重ね、支持を失って失脚。クーデターに発展し兼ねない動乱の中で現大統領のアロヨ大統領が誕生したって訳」
 しかし、貧困層を中心にエストラーダ氏を未だ信じ支持しているグループも存在している。そして、そういうグループの行動が激化してきているのが昨今の情勢である。激突の過程で、既に市民グループ側と警官隊と合わせて五名の死者が出て、活動を裏で煽ったとして議員なども逮捕されていると言う。うーむ。

「政治ってのは、激しいよネ。ほら、ペルーとかも」
 武装テロ組織の撲滅と、近隣諸国との和平の推進を軸に高い支持を集めたフジモリ大統領。憲法を一時凍結し限りなく独裁に近い政権を作りながらも支持を保ち続けた。成果については正確には計れないが、少なくとも悪政を行った訳では無い様だ。確かにテロ組織の活動はかなり押さえ込まれたし、近隣諸国との紛争も減った。しかし、大統領再選の制限を曲げて挑んだ選挙を巡って混乱が起き、アメリカ系の支援を背景にした対立候補相手に苦戦を強いられた。何とか勝ったが、その選挙で不正を行ったとして立場が苦しくなり、結果的に日本へ実質上の亡命をする形で失脚した。
「偏った見かたをすると、日本系資本の影響が強くなり過ぎるのと、紛争の減少による武器の需要が減るのとを嫌った、アメリカ系資本の陰謀という説もあるよネ」
 その次の選挙の候補が興味深かったな。フジモリ政権下では亡命していた、フジモリ氏の前の大統領が帰国して立候補していた。第三位で破れたんだが。
「次の大統領が失脚した頃には、またフジモリさんも取って返して、再起を計るんじゃないかな? 今帰ったら、暗殺されちゃう危険性が高いから、当面は帰れないと思うけど」

 日本の政治は、呑気なものだなぁ。

2001年04月30日21:03:53

 なんか、先日の新聞に子供の近見視力が低下してきている、なんて話が載っていたな。
「近見視力ってのは、字の通りに近い距離を見る能力のことだよ。具体的には、30cmでの視力を計るんだって。でもさ、近い距離が見えないの典型例といったら・・・」
 老眼だよなぁ。
「うーん、確かに。TVゲームやPCを扱ってる時間の増えた事が云々とかいう見解が載ってたけど、こういう言い様をすると短絡的に『目が悪くなるからゲーム止めろ』とか言い出す親が居そうだよネ」

『目』ってのも所詮は体の一部であって、本質的には特別な物ではない。運動不足でいると筋力が衰える様に、目も使わなければ衰える。上半身ばかり鍛えていても、下半身は強くならない様に、遠くばかり見ていれば近くは見えなくなる。そして、過度の運動をすると体を壊す様に、目も酷使すれば悪くなる。
「遠くの物を見る。近くの物を見る。適度に休養をとる。当たり前のことをしていれば、そうそう視力ってのは下がるもんじゃないと思うんだけどネ」
 ま、それは視力に問題のない人間の詭弁かもしれないがな。しかし私は、キョロキョロと近くや遠くを見るのが好きな人間だし、疲れ目を感じれば取り敢えず目薬でも差すし、用が終われば休養もする。特別に目を大事にしてきた気はないし、ゲームとかもそれなりにやって目が疲れる様なこともやってた覚えがあるが、結果的に視力には全く問題を感じていない。

「いろんな距離の物を、見ようネ。近くを見た後には遠くを、遠くを見た後には近くを」

 動くものと、止まったものも、バランス良く見た方がいいのかな? 静体視力(静止した物を見る能力)と動体視力(動いている物を見る能力にも、そういうリンクがあるのかどうかは知らないんだが、ありそうだとは思う。
「猛獣や猛禽の類の中には、動体視力は突出しているけど、静体視力はさほどじゃない、とかいう話も有るみたいだしネ」

2001年04月30日09:18:16

リバイバル

 上位陣のトラブル等による棚ボタ的ではあったが、ホンダがF1復帰二年目にして表彰台に立った。三位だがな。
「エンジン供給のみしてるジョーダン・ホンダの方が、車体のノウハウが充実してるから、ホンダエンジンとしての表彰台は先かな、と思ってたんだけど、よりホンダ色の強いBAR・ホンダ、まだ三年目ぐらいだったかな、で、車体の完成度は不完全な印象が否めない側のエースドライバー、J.ビルニューブさんが、表彰台へ」
 今年はリタイヤ続きで絶不調な感じだったんだがな、彼は。二年目で今年こそは上位に・・・と思ってたんだが、ウィリアムズ・BMWが立ちはだかってホンダ勢は苦戦が続いていた。
「BMWもエンジンメーカーとしては復帰二年目なんだけど、ウィリアムズっていったら名門チームだからネ。昔は、ホンダと組んで優勝をさらっていた時期もあったし」

 これで、何かの弾みになってくれると良いのだが、まだまだ上位との差は大きい。残念ながら、トラブルが起きない限りフェラーリとマクラーレン・メルゼデスの前には出られそうに無いし、ウィリアムズ・BMWも手強い。BARに的を絞って応援するなら、ジョーダンも侮れない。
「でもまぁ、いい兆しなのは、いい兆し。来年から参戦予定のトヨタに、一歩先を行くところを見せてやって欲しいネ」

2001年04月29日09:02:28

最近野党の影が薄い

 おー、今週の報道2001(フジテレビ系の政治番組)のゲスト、やけに豪華だな。
「石原行革担当に、自民党三役(山崎幹事長、堀内総務会長、麻生政調会長)、公明党の神崎代表、保守党の扇党首。うーん、確かに」
 フジ系が持つ数字によれば、小泉内閣の支持率は80%を越し過去最高だそうだ。ま、その手の数字は調査機関次第で異なるので、真に受けられない数字だが。しかし、これまでの最高が細川内閣だったというのは初耳で驚いた。

「細川さんっていうと、自民党を離党して新党結成ブームの火付け役になって、結果的に自民党の野党転落の時期のきっかけを作った人だネ。小沢さん(同じく、自民党から離党した人。現在の自由党党首)に担がれて首相になったはいいものの、なんかのスキャンダルで長く続かずに終わったんだっけ」
 だったな。確認すると、九カ月程度。低支持率まっしぐらだった森内閣より短命か。その後も小沢氏に背中を押される様に場つなぎ的に祭り上げられた羽田氏が二カ月程度の極短命内閣に終わり、村山氏へと受け繋がれることになる。ちなみに細川氏は、新党が整理されていく過程で最終的には民主党に属した後で、今では既に自主的に退いて政界にはもういない。羽田氏は民主党にいるが、影は薄い。
「余談だけど、その辺の自民党の野党転落の時期に、与党復帰の為に社会党と連立を組むっていう方針に反発して海部元首相も自民党を離党したんだよネ。今は、どこにいるんだっけ・・・あ、保守党か。やっぱり、影は薄いネ」

 自民党やめると消えちゃうんだな、政治家は。首相の座にまで辿り着きながら、その後の細川氏、羽田氏、海部氏の影の薄さは、ある種、目を覆いたくなる物がある。
「結果的に、政治的に生き残ってるのは首相にはならなかった小沢氏だけなのかな?」
 今後、再び与野党が逆転する事があるなら『小沢首相』というのを見てみたいと思うが、また誰かを祭り上げて立たないんだろうな、本人は。

 自民党内で改革的な発言をする人に対して、世論は自民党を離党してやる覚悟をというが、結局離党する人はこのところ出て来ない。しかし、そういう過去の事例を考えると判らないではない。迂闊に離党すると、討ち死にするだけで結果的に理想は実現できないとも考えられる。

「あ、報道2001の最後の『次の選挙でどこの政党に投票するか』も、自民党が先週あたりから続けて順調に延びてるネ」
 亀井氏じゃないが、支持率なんてのは、上がったり下がったりするもんだなー、と思わされる。低支持率を理由に森内閣を攻撃していた野党は、これからは何を攻撃材料にするんだろう。
「独断専行とか、独裁的とでも言うんじゃないの?」

 話が長くなったが、最後にもう一言いっておきたい。
「森さん、首相辞めたんだし、どっかのテレビ番組に出て来ないかな? 楽しみにしてるんだけど」

2001年04月28日19:33:26

メンテナンス

 新聞を読んでると、今の若いドライバーの中には、車のタイヤ交換が出来ない人が結構いるらしい。
「えーっ、面倒くさいけど、そんなに特別な事でも無いのに」
 だよな。私はしばらく前に、冬場に履いてたスタッドレスをノーマルに戻すと言う形で、初めて一人でタイヤ交換をやってみたが、別に難しくは無かったぞ。非力な人間なんで、疲れたが。

「ざっと書いてみようか。えーと、取り敢えずはジャッキの使い方。大概のジャッキは、ジャッキ本体と、それを回す為の棒とで構成されていると思うよ」
 ウチの車に載ってたジャッキは、ジャッキ本体に取り付ける棒に、タイヤのボルトを回すスパナーをはめ込んで回す様になっていた。初めは気づかなかったが、棒にはどこかに差し込む様な形になっていたし、スパナには何か差し込んでくれという様な穴があいていた。しばらく見ていれば気づく関係である。
「で、ジャッキで持ち上げる箇所だけど。車体の下側を覗き込んだらタイヤの近くに、ここにジャッキを当てろと言う目印と、何らかの突起の様な物があるはずだよ。そこが、ジャッキで持ち上げる為に補強された箇所。それ以外の箇所にジャッキを当てると強度不足で車体が凹むから気を付けてネ」

 後は、タイヤを外してつける。スポーツタイプのタイヤなどで、回転方向などが指定されている場合は間違わない様に。普通のタイヤはどこに付けても問題は無いはずだが、ときどき前と後、右と左とを入れ替えてやるとタイヤの磨耗具合が均一になるのでやっておくと望ましいだろう。どの順序で入れ替えるのが相応しいかは、車種によって異なるので説明書でも読んで欲しい。
「ボルトを締める時は、全てのボルトをある程度まで緩く締めた後で、対角線上の位置のボルトを順次強く締めていく、と言う感じでやらないと駄目だよ。じゃないと、正しい位置で固定されずに、歪んだ位置で固定されちゃうから。これって、何もタイヤのボルトに限った事じゃなくて、その他のネジ止めとかする時とか全般に共通の常識なんだけどネ」

 あとは、ときどきスペアタイヤの空気圧チェックをしておく事だろう。実を言うと、私も大して注意してないので、人の事は言えないんだが。
「いざパンクして、スペアタイヤに交換・・・と思ったら、空気が抜けてペコペコだったら、話にならないからネ」

2001年04月27日20:04:53

遺憾です

 親父が飼っていたメジロ(小鳥)が猫にやられたらしい。
「にゃー?」
 みゃー?
「アタシじゃないよ」
 私でも無いぞ。

 室内に置くと臭いが気になるのと、人の目に付き過ぎてメジロが落ち着かないので、野外に一面を除いて覆いを付けた状態で置いてあった。横に回って覗き込まないと中が見えない配置なので、メジロから見れば殆ど人間は見えない状態だ。数日前から様子を見ている猫が居たらしいんだが。
「なんか対策は考えなかったの、その段階で」
 猫が飛び掛かれない様に吊り下げた状態にしたら鳥籠の中が丸見えになり、落ち着かなくなったので止めたそうだ。で、臭いは我慢して室内におくかなー、と思い出した頃の話だったそうだ。
「残念だったねぇ」

 もう鳥籠の暮らしにも充分慣れてきてたみたいだし、つい最近、餌(煉り餌。穀物などを潰した粉。水で練って与える。青菜をすり潰して加えてやるとより良い)を二袋買い足したばかりだったしで、親父も残念がっているようだ。
「もうメジロは山に帰っちゃってるから、今年はもう新しいのは捕獲できないしネ」
 まだ肌寒い頃は、時期じゃないからか、単に鳥籠に慣れてないだけか、時折『ひー』などと鳴いている程度だったか、すっかり暖かくなって来た最近では、色々と美麗な声で鳴く様になっていて快く思っていたんだがなぁ。
「また来年のお楽しみ、かな」

2001年04月26日20:44:11

泥船帰港。次の船は何の船?

「何事も無く小泉内閣が成立した様だネ」
 っていうか、今日の東証の出来高はなんだ。14億株って。凄いぞ。今のところは、10億に達したら多いな、程度の数字で推移しており、少ない日の二倍以上の出来高だ。
「小泉内閣に、それだけ市場が注目してるってことだろうネ」

 さて。泥船内閣と言われた森内閣は、何だかんだ言って最後は『沈没』と言われるほど無様な結果にはならず、何とか再上陸を果たせた様だな。派閥を離脱したことになっているとはいえ、本質的には森派の色を持つであろう小泉氏が首相になったことによって、森氏は陰で糸を引く存在として影響力を残すのではと思える。
「森内閣時代には擁護の姿勢を保って、森さんに恩を売っておいた小泉さんだからネ。後ろは森さんが守ってくれるだろうから、背中から刺される(自民党内の反対勢力に引きずり降ろされる)様な心配はなくやって行けると思うんだけど」

「にしてもさ。田中さん、結局外務大臣になっちゃったネ」
 ま、良いけどさ。しかし、父親の田中角栄氏は日中外交正常化を行った親中派な訳だが。折角、教科書歴史認識問題、農作物輸入問題、台湾の李総統の来日問題などで一定の毅然とした姿勢を見せてきた対中外交が、また及び腰になったら困るんだが、と思うんだが、どうなんだろう。ま、角栄氏とどの程度思想の一致があるのか知らないので、なんとも言えないんだが。

「閣僚名簿を見ると・・・橋本派からの入閣が二名と少なくなってること、森派から三名と多いこと、無派閥や民間からの入閣が増えてると、とかが目につくネ。それと、派閥からの推薦で席が埋まっていくスタイルが崩れて、マスコミによる事前の予測があまり立てられなくなったところも変わった印象があるところ」
 第一段階となる、組閣に関しては結構変わった、というイメージはあると思う。野党に言わせれば変わってないと言うんだろうが、実際にはかなりの閣僚が入れ代わっている。留任した大臣でも、川口環境大臣などは環境問題の国際会議などでも充分な存在感を示した優れた人だったので、留任して当然である。扇国土交通大臣も、当時不祥事で胡散臭い状況にあった建設省周辺を、たらい回し的に押しつけられる雰囲気でスタートした大臣だったが、それなりに落ち着いてきた用に思う。羽田・成田の問題とかでもそれなりに存在感を示したりして、悪い印象は無い。

 さてさて、実際に何が出来るのか。本当に変革なんて出来るのか。しばらく前に、海外のジャーナリストの評を思い出す。韓国の人だったかな?
『日本国民は、今の自民党体質が嫌いになっている。しかし、日本国民はそれ以上に変化が嫌いだ』
「口では変革変革と言っている世論が、いざ本当にそれについていく覚悟はあるのか? ってのがこれから試されて行くことになるのかもネ」

2001年04月26日00:29:03

お楽しみ

 派閥を離脱して総裁選に挑み、勝った小泉氏だが、森派の色は残るんだろうなという印象は否めない。
「実質上の、森派からの総裁選出が二回連続って形だネ」
 福田官房長官留任の流れがあるらしいが、福田氏は森派である。森派を三代さか上ると福田派に辿り着き、その領袖は当時首相も勤めた福田赳夫氏である。現官房長官の福田康夫氏の親・・・でいいんだったかな、どうにしろ親族だ。森氏は福田内閣で若くして官房副長官に抜擢された流れを持つ。それが契機とでも言うのか、その後自民党三役(幹事長・総務会長・政務調査会長)の全てを経験して(全てを経験した人物は、森氏だけかも?)、最後に総裁にもなった。本来は、筋の良い議員である。
「それで福田氏を官房長官に据えたっては、ある意味恩返しか、とも思える人事ではあるよネ。ちなみに、小泉さんは先代の福田氏の秘書とかを経てきたそうで」
 なんだ、みんな先代の福田氏に繋がるなー、と思うかもしれないが、だからこそ福田派の直系の派閥である森派に所属している訳である。

 小泉氏が表舞台に立ち始めたのは、YKKグループなる、山崎・加藤・小泉で同盟を組んで、当時の首相の海部氏を引きずり下ろそうとした『海部下ろし』を展開した頃からなんだろうか。
「えーと、海部氏は三木派。現在でいう旧河本派だネ。実際に裏で糸を引いていたのは竹下派、今でいう橋本派で、YKKグループはその竹下派に反発して反旗を翻した、と」
 橋本内閣成立時にも、対立してたんだったな。橋本氏、橋本派と対立するのは、宿命だったということか。

 これまで、自民党で主流といえば、佐藤派(佐藤栄作)→田中派(田中角栄)→竹下派(竹下登)→小渕派(小渕恵三)→橋本派(橋本龍太郎)の流れを汲む派閥『経世会』であった。数の上では確かに未だ最大勢力ではあるが、岸派(岸信介)→福田派(福田赳夫)→安倍派(安倍晋太郎)→三塚派(三塚博)→森派(森善朗)の流れを汲む『清和会』へと中心が動きつつあるとでも言うのだろうか。
「代々、タカ派(強硬派)の流れを汲む清和会なんだけど。小泉さんも、タカ派バリバリって雰囲気でスタートを切りそうだけど、どうなるかな」
 ま、周囲の声になかなか屈せず在任し続けた森氏も充分タカだった気がするがな。窮地ではあるが、何でもやれる土台は用意された状態も言える。さてさて、世の中面白くなるだろうか。
「今日の小泉内閣の閣僚の発表が楽しみだネ」

 追伸。なにやらうだうだと書いたが、こんな話が私の頭に常時入っている訳ではないので悪しからず。適宜資料を参照しながら書いている。

2001年04月25日19:06:20

人選

 さてさて、小泉内閣成立へカウントダウンとなっている訳だが。党三役の人事とか、閣僚の人事とか、見えてきてそれなりに面白い。
「何事も無ければ、明日にも小泉内閣成立。さてさて、どんな内閣になるんだろうネ」
 田中真紀子女史の入閣も囁かれているが・・・。個人的には、好きな人ではないな。毛嫌いの範疇だとは思っているが。
「うるさ過ぎっていうか、なんていうか。抑える時は抑えるとの区切りとか、現実性とかが足りないんじゃないかな、ってきもするよネ」
 小泉氏もずけずけと物を言うタイプだが、森内閣に関しては一定の擁護の姿勢を保っていたしな。そういう姿勢は現実として必要だと思う。

 敢えて入閣するなら、いっそ官房長官に据えるか、特命大臣として省庁には直接には属さない形ぐらいが妥当と思ってたんだが・・・。
「官房長官は今の福田さんが留任の向きで検討されてて、田中さんには外務大臣の声があってるみたいだけど」
 外務も悪くないかとは思っていたが、他の候補として、国連難民高等弁務官を勤めた緒方貞子女史の名が上がっているのを聞くと、わ、そっちの方が圧倒的にいいんでないか、と思えてきた。
「肩書の名通り、難民問題の第一人者として国際的に知名度のある人だからネ。森首相がアフリカを訪問した際に同行してたけど、現地でかなり歓迎されてたし」
 あれは、いい人を同行させたもんだな、と思う外交戦略だったと思う。結果的に森首相自身もアフリカでは好感をもたれた様だし。アフリカでは。

 橋本派と森派の派閥を踏まえた話でもしようと思っていたが、話が長くなって来たので今回はこの辺にて。

2001年04月23日23:13:17

開票

 今週も『ある日、嵐のように』面白いなー。料亭に政治家が集まってたりしてナイス。しかし、土屋が敵に回る構図になろうとは・・・。

「で。自民党総裁選の行方は、小泉さんの方向で決着が付きそうだネ」
 だな。当初から小泉氏有利では、と言っていた私としては、恥かかずに済んだってところか。
「ところで作者さん、ウチのサイトで次期首相は誰が良い、なんてアンケート採ってたけど。どうたったの?」
 あれか。元々大した反響は無いだろうとは思っていたものの、予想を更に下回る反響の無さだった。選択肢としては『麻生氏』『橋本氏』『亀井氏』『小泉氏』『その他自民党』『公明党』『保守党』『民主党』『社民党』『自由党』『共産党』『その他議員』『民間人』『誰でも良い』『誰でも嫌』『判らない』といったところを用意してたんだが。結果はと言うと『小泉氏・3票』だけというていたらく。
「ありゃりゃ」

 このサイトのHIT数は一日30程度。実際の訪問者数は15〜20人程度だ。10日間ほど放置してあったので、考え得る最大の通算訪問者数は200人程度、最小は15人である。根拠はないが、40人程度は見てくれたんではと思いたい。
「少なく見積もって20人と考えても、投票率は15%・・・。寂しいねぇ」
 元々政治系のコンテンツを主体としたサイトでも無い上に、双方向性にも欠けるサイトとはいえ、ここまで少ないとは・・・。10票程度は投じられるかと思っていたんだが。自惚れだったか。

「・・・低レベルな自惚れだネ」
 うー。

2001年04月22日20:59:16

終盤戦

 総裁選、大詰めだ。地方の予備選結果の流れが見えてくる中で、今朝の政治関係番組を見ていると、なかなか面白いものがあった様に思う。
「静香ちゃんと小泉さんが、かなり歩み寄ってるっていうか、対立関係ではないことを印象づけようって雰囲気に感じたネ」
 静香ちゃんってなぁ・・・。亀井 静香政調会長のことである。橋本氏と小泉氏による決選投票になったとして、亀井氏の票が小泉氏に流れそうな雰囲気になってきた。また、地方票の流れも強く小泉氏に流れている様で、かなり小泉氏優勢では無かろうか。
「麻生さんは、橋本派寄りの立場を取ってるみたいだけどネ。橋本さんは、橋本派、堀内派、決選投票になったとして河野グループが加わって、ぐらいが主な票かな。小泉さんは、森派、加藤派、山崎派に、地方票、決選投票で江藤亀井派が加わって、って感じかな。旧河本派がどこに流れるのかわかんないけど。ま、小さな派閥だけどネ」

 小泉氏になったとして、組閣はどうなるか。結構入れ替えたいという意向のようだが。
「加藤さん、山崎さん、それに決選投票で協調したとして、亀井さんの入閣があるか、とかが面白いところになってくるかな?」
 自民党三役(幹事長・総務会長・政調会長)も刷新したい意向の様だから、現在、政調会長の亀井氏の扱いとか、面白いかも。運輸大臣、建設大臣として入閣したことがあることなどを踏まえると、国土交通大臣がまさに適任という様に考えられるが、今の扇女史を退けて就任するのはどうかと思える。
「扇さんは世間の評判も悪くないしネ」

 逆に今の内閣から退いたほうが良さそうな大臣というと・・・。宮沢外務大臣とか、河野外務大臣とかだろうか。
「宮沢さんは目立って何が悪いって訳では無いと思うけど、評判はあまり良くないしもう年だしネ。河野さんは、先日の台湾の李総裁の来日問題での中国への対応がいま一つだった気がするし」

2001年04月21日18:21:42

延滞

 サーバー不調とかで書くタイミングを逸していた話題。引越しでの人間関係の崩れに悩んで問題を起こした小学生に関して、先週のNHKドラマ『ある日、嵐のように』の内容を思い出させる事件だったなー、なんて書いた訳だが。
「今週は今週で、奈良県警を巡る汚職疑惑の捜査中に重要人物が自殺するという事件が発生。これもまた、丁度今週の『ある日、嵐のように』で出てきた様なシチュエーションで・・・」
 ドラマではその人物は最期に、自分の自殺と引き換えに事件の揉み消しを行う古株フィクサーに対して、妻子をよろしく、などと電話して自殺した。現実にも、そういう裏取引が行われてるんだろうか、なんて思わされる出来事だった。

「今週の内容としては、新興フィクサーが、問題の揉み消しを依頼に来た企業経営者に、口頭では『任せておきなさい』と言う様な応対をしながら、すぐ横に座っている腹心に携帯のメールで『この会社乗っ取っちゃおう (^-^) 』なんて送ってたなんてのに、なるほど、あり得る話かなー、なんて思っちゃったネ」
 直接の関係はないが、ジャンル上はこのドラマの前の番組に該るであろう『バブル』では、十年ぐらい前という時代設定に基づいて、やたらに大型な当時の携帯電話がチラっと登場したりしていた。で、今回は現状を反映して携帯でメールか。
「KDDIのCMで、街で見かけたタレントの後ろに二人でついて回りながら、携帯のチャットでそのタレントに関して会話してる、なんて想定のがあったけど。根本的な発想は似た感じかな」

2001年04月20日20:41:27

次の内閣

 なんか、サーバー挙動の怪しさが続いているらしい。

 さて、自民党総裁選が迫ってきた。地方の予備選は小泉氏優位で進むという予想が大勢になってきたようだが、さてさて・・・。
「田中真紀子さんの、小渕首相に関する発言は、ちょっと頂けなかったと思うんだけどネ」
 死者の冒涜と受け取られ兼ねないような発言は、万国共通で嫌煙されるに値する発言だと思う。例え死んでも、その行動に対して追求や批評が行われること自体は有意義だし本来必要な物だと思うが、言い様ってものがある。

「その割にはマスコミの攻勢が弱いのは、人気があるからかなぁ、やっぱり」
 失言としてよく騒がれた森首相の言葉より、深刻な表現だった気がするんだがなぁ。ちょっと口が滑った、程度の扱いをマスコミはしているようだが、口が滑ったで許されるなら、森首相は苦労してないし、任期途中で辞任する必要も発生せず今時分に総裁選なんかやってなかっただろう。ま、首相と単なる議員とという立場の差はあろうが、公人には違いないんだし。

「で、作者さんの各候補への考えは、どうなってきたの?」
 麻生氏がなかなか興味深い人物に思えてきた。まぁ、現時点ではまだまだ時期尚早だと思うが、今後が要注意の人物かもしれない。
「他は?」
 橋本氏は、ますます不適に思えてきた。私としては『変わる為の小泉氏』『変わらない為の亀井氏』『時期尚早の麻生氏』『うやむやな橋本氏』といった感じだろうか。個人的には、白黒ハッキリした、小泉氏か亀井氏かで行って欲しい。どっちつかずな雰囲気の橋本氏は頂けない。

「台湾の李総統の病気療養という形での訪日に関する対応でも、橋本派は懐疑的だったりして、ピリッとしなかったよネ。結局は、治療予定の病院がある岡山県倉敷市のみって方向での受け入れで落ち着いたけど」
 森政権の最後の仕事となるんだろうか。当初は京都とかも観光的に訪問したいという話だった様だが。
「でもまぁ、倉敷も見どころのある歴史ある街だし。病院以外は立ち寄り禁止、とか厳しく制限しない限り、容認できる範囲だと思うけど」

 さてさて、中国がなに言ってくるやら。それに対する本格的な対応は次の内閣の仕事になるんだろうが。
「されが首相になるのか、誰が外相になるのか。毅然とした対応を、願いたいネ」

2001年04月19日21:51:04

遅延

 またなんかサーバーが不調のようだ。この文章は、回復したら掲載するかというつもりで、21時20分頃に書いている。
「どっちの料理ショーでも見ようと思っていたら・・・あ、野球延長」
 ま、野球自体は嫌いじゃあ無いんで、そう強く文句を言う気はないが。それほど、みたい番組がある訳じゃないし。むしろ、野球の方がいいと思う場合もある。
「作者さんは一応阪神ファンだか、取り敢えず阪神の試合やってりゃあ、それでいいって感じかな」
 そんなところか。

 なんだ、もう九回裏か。お、巨人負けてる。いいぞ、頑張れヤクルト。
「アンチ巨人でもあるんだよネ。(^-^; でも、なんかノーアウトのランナー出てるよ。点差も一点しかないし・・・」
 あ、ヒット。む、送りバント処理にエラーで満塁・・・。不機嫌になってきたから、チャンネルを変えた。NHKのニュースでも見とこう。
「しばらくしてチャンネルを戻してみると・・・なんか喜ぶ巨人選手の様子が」
 むー、逆転しよったか。

 見ようと思った番組は遅れるし、巨人は逆転勝ちするし、なんだか踏んだり蹴ったりの出来事だった。
「踏んだり蹴ったりすると楽しいから、踏まれたり蹴られたりって気もする言い様だけどネ」

 ・・・軽く前振りにするつもりだった話が、試合展開の都合で単独のネタになってしまった。
「ありゃりゃ」

2001年04月18日20:21:11

怪獣の近況

 知る人ぞ知ると言うに値するのかなんだか判らないが、私は Mozilla 5系ブラウザーのユーザーである。
「アクセスログで見た感じじゃあ、このサイトの訪問者の中には作者さん以外に使用者はいないっぽいネ」
 ことこのサイト内においては、Lynx並の使用率・・・むー。

 現在の最新バージョンは、Netscape版は"Netscape 6.01"、mozilla.org版は"Mozilla 0.8.1"である。後者の方がより新しく多機能化しているが、より不都合も増えている気がする。解消される不都合の数より、実装が見送られていた機能が導入された結果、新規に発生する不都合の数の方が多いというか・・・。
「という訳で作者さんの現在使用中は、三週間ほど前に公開された"Mozilla 0.8.1"なんだけど・・・。確かに、色々不安定なような。特に、『戻る』『進む』ボタンの挙動が怪しげ。cgiを使ったページや、フレームを使ったページでの挙動がなんか変」

 そんなこんなでしばらく見てなかった、mozilla.orgのオフィシャルサイトなど、次のバージョンはまだかなと重いながら見てみると。ロードマップ(今後の新バージョンのリリース計画表)を見て苦笑してしまった。
「0.8.1のところに赤字で書き込んである注釈は"Crash Landings"。『不時着』のこと。っていうか、その部分には、炎が上がってる。不時着って言うより、墜落じゃないの? (^-^;
 まぁ、不時着と墜落の違いの定義は難しいが。なるほど、通りで不都合の多いバージョンな筈だ。

 IEと違って、OS本体にダメージを与えて、OS自体の挙動を不審にする危険度は低い分、個人的に不都合具合も結構楽しみつつ使っているつもりだが・・・他人に安心して勧められるよな安定した状態になるのはいつの事やら・・・。
「IEに関しては、試作版とかは論外、正式版が出てもまだ安心は出来なくて、サービスパックとかの形で不都合修正版が出てから導入するぐらいが、丁度いいと思うよ。今だと、IE5.5はサービスパックが出た後、IE6はまだ試作段階だったかな」
 というか、これといった必要を感じるまでは、入れないぐらいのつもりの方がある意味賢明かもしれない。OS自身のサービスパックのリリースなどとも相談しつつ、検討した方が良い気がする。

2001年04月17日21:32:35

過渡期

 富士通が、まだ intel が正式に発売を表明していない新型 Pentium iii を搭載した企業向けPCを発表したな。
「今の Pentium-iii には"Coppermine"という名のコアが入ってるんだけど。"Tualatin"の前倒し・・・にはまだ早いと思うから、過渡期用の"Coppermine-T"かな?」
 "Tualatin"とは、製造プロセスが細線化(回路を構成する線が細くし、回路の密度を上げて小型化する)された、第三世代型 Pentium iii である。動作電圧が下がると共に、動作信号そのものも代わり、従来型とは互換性のない物になっている。それに対して、"Coppermine-T"もしくは単に Coppermine の"D0 step"と呼ばれる(現行は "C0 step")ものは、そのつなぎ目となる物だ。"Coppermine"用の環境でも、"Tualatin"用の環境ででも、動作する。

「まだまだ世間が本格的に Pentium 4 へ向かうのは、先のことになりそうだネ」
 まぁ、その辺は"Pentium"→"Pentium pro"→"Pentium II"の流れの再来と思って貰えば、過去を知る人には判り易いだろう。次世代コアを使った Pentium pro 登場後も主力商品は従来型の Pentium であり続け、改良型の Pentium II が出るまでそれは続いた。Prntium 4 に関しても、もう一段改良が進むまでは普及はしないだろうし、先走って買うと恐らく後悔する。

 さて、今買うならどういう物がいいか、について語っておこう。

Pentium iii + SDR-SDRAM
○コスト的に優れ、成熟した安定感がある。パフォーマンス的には劣るが困るほどではなく、むしろ割安感の方が上回るだろう。

Pentium iii + DDR-SDRAM
×アーキテクチャーの都合上、Pentium iii では DDR-SDRAM の性能は活かせない。将来的に DDR-SDRAM が活かせるプロセッサへの移行を前提に、手元に既にある部品を活かしつつ過渡期的に使う意義はあるかも知れないが、新規に買う価値は低い。

Pentium 4 + RDRAM
△前述の通り、改良型が出るまで待った方が良い。将来的に改良型 Pentium 4 への移行を前提に新規に買う価値はある程度あるが、いま既にPentium iii などを使った環境があるなら、もうしばらく我慢した方が良いだろう。

Athlon + SDR-SDRAM
△いま既に持っているSDR-SDRAMを活かしたい、コストを抑えたいなどの目的には一致するが、今さらと言う感がある。コストパフォーマンス的には悪くないが、SDR-SDRAM では Athlon を活かせない面もあり、何となく勿体ない。

Athlon + DDR-SDRAM
○現段階で手に入る物としては最も良好なパフォーマンスを期待できる組み合わせ。それなりにコストは要するが、相応のパフォーマンスも得られる。

「ま、必要に見合った買い物をしようネ」

2001年04月16日20:08:05

逃亡の勧め

「皇太子妃殿下の雅子さま、御懐妊の兆し、なんて報道がされてるネ」
 日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにはしっかりと承知をして戴いているようだ。
「ま、あれ、全文に目を通すと、例の発言の後に、色々な神様、宗教観について語っていて、神というのはそう言う部分を指してるんであって、天皇のことを言ってるんじゃあないって判る内容だったんだけどネ」

 さて、転校による人間関係の崩れを悩んで自殺を試み、制止しようとした母親を結果的に殺してしまった小学生の話だが。これに関して言っておきたいこと。
「人間、外面からは、努力してるとか、我慢してるとかいうのは、なかなか感じ取れないからネ。普通にしている様に見えていて、その実は必死で限界の状態である、ってのも、珍しい話じゃないと思うんだよネ」
 他人の心情を理解するのは不可能である。理解出来たと思うのは、傲慢だ。理解しようという努力は必要だし、ある程度のところまで近づくことは出来るだろうが、完全に理解することは不可能である。そして、どの程度まで理解できたのかということも知ることも出来ない。これが数値的に、現在の理解度は60%、とか判る物なら簡単なのだが・・・そうは行かない。それが判らない以上、実質的には理解できてないも同然である。

「自分の限界ってのは、当の本人にもなかなか判らない事だしネ。まだ行ける、と思っていたら、急速に限界を感じた・・・とか。でも、周囲は限界に達したことに気づいてくれず、そのまま状況は流れていく。結果的にそのまま限界を越えてしまって、何らかの突飛な行動に走ってしまう、と」

 私は私のサイトの冒頭部分に『まぁぼちぼち行きましょう』なんて書いているが、それは一応そう言うことを意識して書いているつもりだ。頑張り過ぎて自分でも気づかないうちに限界を越えてしまい、後戻りも出来なくなって立ち往生しない様に、ということだ。
「ま、無理だと思ったら、無理しないで逃げたらいいんじゃ無いかな。不登校、引きこもり、失踪、良いじゃないの。自殺なんてして無理に自力で完結させようとしなくても、良いんじゃないかな」

 余談だが。NHKドラマ『ある日、嵐のように』で、転校を苦に引き籠もりがちになってる子供が描写されたりしてたところに、ある意味タイムリーにこんな事件が起きて、大いに驚いた。単なる偶然が、それともそれだけ上手くNHKが世情を反映した作品作りをしているということなのか。

2001年04月15日19:50:56

近況

 この頃、ウチのサイトを置いてあるサーバーの調子がよろしくないようだ。
「ま、ロハのサービスだから、多少の不都合は仕方ないネ」
 繋がらない場合は、数時間程度待ってから再度のご訪問を願いたい。

 この頃というと、いわゆる『スパム』に該るんだろうか、広告メールの類が結構届く様になってきた。
「サイトの末尾とかに、署名としてメールアドレス書いてるしネ。他にも余所のサイト上にも何らかの形でメールアドレスは載ってるし」
 さほど気にはしてないがな。まぁ、『お、なんかメール来たぞ』と思って開いたら広告ってのは、結構ゲンナリするのも事実だが。

 ちなみに、内容は結構バラバラである。アダルト物がやはり多いが、その他、行楽、健康、ねずみ講まがいなど色々ある。
「知人からの私的なメールっぽく偽装した奴とか、頑張ってるねー、とか思う奴もあるよネ。有り難くは、ないけど」

2001年04月14日20:54:00

One shot one kill

 映画『スターリングラード』見てきた。
「今日から放映だよネ。初日から見に行くなんて、物好きな感じ」
 まぁ、時間もあるし、待ったからって値下がりするもんでも無いし、レンタルビデオとかで見る気は無いし、テレビで放送されるまで待つ気は無いし。

「第二次世界大戦の独ソ戦を舞台にした、実在の伝説的スナイパーの話を材料にした作品なんだよネ。で、どんな感じだった?」
 スナイパー凄いなー、スナイパー怖いなー、って感じだろうか。なんかバラバラ撃ってるアクション作品の銃撃と違って、一発一発が一人一人の命を奪っていく。いつ撃つ、いつ撃たれるといった緊張感の漂う作品だ。

「さすがに映画の中程の巧妙さや正確さは持って無いだろうけど、スナイパーってのは現代でも中近東とかの紛争地域には潜んでるんだよネ」
 おっかないよなぁ。

 ちなみに、自衛隊は専用のスナイパーライフルは装備してないそうだ。
「海外では、一般に言うスナイパーライフルの他にも、より大口径で、長射程、高威力で、車両等の中にいる人間も撃ち抜ける、アンチマテリアルライフルとかの導入も、行われているそうだけどネ」

2001年04月13日23:37:23

手のひらを返す様に

 米中関係。乗員を帰国させることに成功して、人的被害が解消されたと思ったらアメリカ強気になる強気になる。面白いなー。
「以前からあった、台湾へのイージスシステム搭載艦の輸出問題とかも再燃してきた感じで、怪しげになって来たネ」
 中国は、台湾の対岸にミサイルなどを配備して台湾を牽制しているが、防空能力に優れたイージス艦が台湾に配備されてしまうと、そのミサイルの意義が低減する。中国としては、快くない。
「機体の返還と、イージス艦の輸出とをカードにしながらの攻防という構図になるんだろうネ」

 しかし、そう言った外交のカードにもなる様なイージス艦を、日本は既に四隻保有していたりする。更に建造する予定もあるんじゃなかったかな。
「何だかんだいって、結構な戦力もってるんだよネ」

 ところで、あの接触事故に関して、当分明言されることは無いだろうが、気になる問題が一つ。それは、接触後の米軍機は本当に自分の意志で中国領内に着陸したのか、という点。
「帰国した乗員の証言としては、墜落寸前になって脱出も考えるような状況だったと言う話になってるけど、それが事実だって証拠は、ないからネ」
 実は他の中国軍機によって強制着陸させられたんじゃないかって可能性も、100%否定は出来ないように思う。本来なら、台湾やフィリピンあたりまで飛べていたのかもしれない。

「あと、怖いなー、と思ったのは、中国のマスコミが報じるところの、一般人民の反応だネ」
 あの対応をもってしても、中国政府は弱腰だ、とかいう声があるらしい。あれだけやっても弱腰か。恐ろしい民族だ。

2001年04月13日00:12:07

ごめんなさい

 乗員の返還という大きな山場を越した米中の軍用機衝突事件だが。終盤の外交上での『単語』の選択を巡る争いは、なかなか面白かったな。
「謝れという中国と、謝りたく無い米国。謝っているとも、謝っていないとも解釈できて、双方のメンツが保てる様な微妙な表現、玉虫色の表現を探る駆け引きって感じだったネ」
 中国語や英語に詳しくないので自信はないが、大雑把に調べるとこう言う関係になる様だ。

 日本語 英語   中国語
 遺憾  regret  対不起、遺憾
 お詫び sorry   抱歉、道歉
 謝罪  apologize 謝罪

 あくまでも大雑把だから、前後に付ける言葉次第とかで事情が変わってくるはずだということを留めておいてもらいたい。
「で。遺憾や"regret"って言うのは、辞書で引くと『残念』とかいう解釈が出てくるよネ」
 客観的に、悪い出来事が起きて残念でしたね、と言うに留めて、責任の所在などには触れない表現のようだ。
「逆に、謝罪や"apologize"ってのは、自分が悪いことをした、自分にその責任があると認めて謝る、という全面的な謝り方。中間は、その中間って訳だネ」

 それを踏まえてだが。米国側は"very sorry"という表現に留めた。『深くお詫び』って感じだな。
「ビミョーなバランスだよネ」

 ちなみに中国語での、ごく軽い意味で謝る時の表現は『不好意思』などになるそうだ。『対不起』を使うと、けっこう真面目に謝っている意味合いになるらしい。『抱歉』までいくと、かなり改まって本格的に謝る意味になるらしい。

2001年04月12日20:15:20

セリフ

 自民党総裁選スタート。NHKのニュース7に候補が出演して喋ったりしてるが。あまり真剣には聞いてないし、聞いたところでこんなところで安易にコメントの付けられる話ではないが、冒頭部分でちょっと印象に残った台詞。麻生氏の言葉だ。
不安は不満と違ってエネルギーにならない
「なるほど、なかなか語呂も良いし、内容的にも面白いネ」

 新聞によると、麻生氏は河野グループの会合で『ブタもおだてりゃ木の登る』なんて表現を使ったそうだが。どういう場面でどういう風に使ったのか知らないが、真面目な状況で使って貰っては困る言い回しだ。
「半ば慣用句化してきている言い回しだけど、元はといえば、タツノコのアニメ・タイムボカンシリーズの決まり台詞だからネ」
 アニメは日本の文化だから、その台詞を引用すること自体が悪いとは思わない。しかし、この台詞は冗談用の台詞だろう。歓談の中で使うのは大いに結構だと思うが、深刻な局面で使うのは遠慮願いたい。

「ガンダムあたりからの引用だと、深刻な局面でも使っても構わないような台詞もあるかな?」
 かと行って、ギレンみたいなこと言い出す奴が居ても困るし、連邦の腐った高官みたいなのが出てきても困るが。

2001年04月11日20:00:10

うだうだと

 どういう人かよく知らないが、なんかマジックマッシュルームの食べ過ぎで幻覚症状で入院したタレントのニュースがあったな。
「マジックマッシュルーム、軽い幻覚作用はあるけど違法じゃあないキノコだネ。作者さんの通り道の近辺でも、広告のビラとか貼ってなかったっけ?」
 ああ。あれが、こういう形でニュースになる程の物とは、思ってなかったな。

 ビラ絡みというと、歩いているとなんか前方に『犬募集』って書いたビラがたくさん貼ってあって、何かと思っていたら、近づいてみると何のことは無い『大募集』だった。
「思い込みってのは、困ったもんだネ」

 小ネタ集的にもう一件。青信号の横断歩道を二人乗りの自転車が渡っていた。と、車が近づいてクラクションを軽くならしながら抜けていった。二人乗りの後ろに乗ってる奴、不満げに曰く『赤信号やろ!』・・・バカか、お前は。車は、交差点から右折で入ってきた車だ。車も青信号で入って来ている。
「その場合は、原則的には歩行者優先だけど、現実的にはどっちかに一方的に優先権がある、って関係じゃ無いよネ」
 どっちがどっちに譲るかはルールと言うよりマナーの範疇であろう。それでも敢えて文句を言うなら『歩行者優先やろ』である。しかし、二人乗りしてる様な奴が他人の文句を言える立場なのかは疑問である。
「その人は、車の免許持ってなかったんだろうネ」
 持ってないと願いたい。持ってて判ってないんだったら、同じ路上を走る人間として困る。

2001年04月10日20:42:43

次期総裁

 自民党総裁選、なんか色々と候補出てきそうで面白そうになってきたじゃないか。小泉氏(森派。派閥を抜けてから立候補するという話になってるが)と、橋本氏(橋本派。野中氏擁立の動きも消えきらず未確定)は早いうちから話が上がっていたが、堀内氏(堀内派。去年の加藤氏の不信任決議欠席を機に加藤派から分裂した派閥)や、麻生氏(河野グループ)も立候補の動きを見せつつあり、立ちそうで立たないで終わるかと思っていた亀井氏(江藤・亀井派)が正式に立候補を宣言したりと、殆どの派閥が候補を立てるという構図になってきた。
「候補がたくさん立てば立ったで、なんかマスコミは党内情勢が不安定とか行ってマイナスイメージを煽りそうだけど、少数だったら少数だったで、密室だの出来レースだのって話になるんだろうし。攻撃するのは楽だよネ」

「でも、やっぱり主軸は小泉さんと橋本さんで動くのかな。橋本派は単独で最大の勢力を誇るし、小泉さんには森派の他にも、加藤派、山崎派が追従するみたいだし」
 個人的には、いっそ亀井氏とかなったら面白い気もするが、まぁ現実的ではないな。小泉氏か橋本氏と言うなら・・・小泉氏だな。
「作者さんの思うところの本命、って前に言ってたよネ。でも、今が本命を出す時か疑問、って言ってなかったっけ、作者さんは」
 森内閣の幕引きが、意外と平穏に進みそうになってきたからな。この頃はこれといった自民党叩きのネタにも欠けてきて、反撃にでるチャンスが見えてきた気がする。
「で、橋本さんは?」
 無難である代わりに、インパクトに欠けるよな。橋本派でいうなら野中氏の方が良かった様な気がするが、これまで固辞(強く辞退)してきた都合、今さら態度を翻す訳には行かないよな。

 結果的には、小泉氏優勢なんじゃ無いだろうか。江藤・亀井派が亀井氏を擁立して来た都合、一回の投票ではどの候補も過半数を取れず、決選投票になる可能性が高いと思う。決選投票で江藤・亀井派の票がどちらに流れるといったら、小泉氏に流れる気がするしなー。
「それに、地方票は小泉氏に流れそうな気がするしネ。というか、橋本氏には流れにくい、って感じかな?」

2001年04月09日20:08:23

さくらさくら

 大阪では、そろそろ花見のシーズンも終わりだな。
「作者さん、お花見いったの?」
 殊更に花見というほどの事は、しなかったな、結局。花見客が多数いる、河岸の桜の咲いた遊歩道を自転車で通り抜けたりしたが。それなりに、それは花見だったのかも知れない。その時見た物を挙げておくと。

・桜
・バーベキュー
・ホームレスのテント
・土砂運搬船
・遊覧船
・自治体の清掃船?(ゴミすくい上げながら走ってた)

「・・・なんか、シュールな要素を含んでるんだけど」
 短時間に切り替わる、街中の風景。現実は厳しい。

 さて、桜でもう少し喋っておこう。一般的に、花見用に植えられている桜って何か、知っているかな?
「ソメイヨシノ(染井吉野)だよ。確かに、花がたくさん咲いて綺麗なんだけど、結構欠点もある桜なんだよネ」
 寿命があまり長くないんだ。成長もそこそこ早く、植えてから短い期間で花見が楽しめる様になるが、枯れるのも早い。数十年程度で枯れるのが一般的だという。
「手っとり早く花見向けの場所を作るにはいいんだけど、長期的に保つのは結構大変。次から次へと植え替えが必要になってくるから」
 それに寿命の短さゆえ、歴史や威厳を感じさせる様な立派な巨木には育たない。ただの平凡な花見場所の枠から抜け出すことが出来ないってことだ。

2001年04月08日19:35:26

決まり文句

 今朝、TVでニュースを見ながら思ったことを書き忘れていた。
「アメリカの火星探査衛星打ち上げ成功の映像を流してたんだけど。オンボードカメラ風というか、ロケットの頭の方から見下ろすアングルで取り付けられたカメラの映像が、なかなか面白かったよネ」
 遠ざかっていく地面、剥がれ落ちる様に分離して回転しながら離れていく補助ロケット。なかなか面白い絵であった。

 さて、そんな感じで忘れたり、後で書こうと思ったまま機を逸した話題とかも案外ある訳だが。しばし忘れていた話題を一つ。結構前から気になっていた慣用句的な言い回しとして『○○○は×××の夢を見るか』という物がある。
「電気猫とか、電気鼠とかい単語が入ってたりする例を結構見た覚えがあるんだけどネ。でも、元々の原典が何なのか、良く判らずにいたんだよネ」
 ああ。たしか、そう起原は古くなく、小説か何かのタイトルが元だった様なこと聞いた印象が残ってはいたんだが、なかなか正解に辿り着けづにいた。WEB上で検索とかをかけても、二次的な物ばかりが引っかかって、一向に原典に辿り着けない。

「でも、それが思わぬ形で解決。全然別の事柄の検索している最中に、偶然正解の文言が目に入っちゃったんだよネ」
 そう。世の中、なかなか思う通りには行かないが、意外な事も起こるもんだ。で、正解だが、1968年発表、アメリカの作家 Philip K. Dick の著作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(原題:Do Androids Dream of Electric Sheep?)であった。
「なるほど、電気猫とか電気鼠とか、電気〜って形のパロディがされるのは、電気羊が元だった訳だネ」
 作品内容に関しては、気になった人は各自で調べて頂きたい。

 さて、最近新たに気になってきた表現を挙げておこう。
『手段の為には目的を選ばず』
 初めて耳にしたのは、知人に聞いた、神坂 一氏の『スレイヤーズすぺしゃる』の作中での、ナーガというキャラの性格の形容。一見そこが原典かと思っていたが、どうもそれでは説明がつかないようだ。
「『目的の為には手段を選ばず、手段の為に目的を忘れる』っていう対になった表現にまでは辿り着いたんだけど、そこから先が不明」
 これは、真っ当な歴史のある慣用句なのかも知れないな。

2001年04月08日16:26:10

日曜の政治系番組

 今日のフジテレビ系の報道2001での、教科書検定問題の話は、それなりに有意義だった様に思う。
「歴史認識問題に関しては、双方の言い分がそれなりに聞けたしネ。認識の違いの他にも、触れるべき出来事や人物に関する記述が欠けている、という主張に関しては、こっちではコレが欠けてるし、あっちではコレが欠けてるし、って感じの一長一短の構図になっていたし」

 NHKの日曜討論は、内容の善し悪し以前に、どうも、討論なのか何なのか判らない。討論というより、会見とでもいうか。
「当事者同士が激突するというより、聞き手の司会者が順次聞いていく様な感じというか。ま、その方が話としては判り易いんだろうけど」

 テレビ朝日系のサンデープロジェクトは、断片的に見たがなんだが雑然としてよく分からない。あと、田原総一郎氏しゃべり過ぎに思う。あんたの話を聞きたいんじゃない。ゲストの話を聞きたいんだ。
「何となく、明石屋さんまみたいとでもいうか。共演者を立てることより、自分が目立つことが主体なんじゃないか、っていうか」
 ま、田原氏の個人的なファンの人には快い番組なんだろうが、そうでない人間には出演者のいかんに関わらず快くない番組になるんだと思う。

2001年04月07日19:37:59

お出かけ

 今日は、知人に大相撲トーナメントのチケットがあるので行かないかと誘われて、行ってきた。
「へぇー。作者さん、本場所、巡業含めて生で相撲見るのって、初めてなんじゃない?」
 ああ、そうだ。良いもの見せてもらった。本場所と比べると迫力には欠けると思うが、代わりにそれとはまた別の華やかさ等があるのが、本場所以外の取り組みである。

 今日は、上位では武蔵丸関、雅山関、千代大海関などが出てなかった。今日は休みで明日出るんだろう。土俵入りはやってた。
「先々場所に足痛めて途中休場、先場所はその治療で全休してた千代大海関だけど。そろそろ復帰なのかな」
 一応、出てきてはいたな。足にはテーピングしてたが。さて、大雑把なところで受けた印象を挙げてみると。

・武蔵丸でかい。
・貴ノ浪の吊りや、肩越しに上手まわし取るの派手。
・TV中継用の解説席で、ゲスト 兼 解説の曙親方と花田さん(若乃花)がやけに楽しそうに喋ってた。

 と言ったところか。
「内容的には・・・貴乃花関 対 魁皇関が決勝戦って言う、面白くはあるけど、順当過ぎるとも言える結果になったんだよネ。結果は、魁皇関が優勝」
 武双山関が貴ノ浪関に敗れたのぐらいで、後はもっぱら順当に進んだ展開だった様に思う。貴ノ浪関はあと一勝してれば貴乃花関との対戦なんかがあったんだが、残念ながら至らず。

 あと、優勝者を当てるクイズみたいなのがあった。貴乃花関や魁皇関では順当すぎて面白みが無いと敢えて外して予想したので、見事にはずれた。
「ま、当たればもれなく何か当たるっていうような物じゃなくて、当たった上で更に抽選してって物だったからネ。あまり本命過ぎる力士じゃあ、当たってもそのあとの抽選が厳しいから、敢えて外して予想するのもまんざら間違いじゃあ無かったと思うんだけど」
 ま、そう言うのはそう都合よく当たるもんじゃないな。やはり。

2001年04月06日23:42:00

もうじき幕が下りる

「森首相、やっと正式に辞任という事になったネ」
 サンドバックの如く叩かれまくった一年だったが、案外終わりはスムーズに行きそうじゃないか。一時は『ゴルフで辞めた首相』になりかけたが、どうやらもう少しマシな幕引きになりそうだ。
「米国やロシアとの会談もそこそこ良い結果でこなせたし、緊急経済対策も成立させたし。教科書歴史問題で、日本の自主性をそれなりに貫けた訳だし。あと、最後に北方領土に視察に行くんだっけ」
 それと、台湾の李総統の、病気療養目的とは言え来日を認める方向でいるらしい事も、もしかしたら最後の仕事になるのかも知れない。中国との外交を進める上で台湾との関係は大きな問題になる訳だが、いつまでも中国のご機嫌ばかりも窺ってはいられない。
「中国に言わせれば、中国は一つであって、台湾も自国の一部だ、ってことになってるからネ。だから、台湾の独立国としての存在を公認することになる、台湾の閣僚を入国させることや、逆に台湾へ閣僚を派遣することは、認められないってのが建前だから」

 就任当初からお題目として唱えていた IT も、それなりにこの一年で変化はあったと思う。インターネットへの常時接続サービスや、xDSL、光ファイバーなどの高速通信の普及に関しても、かなり劇的に進んでいる様に思うし。
「それは世間の流れであって森首相だからって訳じゃじゃないって言い分もあると思うけど、それを言い出すと株価が下がってるのも森首相だからって訳じゃないって話になると思うしネ」

 後を継ぐ次期自民党総裁はどういう立場か。猫も杓子も自民党憎しの雰囲気の中での施政は困難だろうが、色々と森首相が型を破った形になっているのでその点は楽かもしれない。
「マスコミに総スカンを食らおうと、支持率が無くなろうと、居座ることが出来るってことを示した訳だしネ。外交とかに関しても、前述のアジア諸国との関係も含めてそれなりに毅然とした姿勢を保ち続けたから、やり易いだろうし」

 さてさて、辞任後の森首相はどうした物か。森派会長に返り咲いてしばらくはおとなしくしてるってのがありがちな展開だろうが、意表を突いた形としては閣僚として残るというのはどうかとか思ってみる。
「外交的に色々やったから、いずれは外務大臣とかどう、なんて作者さんは以前言ってたよネ。アフリカ行ったり、北方領土問題をある程度進展させたりしたし」
 あと、お題目にしていた教育と IT の問題もある。教育という意味では文部科学大臣、IT は総括という言う意味では総務大臣だが、ちと広範すぎるので何らかの特命大臣という形か。

2001年04月06日00:17:48

教科書問題

 まず、歴史認識の問題に関してだが。二社の新聞社のサイトでの扱いを見比べて欲しい。

・産経新聞『中学歴史教科書検定詳細
・朝日新聞『歴史教科書問題

「こうも違った見解が出来る物か、って感じだネ。政府の対応に対しても、産経に言わせれば『外圧に屈しなかった』、朝日に言わせれれば『求心力が無く何も出来なかった』。えらい違いだネ」
 批判を受けたからといって、全て受け入れる必要はない。相手の方が間違っている場合もあるし、どちらが一方的に良い悪いと区別出来ず両者とも譲れないような場合もあると思う。この件に関しては、今の対応で間違っていないと思う。
「日本の歴史だって、一方的に悪一色に評価する必要もない筈だしネ。良いことは良い、仕方ないことは仕方ないとも、認めないと」

 国外への配慮という観点から批判をするなら、前提条件として『国外の教科書はどういうことを書いてあるのか』を提示して欲しいものだ。もしかしたら、そこには逆に日本国民として受け入れ難い様なことが書いてあるかもしれない。

「あと、歴史認識の問題と別に、理科や算数とかで教える内容が大幅に減った、とかいう話もあったネ」
 学力低下の懸念、とかいうが、別に大丈夫だろう。昨今の学力低下ってのは、10 教えたのに、6 しか覚えていない、みたいなことだろ? だったら、その差の 4 は無駄であり無理だってことだ。どうせ覚えられないなら、教える内容を 8 に減らせば良い。減った 2 の時間を、より丁寧に教えたり復習したりする時間に当てれば、8 教えて 7 覚えさせる、という形で、結果的には改善になるかも知れない。

「でもなーんか気持ち悪くない? 教える内容減るって」
 大丈夫だろ。賢い人間は放っておいても賢くなるし、馬鹿は手をかけても馬鹿だ。教科書の内容変えた程度で変わるんなら、苦労しない。
「でも、受験とかの問題もあるし」
 それは『鶏が先か、卵が先か』の問題だろう。義務教育のレベルと、受験のレベルとは、リンクした問題である。どっちが先だと言っていたら、いつまで経っても変革はない。

2001年04月04日21:50:42

機密漏洩

 米中機衝突事故、硬直してるなー。
「経緯は違うけど、こういうイレギュラーな形での軍事機密流出の危機と言うと、昔、旧ソビエトの亡命者希望者が"MiG-25"で演習中に失踪して、日本の函館に強行着陸した、って事件があったよネ」
 確認してみると、1976年か。結構古いな。当時、西側にとって未知の最新鋭高性能機と見られていたMiG-25が、西側の手の届くところに突如渡ってしまった大事件だった。
「当然の如く、アメリカから技術者が来て調べたい放題。日本は、旧ソビエトが機密の漏洩を嫌って武力攻撃や破壊工作を仕掛けてくるのを警戒して、自衛隊が厳戒体制」

 結果的には、武力行使は行われなかったし、MiG-25も恐れられていた程の高性能機でもないことが判り、一応無事に納まったんだが。
「そういや今回の件、最終的には機体をアメリカ側に返還する事になったとしても、どうやって返すんだろ。衝突で機首がもげたりプロペラが破損したりしてそのまま飛ぶには問題のある状態みたいだし」
 MiG-25は大型輸送機に丸ごと積み込んで空輸したんだったと思うが、EP-3Dはそれなりに大きく、同じことをするのはまず無理だ。あとはどうするんだ?
「丸ごと大型輸送艦に積み込んで海上を運ぶか、いっそ分解しちゃってその上で空輸するとか」
 資材を持ち込んで修理して飛ばして帰るというのも手段の一つだと思うが、それは何か無理がある気がするんだが、どうなんだろう。

2001年04月02日23:16:13

 今日からのNHKの新作不ドラマ『ある日、嵐のように』、なかなか面白い幕開けだったと思う。

 さて今日から、新しい四半期であり2001年度が本格的に始動した訳だが。NHKでも、ことニュースだけ見てもキャスターの配置が変わったり、スタジオセットが変わったりと結構変化がある。
「株価のニュースが、日経平均を主体にTOPIX(東証株価指数)を添えてたのが、東証株価指数(TOPIX)を主体に日経平均を添える様になったのとか、さり気なく大きな変化だよネ」
 日経平均ってのは、日経新聞社が選んだ主要な銘柄の平均値を取った物である。TOPIXってのは、全銘柄の値動きを、なんかスタート時点となる特定の時期の価格を基準に相対的に示したような数値だったかな。
「TOPIXと呼ばずに、東証株価指数と呼ぶ様になったのも、変化」

 テレビ朝日系の人気?ニュース番組、ニュースステーションに対抗すべく立ち上げた『ニュース10』も、キャスターを増員しより強化している。革新よりの思想の強すぎる朝日の姿勢には首を傾げる面もあり、その意味ではNHKには別の角度からの視点を提示して欲しいと思う。実質、あの時間帯のニュースはニュースステーションの一人勝ちの状態が続いているからな。
「一番革新よりが朝日、保守よりなのがフジ(産経)って構図かな。TBS(毎日)はやや革新っぽい。日テレ(読売)とテレ東(日経)の位置関係はイマイチ把握してないけど」
 NHKは中道を保ててるのかな? 私本人が保守よりなので、イマイチどこを持って中道と見るかはよく分からない。

 ・・・なんだか、また最後は何が言いたかったか判らない話になってしまった。

2001年04月02日21:14:42

紹介

 さて、前回少しだけ書いた米軍の"EP-3D"と、中国軍の"F-8II"の衝突だが。あいにく、どちらの機も良くは知らない。EP-3 は"P-3"の頭に"E"を冠している名から、対潜哨戒機"P-3"を元にした電子戦機の一種であることは判る。外見もP-3に追加装備を施した程度に見える。"F-8II"は、旧ソビエトの旧型戦闘機"MiG-21"に似たシルエットに見えた。実際、中国は旧ソビエトから直接輸入したり、それを元にした改良機を作ったりしているので、その一種だろう。そういう見込みを立てて軽く確認してみると。

「"EP-3D"は、電子戦データ収集機、なんて分類がされているみたいだネ。米軍で言うところの"E"の付いた電子戦関係の機種は、攻撃機ベースで改造した小型機から、旅客機ベースで改造した大型機まであって、役割の分担がイマイチ把握出来ないんだけど、大雑把に言ってみると。高性能なレーダーを搭載していてそれを使って敵を探査する能力、高性能のコンピュータを搭載してレーダーで得られた情報を処理・解析する能力、その結果に従って敵のレーダーを妨害したり、味方のレーダーを補助したりする能力を持っている機種のことだよ」

 で、"F-8II"だが。やはり"MiG-21"の改造機のようだ。機首部分に付いていたエンジンの吸気口を胴体の脇に移動し、機首にはレーダーを搭載。ま、今時の戦闘機は、機首部分にレーダーを積むのが当然である。前方に対して、一番見通しの効く場所だから。機首は吸気にも有利な場所ではあるが、それ以上にレーダーの方が重要である。で、エンジンも単発から双発に変更されたようだ。結果、遠くから全体として見た場合、"MiG-21"より機首が延長された様に見えるが、主翼や尾翼の形状は似た様なままである。
「ま、結論から言うと、時代後れの感の否めない機種なんだけどネ」

 なんだか、何を言いたい話だったのか良く判らなくなったが、それなりに長くなったので今回はこの辺にしておくことにする。

2001年04月02日07:06:09

春の新番組

 米軍の電子戦機と中国の戦闘機が接触、電子戦機は中国領内に緊急着陸、戦闘機は墜落。
「こういうのこそが、危機だよネ」
 ま、この話はまた後で更めてと言うことにしておこう。

 さて。今日の21:15から、新しいNHKのドラマ『ある日、嵐のように』が始まる。雰囲気は、その放送枠の月曜ドラマシリーズのオフィシャルサイトで確認して欲しい。
「主人公は検事、同業のライバル、その間に昔の女性が挟まる三角関係を形成しながら、検事としてフィクサー(不正な手段で事件・問題を握りつぶす黒幕)との駆け引きが描かれていく感じになるのかな?」

 見てみて面白くなかったと見るのを止めるのは容易だが、後から気になって振り返って見ようと思うと苦労すると思うので、試しに見てみて欲しいなぁ、と思うドラマなんだが。

2001年04月02日00:04:59

エイプリルフール終了

「通常運営に戻るよ。ま、大差無いんだけどネ」

 昨日で、このサイトのHIT数が17000を越したんだが。16000からの所要日数が、実質上初めて一カ月を切った。
「低次元な喜びだネ」
 う。まぁ、いいさ。この程度のサイトが、細々ながら一定のHIT数を維持していることは、素直に喜んでおくことにしよう。

 その他、最近のアクセスログを見ていて、思ったことが二つある。
「一つ目は。サーチエンジンで、"NecoMimix"をキーワードにサーチしてヒットして辿り着いてる痕跡が残ってるんだよネ」
 なんだろな。造語だから、他の何かと間違って辿り着く様なモノでもないと思うんだが。活動がインターネット上になる以前、パソコン通信時代から使っていた仮想の組織名なんだが、もしかしてその時期を知る人だったりするんだろうか。謎である。
「もう一つは、Lynx、テキストのみで画像とか読めないブラウザーで定期的に見ている訪問者がいるって事」
 元々文字主体のページだから、それなりに読めている筈だとは思うんだが、内心どきどきする雰囲気ではある。

2001年04月01日20:51:21

 今年も、エイプリルフールは猫ならぬ鳥の日でした。海猫 明智(Black-tailed Gull Akechi)の"ToRihanex WEB Cage"。突貫で書きなぐった去年のロゴと比べればまともなロゴなど用意しましたが、だからどうしたと言われればその程度の話。

一進一退

 阪神、逆転されている。

 お、今シーズン初めて和田選手見た。
『和田さんっていうとぉ、標準では阪神のヘルメットの前ツバには書いてない背番号を書いてる選手さんでしたよね』
 うんうん。今期は・・・おっ、なんか違うこと書いてあるぞ。
『 "yutaka 6" って書いてるみたいですねぇ。フルネームで言うと、和田 豊さんですから』
 他にも数人いた前ツバに背番号入れてた選手どうなってるか、チェックしないと。前二試合では、すっかり忘れてた。

 さて、もう一つ。日テレは、巨人戦中継の企画として「八時の男」とかいうものをやっている。これは、午後八時の段階での、巨人攻撃中なら打者、守備中なら投手は誰かと言うのを当てよというプレゼント企画である。
『あー、そんなこと書いてる間に今岡選手が再逆転の3ランホームランですぅ。わーい。あ、今岡選手は、前ツバに背番号の "7" だけを入れてますね』
 それはいいことだが、一応、話を続けると。選手名を当てた段階で幾つかのプレゼントが当たる。さらに、打者なら安打、投手ならアウトを取れば+αの賞品が出るって企画だ。
『でも、ここ三試合はぁ、その+α出てないんですよね』
 ベタベタに巨人びいきの日テレゆえに、逆に巨人が上手くいっていない時を見るのが面白い。
『いわゆるぅ、「嫌よ嫌よも好きのうち」って感じですね』

 あと、賞品の中の一つがある意味ヒドイ。巨人優勝旅行に同行権である。巨人が優勝しなければ無効になるプレゼントである。
『そんな物が賞品として成り立つってのが、すごいですよねぇ。阪神でそんな企画だしたらぁ、ただの厭味にしか聞こえないですぅ』

『ではでは、意外と出番のおおい、ルシアがお届けしました』

2001年04月01日19:32:51

かごめかごめ

 普段のウチのサイトには、compound(コンパウンド)壁などで囲われたある種閉鎖的な区画の内側を指す単語を付けている。使ったきっかけはプロフィールでも書いたが、ヨットレース・アメリカスカップ参加チームのベースキャンプの呼び方だが。
『それって、閉鎖的なんですよねぇ。ヨットの性能とか、隠す為に』
 まぁ、そう言うこと。でもって、今日は代わりに cage(ケージ)である。
『檻や、鳥カゴって・・・なんですよぉ、それ。有翼人のわたしへのイジメないですかぁ』
 いやまぁ、実際には私も含めて全部その「檻」の中に入ってるんだし。
『それはそうですけどねぇ』

『どっちにしろぉ、なんか閉鎖的ですね。掲示板とかに書き込み少ないのも、判る気がします』
 ま、法に反しない範囲で原則的に個人が好きなことやっていいのが、個人運営のWEBサイトってモノだろう。公共施設じゃああるまいに。ま、参加者が増えて規模が大きくなって行ったら、どこかで創始者の手を離れて公共物化していくんだろうがな。

『そんなこんなで、今回もルシアがお届けしましたぁ』

2001年04月01日07:48:29

4月1日

 大阪のテレビ放送枠で、今日の夜明け前、というか実際は昨日の深夜と言った方がいいか、に、映画のウォーターワールドやってた。
『・・・あのぉー、わたし、普通にアシスタントやっていーんですかぁ?』
 まぁ、今日はな。
『はぁ、じゃあ。なんかユニバーサルスタジオジャパンの開園にリンクして、アトラクションの元になった映画を放送する、って企画のようですねぇ。でも作者さんって、ああいうアクション主体モノって、それほど好きじゃあ無かったですよね』
 や、まぁ、見れば見たなりに楽しむよ。なんか、結構長かったな。深夜枠故か、エンディングの後のスタッフやキャスト一覧も流していたのは良かった。
『実際の映画館でも、あれ始まった段階で席立つ人、多いですよねぇ』
 確かに、面白くはないんだが。いちおう、あれも含めて作品である以上は、見ておくのが視聴者の責務だと思うんからな。

『ユニバーサルスタジオジャパン、どーですか?』
 大阪市此花区に出来たんだが、此花っていうと、工場群と化学薬品の臭いの漂う工業地帯のイメージしかないんだよなー。ま、捨てるべき古い昔のイメージだがな。初期の計画が持ち上がった段階では、ほんとにそんなもの出来るのかよって雰囲気だったんだが。何度か、挫折するんじゃないか、ってイメージの問題が持ち上がった事もあったと思うし。
『で、行ってみます?』
 行くアテは無いなぁ。別に、興味ないし。誰かに誘われるとかの機会があれば別に拒む理由も無いが、自発的に行くかと言われると、多分行かない。

『今日のアシスタントは、わたし、ルシアがお届けしておりまーす。まだ、出番あるかなぁ?』

2001年04月01日00:00:05

エイプリルフールです

『どうもですー。今日からアシスタントを担当する、ルシア・北上・ジュラーブリクですぅ』
 そしてまたまた改名しました、Webmaster の海猫 明智です。
「って、今日だけ、でしょーが!」
『今日はウソついていい日だから、別に良いじゃないですかぁ』
「ついていいウソと駄目なウソって物を考えなさいよ」
 なら、お前もこれが今日だけ、なんてウソを付くのは止めて欲しいな。
「にゃー、それはウソじゃなくてぇ」
『へへー、ウソでーす』
「・・・なんか調子狂うなぁ」

 一年ぶりに登場。余所のサイトなどに時々出没しているが、ウチの補欠キャラ、有翼人のルシアである。ついでだから、今回は私も一緒に鳥になってみた。
『で、いつになったらぁ、わたしの担当コンテンツは出来るんですか?』
 んー『私の主張』を拡張して独立したコンテンツにしてそこの担当にと思っているつもりなんだが、面倒くさくてなー。航空ネタのウェイトが強くなりそうな傾向を考えると、適任ではあると思ってるんだが。
「でもアンタ、一年の間に密かに結構変わってない?」
『そうですねぇ。髪形とか、一応決まったみたいですし。去年の段階じゃあ、決まってたのは翼の構造だけだったんですよ』
「翼の色も、背面・濃い青、腹側・水色で、海上迷彩風で固まってきたみたいだし。ファミリーネームも、フォージャーからジュラーブリクになってるし」
 今時フォージャーじゃあ、スクラップみたいな名前だからな。
「クルビットやって、クルビットぉ」
『は、はぁ、なんですかぁ?』

『来年の今時にはぁ、補欠を卒業出来てたらいいんですけどね。無事出番が出来た時は、またよろしくー』

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Webmaster:藪猫 明智(Serval Akechi)
旧名:明智ねこ(Tomcat Akechi)