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■過去の投槍雑記帳 2000年 3rd Quarter


2000年09月30日20:43:01

地道に

そろそろ、移転を実施する予定。下の方にちょろっと書いてあった様に、別にリニューアルや新コンテンツ投入などの目新しい変化はないので、期待しないで欲しい。
が、見た目は変わっていないが、内部はそれなりに整理してみた。雑然とファイルが転がってた部分をディレクトリに振り分けた。そこそこスッキリした。あと、アクセスログ取得などのスクリプトの設置位置も調整。

そんなことよりもっと見栄えの面でどうにかするとか、新コンテンツ作れとか言われそうだが、こういう地味な改装も面白い。っていうか、実用的ではある。見栄えに関しては、Mozilla 5(Netscape 6)が完成し、ある程度普及・流通したら、CSSを使って少しは飾りつけて見ようかと思う。
Mozilla 4(Netscape 4.x)ではCSSの挙動が怪しく、やりたかったことを出来ない。CSSでは、訪問者が自分のPCの画面のデザインとして指定した色(タイトルバーの色とか)を使う様に設定できたりして、管理者の好みではなく、訪問者の好みに合わせた配色が出来る可能性を持っているのだが、Mozilla 4.x ではデタラメな色が出て使い物にならなかった。

2000年09月29日15:41:42

脱力系コンテンツ

浜松航空自衛隊広報館レポートに、かまけて?いるウチに、お勧めのページの紹介を忘れていた。
トラベル@nifty

一見すると、普通のサイトである。大手ISP、@niftyの公式コンテンツだし。しかし、「まだ行かない人」の記事の筆者をチェックしてみて欲しい。
林雄司(いるかショーマップ、山手線車窓案内)、法師丸(さいたま行き止まりだより)、名倉(いまどきの京都)

この執筆陣を見てピンと来た人は、このページの普通でなさを感じ取ったであろう。ぜひ読んでみて欲しい。かなりやる気をなくす。

「まだ行かない」というより、「もう行かない」の雰囲気。

2000年09月28日10:35:37

ライバル

オリンピック野球、日本、メダルを逃したか。今回失敗すれば、次回は色々な方面から圧力がかかってプロの有力選手をふんだんに加えたチームになるだろうと思っていたので、ある意味良い展開かもしれない。

しかも韓国に負けたとは、屈辱である。屈辱ってのは酷いだろう、って思うかもしれないが、韓国のスーパースター級の選手が日本のチームに移籍してプレーしたり、しようとしたりするぐらいだから、立場的には日本のプロ野球の方が格上なのは事実であろう。
日本のヒーローとして佐々木投手などはアメリカへ行った訳だが、宣投手などは、韓国のヒーローとして日本に来ていたのである。

しかし、手抜きでは勝てない程度に韓国の実力が上がってきているのも事実という事である。うかうかしていたら、気がつけば同格になっているかもしれない。

2000年09月27日12:19:37

訃報

旧日本海軍の生き残りの撃墜王、坂井三郎氏が亡くなられたそうだ。享年84歳。

黙祷・・・。

坂井氏は戦時中、敵弾に頭蓋骨を削られ、半身不随、大量失血、破片でひどく目も負傷しながらも単機で帰還した。
戦後。バイクに乗っていたら駐車車両のドアが突然開いて転倒。そこへ後続のトラックが突っ込んできたが、坂井氏はトラックのバンパーを腕で叩いて脇へ逃れた。
暗い夜の山道を車で走っていたら、何の標識も無く地面に土が持ってあり、乗り上げて横転した。車は大破したが、坂井氏は転がる車の挙動に体を合わせ殆ど無傷だった上に、横転した瞬間、本能的に火災を防ぐ為にエンジンを切りキーをポケットにしまっていたと言う。

凄い人物であった。また個人的な技量のみならず、当時の戦闘機の行動の最小単位である小隊は三機で構成されていたが、坂井氏は僚機として従えた二機を、一機たりとも撃墜される事なくすべて生還させている等といった素晴らしい記録も持つ。
不死身とも言える人だと思うが、やはり年には勝てないのか・・・。

悲しいというか、なにか、むなしい。

2000年09月26日12:15:11

かんとりー

数日前の新聞の投稿欄に、オリンピック関連で日本を「ジャパン」と呼ばせ、平然と自らも口にしていることに異議を唱え、「ニッポン」と呼ばせる様に働きかけていかないか、なんて話があった。
おいおい。

日本の、他国、もっぱらヨーロッパ諸国の呼び方はかなり変である。鎖国の時代から伝わっていた様な国名が変になっているのだろう。たとえば、"United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland"のどこを取ったら「イギリス(英吉利)」になったのか。一般にはグレートブリテンと呼ぶか、U.K.(連邦王国)と呼ぶのが妥当であろうか。
オランダ(和蘭)は英語表記で"Kingdom of the Netherlands"。ネザーランド。オランダ語でもだいたい似た様な音になる様だ。ドイツ(独逸)は英語表記で"Federal Republic of Germany"。ジャーマニー。しかしこれはドイツ語表記すると若干「ドイツ」っぽい音になる様だ。
スペイン(西班牙)は英語表記では"Kingdom of Spain"。スペインであっているが、スペイン語では「エスパニャ」の様だ。
あと、アメリカ(亜米利加)は"United States of America"であり合ってる様に感じるが、この国名において重要な部分は"United States"の方である。アメリカというより、合衆国と呼んだ方が有為だろう。

由来不明、英語準拠、国の言葉準拠。なんなんだ。オマケに当て字に使った漢字をそのまま読んじゃって、英国(エイコク)や米国(ベイコク)と呼んだりするていたらく。もはや原型をとどめていない。
ついでに付け加えると。現在、オリンピックの様なスポーツ大会を含む、公の場での日本の国名の略記は"JPN"である。戦前は"JAP"であった。第二次世界戦中"JAP"は差別用語的に使われたので戦後改められたのである。が、日本側はというと相変わらず「英」とか「米」とか言っている。鬼畜米英

ちなみにその投稿、次のギリシャのオリンピックには「ニッポン」で出場したいものだ、と結んでいたが、ギリシャ(希臘)は英語表記で"Hellenic Republic"。ギリシャの、といった表現では"greek"。ある程度合っているようには聞こえるが、なんか違うっぽい。ギリシャ語でどうなるかは簡易に調べた範囲では不明。
他人の事を言う前に、自分の事をどうにかせねばならない。

っていうか他国の呼び方は、その国の外交の歴史の上に成り立っているものと言って良いだろう。立派な文化である。特別差別的な意味があるなどの問題がなければ、尊重する価値のある物だと思う。

2000年09月25日10:59:16

広報館行き(終)

やっと終わり。

帰路は東名高速から東名阪自動車道に入り、名古屋の外周を回る感じで三重へ抜け、亀山から名阪国道へ入って後は往路と同じコースを通る事にする。
東名阪自動車道ってのは走ってみると、大阪で言う阪神高速みたいなものだな。東京で言うと首都高。分類上は、都市高速とかいうのかな。

やたらみんな飛ばしてた様な。制限は60Km/hだが、流れは120Km/hぐらい。そのぐらいで走ってても、追越し車線だとパッシングされた。わー。
行きの暴走トラックといい、帰りの東名阪といい、中京圏の運転はなかなか怖いな。ま、夜間の話であって、昼間はどうか知らないが。

そのまま家まで帰れるかと思ったが、大阪府内まではたどり着いたあたりで眠気が増してきたのでやむなく仮眠。基地祭行きで長距離ドライブの経験を徐々に積んできた結果、そろそろ危険領域の分別がつく様になってきたらしい。
というわけで、完了。

2000年09月24日04:31:16

広報館行き(6)

帰路につく事にしたあとの話。

浜名湖近辺まで来たからにはと言う事で、平凡ながら鰻を食って帰ろうと思う。適当に道路脇の看板など参照して探して行ってみるのだが・・・。
鰻といえば、スーパー等で蒲焼を当たり前の様に売っているとはいえ、高級食材なのは事実である。結果、鰻料理屋というのは高級料理店という事に。店頭にメニューのディスプレイなども無く、入り口の木戸などが威圧感を漂わせている。

入ったらいくら取られるか判らん。っていうか金銭はいいとして、通りすがりのラフな格好の観光客がフラッと入っていい様な店なのか判らん。後者の方が問題だ。
しばらく彷徨っていたが、入りやすそうな店は見つからない。往路で浜名湖近辺を通ったときにはそういう店もあった気がするが、浜松まで来てしまうと無いのか。

復路は高速道路を通って帰る予定なので(高速道路を使った場合の所要時間を確認するため)浜松近辺で見つけられなければ諦めるしか無いのか。東名高速の浜名湖S.A.での鰻はもう以前食べたのでもういいし。あ、別に不味かったという意味ではないので誤解なきよう。
と、考えてみれば、高速道路のI.C.の近辺って、帰りの観光客目当ての商店があるんでないか? という事で、浜松西I.C.へ向かう。すぐ近くだ。と、呆気なく観光客でも気楽に入れそうな店発見。なんでもっと早く気がつかなかったんだ。

まぁ、そういう観光客目当てという事はそれほど本格的ではないのだろうが、店として生き残っているからには相応の品質は保っているのだろう。駄目な店は潰れる物である。
鰻重1800円也。焼きたての香ばしさは、市販の冷めた蒲焼には無い物がある。まずまず満足。

2000年09月22日17:29:09

広報館行き(5)

今回は、デジタルカメラのフィルターとして「偏光フィルター」を用意して行った。特定の方向からくる光のみを透過し、反射光によるギラつきを抑えてコントラストを調整する機能を持つフィルターだ。曇っていたし屋外で撮りたい物も少なかったので本来の機能は発揮していなかったと思うが、感触としては「これはいいんじゃないか。これこそ望んでいた物じゃないのか?」という印象を受けた。晴天で使うのが楽しみである。
とりあえず、退役した旧式の地対空ミサイル、MIM-14B Nike Hercules など撮影してみる。ブースター付の二段式ミサイル。現行のペトリオットと比べると隔世の感がある。写真には撮らなかったが、ブースターのノズルには蜘蛛の巣があったのが程よい?古臭さを出していた。


もう少し大きいサイズで見る。MIM-14B Nike Hercules

しかし、雨は降って来て屋外展示の撮影は実質不可能に。屋内展示品を撮ろうと思ったら・・・デジカメの電池が切れた。あー。旧式なので電力は食うし電池容量低下のサインがあてにならない(低下のサインが出たときにはもう切れる寸前)などの難点がある。画質は悪くないのだが。
F-104 Starfighter や F-86 Sabre でも撮ろうかと思ったんだが。旧式装備特集。この辺の失策が、今回のネタは「私の主張」扱いではなく「投槍」扱いになっている事情である。

偏光フィルター後日談。レンズ口径の都合、私のデジカメには直接フィルターを付けられないので、口径変更用のリングを挟んで取り付ける。偏光フィルターは特定の方向のからの光を透過させるという性質上、その方向を調整するために回転させられるような構造になっている。レンズに取り付けるための固定部分と、調整用の可動部分で構成されている訳だ。
結果、取り外ししにくい。取れなくなってしまった。通常のレンズに直接取り付けた状態なら、レンズ側は大きさがあって固定出来るので回しやすいのだろうが、口径変更用のリングは小さくて固定しにくい。そして偏光フィルターも可動部分があるので固定しにくい。散々苦戦した挙げ句、最後は油を吹いてやったら取れたが、油まみれになったフィルターの清掃にまた手間取った。あー。

帰宅した翌日、親指の付け根あたりが少し痛くなり「長時間、車のハンドル握ってたせいかな」と言ったら、家人に「フィルターと苦戦してたせいじゃないか」と突っ込まれた。あり得る。だとしたら、情けない話である。

2000年09月21日11:09:00

広報館行き(4)

土産物コーナーに"REMOVE BEFORE FLIGHT"(飛ぶ前に外せ)のタグの実物を売っていた。おー、欲しかったんだ、コレ。案外、基地祭とかでは見かけなかった品に、ここでお目にかかるとは。購入。
米軍が使用しているものとのこと。繊維強化されたビニール製。なんで自衛隊のでなく米軍のなのかは謎だが。正式名称を知らなかったのだが、「セイフティ・フラッグ」と書いてあった。なるほど。学習。

これは航空機が地上にいる間、誤動作(誤操作)による事故を防ぐための安全装置である。機体の様々な箇所に刺してある赤いフダ。これが刺さった状態ではその箇所は作動しない。


もう少し大きいサイズで見る。REMOVE BEFORE FLIGHT タグ

本物なので、実際に機体に刺す部分も付いている。T字型をしていて、差し込む部分には抜け防止用の突起が付いていた。把手部分の上のボタンを押すと突起が引っ込んで抜ける仕組みになっていた。なるほど、必要な仕組みである。

2000年09月20日13:07:37

広報館行き(3)

F-86BIを通りすぎると、今度はF-104が見える。退役旧式機オンパレード。

F-104 Starfighter はエンジンに翼が付いてる、と形容していいような戦闘機である。小振りというイメージがあったが、思っていたよりは大きいなと感じた。スタイルもなかなか優美と言える。飛ぶのに適しているかは怪しい気もしないではないが。
高高度を高速で進入してくる爆撃機(特に、核爆弾搭載の戦略爆撃機)の迎撃などを主眼に据え、上昇速度と最高速度を重視した結果の機体である。旋回性能などは極めて低く、墜落事故も多かった(日本ではどうだったのかは知らない)機体だという。結果、ウィドーメーカー(未亡人製造機)の異名を持つ。
剃刀の様に鋭利と言われた主翼の前縁は、確かに鋭かった。野外展示機は前縁がカバーに覆われていたが、屋内展示機の方は見える状態なので確認できる。

内部。映像資料なども豊富で、航空自衛隊の活動などが広く紹介されている。地味で日の当たらない領域にも結構触れられている様に思う。兵器関係の紹介でも、爆弾とか対地ロケット弾とか、ミサイルの影に隠れて目立たない兵器も紹介されており、関心を覚えた。
全天型のドーム型スクリーンを使った映像を見る施設もある。しかし映像は画質はあまり良くなく、イマイチ全天型スクリーンであることも活かしておらず歪んでいてそれほど凄い物ではない。しかし、映像がデカイ事自体に価値があり、コクピット視点の映像などはそれなりに臨場感があるので、必要充分な見る価値はあると思う。が、過大な期待はしない方が良いだろう。
もっとも、いずれ映像が変わってもっと良くなる可能性もあるだろうが。

第一報に書いた通り、結構奥深い地味なところまで触れている施設である結果、そういうことに関心のない「浅い」航空ファンには若干退屈かもしれないが、もっと深いところを知りたい、という意識のある人には充分楽しめるだろうと思う。

2000年09月18日15:39:21

広報館行き(2)

思っていたより道は整備されていて、行程はスムーズに進んだ。スムーズというか、ハイスピードと言うか。

四日市。四日市ぜんそくで有名、と言ったら地元の人に怒られそうだが、何か煙突とか見えてきて工業地帯的。湾岸と言えば工業地帯と言うのが定石か、しばしそんな風景が続く。煙突、大型クレーン、ガスタンク。妙な感慨を受ける風景な気もしないではない。
名古屋近辺を過ぎ、湾岸から離れていくと風景も変わるかと思いきや、道路か鉄道かの高架が建設中で、工事中の橋脚や橋桁が並びまた妙な風景が続く。

そんなこんなで時間的には順調に進み、八時半頃に現地到着。途中で仮眠するはずが日が昇ってしまいし損ねているうちに着いてしまった。出発4時間遅れの影響だ。むー。帰路を考えると寝ておきたいので、基地近くのコンビニで朝食を買って食ったあと駐車場で寝ようと思ったが、暑くて寝れず。結局30分ほど休養しただけで活動再開。
開館直後から入る必要も無いので、何となく基地の周囲を回ったりしてみる。途中、敷地内に大型旅客機の様なものが見え、浜松は官民共有じゃ無いのになぜ?と思っていたら、上にロートドームが付いていた。円盤状のレーダー。ああ、E-767ですか。早期警戒管制機(AWACS)。

広報館周辺には案内看板も適宜配置さているが、控えめな小さな看板なので見落としてしまうかもしれない。まぁ、日本における自衛隊の立場の現状から考えるとあまり派手な看板を据えるわけにもいかないの思うので仕方ないだろうが。
近づくと野外展示された退役した輸送機が見えてきてすぐ判るだろう。ちなみに正面にはブルーインパルス仕様のF-86が展示されている。F-86を使用していた初代ブルーインパルスが駐屯していたのは浜松基地である。

結局たどり着いたのは十時ころだったが(開館は九時)、すでにそれなりの人が来ていた。そこそこ、人気はある様である。

2000年09月17日14:36:19

広報館行き(1)

金曜の22時頃に出発しようと思っていたが、寝ていて目が覚めると日付変わって2時過ぎ。あー。まぁ、オープニングフライトを見るために定時に着かなければ、と言った航空祭見物と違って時間は大雑把でいいとはいえ、ずいぶん遅れた。

交通費をケチるため、一般道を走る。R163を東進。三重県上野でR25名阪国道へ。亀山を通って四日市へ抜け、伊勢湾沿いを通過、浜名湖の南側を通って浜松へ至る。ナビとGPSの登場で世の中楽になったものだ。

しかし何だ、深夜の道路は多分に無法である。前を走っていたトラックは、あまりスピードは出さないが信号無視をする。これって、スピードを出してないのじゃなくて出せないのじゃないのか。過積載で。
比較的身軽?なトラックはスピードも相当なもの。しかし、四日市付近だったかでは、前のトラックが後輪のあたりを歩道との境界のブロックにHIT! 火花が散った。驚いたが、トラックはなんと言うことも無く体勢を整えそのまま走って行った。

交通安全の為の現実的な選択は、周囲の流れに合わせることである。周囲が速く走っている中で自分だけ遅く走ることが安全と呼べるかは怪しい。って事で、必然的に私も付き合わされる。
横のトラックが何か寄ってきて、わー、とか思ってる前に赤信号。避けながら通過。一回目。前のトラックに付いて走る。結果、前方は見えない。気がつけばあれって赤信号だったな。二回目。
名阪国道を120Km/hで走行。実質高速道路並みに整備されているとはいえ(料金回収が完了して無料開放したんだっけ?)、制限速度は60Km/h。60Km/hオーバー。しかも降雨。路面の凹凸か、風か、カーブで一度車体が動揺して驚く。追い越し過程などで、前方にトラック、横にもトラック、の位置関係になると、水しぶきで視界が著しく悪くなり驚く。
名阪国道を降りたあたりでは、前方の車が何か遅いな、とブレーキを踏む。しかし車間距離は縮んでいく。更に踏む。まだ縮む。もっと踏む。ズルズルと音を立てて停車。あの音は濡れた路面上でのスリップ音だったのだろうか。最終的に2〜3m程の余裕はあったとはいえ、驚かされる。どうやら、二台前の車が合流に迷ってか、停車していたらしい。

楽しいドライブである。

2000年09月17日01:58:10

疲労

予告通り?浜松の航空自衛隊広報館に行ってきました。おおむね良好。

航空機の好きな人は一度行ってみて損は無いかと思うが、単純に飛んでるのを見て「かっこいー」とか思ってる程度の軽度で表層的な関心しかない人には退屈かも知れず。
逆を言うと、もう少し踏み込んで、末端・奥・裏の方の事情はどうなってるの、って事に関心のある人にはそれなりに楽しめるのでは無かろうか。

とりあえず疲れたので今回はこの辺にて。

2000年09月14日13:35:52

代替空港2?

今週末は時間に余裕がある。三沢の誘惑。って、青森県三沢基地の航空自衛隊・米国空軍共催の基地祭。

しかし、現実的な交通手段を用いた場合、往復で軽く五万円以上の交通費を必要とする事が判明し、さすがに断念。
代わりと言ってはなんだが、浜松の航空自衛隊広報館に行ってみようと思っている。浜松には来月に基地祭で行く予定だが、基地祭と広報館の両方は一度に見られないので、交通手段の偵察も兼ねて行ってみようと。

浜松と言えば、浜名湖が近い。やはり鰻でも食ってくるか。

2000年09月13日11:41:14

バーサス

トヨタが小型乗用車、いわゆる大衆車のカローラのフルモデルチェンジをしてしばし経った。ニッサンがつまずいた後、実質トヨタを追う位置に付いたと言えるだろうホンダの大衆車、シビックのフルモデルチェンジもまもなくだ。っていうか、親父がホンダ車買ってるウチには広告が来た。
安価な小型乗用車は恐らく売れてもさほど儲からない。薄利多売という形にならざるを得ない。しかし、「メーカーの顔」であり入り口(それをきっかけに、より上位の車種への買い換えを誘う)となる車種なので、重要な車種ではある。

さて、シビックの広告を見た感じは。まず、ワゴンタイプのシビックと、セダンタイプのシビック・フェリオが完全に別車種じゃないのかというぐらい異なる仕上がりになっている。ともに車高がやや増したのか、何となく重量感というか存在感が増した印象を受けた。
フェリオの方は、さほど変わっていない印象を受ける。部位部位で比べていけば確かに異なっている様だが、全体としての雰囲気はそう変わっていない。

変わっているのはワゴンタイプのシビックの方だ。これは売れるんじゃないか? なかなか格好いいぞ。
これの競合相手はトヨタ・カローラのワゴンタイプ、フィールダーでは無く、デザインコンセプト的にはヴィッツとかでは無かろうか。ヴィッツよりはやや大型でその意味ではナディアあたりと競合するか。

ただ、セダン好みの私としては、ちょいと残念なモデルチェンジではある。セダンもワゴンタイプの方の雰囲気にしてくれれば良かったのに。なんか地味だ。まぁ、差別化することや、売れ筋と言うものを考えれば妥当で賢明な設定だと思うが。
第一、私は買う予定(資金)なんて無いし。それに、私はえてして世間の売れ筋から離れたものの方が好きな事が多い人間だし。

2000年09月12日10:31:47

算術

数日前の新聞の投書欄に、小学校低学年ぐらいだっか、の子から寄せられた「数字を区切るカンマ " , " はなぜ三桁刻みなのか。万、億、と数えるには四桁の方が分かりやすいのに」といった物が掲載されていた。
子供の声を無視できまいという姿勢は判るが、なんか場違いな気がした。第一、答えてやれよ、新聞社。

日本語の数字は、確かに、万(1-0000)、億(1-0000-0000)、兆(1-0000-0000-0000)と四桁刻みで、それに、一、十、百、を付け加えた形で表記される。しかしそれは日本の話だ。
英語では、thousand(1-000)、million(1-000-000)、billion(1-000-000-000)、と三桁刻みである。確か、スペイン語も三桁だったような。

また、SI(国際単位系)の接頭語も、K(1-000)、M(1-000-000)、G(1-000-000-000)と三桁刻みである。コンピュータ業界では、K(210=1024)、G(220=1048576)といった解釈もするが(主に記憶装置の容量などの話題)。
どこの何が起原なのかは知らないが、三桁刻みで数を数える方がより国際的に標準だから、三桁刻みで表記するのである。

こんな回答では駄目なのか。っていうか、この程度の回答は親がしてやれ。

2000年09月11日09:35:18

おしろい

PS版ゲーム、MACROSS PLUS -GAME EDITION-の公式完全攻略ファイルを買ってみた。でも、ゲームは買ってなかったりする。おいおい何だよそれと思うかもしれないが、掲載されている設定資料が非常に魅力的なのだ。VF-11/YF-19/YF-21とかの変形手順とかが解説されている。
アニメの方が好きだった方は、この資料の為だけに買っても悪くない本だと思うんだが。

制作スタッフの河森正治さんや板野一郎さんのインタビューなんかもそれなりに面白いのかも。いつか体感系の大型筐体ゲームをやってみたいという河森氏には期待したい。板野氏の言葉の中にも興味深い一節がある。

「そう、やっぱりゲームは絵じゃないんですよ。絵がいいからこのゲームはおもしろい、なんてあり得ないですからね。
 そういう意味では、最近のゲームは化粧がうまい。化粧だけうまくて美人じゃないんだよね」

なるほど、化粧か。いい言葉で例えられますな。確かに必要だし効果もあるが、それだけでは良い物は出来ない。

2000年09月10日09:05:29

スパイ

海上自衛隊の、ロシアへの機密漏洩事件。

日本で難しいのは、国民やマスコミが軍事関係・・・軍って書いちゃ駄目か、防衛関係の話題にある種のアレルギー反応的な物を持っている事情がある気がする。どんな形にしろ、触れる事自体が厄介なのだ。
これは、自衛隊をよりよい形に持っていく為にも阻害になっていると思う。良くする為にはどうすれば良いか、という論議の発生自体を封じてしまっているのだ。

防衛問題に妙なアレルギー反応を持たずに接してほしい物だ。今回の事件、日本の防衛機密を、盗む価値や必要があると言う事を示している訳で。
世の中、それほど平和じゃないって事だ。

2000年09月09日11:05:55

膠着

コンデンサ増設でPCI 37.5MHzでも安定したと思ったSCSIカードはやはり完全には安定していなかったようだ。断念してもう一枚のカードを使う。メーカーのサポートは打ち切られているが、Win2Kがディフォルトでドライバーを持っているのでまぁ我慢しよう。

そういや、Win2K絡みのハードウェア問題。古いとはいえ3COM製だから大丈夫だろうと思っていたLANカードのドライバーが入っていなかったので驚く。3COMといえばネットワーク関係機器の大御所であり「標準」と言っても過言じゃない筈なんだが。
別のPCで3COMのWEBサイトを見てみたところ、no support扱いではある物のWin2K用のドライバーがあったため、ダウンロードしてフロッピー経由でインストール。今のところ問題無く動いている。やはり、さすがは3COM、ってところか?

あと、キーボードが何となく挙動不審だ。日本語キーボードとして認識せず英語キーボード扱いされるとか。今は一応動いているが、何か変だ。natural keyboard pro。って、Microsoft製なのに挙動不審とはどういう事だ。

それと、サービスパック1。今ダウンロード中だ。修正項目の多さに驚く。まぁ、複雑なOSだから仕方ないと思うが。

2000年09月08日11:33:36

有償サポート

タイミング良く、日本語版Win2KのSP1(サービスパック1。不都合修正プログラムの詰め合わせ、その一)が今日から公開されるそうだ。さっき落とそうとしたらMicrosoftのサイトに繋がらなかったが。偶然か、公開準備中か、それとも人気殺到でダウンか。
もっとも、英語版SP1は公開済みであり、そろそろ日本語版も出るはずだと知っての上でWin2Kをインストールした訳だが。

なんか、新聞紙面に政治家の資金集めが云々と書かれている。資金集めの工作の数々だが、一概に不正呼ばわりで潰してしまうのもどうかと思う。
カネを集める能力ってのも、政治家には必要な筈だ。不正まがいの資金集めやってません、って人物が国を動かすのはそれはそれで困る。国が貧乏になりそうだ。

政治家ってのは、適度に悪人である必要があると思う。国家はボランティア団体ではないし、国民もボランティアではない。国にタダ働きしろと言われて従う人はおるまい。
どうにかして金を集めないと国家は運営出来ない。そういうセンスは大事だと思う。

2000年09月07日11:57:15

NT覚醒

いつのまにか12000HIT越してた。多分、9/2頃だろう。なお、11000HITを数えてないのは意図的である。いつまでも1000刻みではなー、と。

PCはほかにも色々といじっている。私のPCはやっとこさWin98→Windows2000に乗り換えた。単なる延長線上として使う分にはそう大差は無い様だ。本来はキチンとユーザーの管理とかしないといけないんだが、一人で使うPCにそんなことやってもなー。
有意義にwin2Kを活用する日は遠い。今はただWinNT系へ移行した事を喜ぶ程度。これでWinMEなんて気に留めなくて済む。WinMEはWinNT系へ移行する上での最後の架け橋となる存在なので、先にゴールにたどり着いた人間がわざわざ後ろを振り返る必要はない。

Win95/98/MEは何だかんだいってMS-DOSのシガラミを引きずっているOSだ。他方、WinNTはそれを切り捨てたOSである。エミュレーションという形である程度サポートするが、根本的なところではMS-DOSとは異なる技術で成り立っているOSである。逆を言うと、Win95/98/MEは表面的にはWinNTに近寄っているが、根本的なところではMS-DOSを引きずっているOSである。
こんなことをいうとWinMEよりWin2Kを使えと言っている様に聞こえるかも知れないが、そういう訳では無い。特に思うところが無いなら普通の人はWinMEを使った方がいいし、むしろWin98のままで良い気もする。

結局、Win95/98の隠された素顔であるMS-DOSは多くを語られぬままWinMEでより巧妙に隠蔽され、その次のOSでついにWinNT系に統合され消え去る事になるのか。
CONFIG.SYSの書き方とは、Win95以降からPCを触り始めた人には知られぬまま葬られていくのか。
多くの環境では、"DEVICE=C:\WINDOWS\EMM386.EXE RAM"なんて一行があると思うが、"RAM"ではなく"NOEMS"と書いた方がほんの気持ちだけながら良いことなども結局知られぬまま忘れ去られるのか。

2000年09月06日10:31:33

やすみやすみに

少ない暇を使ってはPCをいじっている。理解に苦しむトラブルなどに見舞われて散々試行錯誤して修復したりして、趣味で娯楽のつもりなのになんでこんなに苦しんでるんだ、とか思ってみたり。
まぁ、考えてみれば趣味ってのはそういう物だと思うが。スポーツや芸術関係など顕著だろう。上手く出来るなら趣味とかじゃなくて専門家になっている。なったらなったで、専門家ゆえに趣味とは違ったより高い領域のモノを要する様になる訳だからして、結局楽にはならない。

家人のPCを私のPCのお古のパーツなどで大改装した。マザーボードをFSB66(75MHzで使ってた)からFSB100MHz対応のSocket7(いわゆるSuper7)にし、CPUをM-II 400GP(定格95×3=285MHzを75×3.5=263MHzで使用)からK6-2 500(550MHzで使用)にした。メモリもPC66-SDRAM 64MBからPC100-SDRAM 128MBに変えた。ビデオカードはS3 VirgeDXかなんか載ったやつから、#9 Revolution 3Dに変えた。OSもWin95 OSR2からWin98+SP1にアップグレードした。
通常にインターネットとかつないで使うには充分なスペックであろう。しかし、今時Socket7のマザーやら、元々ドライバー類の完成度に難があり挙動の怪しかったRev.3Dなどあって、予期せぬ様な妙なトラブルの連続であった。サウンドカードもWin98との関係で妙な挙動を示し、メーカーのサイトで一般公開されてた最新ドライバーでは安定せず、他メーカーの似た製品用のドライバーを試してもいま一つ正しく動作しない。
結局探し回って目立たない所に置いてあったより新しいドライバーを発見し、それで安定した。それも、BIOS設定の調整も必要だったと言う厄介さ。(Write Cache Pipelineを無効にする) ビデオカードも突然ドライバーが挙動不審を示してOSが起動しなくなり難儀させられた。原因がビデオカードと気づくの自体から手間取った。直接エラーを発してきたプログラムはネットワーク関係のプログラムだったので最初はLANカード関係を疑って遠回りさせられた。なんとか解決はしたが未だ原因は不明だ。
ほかにも、なぜかネットワークにログインしないというトラブルも起きた。LANを組むとOS起動時にネットワークにログインするためにユーザー名とパスワードを入力するウィンドウが開くはずなのにそれが出ないと言う謎さ。ログインせずにOSが立ち上がってしまう。結局これはOSを上書きで再インストールするまで回復しなかった。

あ、ちなみに。Win98に関しては、不都合が生じて再インストールするにしても、初期化してゼロから始めるのでなく、不都合が起きているWin98の上に再度インストールしてればそれで元々の環境をほぼ保ったまま回復するケースも多い。ゼロからやり直した方がより確実であり理想的ではあるが、過去の設定を捨てるのは惜しいしというのも考えの一つなので、まずは上書きから試す方が良いと思う。その上で駄目だったらゼロからやれば言い。Win95でも似た様な物だったと思う。

そんなこんなで。ビデオカードも安定させるのに手間取る曲者とはいえ発売当時は高級品だった物だけあり、画質は高いし2Dの描画は速い。廃品利用にしては結構いい機械に仕上がったと思う。
しかし家人は改善のほどをイマイチ理解してくれず、がっかりする。自分でPCのメンテができず家人等にやって貰っているという人は、適宜にお世辞ででも苦労は労ってあげてほしい。

2000年09月03日08:30:51

ウチのPCその後

メモリを凡庸なPC100 SDRAMからPC133 VC-SDRAMに交換した所、FSBを150MHzにしても容易に安定した。うーむ、最近のPCパーツってのはなかなか凄い物だな。150×5.5=825MHzで動いている。
ちなみにVC-SDRAMってのは、短絡的に言うとキャッシュメモリの付いたSDRAMの様な物と思って差し支えないだろう。若干速く動くし、それでいて価格はそう大差ない。

ただし、マザーボード側が対応していないと動作しない(性能を発揮しない、ではなく、全く動作しない)ので気をつけてほしい。intelのチップセット(i440BX,i820,i815など)では動かない。基本的に、VIA Apollo Pro133とその派生や後継のチップセット(含むAthlon用)を使用したマザーなら動くはずだが、充分注意して買ってほしい。

さて。FSB150MHzにすると、PCIが33MHz→37.5MHzにオーバークロックされる。PCIのオーバークロックは上手くいけばシステム全体の性能を底上げするが、上手く動かないと多臓器不全のごとくあちこちにボロが出たりもする。諸刃の剣とでも言うか。
私のところではSCSIカードが支障をきたした。以前にも支障をきたした経緯があり、やっぱり駄目かと行った感じだ。マザーボードが変わると相性が変わって動かなかった物が動いたりもするのでそれに期待したが駄目だった様で。逆に動いてた物が動かなくなる事もあるんだが。
その当時代替えに買ってみて動作させる事に成功した別のSCSIカードに換装したら動いた。その後、PCIオーバークロックを止めた後は元のカードに戻していた。

しかしこのオーバークロックに耐えた方のカード、もうメーカー側のドライバーアップデート等のサポートが打ち切られてるのであまり使いたくない。先の動かなかった方のボードはまだサポートが受けられる。だから使っていたのだが。
という訳で、動かなかったボードにちょいと小細工をしてみる事にする。当時は知らなかった手段だ。ボード上に載っているコンデンサーを容量の大きい物に交換してみる。コンデンサーってのは一種のバッテリーで、回路を電気的に安定させたりする。容量の大きい物にすればそれだけ安定性も上がる。この辺の電気工作の話は詳しくないので多くは語らない(語れない)。
ただ、過大な容量の物を付けると周辺の回路が過電流でダメージを受ける危険もあるので程々にする必要があるそうだ。

コンデンサーは、手元のジャンクパーツから取り外して使う。良く言えば省資源、そのまま言えばケチ。これまでとってたパーツには手頃なコンデンサーが残ってなかったので、もう使わないだろう古いマザーボードから取る事にした。中古パーツからジャンクパーツに格下げされる瞬間。
結果は良好で、しばらく動かしてみた感じでは大丈夫そうだ。

なんか「容易に安定」なんかしてないじゃないか、と言われそうだが。
さて、ハード面での以降がほとんど終わった事だし、今度はソフト面、ずっと保留になっていたWindows2000の導入でもしようと思う。一通り、ドライバー類はWin2000対応版を用意したし、Win98→Win2000へのアップグレードは失敗すると元に戻せないので完全な形でのバックアップを取る必要があるが、バックアップ用のHDDも用意したし。

2000年09月01日14:06:11

なぜ殺した

日本で捕鯨に関するアンケートをしたら、捕鯨に肯定的な回答がかなり多かったそうだ。私も賛成。
否定の方の理由。絶滅の危惧、とかはまぁいい。どの程度捕ると絶滅につながるのかは判りにくいところなので意見が別れるのは仕方ない。別に鯨なんか捕る必要がないってのもOKだ。私は食べたいから賛成なのであって、食べたくもない物なら目的が無いので捕る必要は感じないのも納得である。

さて、納得がいかないのは、鯨は賢い生き物だから、とかいうやつ。バカは食ってもいいのか。いいよと言い切るなら反論は無いが。かわいそうだから、関係に関しては、菜食主義者が言うならともかく、牛肉とか食ってる人間が言っても説得力がなかろう。
実際のところは、植物だって生きてるんだし、とかいったら何も食えないんだが。

しかしのって、捕るにしろ捕らないにしろ、結局エゴであるとか思う。生きていくためには他の何かを食べるのは必然だし。鯨だって他の生命を食べている。

生物は生き残るために様々な進化を遂げ、失敗した物は滅び、成功した物が生き残った。人類はその進化の速度から一人突出して進化し、頂点に立ってしまった。
が、人類もいつまで頂点にいられるのか。人間以外が相手なら無敵に近かった陸の象や海の鯨にしても人間には破れた。他の動物の攻撃をはね除けるべく進化した巨体や堅牢な表皮も、人間の武器と言う道具の進化に追いつけず用をなざなくなった。

人間はどうか? ウイルスや細菌にやられる時がくるのかもしれない。現在はそれらの進化と医療技術の進歩とが競合しているが、人間が他の動物を抜き去ったように、ウイルスや細菌が人間の医療技術を置き去りにしてしまうかもしれない。
そのとき、ウイルスや細菌が「人類が絶滅しそうだから保護しよう」とか「賢い人類を殺すのはかわいそうだ。他の動物を代わりに殺そう」とか思ってくれるとは考えがたい。

っていうか、そんなふうに思われるのも幸いではあっても屈辱的である。今、人類が保護しようとかなんとかいう生物から見れば、人類ってのはそんな存在なのかもしれない。

2000年08月30日23:49:20

代替え空港

今年の小松基地航空祭は、やはりF-15は派手に飛び回るし、戦競塗装機が多数参加してるしで見応えは充分だったようだ。ブルーインパルスが居ない分、人出は若干少なかったらしいが。
戦競塗装機とは、戦技競技会という部隊対抗の演習に参加するために特別な塗装を施した機体の事である。格好のいいマークを描いてみたり、迷彩効果のある塗装をしてみたり、あまり大した物は描かなかったりと部隊によって色々だそうだ。
今年は要撃戦闘機部門(FI部門。敵の航空機を迎撃するのが任務)は、C-1やT-4BIの墜落事故の影響で中止になったため、F-15に関しては塗装はしたものの出るべき戦競はなかったわけだが、こういう形で展示したか。

ちなみに、FI部門のほかに支援戦闘機部門(FS部門。敵の艦艇や地上施設に打撃を与えるのが任務)がある。これは実施された。その他、高射部門(地上から敵の航空機を迎撃する)や警戒管制部門(敵を発見する)もあるようだ。

さて、今年の小松には行けなかった私。代わりと言っては何だが、伊丹空港に旅客機を見に行ってきた。といっても、旅客ターミナルとかあるところに行ったのではない。南東−北西方向に伸びている滑走路の南東側の端のすぐ側に入り込める場所があるのだ。入り込む、といっても不法侵入ではない。立ち入って良い場所だ。
小学生のころに町内会の世話役みたいな人に町内の子供ら一同で連れて行ってもらったことを思い出したので行ってみた。今も立ち入れるのかは知らなかったが。

行ってみると立ち入る事自体は可能だったが、車を止められる様な場所がほとんど無く難儀した。周囲は工業地帯で中小や零細の工場だらけだし。まぁ、なんとかしてたどり着いた。
しかし、風向きが悪かったようで航空機は北西側から離着陸していた。航空機は、離着陸時には逆風を受けて飛ぶ様な方向に滑走路を使うのが原則である。周辺の地形や騒音問題等の都合で多少なら追風でも降りると思うが。

伊丹に降りる航空機は、南東側から進入してくる。滑走路の左を通り過ぎ、右に180°旋回して降りていた。旋回が終わったらすぐ着陸って感じで、素人目には結構大変そうだなぁ、とか思った。
降りてくる航空機ってのを正面から見ていると結構妙な物だ。ふわ〜っと舞い降りてくる感じ。大型旅客機の場合、3°程度、僅かに上を向いた姿勢で降りてくる。正面から見ている分にはごく静かだ。後ろへ向かってジェットを噴射しているのだから、前は静かなのは道理である。が、着地後しばらくするとゴーッと音が聞こえる。スラストリバーサー(逆噴射装置)を始動させた音だ。

離陸していく航空機は頭上を超えていく。しかし滑走路の終わりに達するよりずっと前に離陸してしまうので頭上を通り越すころにはすでに結構高度は上がっている。それでも見上げていると、車輪が収納されていく様子などが見える。
何機か見ていると小雨がパラついてきたりしたのでそろそろ引き上げるかと思ったら、なんかターミナルの方からこっちに向かってきそうな旅客機が見える。もしや風向きが変わって滑走路の使用方向が逆になったのではと思っていると、これまで点灯していなかった滑走路脇のランプが点灯するし、やはり航空機もこちら側に向かってくる。やった!

とりあえず離陸していく航空機を真後ろから見る事ができた。結構な迫力だがエンジンの轟音は、腹に響く様なF-15の轟音よりはおとなしかった。やはりF-15は恐ろしい航空機である。
そうこうしているうちに雨足が強くなって来た。しかし離陸するからには着陸もする筈だ。傘を用意してなかったが我慢していると、やっと降りてきた。

大迫力だ! 頭のすぐ上を通り過ぎていく感じだ。真下で見ていると怖いぐらい。これは凄い。あともう一機みたら、を何度か繰り返しているうちに雨は本格的に降り始めすっかりずぶ濡れになってしまったが、それだけの価値はあった気がする。
機会があれば見に行って戴きたい。うまく南東側から離着陸してくれるかの保証は無いが。場所だが、空港の敷地の本当にすぐ南東、というか敷地の南東部分を横切っている千里川の川岸である。

2000年08月30日04:58:46

乗り換え

時間の合間をぬってウチのPCを強化した。Socket 7とやっとおさらばし、FC-PGA370環境へと移行した。現代的?な環境に移行したかいあってか、以前書いたビデオカードを巡る不都合も解消し、色々と快適になった。
結局、私はSlot環境を経ずSocketからSocketへ引き継いだ形になる。Slotは形状・構造の都合上電気的に不利(端子ごとの信号線の距離を揃えにくく、揃えるためには距離が長くなる)と聞いて避けてきたが避けきれた結果になった。

なお、Pentium 4でまた新たなSocketへと移行するので、いまSlot 1形式を使っている人は、特に必要がなければまだ頑張った方が良いだろう。Pentium 4の新Socket登場後も、短期で再変更する話もあるので慌てない方が良さそうだ。
ただし、Pentium 4が有意義かは疑問だが・・・。Pentium IIIも多分最終的には1.2〜1.4GHz程度までクロックは上がるだろうから(ノートPC用はもっと行くだろう)、現行のFC-PGA370でも結構粘れると思う。
AMD情勢はあまり詳しくない。Slot A / Socket A 以降の形式がどうなるのかよく知らない。前述の通りSocketの方が今から手を付けるなら正しい選択だと思うが、詳しい状況は知らない。

とりあえず今は、Pentium III 550MHz(100×5.5)を133×5.5=733MHzで動かしている。呆気なく安定したので驚いている。まぁ、放熱器は定評のあるアルファ製のFC-PAL35を使っているし、電源ケーブル類にフェライトコア(ノイズフィルター)が取り付けてあったり、拡張カード類にコンデンサーが増設してあったり(電気的な安定性が向上する、ハズ)するのだが。
まぁ、CPUに関しては成功例も多くそう驚くには値しないが、PC100 SDRAMが133MHzで一応動いた事は幸運な気がする。

733MHzというと、市販レベルでの定格での最速、1GHzと比べると266MHz低い。こういうと遅れている様に感じるかもしれないが、26.7%ほど遅いだけなのだ。逆に言うと、1GHzは36.4%速いだけ。案外その差は少ない。その割に、価格差は何倍もあるのだ。メーカーはそれで儲けている。
私はPC-PGA Pentium III 550MHzを16000円ほどで買った。1GHzを買うと10万円ほどする。6倍以上。性能は単純にクロック数で考えても、定格で動かして1.8倍、オーバークロックすると1.36倍にしかならない。1GHzもオーバークロックすれば、と思うかもしれないが、非実用的な液体窒素冷却でも1.5GHzにしか達しない様だ。
しかも、実際にはそう単純にクロックの差だけ速くはならない。

いい買い物をしよう。

2000年08月29日12:44:03

くりかえし

2GHz動作のデモンストレーションに成功したそうですね。クロック数競争で喧嘩を売ったAMD、ここに完敗。ことクロック数に関しては、当面は追いつけないだろう。
ただ、Pentium 4は数字ほど速くないのだが。Pentium IIIより同一クロックでは20%ほど遅くなる模様。とはいえ、その20%を補って余るほど高いクロックで動作するため、結果的に性能は上がる。

もっとも、そんな速いプロセッサで何をやるのか、ってのが問題だが。とうの昔から判っている人には判っていることだが、性能過剰である。
時速300Km/hの出せる車、とかみたいなものだ。本領を発揮できるのは、レース場やテストコースの中ぐらい。公道では持て余す。

ところで以前も書いたが、Pentium、ってのは、化学式とかで出てくる様な数の接頭語、モノ(1)、ジ(2)、トリ(3)、テトラ(4)、ペンタ(5)・・・の、「ペンタ」を基にした造語である。i80186、i80286、i80386(i386)、i80486(i486)と続いてきたシリーズの五番目を意図して付けられた名だ。
従来どおりi586、のような数字の羅列では商標として弱く類似商品名の製品を制約できないため、そういう名がついた。それにIIやらIIIがぶら下がって、なんか妙な名前ではある。そのまま数字を割り振っていたなら、

Pentium classic/MMX- i586
Pentium pro/II/III/Celeron - i686
Pentium 4 - i786

ってところか。i686相当は派生型が多いので整理に困るが。Celeronはi686SXとか思うとある意味分かり易いかも?
なお、ヘキサ(6)、ヘプタ(7)、なので、ペンティアム風にいうなら、ヘキジアム、ヘプティアム、ってことになる。

2000年08月28日11:16:59

速報的

航空自衛隊のT-3 初等練習機が着陸装置の故障で胴体着陸(胴着)したそうな。

単に足が出ないってだけで他の操縦装置に別段の異常がない状態での胴着ってのは、特別に難しい訳でも危険な訳でも無いそうだ。これといって特別な操作を要する訳でもなく、手順としては普通の着陸と同じようなものだという。特に小型機。燃料を減らすために滞空したり投棄したりはするかな。エンジンは誘爆防止の為に着陸前に止めてしまいたいが、大型機とかでは無理かな?

ただし、機体の設計によっては胴着不可(禁止)になっている場合もある。理由は知らないが、構造的に胴着すると転倒してしまうとか誘爆してしまうとかなのだろうか。航空自衛隊では、T-2 高等練習機と、それをベースに作った F-1 支援戦闘機が該当する。これらの機体で着陸装置に支障を来した場合は、機体は見捨ててベイルアウト(落下傘脱出)しなければいけない。

2000年08月28日09:57:10

のろのろ

飽きたのでもサボッているのでもなく、時間がないのです。

この投槍の更新の所要時間は、PCの起動から始めて他愛のないネタなら10分とかからない程度だろうか。ネタの関連や重複の都合から、ある程度メールやら掲示板やら過去の投槍を参照する時間も含む。作業的には掲示板に書き込むような要領で自動生成できるスクリプトを使っているので、サーバーにアップするとかなんとかいう工程はない。

これが、固有名や専門用語、数値などが出てくる話題になると、投槍とは銘打っているものの一定の正確さを期すために裏を取る作業が必要になる。必要に応じ略称に正式名を併記したり、用語の日本語表記と外国語表記(ほとんど英語か?)を併記したりもしているので、それを確認する必要もでてきたりする。簡易に用語解説なんかをするにも確認が必要だ。
こうなってくると、20〜30分程度はかかる事になると思う。

測定しているわけはないので詳しい時間は判らないし、大概は起動してすぐに書くわけではなく、よそのサイトを見回ってから書く事が多いので(ネタ収集の目的も兼ねる)、投槍更新のみに要する時間ってのは実際にはよく分からないのだが。
ちなみに今回は、書き込み用のページを開いた状態から計って13分程度かかった。

2000年08月26日10:02:50

くやしげ

あまり時間がないと書いて、さては小松に移動しているな、と思った人は私の行動パターンをある程度把握している人だが、今回はあいにく時間の都合が出来なかった。まさに時間がないのだ。
くそー、見たかったぞ、F-15。補足しておくと小松とは石川県の航空自衛隊小松基地のことである。移動の目的は、航空祭を見に行く事。

F-15の飛行隊が駐屯している基地だけあって盛んに飛ぶ。機動も結構激しく迫力があり、見応えがある。あー。

年内で、迫力あるF-15が見られそうな航空祭ってあとなんだ。10/1・茨城県百里、10/22・福岡県築城、11/26・宮崎県新田原。あとF-15は現地に駐屯してないが米軍参加で規模は大きいらしい、9/17・青森県三沢。
って、どれも遠過ぎだ。そもそも、私にとっては小松しかチャンスはないのだ。どれか捨て鉢で行ってやろうかという気にもなるが。もしもこの時期に行くとなると、私が現実的に行けそうな距離の航空祭としては今年最後の10/29・浜松は代わりに行かなくなる事だし。小松と浜松の二回分の交通費を費やすと思えば・・・。

・・・って、さすがにそんな時間は無いとおもうが。二泊三日で航空祭見物はさすがに無茶だ。一泊で済ますなら、たぶん帰りは航空機にする必要が。

2000年08月25日18:43:57

一時停止

あまり時間がない。

むー。

2000年08月24日01:18:57

チェック

PC大メンテ中。

自動車の免許更新で実技試験とかやったらとかいう冗談書いたが。しかし、ある程度必要なのは事実だと思う。特に、トラブル対応。教習所では専ら安全に運転する方法しか教えてくれず(特に、実技では)不安全な状態になったときの対応方は教えてくれない。せいぜい、急ブレーキを試すとか、通常より速い速度でカーブを曲がるのがある程度だ。
突発的に何か飛び出して来た(歩行者、右折車両、対向車など)ときの対応はシミュレーターで簡単にやる程度だし(しかも露骨で自殺願望的)、スキッド(横滑り)の体験と回復、ブレーキ故障やタイヤバースト、エンジンブローへの対応など、非常時の訓練は殆ど受けていないに等しい。

航空機なんかのばあい、エアラインパイロット(旅客機操縦員)の場合、半年とか一年とかの周期で試験をやるそうだ。エンジン故障、急旋回(緊急回避)、急減圧対応(急降下)、失速回復、その他悪天候での飛行とか色々やるらしい。
同じ旅客業でも、鉄道、バス、タクシーとかはそういうのをどの程度やってるのだろう? 考えてみると乗るのが不安になるかもしれない。

2000年08月22日21:13:27

サブマリン

うーむ、ロシアの原潜事故、生存者無しですか。

政府の対応の遅れ云々と言われているが、昔(冷戦時代)と比べればそれなりにやってた様な気がする。そもそも事故発生を正式公開しただけでも変わったな、って感じだし、遅ればせながら西側諸国に応援も求めたし。
以前に触れた事があったと思うが、旧ソビエトの原潜事故を扱ったノンフィクション小説「敵対水域」を読んでみれば、それなりにやる様になったんだな、って感じがするだろう。

ロシア側は認めていないが、事故原因の候補として新型魚雷の実験失敗という説も挙がっているな。詳しくは判らないが発射と推進の仕組みが違い、従来より高性能だが安全性に問題が残っているらしい。それが艦内で爆発したって感じで。
「敵対水域」の事故は、弾道ミサイルの納まっているサイロ(発射管)に海水が漏れ、燃料と化学反応して爆発したのが原因だった。水漏れする自体からして問題だが、そんな事で爆発する安全性に欠ける燃料を使っていたのが問題を大きくした。

しかも、爆発で核弾頭が破壊され艦内はプルトニウムで汚染した。さらに燃料と海水の化学反応で強酸性の硝酸ガスが発生し、艦内の様々な部品を溶かしてしまい、挙げ句は原子炉を制御する装置も破損しメルトダウンしかけた。
一人の水兵が決死で原子炉を手動停止し(制御棒を直接回して下ろした)最悪の事態は逃れたが、その水兵は艦内の気圧の関係でまだ汚染されていない区画に戻る扉が開かず、猛暑と毒ガスと放射能汚染の中で帰らぬ人となった。

その潜水艦は浮上には成功して乗員の脱出も出来る状態だったが、そんな絶望的な状況の艦に中央は「戻れ」と命令したという。最終的には、艦長がそれに逆らい乗員を脱出させた上で艦を自沈させ全滅は免れたが。
おもしろい話なので、読んでみて欲しい本ではある。

2000年08月21日19:54:20

紙の運転手

最近結構忙しい。

運転免許の更新制度に意味はあるのか、と言ってるTV番組があった。一応事故防止に役立っているという話になっているそうだが、言われてみれば、あんな講習会やっただけで役に立つとは思いがたい。

いっそなら、実技試験でもやらないとだめでしょうな。危険なペーパードライバーとかが排除されれば路上も安全になろう。その代わり、頻度を減らすとかして。
面倒くさいが。

2000年08月20日18:50:24

海は広いな

先日、コンコルドが滞空証明を取り消されたと書いたが、耐空証明の誤りであった。訂正。

ヨットで単独で無寄港でどこそこ横断とか世界一週とかやろうとする人は結構いる。最近もまた出発した人がいるようだ。なんか、ありふれて来た気がするが・・・。
電子機器に頼らない、ってのはどうか。こういった挑戦者達がどの程度の装備をしているのか知らないのですでに頼ってないのかもしれないが。

まず、GPSなんてもっての外である。時計も電気仕掛けはだめだ。機械式を使うべし。マリンクロノメーター(クロノメーターは精度の高い機械式時計の称号。その航海用のやや大型でより高精度な物)を用意しよう。これで確認した時間と、天体の位置とで自分の位置を知る。
コンパスもなんか特殊なのがいった気がする。単純な磁気を使ったコンパスだと、実際には正確な方位を得られない。が、この補正能力を持った装置は大型になるので小型のヨットなどには向かない様だ。海図には地域ごとの磁気コンパスの誤差を示す記述があるそうなので、そのへんで上手く計算するしか無いのだろう。

無寄港なんて無理する必要はない。自身の持てる範囲でどんどん寄港していけばいいと思う。マリンクロノメーターも全くズレない訳ではないので、時々寄港して正確な時間に合わせ直す必要があるし、計算で補った磁気コンパスの誤差も蓄積してくると思うので、港という正確な位置へ辿り着く事によって誤差を解消する必要もあるだろう。
どうかな? ・・・って、私はセーラーじゃないのでやる気は全くないが。

2000年08月19日18:32:07

混ぜ物

この頃、食品の異物混入の話題が尽きないなー。

むしろ危機感が高まっているだろうこの時世なのに減らずに増えてるという事は、これまでは表面化しなかった事態が表に出て来たという事だろう。
世間には、異物が出て来たからって一々苦情は言わず、黙ってその製品を買わない様にするだけの人が大多数だったのが、最近の流行?に乗って苦情を言う様になったせいなんだろうな。

苦情対応で企業が傾いて景気が悪くなり、間接的に自分の首を締めてる気もしないではないが。

2000年08月18日23:39:37

災害対策本部

思い出せずにいたネタを思い出したので早々に更新。

伊豆諸島の地震と火山は相変わらず活発に活動してますな。「震度6弱」以上の地震が発生すると、政府や自治体に対策本部が設置され、NHKは通常放送を停止して臨時ニュース番組を放送する事になっている。今のところ、これは「震度6弱」さえ観測されればあとは無条件に実施される。
しかし・・・今の伊豆諸島にとって、「震度6弱」はもはやそれほどの対応を必要とするほどの深刻な出来事では無いのでは無かろうか。

今の決まりの取り決めのままだと、伊豆諸島で「震度6弱」が観測されると対策が取られるが、東京なり大阪なり、大都市に直下型の地震が発生し「震度5強」が観測されても対策は取らなくて良い事になる。まぁ、実際にはなんかやるだろうが・・・。
大雨洪水警報とか、大雪警報とか言うのは、地域の特性に応じて発令の基準が異なっている。元々降水量が多くそれに応じた治水が施されている地方と、普段あまり雨が降らず治水も貧弱な地方とでは基準が異なるのは当然の話である。雪の場合はもっと顕著だろう。

地震もそんな感じで、地方特性などに応じて対策を取る基準を柔軟に取り決めたり変更したりしても良いと思う。たしか雨に関して伊豆諸島では、地震で地盤が弛んでいて崩落の危険が高まった、として大雨警報発令の基準が引き下げられていたように思うし。

2000年08月18日23:18:08

クロック(2)

何か話題があったはずなんだが、思い出せない。

機械式腕時計の話をまたしてみる。機械式としては最低ランクの物を買った為、金属製のベルトの作りが荒い。そもそも、私の細腕には金属ベルトは合わない気がするんだが、取り敢えずそのまま使う事にしている。
どう荒いって、角が結構角張っている。自転車に乗ってて段差を越えたときとか、腕が激しく揺れると結構痛い。仕方ないので紙やすりで削ってやった。ついでにコンパウンド(研磨剤)で磨いてやったら若干見栄えが良くなったかもしれない。

安価な電動時計を好まない理由追加。針の位置がいまいちピタッと合わないことだ。1秒単位で動く秒針からしていまいち目盛に合ってなかったりするし、秒針が0を差している時に分針が目盛の上に来なかったりする。秒針が0に来ているところで分針を目盛に合わせてやればと思うだろうが合わせ終わって動かす為に、引っ張ってあった竜頭(つまみ)を押し込むとその時に不規則に分針がズレたりして結局合わない。
電動時計でも高価な物はそんなことも無いのかもしれないが、腕時計の価格というものは時計としての性能の差より、専ら装飾の差の幅の方が大きい為、少しぐらい割高な時計を買ったところで安物と性能上の差はたぶん無い。
差が出るほど高価な電動時計を買うんだったら、機械式時計を買うし。

2000年08月18日20:12:00

迷言

コンコルドの滞空証明、だったっけ、空を飛んで良いという許可が取り消し(停止だったかな?)になったんだっててね。つまり、飛べなくなった。
タイヤのパンクが墜落に繋がるようでは困るという訳で。まぁこの問題が解決されればまた飛べるんだが、今さら昔の飛行機にそんな改良を施す価値はあるかは怪しい。
商業的な利益というより、英国と仏国の技術力の象徴・威信という意味合いを考えると、やる価値もあるかもしれないが。

かつてエヴァンゲリオンの「決戦、第三新東京市」に登場した、耐熱光波防御盾。これは「SSTOのお下がり」と呼ばれていた。実在する物で言うと、スペースシャトルの底の部分である。大気圏再突入の衝撃や熱に耐えられる様に作られているので、盾として代用できると扱われていた。
さて、コンコルドは"SST"と分類?される。残念ながらこのままコンコルドが廃機になってしまったとして、この部品を再利用して何か作ると「SSTのお下がり」なんてよく似た台詞を現実に喋れる事になる訳か。

"SSTO"は"Single Stage To Orbit"の略で、直接の邦訳は知らないが、一段式(途中で切り離しを行わない)で軌道まで上がれる乗物の事をさす。毎回ブースターや燃料タンクを切り離して捨てていたのではコストがかかるので、より商業的に採算の取れるようにする為には完成の望まれる乗物である。
一方、"SST"は"SuperSonic Transport"の略で、超音速旅客機や超音速輸送機を差す。略語は似ていても、意味は全く違う訳なんだが。

2000年08月17日20:10:19

クロック

親父譲りの機械式の腕時計がついに壊れた。時々、1時間に5分は進む早送り状態になったりしつつもいつの間にか立ち直ってたりしてたんだが、1分に20秒も進む目に見える超早送りになって直る兆しも見えなくなった。
しかるべき所に持って行ってオーバーホール(分解整備)してもらえば直るのかもしれないが、文字盤部分もかなり傷だらけだし、オリジナルのベルトは壊れてるし、わざわざ修理することもあるまいという事で素人が強引に分解したりして最期を迎えた。合掌。
30年ぐらいの命だったのかな。オーバーホールを全然やってなかったことを考えると(一回だけ、まだ新しい頃、親父が水の中に落としたのでオーバーホールに出したそうだが)十分な耐久性を示してくれたのではなかろうか。

で、新しく買った時計は・・・逆輸入モデルの安価な機械式腕時計。6000円弱。またも機械式。やっぱりいいですよ、機械式。何が好きって、針の動き。電動の時計は1秒に1度しか針が動かないが、機械式は複数回動く。設計によって動く回数は異なると思うが、私が買った時計は6回動いている様だ。
電動でも複数回動かす事が出来ない訳ではないし、存在もしたらしいが、1回しか動かしてないのは消費電力の問題である。針を動かす回数を増やせばその分消費電力は増す。電池が消耗してきたら更に減らし、2秒に1回しか動かない状態に切り替わる時計もあったと思う。

しかし、振動発電、太陽光発電、挙げ句は温度発電などと電源問題も解決して来ていると思うこんにち、複数回動かしてもいいんでなかろうか? 確か、それらの時計は満充電にすると2週間ぐらい動くんじゃなかったかな。複数回動かしても4〜5日は十分動くんじゃないか? 機械式時計は完全に巻いても2日と動かないから、それでも実用上は問題ない。充放電の回数が増えて電池の寿命が縮むかな?

ところで、機械式はなんで複数回動いてるんだろう? よく知らない。精度の都合か、ゼンマイの力(トルク)の都合だと思うが。

2000年08月16日20:27:57

ワナ

ロシアの原潜沈没どうなるのかな。

原因の候補として、第二次世界大戦時代に敷設した機雷への接触の可能性が挙げられているようだが。機雷には詳しくないが、WW-II時代の機雷というと、接触信管(直接接触したら起爆する)だと思う。
水上舟艇は水面という平面、二次元に近い空間を移動しているからそんな機雷でもまだ当たるのも判るが、潜水艦はそれに深さという要素の加えた三次元空間を移動する舟艇である。それで命中るとはよほど運が悪い気がするんだが、どうなんだろう。

避けれないの、とか思うかも知れないが、潜航中の潜水艦は自分の周囲がどうなってるかはよく分からない。基本的には、海底の地形の地図に従って航行する。海の深いところを航海するときや、あまり深く潜らずに航海するときはそう細かに注意する事は無いが、浅いところで深く潜って移動するには、海底に接触しない為に正確な地図と位置情報が必要である。
地図は、実際に観測船を出して計測したりする。最近中国海軍のその手の観測船らしきものが日本近海に出没したそうだ。津軽海峡を通過したりもしている(海峡の通過自体は領海侵犯ではない)。くわばらくわばら。位置情報は、ジャイロスコープでも使って計算してるんだろう。
ジャイロの詳しい説明は難しいし私もよく理解してないので勘弁して欲しい。コマのようにぐるぐる回る物が入った機械で、物の姿勢や加わった加速度を測定できる装置である。これでスタート地点からの動いた向きや速度を計測する事によって、スタート地点からの相対的な位置情報が得られる。

まぁ、奥の手としてはアクティブソナーを使う手もあるが。潜水艦側から音波を発して、跳ね返ってくる音波を観測して何がああるか(地形や敵潜水艦)を知る装置である。
しかしこれを使うと自分の位置がバレてしまうので(発した音波を敵潜水艦に観測される)、通常使う物ではない。
従って、機雷の様な地図にない障害物がポツンとあると、避けようが無い気がする。

なお現在の機雷は何らかの形で移動能力を持っていて、音響や磁場を観測して直接接触しなくても一定距離まで舟艇が近づくと目覚めて攻撃する様な仕組みになってたりしたと思う。

2000年08月16日00:15:02

改憲

あ、終戦記念日的な話題を書かなかったな。少し遅れて書いてみる。

有り難く守っている現在の日本国憲法だが、これってそんなにいい物なのか? アメリカに押し付けられた様なシロモノで、決定に際して日本国民の民意を反映させるプロセスという物を殆ど踏んでいなかったように聞くが。
軍隊持ちませんとか言わせておいたのはアメリカだが、朝鮮戦争とかでバタバタしてくると軍備しろとか言ってきたのもアメリカで、結局幾つかの別名を経て現在の自衛隊に至る。コッソリ核兵器持ち込もうとかしてたのもアメリカだ。

憲法改定というとタブー視されるのが今の日本だが、このアメリカに押し付けられた民意の反映されていない憲法という実態が私の誤認でなければ、民意や現状に基づいてしかるべき改定はすべきだと思う。
解釈法を変えるというか、拡大解釈で補い続ける訳にもいくまい。

2000年08月15日20:56:13

接着剤(2)

接着剤の話をしたついでに。と言っても、私はあまり接着剤に詳しい人間ではないのだが。接着剤を買うときに確認する事など。

どんな材質の物を接着するのか。
どの位の時間で接着して欲しいか。
接着後、どんな環境に晒されるか。(耐水、防カビ、耐熱など)
粘性はどの程度欲しいか。(液体〜ゲル〜パテ)
色はどうか。(透明、有色、何色)
肉痩せはして良いか。(乾燥過程で体積がどの程度減るか)
接着後の加工は必要か。(乾燥後の硬さ。削ったり出来るか)

ざっと思いついたのはこの程度。汎用で済ますのも一つの手がが、特定の目的に特化した接着剤は目的が合えば素晴らしい性能を発揮するので適切な物を選んで欲しい。

2000年08月14日20:54:22

接着剤

ホームセンターの接着剤売り場で店員に質問している中年男性客がいた。どういう物を接着するのかという店員の問いに、ペットボトルを使った工作、と客は応えた。子供の夏休みの課題かなんかか。

どうにしろ、使用対象・目的がハッキリしているというのは店員側からみれば有り難い客だろう。が、その店員はよく知らないらしく、別の店員を呼んだ。その店員いわく、ペットやアクリルとかは接着しにくいんでよね、とか言っていた。うむ、その通り。
しかし、取り敢えずこの辺の汎用の接着剤を試してみては、とか勧めてる。おいおい。それで接着できるんなら接着しにくい物質じゃないって。ちゃんと、そういう接着困難な物質にはそれ専用の接着剤だあるはずだ。

脇から見ると・・・あるじゃないか。接着しにくい物用と書かれていて、例のなかにペット(PET)も挙げられている。それも裏とかに書いてある訳ではなく、陳列した状態で読めるところに書いてある。
気付けよ、というか商品把握しとけよ、店員。 

ちなみにこの手の専用接着剤を要す物の代表格としては、前述のペットやアクリルの他に、塩化ビニールや、材質としての正式名は知らんがいわゆるポリバケツとかのポリなんとか、セラミックなどの焼き物類、があったと思う。
よくみて買おう。

2000年08月14日00:07:26

口先三寸

昨日の「特命リサーチ200X」で、人質事件での犯人との交渉人「ネゴシエーター」なる物の技法を紹介していた。ようは、人を説得するテクニック。なるほどねぇ、って内容であった様におもう。

しかし、ああいう技法って無闇に紹介して良い物か。説得ってのは、まぁ人を自分の思う方向へ誘導し引き寄せる事だろう。良い方向へ引き寄せるのも説得なら、悪い方へ引き寄せるのも説得の一つであろう。
それって「詐欺」とか言うと思うが。

そういうパターンで騙すんだ、と予備知識を与える意味で有用なのか。しかし、本来説得されるべき悪人の側も説得の手法に勘づいて拒絶する様になりかねない気もするが。

2000年08月13日19:56:47

コンコルド(4)

なんかネタはあったと思うんだが、忘れた。

あまり続報も伝わって来なくなったコンコルド墜落の話でもほじくり返すか。
滑走路上に何らかの金属片が何故か落ちていて、滑走中にそれを踏みつけてタイヤがパンク、飛び散ったタイヤの破片が翼に当たり、エンジンや燃料タンクを破壊した、というのが今のところの最新情報だったような。何がなぜ落ちていたのか、の究明が必要だが、墜落その物の原因はかなり絞れたとみて良さそうだ。
一応、外部からの要因での破損であって、機体自身の問題では無かったというのが有力な見方になってきている訳だが、タイヤのパンクでここまで重篤な問題を引き起こすのは設計の欠陥といえば欠陥でもある。

タイヤと言っても重い航空機の機体を支えている物だからかなり肉厚な物だろうし、離陸滑走中でも航空機の速度は相当な物だ。通常の旅客機の場合でも地面から離れる直前の速度は300Km/h近い。
ごついゴムの塊が、時速100Km/hを越す速度で突っ込めば相当な破壊力があるだろうということは察しが付く。

操縦性関係。最近、ちょいとコンコルドについて書いてある本を見た。コンコルドのエレボン(過去の投槍のコンコルドの話参照)は左右三枚に別れていて合わせて六枚。翼の後縁はほぼ全体が動翼になっているようだ。
左エンジンが停止したとして、操縦輪を強く右に切りながら手前に引くと、翼端側のエレボンは右が大きく上、左が小さく下に下がって機体を右に横転させながら軽く機首を上げ、胴体寄りのエレボンは右が大きく上、左が小さく上に上がって機首を上げながらやや右に傾ける、程度の挙動を示すのだろうか?
エレボンってよくわからない。むつかしいなー。

2000年08月12日17:40:23

多機能携帯電話?

au(旧セルラー)が、メモリースティックが使える圧縮音声プレイヤー機能を持った携帯電話を出すつもりでいるらしい。

うわー、以前そうしたらどうだろうって話を書いた事があったが、現実になるのか。しかしその時私は、そういう下手に多機能化したものはあまり成功しないだろうな、と話を結んでた気がする。さてさて、どうなるやら。
活気のある商品が機能を取り込んで拡張していくのはいいのだが、落ち目の商品が付加価値付けてどうにかしようとするのはえてして悪あがきになる様な・・・。付加価値を付けた分、確実にコストはかさむ訳だし。

ところで、セルラーってauになる過程でどこが救済したんだっけ? 電力系だったか? 通信業界の背景は、企業の創立や買収の時には語られるが、それ以降はあまり、というか殆ど触れられなくなるので、すぐ判らなくなる。
DDIとかと関係あるんだよな。で、DDIはKDDと合併するんだったな。KDDI。面白い名前ではある。

2000年08月11日21:56:21

モバイルコンピューティング

最近、PanasonicがノートPCのポインティングデバイスとしてトラックボールを復活させている。トラックボールを採用すると、ボールの直径に制限されて本体の薄型化の妨げになるため姿を消していたデバイスだが、あの操作性の良さへの需要は高かったという事か。
携帯する場合は別として、省スペースPC感覚でノートPCを使っている人は、マウスを外付けして使っている人が多いのでは無かろうか。ノートPCの内蔵ポインティングデバイスの駄目さ加減の現れである。

しかし、トラックボールとはいえ厚くないか? CF-B5シリーズの厚さは33.4mmとなっている。B5サイズという事は携帯を意識したモデルだろうが、現在の携帯性を意識したモデルの厚みの主流は25mm前後だと思う。10mm程度厚い。
トラックボールだから、と思うかもしれないが、今は無きDECの古の名機 HiNote Ultra シリーズは、トラックボールでありながらもっと薄いモデルでは厚さ25.5mmしかなかった。厚いモデルでは30.5mmあったが、この厚さの差は主に液晶の厚さの差だったと思うので、技術の向上した現在では薄いモデルを基準に比較して問題なかろう。

PanasonicのLet's noteシリーズは中途半端に大型化している気がする。B5ファイスサイズでCD-ROM内蔵の薄型モデル、CF-M1シリーズを境に、B5ジャストに近づいたがトラックボールでも無いのに厚さが29mmから36mmに増えたCF-M2シリーズと、厚さは26.5mmに減ったがA4+α程度に大型化し重さも増えたCF-L1に分岐した。

携帯目的のノートPCはキーボードの押し加減が許す範囲で可及的に薄い方がいいと思う。分厚い本体は鞄に入れたときの収まりが悪いし。その意味では、小さくなったが厚くなったM2、薄くなったが大きくなったL1と、どっちも「帯びに短し襷に長し」の感があったのだが、今回のB5も半端な気がする。まぁ、M2より薄くしている辺り、M2は失敗だった思っているのかもしれないが。

随分話が長くなったが、もう少し。スライドパッドの類は駄目と決め付けてる人へ。昔の感覚のままでいるなら、最近のを触って比較してみよう。安価なモデルではなく、それなりに上等なモデルので試す事。
昔と比べてかなり良くなっているはずだ。個人的には、これなら使えるな、という程度の域に充分達していると思うんだが。

2000年08月10日20:24:32

ローカルニュース?

横山ノック前知事、強制わいせつで執行猶予判決。まぁ、認めちゃったならその程度の罪だろう。

性犯罪関係の罪が軽めなのは事実らしい。確か、強盗より強姦の方が罪は軽いらしい。かといって、強制わいせつに実刑判決って事も無いだろう。痴漢+α程度な訳だし。
凶悪な性犯罪は性犯罪でしかるべき罪を負わされるべきだと思うが、かといって末端の罪まで重くする事もあるまい。

上は上。下は下。罰金〜執行猶予〜実刑〜無期〜死刑とこの程度の幅なんだから、無闇に下を底上げしたら上の方が詰まる。オウム関係の裁判で、ある程度無期になる被告がいるのもその都合だろう。
それでOK、じゃんじゃん死刑にしちゃえ、というのなら私は反論しないが。死刑を増やしたら治安が安定したとする国もある様だし。

ちなみに私は今も原告に対しては懐疑的である。何者なのか見えて来ないし、信用できるほどの証拠なども見えて来ない。証拠がないのはどっちもどっちだが、姿が見える見えないの印象の差は否めない。

2000年08月10日00:15:11

夢の無い国民?

先月半ばぐらいに決まってた事だが、最近知った事。

2003年に開催される次回のアメリカスカップに日本は不参加になったそうだ。理由は資金難。うーむ、不景気云々とはいえ、日本ほどの財力を持った国で資金難とは・・・。夢の無い事よ。
アメリカスカップとは、ヨットのマッチレースの頂点に位置する大会である。一世紀半ほどの歴史を持つ。下火になって空白になった時期もあったが、それを差し引いても一世紀近い歴史はあろう。

日本は、三つ前の大会から参加し着実に成績を伸ばして来ていた。前大会では一時予選相当を二位で通過、予選準決勝も中盤まで予選決勝進出の可能性を見せる健闘であった。なのに、途中で一時頓挫の形になってしまった。多大に資金を要するアメリカスカップではあるが、たかが三度、十年にも達しない短期間で終わってしまうとは。
アメリカスカップは、その名の通り、長い間アメリカが防衛していた。古くはヨーロッパの貴族や資本家が二十年、三十年と挑戦を続けて破れ去り、最近ではオーストラリアやニュージーランドが有力な挑戦者となってこれも三十年ほどかけてついにオーストラリアが奪取に成功した。
その後、再度アメリカが奪還した後、今はニュージーランドの手に渡っている。

現在のカップ所持国であるニュージーランドなどでは、大会が佳境に入ると企業や学校もレース開始時間には休みになって、殆ど国民総出で応援する様な状態だったという。かたや日本では、そんな大会があった事の知名度自体からして低い。
その位の国民的盛り上がりが無いとカップ獲得はままならないという事なんだろうが・・・。むう。

2000年08月08日19:26:42

プロフェッショナル

発売されてしばらくたってるが、深沢美潮女史のフォーチュンクエストの新刊を読んだ。新の6巻。正直言って、フォーチュンも、もうどうかな・・・という気分になっていたのが事実だ。色々ひっくるめて15巻程度を越してる。数えようによっては20巻に達しているのでは無かろうか。
同じく深沢女史の作品、デュアンサークの方に目移りしてきた、ってのもあったし。で、まぁ読んだ感想ですが。

やっぱ面白いわ。

さすがはプロの仕事でございまする。逃げかけたファンをシッカリと呼び戻してくれました。なんかそれは違うんでないかなー、という方向に向かいつつある雰囲気を巧みに転換。
また、続編が楽しみになった。むー。

2000年08月08日01:05:30

バードウォッチング?

あっ、昨日の投槍更新してないや。

信号待ちしていると、鳩が上空を横切っていった。小枝をくわえていた。巣作りの最中なんだろうな、などと思っていると、少し先の街路樹に降りました。
お、あの木に巣があるのか?と見ていたが、ポンポンと枝の間を渡りながら葉の影に入って行って見えなくなった。

信号が変わって実際にその木の下に行って見てみる。よく見えない。鳩が消えていったと思う方向を探す。発見。
しかし、まだまだ建設?途中で殆ど巣と呼べるほどの形に至っていなかった。

ま、頑張ってね。

2000年08月06日12:50:09

エノラ・ゲイ(2)

広島を核爆撃したB-29 "エノラ・ゲイ" は、投下50周年を期に修復され展示、期間を終えて確か今はスミソニアン博物館の倉庫だったと思う。どっか最終展示場所の予定はある様に聞いたが、よく知らない。

一度、広島に現物を持ってくるのはどうだ? エノラ・ゲイその物は無理っぽいと思うが、他のB-29やレプリカでも良かろう。フライアブル(飛行可能)なのがあれば最高だ。被爆の日の式典会場上空を航過飛行させた後、どこか近辺の空港で地上展示する。
刺激が強過ぎるという言い様もあるだろうが、風化させない為にはそのくらいの派手さもあって良かろう。また、50周年のエノラ・ゲイ展示は、米国の退役軍人会や保守層など「原爆投下は終戦を速める為に有効であって正当」とする勢力が、原爆投下は不当とする勢力の拠所にされるのを嫌って圧力をかけ規模が縮小されたり関係者が辞任に追い込まれたりしたとかいう経緯があるからして、エノラ・ゲイその物ではなくともB-29とセットにしての運動はそれなりに圧力になるのかもしれない。

今の核兵器は宜しくない。後世に長く傷跡を残す放射線障害は残酷過ぎる。安易な削減は抑止のバランスが崩れるだけで危険だと思うが、徐々に削減して欲しい。
放射線問題が解決された場合、放射能汚染を原則的に起こさない純粋な核融合爆弾の完成や、汚染は起こすが汚染を効果的に除去し放射線障害も治癒できる技術の確立した場合は、また事情が変わってくると思うが・・・。

2000年08月06日02:29:56

エノラ・ゲイ

広島に核爆弾「リトルボーイ」を投下したB-29のニックネーム。「エノラ」は機長の母親の名だそうだ。
やはり、今日はこういう話題か。

日本国民というか日本のマスコミというべきなのかは、核アレルギーである。核兵器の話題はタブーに近い。反対以外の意見、例えば「考え直してみよう」みたいな中立的な意見を挙げただけで叩かれがちである。
しばらく前、教科書に、核廃絶は理想だが現実的な問題として実在している核抑止力の意味合いなどについて考える必要がある、みたいな記述をしようという案が出てたがやるべきだと思う。
核兵器反対一辺倒では、ただ臭いものに蓋をしているだけだ。

実際、地上を何度も滅ぼすほどの核兵器が存在すると言われながら、それを武器として使ったことは(核実験関係の事故は過失であって別問題。罪状に「殺人」と「過失致死」の差がある様に)長崎以降無い。
冷戦時代には、「大都市に核攻撃されるよりは、大都市到達前に核を搭載した兵器を撃破してしまえ」という発想から、戦略爆撃機を撃墜する為の対空核ミサイルや、潜水艦を沈める核弾頭魚雷とかいう兵器もあった。更にどう使うんだ?っていう様な核弾頭の砲弾を撃つ自走砲とかもあったらしい。そんな時代ですら、結局核兵器は使われなかった。
それを「核抑止力の賜物」と呼ばずして何と呼べば良いのか? そんな時代、仮に米ソのどちらかが核を廃絶したとしたら、今の世界は今より平和になっていただろうか?

平和ってのは、多少ならず「やったらやり返される」という概念の上に成り立っているのは否めまい。侵略をすれば国際社会が黙っていまい、といっても、それは国際社会が武力を持っているからである。他人に肩代わりしてもらっているだけだ。
国際社会にも武力が無ければ、経済封鎖とかしたって無駄だろう。原油が欲しければ産油国を占領すればいいし、食料が欲しければ農業国を占領すれば良い。それだけのことだ。

そんな狂気染みた無茶な事を、と思うが、戦争ってのはそもそも狂気だし無茶なものだ。

2000年08月04日21:35:49

高性能車椅子

面白いな、と思いながら紹介し忘れていたWired Newsの記事、「次世代車椅子『アイボット』

詳しい形状や挙動は記事の方を参照していただくとして。早い話が、従来の車椅子より段差などに強く、多少なら階段などでも登れてしまうというシロモノ。これはいい。
バリアフリー、移動を妨げられるような障害物の無い環境作りには二つのアプローチがあると思う。一つは障害物を無くすこと、もう一つは移動する側を強化して障害物を障害物と感じないようにすることだ。この車椅子は後者にあたる。

正直言って、バリアフリーと称してスロープとかを設けるには限界がある。場所もとれば予算も使う。そのわりに、それを要するような障害者の数は絶対的に少ない。しかも誰もが利用するような大規模公共施設ならまだしも、もっと小規模な施設、極端な話個人経営の小店舗などが応じられるかというというとそれは無茶な話だ。
かといって、大規模公共施設だけがバリアフリー化されても障害者の行動範囲はいま一つ広がらない。これでは「障害者はマニアになるな」と言っているようなものだ。一般人もあまり行かない様な場所に行きたがるマニアックな障害者がいたとしたらどうしろというのだ。そんなローカルな要求に応えてバリアフリー化するのは無茶な話だし、かといって来るなというのも問題。

さぁ、こういう局面で役に立つのが、後者、障害者を突破できる車椅子を造ってしまうことだ。施設をバリアフリー化しても、その施設を障害者が訪れなければ無駄な投資になってしまうが、障害者が障害物に強い車椅子に乗れば100%常にその投資は活用される。
下手したら、施設のバリアフリー化に費やす予算を削って、代わりにこういった高性能の車椅子の開発、購入の補助金を支給した方が効果的、かつ、しかも安く納まる可能性もあるのでは無かろうか。

ま、そうしたら今度は、どの程度の障害があれば補助金の支給対象になるか否かの基準で揉める事になるんだろうが・・・。しかし、どの施設をどの程度バリアフリー化するかも相応に揉めるところなんだろうから、大差は無いと思う。

2000年08月03日20:23:22

オーバー・ザ・レインボウ

たまには方向性の違う話をせねば。

先日、雨に降られた。結構空は明るかったのですぐやむだろうと思っていたら結構しぶとく降られた。まぁ涼しくて良いか、ぐらいの気でいたが。
と、虹が出ていた。あー、虹見るのって久々だな。結構鮮明で、一つの虹の外側に淡いもう一つの虹が出ていた。なかなか綺麗。

日本で虹と言えば七色。紫、青、緑、黄、橙、赤、・・・ありゃ、これじゃ六色だ。うおっ、なんか日本人として格好悪いぞ。
確認しておくと、紫と青の間に「藍」があるんだった。うーむ、覚えておこう。

ただ、この表現は文化によって異なる。青い瞳の白人などは青への官感受性が低いのか(瞳が青く見える=青い光を反射している、だから青が見えにくい?)藍と青の区別をせず六色で表す場合が多いそうだ。
さらに緑と青も一緒にして五色で表現する文化圏もあるそうだ。

2000年08月02日22:40:54

ターニングポイント

今日のNHK「その時歴史は動いた」、ミッドウェイ海戦でしたね。なかなか興味深い映像や証言の多い番組でした。特に、実際に現場に居合わせた操縦員の証言は貴重。

CGもそれなりに凝ってますな。フラップ兼用のダイブブレーキを開いて急降下して来るドーントレスのCGには「ひゃー」とか思っちゃいました。ダイブブレーキとは、ダイブ(急降下)する時に重力に引かれて速度が上がり過ぎない用に使用するブレーキの事。番組を見た人にいうと、主翼から上下に開いた穴だらけの板だ。穴を開けておかないと使用時に振動が発生したという。ドーントレス以降はそれが常識になったそうだ。
が、現代の航空機のエアブレーキの類に穴は開いてないので、その後もっと別の対策法が発見されたんだろう。

あの番組で少し欠けてたかな、と思う要素は、攻撃機(雷撃機)と急降下爆撃機の分類か。ま、確かに番組の趣旨から考えると突っ込んで説明する必要のない要素だとも思うが。
攻撃機とは、魚雷を積んで飛び、低空、海面付近で魚雷を投下し敵艦艇を雷撃するのが主任務だ。重い魚雷を積んで飛ぶ為に相応に大型で重く、必然的に操縦性能は低い航空機に仕上がる。作戦の都合で爆撃をやる場合は高高度を編隊を組んで水平飛行しながら投下するのが一般的。運用法的には爆撃機に近くなる。

急降下爆撃機とは、読んで字の如く急降下しながら爆弾を落とす航空機だ。高高度から水平に飛びながら爆弾を落とすと爆弾の落下の軌道は複雑になり命中率は低くなる。しかし航空機が急降下しながら爆撃すれば軌道は直線に近くなり、命中率は高くなる。
極端な話、地面に向かって鉛直に突っ込みながら投下すれば真下に落ちるという事は判るだろう。そこまで極端は事しないが、それにある程度近づこうというのが急降下爆撃機である。結果、急降下時に速度が付き過ぎない様にするエアブレーキの類、急降下の姿勢から引き起こせるだけの機動性などを問われる。結果、攻撃機よりは小型で軽いのが一般的である。

ミッドウェイ時点での日本海軍の攻撃機は「B5N 九七式艦上攻撃機」、急降下爆撃機は「D3A 九九式艦上爆撃機」である。米国海軍側は攻撃機が「TBD Devastator」、急降下爆撃機が「SBD Dauntless」である。
まぁ、第二次世界大戦末期に日本海軍は「B7A 流星」、戦後になってから米国海軍は「A-1 スカイレーダー(スペルは資料が見当たらず・・・)」という両方の任務を併用出来る機体を開発し、以降分離されてはいない。というか、今では戦闘機としての機能も盛り込んだマルチローダー(多目的機)の戦闘攻撃機が主流であるが。

2000年08月02日00:43:51

噴進弾

ミサイル事典の新版がでた。前回の版は買うか買わぬか悩んでるうちに店頭から姿を消し結局買い損ねた一品だったので新版は買いたかったところなのだが、さすがに税別6800円は高い。日英バイリンガル仕様になったとはいえ、高過ぎる。
結局現段階での購入はやめておいた。オンライン版もある事だし。

その代わりと言ってはなんだが「戦略戦術兵器事典(3)近代ヨーロッパ編」とかいう本を買ってしまったが。いや、これもいい加減買っておかないと買い損ねそうな本だったんで。実際、発行は1995年で初版であった。重版されていない可能性が高い気がする。

昨今のミサイル事情。何だかんだ言って、自衛隊のミサイルは国産化が進んでいる。地上発射の、対戦車ミサイル類は結構早くから国産化された。歩兵携行用の小型から車両搭載用の比較的大きい物まで。その辺の一部と時期的にはラップする時期に空対艦ミサイルを国産。それをベースに地対艦ミサイルと艦対艦ミサイルを国産。この艦対艦ミサイル(SSM-1B)は、米国製のハープーンを置き替える形で配備されていく。
短距離空対空ミサイルも国産化した。同じく米国製のサイドワインダーからすでにかなり置き換わっている。さらにその後継の物も開発中だ。中距離空対空ミサイルも開発を完了しそろそろ配備され、米国製のスパローと置き換わっていく。この中距離空対空ミサイル(AAM-4)をベースに艦対空ミサイルを開発し、同様にスパローをベースに開発された艦対空ミサイル、シースパローの後継にしようという構想もある様だ。
かなりの範囲をカバーしつつある。あとは地対空のペトリオット、艦対空のスタンダードといった比較的大型の対空ミサイルぐらいか。

結構国産化は進んでいる。自国は自国の力で守る。良いことであろう。

2000年08月01日21:11:51

旧式化

またもや鉄砲の話だったりするが、今回はちょっと気質が違うのでご了承ねがいたい。

今年のNHK大河ドラマでは、火縄銃発砲のシーンの見栄えをよくする為、鎧武者に命中すると火花が散る演出がなされている。それなりに格好良い。
実際のところ、日本の鎧の多くは金属鎧じゃ無かったと思うので火花が散るかは疑問だが。木を紐と漆で補強した物だったはず。漆で固められた結果、かなり堅く、防御力は充分ある。
だいたい、金属部分に当たったとしても火花が散るかは謎。

日本の戦国時代の火縄銃の威力は当時としては最新兵器として扱われた訳だが、そう高い訳ではない。完全武装した鎧武者相手だと、かなり接近しないと胴体などの重要な箇所の鎧を貫いて即致命傷、とはならない。火花が散るかはともかく、弾丸は弾き返される。
具体的な距離は忘れたが、一発で仕留めようと思ったら数メートル以内ぐらいまで接近する必要があったらしい。鉄砲隊も大変だ。

2000年08月01日01:31:49

阻止限界点まであと1:28

台所にコンビニで売ってるおにぎり発見。ラップでご飯と海苔が隔離された状態で売ってるやつだ。ちなみにさほど普及しなかったが、直接巻いた状態で売っているタイプもある。
パリッとした海苔が好きか、しんなりとした海苔が好きかの差という訳だが。

あ、「消費期限が8月1日3時」になってる。あと一時間半程しかない。食べておこう。まだ一時間以上あるからいいが、残り1分とかで気付いたら変な緊張感を味わえたかも知れない。あと1分以内に喰わなかや腐る! って。
いや、そういう訳ではないのだが。

製造日は7月31日0時となっている。27時間がリミットという訳か。
25時間30分前に作ったおにぎりをこれから食べます。・・・なんて改まって考えるとあまり気持ちよくないな。

2000年07月31日19:55:01

巨大化

また銃の話をしてしまう。

先日、スナイパーライフルが使用する実包は通常7.62mmと紹介した。数字は弾丸の直径である。が、実際にはもっと大型の実包を使用するスナイパーライフルも存在する。12.7mmとかを使うのだ。
大口径のライフルというと「対戦車ライフル」という呼称が頭を過るが、戦車の装甲が厚くなり、携行用の小型対戦車ミサイルなどが使用される様になった現代では、戦車をライフルで撃つという利用法は考えにくい。しかし、じゃあ大口径のライフルはどう呼ぶんだろう、と思っていたら、最近になって知った。

アンチ・マテリアル・ライフルと呼ぶそうだ。anti-material rifle。マテリアルは直訳すると「材質」とか「原料」とかいうのが一般の訳だと思うが、この局面では「道具」とか「物質」とかの訳が妥当な気がする。正式な邦訳は知らないが、対人(人間が対象)でないとして「対物ライフル」とでも訳せば良いのだろうか。
この範疇になると更に一ランク上、20mmの実包を使用する物も存在する。この辺にくると、もはや「銃弾」というより「砲弾」である。

ちなみに12.7mmのスナイパーライフルの用途だが。より遠距離の目標を狙う場合や、車両、ヘリ、航空機等に乗った対象(車体や機体などの遮蔽物にある程度保護された対象)を狙う場合などに使用すると思われる。
悪質と言えば悪質な武器なので、軍専用で警察などが使用する事は無いだろう。たぶん。

2000年07月31日01:14:32

大坂

豊臣家滅亡しましたね。って、大河ドラマの話。

豊臣家滅亡を考える。最初の本格的失敗は秀吉の後継者選びだろう。朝鮮出兵失敗というのもあるだろうが。秀吉の実子がなかなか産まれず、一度は親戚筋の人物(誰だっけ。忘れた)を後継に据える向きでまとまりつつあったのを、後々になって秀頼が産まれたのでそっちに継がそうということにした結果、混乱したんだったと思う。

次は実質上秀吉亡き後の豊臣家の実権を握っていたと言っても良かろう、淀殿の存在だな。淀殿の手腕に関しては歴史の解釈によって異なるのでよく分からない。ただ結果的に滅亡したからには、家康よりは劣る手腕だったのだろう。

大阪冬の陣。この勝敗も意見の別れるところか。撃って出る事を勧めた実践経験豊富な外様的な武将の意見を秀頼の側近が取り入れず籠城したのを失敗とする解釈。籠城はいいとして、実際、城攻め経験豊富な秀吉が建てただけあっての堅牢さを誇った大坂城、徹底抗戦すれば結構持ったはずのはずの物を、大筒(大砲)を天守閣に撃ち込むなどの脅しに屈してなまじ講和へ持ち込んだのを失敗とする解釈。どさくさ紛れに、講和条件に提示した以上に大坂城の堀を埋めてしまい、大坂城は実質裸になってしまった。

夏の陣。これは負けるべくして負けた戦だろうな。夏の陣のドラマとしては真田幸村が家康の本陣に到達した件であろう。家康が本陣に掲げていた馬印の「金の扇子」が倒されたのは、武田信玄に大敗を喫した三方ヶ原と、この幸村の突撃だけと伝えられる件。幸村は、かつて信長がやった「桶狭間」の再現を試みたといわれる。敵の総大将ただ一人を狙い討つ事によって、敵軍全体を浮足立たせ潰走させようという物。

で、どうしたんだろう。・・・オチの無い話になってしまったな。

2000年07月30日21:09:48

バーティカルリニアカタパルト

コンコルドネタやイース簡易測量ネタやって以降、なんかネタが偏ってるな。ま、偏っているのは以前からのことなので深く気にしないことにしよう。

コンコルドネタ続報。案の定、続報はあまり日本のマスコミは伝えてくれない。ギア(地上滑走用車輪)が破損してエンジンに巻き込まれダメージを与えた、みたいな方向へ向かっているらしい。前例もあるそうだ。

イース簡易測量続編。イースの高度は気圧と人間の生理機能を考えると4000〜5000m程度、しかし地上からの見え方を気にするならもっと高い方が望ましいが、高くしても効果は知れている、といった結果を出した。
このうち最低の4000mを採ったとしても、ダームの塔の高さからするとかなり高い。ダームの塔は説明書に従えば360m、見た目から計算すると600〜1200mとした。最高の1200mから見てもまだ3000m程ある。
天空へ逃れたイースを追う為に建てたダームの塔だが、この程度の高さでは足りない気がする。

物体を上空に持ち上げる上で一番負担が大きいのは、高度ゼロ、速度ゼロ、の状態から持ち上げる最初の部分である。衛星打ち上げ用などの大型ロケットでも、もっともエネルギー(≒燃料)を消費するのはその局面だ。
これを踏まえて、ダームの塔の使い方の仮説を立ててみよう。翼を持った空を飛ぶ魔物達は、ダームの塔を登り、屋上から飛び下りる。重力の力を使って加速し、飛行可能状態になって舞い上がっていく。
問題の最初の部分の加速を重力に担わせる事によって、直接地面を蹴って離陸するよりかなり楽になる。実際、木に登ってそこから飛び降りて飛び立つ、という楽をする鳥が存在したりする。

もう一つは、ダームの塔は「巨大なカタパルト」という考え方だ。ウィングの作用を妨げるあたり、塔全体が何らかの魔力を秘めた建造物であると考えることは出来よう。それがカタパルトとしての機能だと考えてみる。
こう考えると、アドル君のイースへの飛翔も説明がつく。あの飛翔はイースの本その物の力によって成されたのではなく、イースの本が眠っていたダームの塔の機能を呼び覚まし、その力を使って飛び立ったと考えてみるのだ。ダームの等から一直線に立ち昇る姿は、カタパルトによる射出の様にも充分見えると思う。

どうかな?

2000年07月29日22:17:22

あなろぐ

世界不思議発見を見てみると、イギリスの提督ネルソンと、フランスの皇帝ナポレオンの話をしていた。ナポレオンが二度目の敗北を喫する事になった海戦に挑むに当たって、ネルソンは将兵を鼓舞する内容の旗信号を揚げて挑んだ。
内容は別だが、このやり方はその百年後の人物、日本の東郷平八郎が日本海海戦に挑むさいに使う事になる。「皇国の興廃はこの一戦にあり・・・」ってやつ。日本海軍は英国海軍に習う形で成り立ったのでなるほどなという関係ではある。

こういう感じで出てくる「旗信号」ってやつだが。これは国際的に決まりがあり、アルファベットのA-Zと数字の0-9の全36種の意味を持った旗を最大三枚組み合わせて信号を作る。実際には他にも同じ文字を二つ使った信号を揚げる時に使う代用の旗とかも使うそうだが。
単純計算すると、旗1枚の36種、旗2枚の36×36種、旗3枚の36×36×36種の合計で47988種の信号が送れる事になる。侮り難し、ローテク。

実際に使用する組み合わせが何種類あるのかは知らないが、それで本が一冊作れるほどの分量はあるらしい。

2000年07月29日18:06:37

じゅー

ついでだから銃の話をもう少ししてみよう。

アニメとかでありがちなシーンとして、身に付けていた手帳や装飾品などの小物に偶然弾丸が当たって助かるという物がある。多分、現実にもあったと聞いた覚えがある。しかしこれには限度という物がある。

補助的に護身用に持つ様な小型拳銃。ポケットなどに入れて隠し持っておくのに手頃なサイズになっている物。こういう銃の弾丸は相応に威力が低く、充分そういった小物でも防げると思える。それに、至近距離で撃たれたり当たり所が悪かったりしなければ、直接撃たれてもそれほどの重傷にはならないと思える。
ただし、特殊任務用などとして、極端に直径の細い弾丸を使い、小型ながら針で刺す様な異常に高い貫通力を持った銃もあるので覚えておこう。ただしこの銃は貫通力だけが命なので、致命傷を与える様な箇所を撃たなければ威力は発揮しない。腕や足を撃っても大したダメージにはならない。

普通の拳銃。警察官がもっているのはこの程度。軍用拳銃はもう少し強力だが大枠ではこの範疇だろう。このレベルが小物程度での防御が期待出来る限界だと思う。しかし逆の言い方をすれば、普通の拳銃なら小物でも防げる可能性があるとも言える訳だ。まんざら、演出として間違いでは無いという事。

この上の大型拳銃になってくると事情が変わってくる。映画「ダーティ・ハリー」なんかで有名になった、44Mag.なんてのが有名所だが、そのレベルの銃を指す。この辺の銃はある意味趣味の領域に近く、普通に使う物ではない。強力すぎて状況に応じた「手加減」とかが出来ないせいもあるからだろうか。腕や足を狙って撃てば通常は致命傷を避けられるが、このレベルの銃だと腕や足を撃つと「もげる」危険性がある。
この辺になってくると、日本で普通に見かけるコンクリートブロックで出来たブロック塀程度だと、貫通して来る危険性が高い。大型拳銃を持った相手に追われた時は、頑丈そうな遮蔽物を選ばないと狙い撃ちにされるので気をつけよう。当然、こういう弾丸が手帳とかでは防げる筈はない。
・・・辞書でも入れておけば助かるかも知れないが。

拳銃の範疇を越えライフル銃になると更に状況は悪化する。小型の物でも大型拳銃相当の威力はあるし、大型のライフル弾は更に段違いの威力を発揮する。
なお、拳銃より一回り大きくて連射機能があるがライフル銃程大型でない銃、「サブマシンガン」って奴は、使う弾丸は「普通の拳銃用」と同じ物を使うので、一発あたりの力は似た様な物である。ただし、連射機能を使って弾幕射撃されると、手帳程度では一発は偶然手帳に当たって防いでも、他の弾は手帳の外側から直撃してくると思うが。

2000年07月29日01:44:35

狙撃

なんかルパンやってたな。まぁ当たり障りの無い内容だった気がする。

ルパンだから何でも有りだと思うが、ルパンがスナイパーライフルで撃たれたシーンを考えてみよう。スナイパーライフルに使用する実包は、西側では通常7.62mm×51だ。敵さんはロシア人だったでの、東側のを使ってたなら7.62mm×54Rというやつだろうか。"R"とは「リム」のことで、薬莢の後ろに出っ張りがある形状を指す。まぁ、威力的にはそんなに差は無いんじゃ無かろうか。
スナイパーライフルでは無く通常のアサルトライフルで、FMJ(フルメタルジャケット。硬い金属の被膜で覆われた弾丸。貫通力が高い)の7.62×51を撃った場合、日本で通常のブロック塀に用いる様なコンクリートブロックなら、2〜3個ぐらいは1発でバラバラに出来ると思う。貫通するだけではなく、衝撃で砕け散るのだ。

スナイパーライフルで撃つ場合、平たく言うとアサルトライフルより精巧に作られた銃なので、より弾丸の威力を引き出す事が出来る。また、あのような無法者ならFMJより強力な弾丸、より貫通力に優れるAP(アーマーピアッシング。中に硬い芯が入っている。軍隊専用)や、貫通力は劣るが弾丸が潰れて広がり傷口がより広くなるSP(ソフトポイント。弾頭部分の被膜を省略して軟らかい内部の鉛を露出させてある。狩猟用。対人使用禁止)を使っている可能性も高いだろう。
どうにしろ、ハイパワーなライフル弾命中時の衝撃は凄まじい。中に防弾チョッキを着込んでいたとしても、まず上に着ている服に衝撃で大穴が開く。防弾チョッキというと繊維状の物を重ねた物をイメージするかも知れないが、7.62mmを防ぐには金属やセラミックの「装甲板」を併用した物で無ければ防げない。

そんな弾丸を、懐の拳銃に当たった程度で防げるとは思えない。完全に外側へ跳ね返ってくれればまだいいが、滑って身体の方へ流れて来たり、弾丸がバラバラになって破片が襲いかかるかもしれない。第一、拳銃が弾丸のエネルギーで激しく胸に押し付けられ、ハンマーで殴られた様になると思う。まず、胸の骨は砕ける。

ま、ルパンだから何でもありだが。

2000年07月28日20:15:33

天空の神殿

コンコルドの話題で中断していたイース簡易測量を再開してみよう。
今回は、天空に浮かんだイースの高度を求めみよう。

取り敢えず対比出来る物として「雲」がある。不特定に雲と言って思い浮かべる様な物が広がっているのはだいたい対流圏の中層、高度2000〜7000m程度である。あまり天候に関わらないようなうすい雲が浮かんでいるのは上層で、5000〜13000m程度。
かなり幅が広く自由度が高い。深く悩まなくてよさそうだ。
イース周辺に空気圧を保つような結界が存在する描写は見た事が無いので、イースの住民はイースの高度での空気を直接吸っていると思われる。となると、人間の生理機能上の限界を考慮する必要がある。5000m程度が正常に活動出来る限界だと聞く。住んで生活している高度というと4000m台前半ぐらいだった様に思う。

イースの高さを考慮する必要が出て来たな。Ys-IIeオープニングムービーから大雑把に測ると、天空に浮かんだイースの直径に対する、ランスの村があるだろう平野部からサルモン神殿頂点までの高さの比率は、23%程度と見た。ラミアの村の詳しい位置は判らないが、だいたい13%程度の比率だろう。
という事は、取り敢えずイースの直径を2400mとすると、それぞれ550m、310m程度という値が出た。
嫌な予感がするので成るべく高く設定したい。ギリギリという意味では高度4500mを想定してもサルモン神殿の鐘撞堂あたりがひょっこり5000mを越す程度なので大丈夫そうだが、ある程度の余裕や平野部から下側に飛び出してる突起の見え具合も考えて、取り敢えずイースの高度を4000mと考えてみよう。

さて、地上からイースはどのように見えるだろう。ほぼ真下、ゼピック村あたりから見上げてみよう。大した角度はなさそうなので、そのまま相対距離4000mとして考えてみる。大雑把に計算すると、4000m先にある2400mの物体は角度にして約34°ある。34°と言う事は、1m先にある61cmぐらいの物と同じ大きさに見える。・・・結構でかいぞ。
ま、まぁ真下だから良しとしよう。ミネアあたりまで離れてみよう。ミネアの近くの看板によれば、ラスティン鉱山まで8400mとなっている。ラスティン鉱山はイースの外輪山のプレシェス山にあるのだから、これを水平方向へのイースの距離と考えて差し支えあるまい。水平に8400m、鉛直に4000m。という事は・・・相対距離は約9300mか。これだと約15°だ。1m先の26cmの物体。そこそこ小さくなった。しかしまだ結構大きいぞ。水平距離をもう1200m遠く見積もってもまだ23cm程度には見える。
バルバトまで離れよう。ミネアからバルバトは6000m程度の距離となっているので、後述の遠目に見た場合のミネアの距離と合わせて15600m。これに鉛直4000mを考慮すると、相対距離は約16100m。これだと8.5°ぐらいで、1m先の15cmに見える。

地上のエステリアでは天空のイースの目撃証言は聞かなかったように思うが、こんな大きな物だと、すぐ見えてしまうと思うんだが・・・。
ま、それはさておき見える方角はどうなるか考えてみよう。ゼピック村では水平距離は1200m程度離れていると見ると、74°ぐらい。体感的には殆ど真上だろう。9600m離れたミネアでは23°ぐらい・・・う、うわっ、低い! 15600mのバルバドに及んでは15°程度。

「天空に浮かぶイース」というイメージが壊してしまった気がする。しかしこれは如何ともし難い。イースの住民に気合で耐えてもらって、イースを10000m付近まで持ち上げても、ミネアで46°、バルバドで33°である。しかし10000mというと、気圧は地上の34%、気温は地上より65℃低い。地上が20℃なら、上空は-45℃である。何らかの形でバーンドブレスの溶岩の熱の影響を受けるとしてもかなり寒そうだ。
 なお、4000mなら気圧は67%、気温は26℃低い。地上が20℃なら-6℃。この程度ならなんとかなりそうだ。

以上をもって「簡易測量」は終了とする。より正確な測量をするなら、イマイチ信頼性に疑問のあるバキュ=バデットは2400m以上、の検証からし直す必要があるだろう。トゥテップ島の砂浜、ホワイト・フォーンが1200m、というのは信頼出来ると思う。実際に人間が訪れている場所だからである。

2000年07月27日23:51:58

コンコルド(3)

しかし、ああも派手に燃えた左エンジンは不安だ。燃料供給系の配管などがまともに壊れて燃料がダダ漏れになってたのでは無かろうか。ダメージはエンジンに納まらず、左翼の制御機能その物を奪った可能性が高い。
となると、右翼だけで機体を操縦せねばならない。理論上は不可能では無いはずだが、異常なまでに繊細な操作を問われる気がする。通常の操縦が、舵を「左100%〜中立〜右100%」左右合計200%の幅で操縦していたとすると、それを「中立〜右50%〜右100%」の100%の幅で操縦しろということである。これでも二倍の精度を問われる。実際はもっと困難そうに思える。

しかもコンコルドはデルタ翼機だ。通常の航空機は「主翼」「水平尾翼」「垂直尾翼」の三つの翼を持つが、デルタ翼機は主翼と水平尾翼が一体になっている。主翼についたエルロン(補助翼)という装置で機体の左右の傾きを調整し、水平尾翼についたエレベータ(昇降舵)という装置で機首の上げ下げを調整するのが通常だが、デルタ翼機ではエルロンとエレベータを兼ねたエレボンという装置を使う。

結果、左エレボンが制御不能になったとすると、機首を上げようと操縦輪を引くと右エレボンだけが下向きの力を発し機首は上を向くが右へ傾く。右の傾きを修正する為に操縦輪を左に回すと右エレボンだけが上向きの力を発し、傾斜は納まるが機首は下を向く。つまり、上昇出来ない。右の傾斜を垂直尾翼のラダー(方向舵)操作で抑えれば多少上昇出来るが、ラダーは本来機首を左右に振る装置であって機体を左右に傾ける装置ではない。傾くのは二次的な効果である。あまり大きな効果は期待出来ない。しかもラダーを名一杯動かしてエレボンも動かしてと通常あり得ない変な操作をすると空気抵抗が増し、速度が落ちる。

速度がある程度落ちると、失速する。航空機が航空機でなくなって、重力に引かれて落下することだ。低高度で失速すればそのまま回復するまもなく墜落する。そうなったのが今回の事故の結末。
左翼の損傷がどんどん悪化し、最終的には一部折れて喪失したりしたのかもしれない。そうして右翼と垂直尾翼だけでは支えきれなくなり、左へ横転、失速して墜落した。そういう感じだろうか。

いちおう、この辺でコンコルド話は一旦終わり、だと思う。多分。

2000年07月27日19:01:44

コンコルド(2)

前回の補足から。「離陸時は燃料満載で機体が重い都合」という一節があった。自動車程度の感覚で考えると燃料の重さぐらい大したこと無いと思うかも知れないが、航空機の場合は事情が違う。小型の普通乗用車の場合、積み込む燃料はせいぜい40〜50リットル程度である。ガソリンの比重は知らないが、水と比べてそう劇的に違う物でも無いだろう。重く見積もってもまず100Kgには達しない。大型トラックでもその十倍程度だろう。
他方航空機、ジェット機になると戦闘機のような小型機でもt単位で燃料を積む。大型機では10t単位になり、100tを越す燃料を積む機種も別段珍しい物ではない。航空機とはガンガン燃料を喰う乗物なのである。

というと燃費の悪い乗物に感じるかもしれないが、それ相応の重量の貨物や乗客といった荷物を、高速で、長距離運べる。消費燃料あたりの、荷物の輸送量、輸送距離という意味では航空機の効率はかなり高い。
ただしコンコルドは別だ。音速を越す為に多大なエネルギーを要する為に燃費はガタ落ちし、増加した燃料タンクと音速を越す為に適した形状にする為に荷物を積む空間も格段に減った。燃料は喰う、荷物は積めない、速く飛ぶだけがウリの困り者である。おまけにAB焚いたりするので騒音も大きい。数が飛んでない訳である。

補足が長くなった。地上滑走段階で火を噴いていたのにそのまま離陸した事に疑問を感じた人もいたかも知れない。しかし、航空機には離陸決心速度、V1、と呼ばれる物があって、それを越したら何が起きても離陸を継続するのが原則である。例えエンジンが火を噴いても、だ。なぜかというと、この速度を越してからでは全力でブレーキをかけても停止出来ず、滑走路を飛び出してよく分からない場所に突っ込む危険性が高いからである。滑走路の延長線上は結構な距離が建物などの障害物は一応無い状態に保たれてはいるものだが、整地はされていない平原や森林になっているので(自然環境が保たれた状態とも言える)突っ込めば無事には済まない。実際、V1を越した後に離陸を中止して滑走路を飛び出し、惨事となった事故も存在する。

しかも今回の事故では、スラストリバーサー(逆噴射装置。停止する為の装置)に異常があったらしいという事になっている。これではますます止まる事は出来ない。火を噴きながらでも離陸を継続したパイロットの判断は正しいと思える。すでに火を噴いた機体で滑走路を飛び出して不整地に足を取られ転倒して大破すれば、満載した燃料が撒き散らされそれに引火して火炎に包まれ助かりそうにない。それよりも何とか離陸してどこかの空港に不時着を試みる方が生き残る望みはありそうだ。
離陸後は、推進力的には右翼のエンジン二発でも足りそうな気がする。前回、コンコルドは遅く飛べないと書いたが、速く飛ぶ為に強力なエンジンを積んである。生き残ったエンジンをAB焚いたりしてガンガン回せばそれなりに飛べそうな気はする。

また長くなったので、今回はこの辺で。

2000年07月26日22:04:09

コンコルド(1)

コンコルド墜落事故。不定期航空ファンサイト的側面を持つ当サイトとしては触れずにはおれまい。

片翼のエンジンがまともに火を噴いている写真が新聞などに載っていた。コンコルドのエンジンにはアフターバーナー(以下、AB)がついているそうだ(事故報道内で初めて知った)。ABとは、ジェットエンジンの高熱の排気(排気と言っても、まだ充分酸素は残っている)に再度燃料を添加して燃やす装置であるが、ABを焚いても当然あんな風に火を噴く物ではない。コンコルドのABがどう見えるのかは知らないが、戦闘機のABとかは良く目を凝らせば何か見えるな、って程度である。真後ろから見ればノズル(排気口)内部が赤く燃えているのが見えるが。

通常、旅客機は複数のエンジンを積み、そのうちの幾つかが停止しても飛行継続可能なように設計されている。二発積んだ機(双発機)なら片方止まっても飛べる。四発機なら二発止まっても一応飛べたと思う。離陸時は燃料満載で機体が重い都合、厳しかったようにも思うが。この辺の安全性はその航空機が飛ぶ距離に比例して厳しくなる。昔は双発機では太平洋横断のような長距離航路はその辺の事情で認可されなかったように思う。

コンコルドには、二発がセットになったエンジンを両翼についている。一応四発機だが、あのように派手に火を噴く様な損傷となると、片翼の二発は共倒れしたんじゃないかと思える。四発機は二発停止でも一応飛べたと思うと書いたが、コンコルドの場合は事情が怪しい。コンコルドは超音速機である。最高で音速の二倍程で飛ぶ能力を持っている。通常の旅客機は音速の80〜90%程度だから二倍以上である。

しかし「速く飛べる」=「遅く飛べない」が飛行機の基本である。両立させようとすれば、最終的には「可変翼」という翼の取付角度を速度に応じて変化させる仕組みを要す事になるが、それをやると金がかかる。他の手段を取るにしても、色々と面倒くさい。結果、コンコルドはやはり「遅く飛べない」飛行機である。そのコンコルドにとってのエンジン二発停止は致命的だったのかもしれない。

それとも、あれだけ派手に火を噴いたとなると、ダメージはエンジンだけに納まらず、翼その物がダメージを受けたのだろうか。その可能性の方が高い気がする。そうなるとかなり致命的だろう。以前YS-11の話の時に書いたが、エンジンが片方止まった飛行機を飛ばすにはそれなりに繊細な操縦を問われる。エンジン停止と操縦性低下のダブルパンチはかなり痛いと思う。

話が長くなったので今回はこの辺で。

2000年07月26日18:54:56

実験

イース簡易測量。イースの世界の距離の単位は「メライ」で「1メライ=約1.2m」である。判りやすくする為、話はメートルに換算して進める。

原点であるPC版Ys-Iの説明書によると、イースの抜けた跡であるバキュ=バデットの直径は240m、ダームの塔の高さは240〜360mと言われていることになっている。バキュ=バデットとダームの塔はだいたい等価と言う事か。実際、PC版Ys-IIIの説明書にはそれに従ったバランスの図が描かれている。
しかし、バキュ=バデットの直径=天空に浮かぶイースの直径だからして、240mってのはYs-IIの舞台として狭すぎないか。円周は約750mである。不整地を掻き分けて進むとして、通常の歩行速度の10%、0.5Km/h程度で進んだとしても一時間半で一周出来る。また、横と縦の比率から考えるに、サルモン神殿までの高さもせいぜい120m程度になるだろう。サルモン神殿の広さも30m四方程度になってしまう。これはかなり狭苦しい。実際、Ys-IIIの図はかなり狭苦しく見える。

ETERNALではどうなっているか。ダームの塔は約360mとほぼ据え置かれているが、バキュ=バデットは2400m以上と一桁大きくなった。これならサルモン神殿への標高差や広さも妥当な数字を確保出来るだろう。より良い形に整理、洗練された設定として素直に受け入れたい。シリーズ物にとって「しがらみ」となる過去に作った設定とは、どこかで区切りをつけて決別しないといけない物である。
が、しかし。ETERNAL説明書のイラストやオープニングムービーを見ると、図によって格差があるが大きな物ではダームの塔の高さがバキュ=バデットの1/2程度以上に描かれている。視点の都合による角度や遠近感の影響を考慮せねばならないが、最小でも1/4程度はある様に見える。バキュ=バデットを2400mとすると、1200〜600mである。しかもバキュ=バデットは「2400m以上」である。「程度」ではなく「以上」と明言する以上、実際はもう少し大きいのだろう。それに従うとダームの塔は更に高くなる。うひゃー。

しくじったな、Falcom!

ま、いいや。ダームの塔は人が作ったとは思えない高さを誇る塔なんだから、いくら高くても構うまい。高ければ高いほど威厳を増すというものだ。しかし、ダームの塔は地下1階〜24階+屋上。地下と屋上を階数に数えても26階。1階辺りの高さは23〜46m。床や天井の厚みを踏まえても20m以上はある事に。現実世界のビルに例えると7階分ぐらいである。
ボスキャラの様な大型魔獣も動き回る事を考えれば、まぁいいだろう。しかし登らされるアドル君は大変だな。元々登るつもりで作った魔獣達も。実は階段がエスカレーターになってたりするのかもしれない。

2000年07月25日20:40:33

考察

しばし前、Falcomオフィシャルサイトの掲示板に、このサイトのURL添えて書き込みしてたら、一時的にヒット数が伸びた。特別、これは私が書かねば、というようなネタが無くなったので書き込みを休止したらだいたい元に戻った。
まぁ、これが本来の姿か。一時的に増えた訪問者の中の一人でも常連の訪問者として居ついて頂ければ幸い。

さて、折角だからやはりFalcomネタのコンテンツでも作るべきなのかなー、とも思う。しかし面倒くさい。片手間で適当に作って済ませられる様な物ならそもそもネタとして取り上げるほどの価値がない。
題材は何か。取り敢えずイースか。たぶん『イース測量計画』とかやっちゃうんだろう。天空に浮かんだイースの直径はどの程度とか、ダームの塔の高さはどの程度とか。
マニュアル等にはもっぱら「人々の間で噂される数値」という形でしか載っていない為、正確な意味でのそれらの数値は不明なままである。
なんか、"PHANTASIA DIVER"でやってるのと同じ路線になるな。結局知りたいのは、その世界における距離や時間や速さ。

距離と速さと時間の関係というと、小学生の頃にこんな図で教わったな。
円の真ん中に横線を引いて区切り、その上段に「距離」の頭文字として「き」と書く。下段はさらに縦線で区切り、片方に速さの「は」、他方に時間の「じ」を書く。左右隣り合わせの「速さ」と「時間」を掛け算すると「距離」になり、上下隣り合わせの「距離」と「速さ」を分数に見立てて割り算すると「時間」になり、同様に「距離」を「時間」で割ると「速さ」になる。こんな案配だ。
教師はこの図の配置を「き・は・じ」などとして覚えさせようとしたが、児童は「は・じ・き」で覚えたものである。はじき。拳銃。

子供の趣味ってそんなものだ。

2000年07月25日00:06:56

遅延

暑いなぁ。体感温度を対艦音頭とか訳の判らない書き方したりしたくなってくる。今年中に配備されるはずだったと思う支援戦闘機F-2に空対艦ミサイルASM-2を4本満載してトブノダ。

何書こうか。
日曜朝、大阪ではアンパンマンを放送している。見ていると、久々に「こむすびまん」が出て来た。CV:林原めぐみさん。久々に声を聞いた気がする。最近のアニメ見てないせいもあるが、私としてはCOWBOY BEBOPのフェイ以来の気がする。
しかし、こむすびまんとチーズ(犬)が登場する場面がかつてのフェイとスパイクの声かと思うと、声優ってのはやっぱ凄いもんだなー、と感じざるを得ない。

来週の大阪のアンパンマンは、なんか劇場版のを放送するらしい。劇場版アンパンマンはまだ見た事が無いのだが、劇場版バイキンメカは何か格好良さそうだったぞ。
結構楽しみ。

2000年07月23日19:48:03

辛勝的

今場所の相撲も終わりましたね。久々の全勝優勝があるかと思いきや曙関、14日目、千秋楽と黒星。
貴ノ浪関、大関返り咲きならず。武双山関、大関陥落。雅山関、負け越して来場所角番。

なんだか波乱ですなー。スパッと全勝優勝、とか見たいんだが、どうにも当面その光景は見られそうにない。

2000年07月22日20:12:37

ランディング

昨日、っていうか暦上は今日か、の深夜、「エアポート'99」とかいう映画をやっていた。終盤をチョロッと見ただけなので全体のストーリーは見えないが、何らかの特別機で少人数(4〜6人ぐらい)しか乗ってない大型旅客機で事故が発生し、少女一人を残して他の乗組員が全て意識不明になったという想定だったらしい。でもって、素人の少女が操縦する事になるというありがちな設定。
そのまま真っ直ぐ飛んでるだけなら、自動操縦に任せておけば良いのでさほど困らない。そうしているうちにその機のすぐ前に軍の特殊部隊かなんか載せた軍用機を付け、脚を降ろさせて機首の下の脚にワイヤーを付けた特殊部隊員が飛びつき、そこから機内に侵入してそのワイヤーを使って救出する、とかやってた。でも全員助ける前にワイヤーが切れてその救出法はお終い。

結局少女が電話で指示を受けながら着陸してた。なんだ、着陸が出来ない様なダメージを受けてたのかと思ったが、そうでないなら前述の手段でパイロットを送り込んで着陸させれば良かったんじゃないのか。

さて、映画でありがちな素人の着陸。実際のところは・・・無理でしょうな。飛行機の操縦が出来る人でも、その機種に対する経験や知識が無ければ着陸は困難なぐらいである。まぁ、地上と交信してアドバイスが受けられるなら、飛行機の経験者なら何とかなるだろうが。
飛行機の操縦は出来るが、その機種の知識は無い、という場合に困る事。それはまず、操作方法が判らない事だ。操縦桿やフットペダル、スロットルレバーと言った基本的な操縦装置、高度計、速度計、水平儀といった基本的な計器は見れば判るがそれだけでは着陸出来ない。脚を下げる操作や、フラップ(低速で飛ぶ為の装置)を下げる操作法、着地した後に止まる為の車輪のブレーキ、スラストリバーサー(逆噴射装置)やスポイラー(抗力板。揚力を減らして機体を地面に押し付け、空気抵抗を生み減速させる装置)の操作方法などが判らなければいけない。
自動操縦で飛んでる場合はそれを切る必要もあるが、そのスイッチは大概は操縦桿近くにあるはずなので判るだろう。なぜなら、乱気流などで自動操縦では飛べなくなった時に素早く自動操縦を切って手動操縦に切り換える必要があるからで、自動操縦の解除方法が複雑だったら解除するより先にそのまま墜落してしまうかもしれないからだ。

その辺の問題が解決しても、まだまだ問題はある。まず、空港がどこにあるのか判らない。空の上から特定の地上物を探すのは大変だ。空港と言うと巨大な建造物であってすぐ判るだろうと思うかもしれないが、思った以上に空中から地上施設を探すのは難しいのだ。
無事空港を見つけたとしよう。今度は、どんな角度で、どんな速度で降下して行けば適切なのかが判らない。最終的に着地する時の速度をどの程度にすべきなのかも判らない。遅過ぎると滑走路まで辿り着けずに墜落する。速過ぎると滑走路に降りられず通過してしまったり、滑走路に激突してしまう危険性がある。
この速度は、ある程度安全な高度のある状態で減速してみて、失速(飛行不能になって落下する)する手前に現れる機体の振動を感じておおよその失速速度の予測を立て、それを目安にして降りてみるという手があるにはあるが、かなり大雑把な数字になるので危険度は高い。

素人の着陸はやはり無理である。自動着陸に対応した航空機と空港施設があるなら、自動操縦装置の操作方法さえ知る事が出来れば降りられると思うが、それに賭けるしかないだろう。

2000年07月21日23:27:17

Cyrixは今どこに?

先日、VIAが今後のプロセッサのリリースの計画を発表している。PC Watch記事を参照。

あー、Samuel一色ですか。Centuarチームのコアである。Cyrixとついているのは名前ばかりで、Cyrixチームが作ったコアではない。来年には浮動少数演算装置(FPU)の動作クロックを、そろそろリリースするはずのSamuel1(商品名 Cyrix-III)が1/2なのを(500MHzなら、FPUは250MHzで動いてる)、等速に引き上げたSamuel2をリリースするというが、もとがあまりに低過ぎる為、クロックを二倍にしたところで大したことはなさそうだ。

さて、ロードマップを見てみると・・・なんだ! この下の方、ローエンドの赤い部分の"M-II+(TM)466"とかいう奴は! 記事の中では一切触れられていないが、サイリッカーならピンと来たであろう。"M-II+"とは、幻に終わった Cyrix Cayenneコアを採用したSocket7の仮称である。実際に発売されたM-II(旧称 Cyrix 6x86MX)の浮動小数点演算装置を強化した品物である。
土壇場になってSamuel1に追われてキャンセルになった、Cayenne版Cyrix-IIIに与えられた呼称かも知れない。ごく限定的には出荷する(中国大陸向けローエンド?)としていたはずだが。

Cyrixチームには、Jalapenoコアという本格的な次世代コアがあった。構想的には、乾坤一擲の勝負に勝ちつつあるAMDのK7と比べても遜色無い品物だったはずだ。しかし、National Semiconductor、VIAと二度の買収を経ているうちにCyrixの技術者は次々と辞職してしまい、実質上計画は死んでしまった。
残念な話である。

2000年07月21日20:42:41

基地問題

沖縄の基地反対運動って結局どうなんだ? マスコミは反対運動側しか殆ど報じないし、賛成派は元々これって行動をしないせいか目立たない。
なんか、反対運動が下火になりつつあるとかいう話も聞く。そういや、選挙とかでの候補者の言い様も、従来より基地に対して懐柔的な話になっていて、結果的にそれで当選していた様に思う。

基地が自然を云々・・・というが、実際は基地がある事によって保護されている自然もあったりする。特に航空部隊などそうで、滑走路の延長線上は相当距離が建物等が無く自然の状態になっていて、鳥獣の住処となっていたりするという。
かつては対立していた基地関係者と自然保護団体が懐柔している例もあるそうだ。

世の中には本音と建前ってのがある訳だが・・・。実際、本当に基地が沖縄を去るぞ、となったらどうなるのだろうか。
ま、日米安保が失効でもしない限り、無さそうだが。

2000年07月20日23:26:15

表に出ない数字

沖縄の米国空軍嘉手納基地で、27,000人が参加して人の鎖で17Km以上ある基地の周囲を囲む抗議運動を行ったという。27,000人というと、たくさん参加したなー、と思うかもしれないが、ちょっとまてよ?

嘉手納基地では、一応基地祭もやっていたはずだ。海兵隊普天間基地もやってたはず。航空自衛隊の那覇基地でも基地祭をやる。これらに集まる人出はどの程度なんだろう? あまり航空祭の人出に関する話は聞かないが、航空自衛隊基地の基地祭などだと、多い基地では十万人を越していた様な気がする。特に首都圏にある入間基地などは顕著で、二十万人ほど集まるように聞いた。
実際、ゴールデンウィーク真っ只中に行われる米軍海兵隊岩国基地の基地祭などは恐ろしいほどの人出であった。

だからといって基地OKという短絡的な意見を言う気はないが、マスコミが伝えがちな抗議運動とか以外にも、そう言う数字もあるということは頭に入れておいて頂きたい。

2000年07月20日17:44:06

日本の回転

YS-11の話した時に、C-1輸送機とP-3C対潜哨戒機の後継機種選定の時期に来ているという話を書いた。その他にも以前岩国基地航空祭リポートの時に、AH-1武装攻撃ヘリコプターも後継機種の選定が必要な時期になっていたのだが、そっちの方の結論が出たそうだ。

国産にするそうだ。と言ってもゼロから作る訳ではなく、先に観測ヘリコプターの肩書きで国産したOH-1を改装して使用するそうだ。あまり陸の装備は知らなかった私だが確認してみると、成るべくして成ったな、と感じないでもない結論だな。
なぜかというと、OH-1の形状って、そもそも武装攻撃ヘリコプター風なのだ。胴体の横幅が狭く、前後に並んだ複座のコクピット。陸上自衛隊のオフィシャルサイト内を適当に探せばOH-1の写真はあるので見てみれば判る。

輸入するにもイマイチ手頃なのが無い(規模・性能・価格が過剰)という見方もあったので、なるほどなー、という結論でもある。
さぁ、C-1やP-3Cの後継機はどうなるか?

2000年07月19日23:37:24

強制切断

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会談が終わってちょっと一服。

さっきまでシラク大統領と会ってました。主要国首脳には結構小柄な人も多い中、こいつは私よりでかいです。
私なんかと話しているより夕方からの相撲観戦の方が楽しみな様で、落ち着き無さげでした。今場所は曙が強いですよとか、武蔵川部屋勢が不調ですよとか教えてあげました。

横綱が負けたら座布団を投げるのが日本の礼儀ですよとか言っちゃいました。どうなったか不安。
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・・・このネタはもういい。(前回投槍参照)

「ブッチホン」が出て来たが、これって音として感じ悪いなぁ、と感じてた人いないだろうか。かつてパソコン通信やってた人なら「キックホン」と似てる感じがしてマイナスイメージに感じなかったか。
キックホンを語るには、NTTのサービス「キャッチホン」の説明がいる。キャッチホンとは、通話中に他の第三者から電話がかかって来ると、第三者から電話がかかって来た事を知らせる電子音が通話の中に混じって聞こえるサービスである。この時、現在の通話を保留にして第三者からの電話に応答する事が出来る。話し中にして相手に不快を与えたくないとか、仕事の都合などでリアルタイムに受けないと困る通話がある人が使えば良いサービスである。
この、キャッチホンによってなる電子音でモデムで通信している最中になり、通信が切断されてしまう事を「キックホン」と呼んでいた。モデムの設定を上手くやると逃れる事も出来る場合もあったが、結構打撃を受けた人は多いのでは無かろうか。

いま、キャッチホン、ってサービス、残ってるのかな。残ってるなら、モデムがまだ現役である以上、キックホンも現役の筈だが、最近は聞かなくなった言葉の一つである。

2000年07月19日19:36:20

情報公開

衆院選挙前、森首相はIT産業をIC産業とか言って失態をさらした。でも「じゃあ"IT産業"って何さ?」と言われて、きっぱりと答えられる人はどの程度いるんだが。実は私もあまり歯切れ良くは答えられない。その代わりと言ってはなんだが、別にIC産業発言も別に気にしてなかったが。
簡単に確認しておくと、ITとは"Information Technology"の略で、直訳すれば「情報技術」といったところ。意訳するなら「情報通信技術」などとした方が適切だろう。"IT産業"の意訳というなら、「情報通信産業」で良いのでは無かろうか。コンピュータと、それを繋ぐデータ通信手段、その上を流れる情報、この三点セットと考えれば良いのだろう。

さて。数日前、森首相がPCの操作の練習を始めたという。電子メールの送り方とか覚えて、故小渕前首相の「ブッチホン」に続く「モリメール」でもやろうかというつもりだそうだが。いっそ、もうちょっと踏み込んで「モリML」にしたらどうだ? 職務の合間にPDAや携帯電話を使って配信するのだ。

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公用車の中です。

さっき、党の幹部に言われました。
「最近乳製品関係の産業に不安が広がっているが、久々にアレやったらどうか」って。
アレとは、閣僚や関係者が揃って、問題の食品を食べる仕事。あれ、格好悪いんだよなー。

そういや、以前○○を食べる破目になった○○さん「オレ、これ嫌いなんだよなー」ってぼやいてました。政治家ってのも大変なんですよ。
取り敢えず、その日に備えて整腸剤でも飲んで腹鍛えておきます。

あ、車の中でメールなんか書いてたら気分悪くなって来ました。今回はこの辺で。
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・・・やぎコラムじゃあるまいに。

2000年07月18日22:31:13

プロジェクトX、国産旅客機YS-11の話、後編。良かったですなぁ。
しかし、横安定性だとか、方向舵の効きとか、上反角とか、それなりに航空関係に関心のない人には判りにくい話だったかもしれない。

右足を踏むと方向舵が右を向く。すると尻が水平左を向き、機首は水平右を向く。この時航空機は機首方向を正面として左方向へ進む事になるので、この状態を「左滑り」という。
左滑りで飛ぶと、左翼に発生する気流が、右翼に発生する気流より速くなり、左翼が持ち上がる。結果、機体は右へ傾く。

上反角というのは何かというと翼が斜め上を向いている角度の大きさであり、横滑りを減らす為にある。これによって、左滑りの場合の左翼の持ち上がる量をより増やす様に働く。機体が充分に右に傾くと重力に引かれて機体は右へ滑ろうとするので、左滑りが相殺される。たぶん・・・こんな解釈で良かったか。
航空機にとって横滑りというのは正常な状態ではない。戦闘機が戦闘する時以外は基本的に横滑りはしてはいけない。車だって、レース目的でも無い限り、横滑り、いわゆるドリフトターンはする物では無いのと同じと思って良かろうか。

なんだが、よけい話を判りにくくしただけの気がして来たな。
最後、技術の継承が問題になっていたが。大型機(航空機全体の分類から言えば中型機)開発自体に関しては、現在、航空自衛隊のC-1輸送機と、海上自衛隊のP-3C対潜哨戒機の後継機のベースとなる機体の国産機としての開発が検討の選択肢の一つになってはいる。最終的に輸入やライセンス生産になるか、純国産になるかはまだ不明な訳だが・・・。
どうなるやら。

2000年07月18日00:46:13

弩級救急車

昨日の地下鉄サリン事件の判決の件で、資料映像として出てくる現場の映像。その中の現場上空をヘリから撮った映像には「スーパー・アンビュランス」というその名の通りの巨大救急車がよく映っている。通常の救急車というと1BOXのワゴン車程度の物だが、スーパーアンビュランスは大型トラック並の大きさがあり、現場に辿り着くと後部のトラックで言うコンテナ部分が左右に大きく開き、八人の患者を一度に手当て出来る。救急車というより、移動病院である。

簡単に調べてみると、東京消防庁では1994年秋頃から運用していたそうだ。地下鉄サリン事件は1995年春。半年ほどで活躍する破目になってしまった訳か。不幸中の幸いとでも言うか。
しかしアレって、どこに何台あるんだろう。もしもの時の備えな訳だが、用途に悩む資財かもしれない。あの後、どういった現場で運用されたのだろうか。

そんな物より航空機作ってた方が良かったと言われた巨大戦艦よろしく、「こんなもの作るんだったら、普通の救急車をもっと作った方が良かった」と言われてなければ良いのだが。
ああいうものは、消防庁というより防衛庁が保有・運用して、災害派遣として登場した方が適切だったのではないかという気もしないではない。

2000年07月17日20:04:16

セルセタの樹海

最近Falcomのオフィシャルサイトの掲示板に書き込むと、そのリンクからの訪問者が流れて来る結果になっている。Falcomネタコンテンツを持ってる訳でも無いサイトで詐欺っぽいと言われそうな気もするが、ああいうのって別に必ずしも関係サイト以外にリンク張っては駄目という訳では無いだろうし・・・。ま、メールアドレス書く代替程度ってことで。

まぁ、なんかYs-IIeネタでも書いてみよう。Ys-IVeの可能性の考察でも。Ys-IIeで提示された範囲内で、Ys-IVeを感じさせるものを考えてみよう。
気付きやすいところでは「丘のセルセタ」の台詞。次、説明書には二人の女神が「月の女神の娘」と紹介されている。

その他なんだろう。レアにプレゼントすると、「ハーモニカはそのまま持っていて下さい」と言われる。シリーズ物のゲームにおいて、前作で入手したアイテムの行方というのはえてしてあやふやになる物だが(実際、Ys-IeからYs-IIeに持ち越したのはイースの本だけ)こう明示的に持っていて下さいと言われてしまうと、あやふやに出来ないのではないか。
という事は、Ys-IVeには銀のハーモニカが登場する? やはり、何らかの呪いを解く様な効能を発揮するか。助言を求めて眠りについた女神を起こす為に吹く? PCE版はそんな感じだったか? 覚えてないや。いや、女神に会ったのは覚えてるんだが。
出て来なかったら「折角のレア様からの贈り物をどこにやったんだ、貴様!」とレア様ファンは怒るかもしれない。

月の女神の娘、としてしまった以上、PCE版の女神は実は有翼人設定は破棄だろう。女神は女神であって欲しいという旧来のファンをうなずかせるにはどうするか? 母親である月の女神より先にフィーナとレアが地上に降臨した事にしてしまえば良いと思うんだが。そこからスタートさせると、セルセタ文明よりイース文明の方が格上、というか少なくとも歴史の深さは上という設定になるので、旧来のファンの反感は避けられるだろう。
比較的新しい層のファンには反感を買うかもしれないが・・・どっちをどの程度優先するのが得になるか。この頃のリリース作品の風潮から見るに、多分、どちらかと言うと旧来のファン寄りにした方が良いと見ているのが今のFalcomと考えるのが妥当ではなかろうか。

2000年07月16日17:07:58

連鎖反応

雪印の食中毒騒動以降、食品関係の回収騒ぎの話題が耐えない。消費者の意識過剰な気がするが。

っていうか、状況はどうなってるんだ? 普段から今ぐらいの頻度で食品関係のトラブルは起きていたが、企業が公開しないから表に現れなかったのか、企業側としては公開しているがマスコミが一々報じなかったので知らなかっただけなのか。それとも、本当に問題の発生件数が増えているのか。
少なくとも今の時期になって俄に製品の品質が落ちているとは考えにくいので、問題の発生件数自体が増えていたとしても、それはこれまでなら消費者が一々文句を言わなかった程度のことに対して過敏に文句を言う様になったせいだと思うが。

多少の風味異常ぐらい我慢しようよ。食えるだけ幸せって物だ。

2000年07月15日22:32:34

鳥人間

暑い。眠い。だるい。

今週のETVの「鳥の世界」は鳥の食事の話。植物や昆虫関係の話でした。小動物や魚は?と思っていたら、来週分が丸々その件との事。楽しみである。

やはり、ハチドリの停飛(とはまた違うのかな? 空中に停止する飛び方)凄いなー。精密に飛んだまま位置を調整して、くちばしを花に突っ込んで蜜を吸う姿は凄い。まぁ、日本では見られない鳥だが・・・。(野生では。飼育している施設があるかどうかは知らない)
キツツキは昔から思うものだが、頭、痛くならないものか。くちばしってのは基本的に人間でいうアゴの部分とかを簡素・軽量化した結果な物だからして、頭蓋骨の一部だろう。相当脳とかにも衝撃が加わりそうに見えるものなんだが。まぁ、現に大丈夫なんだから、大丈夫なんだろうが。
小道具を使う鳥も上手いね。小枝とかを昆虫の幼虫が住んでる木の幹の穴に突っ込んで引きずり出すとか。チョイチョイと小道具でいじってから、一旦くちばしで突っ付く時に、小道具をしばし足に挟んでたりするところがまた器用な事で。

何か進化のカラクリが少し狂っていたら、鳥類がヒトに代わって霊長になっていても不思議でない気がして来たな。原猿あたりと比べて、鳥が知能的に劣っている様には見えない。

2000年07月15日01:58:01

イルカいないかいるか

私のサイトのホームページの下段には航空祭の小情報が書いてあるのだが。次回航空祭延期の情報を小耳に挟んで修正する。確認がてら、ブルーインパルスの2000年版公式ガイドブックも開いたりする訳だが・・・物悲しい。
先日の墜落事故で亡くなった、阿部三佐、一嶋三佐、梅川一尉、及びその愛機、T-4BIの720号機と727号機。全部載っている訳だ。ほんの、数カ月前に岩国や美保の空を見上げていたものが、今はもうない。

あいにく私は人の顔を覚えるのが上手くない。航空祭では、ブルーインパスルのブースに行くと、飛行展示を行う時間から離れた時間帯だと実際にパイロットにも会えるのだが、去年の小松で一嶋三佐(当時は一尉だったかも)は見かけた様な気もしないではない。
サインに応じたりしていたが、私は求めそびれた。

それより少し前に墜ちた、C-1輸送機も、美保基地航空祭のオープニングフライトに参加していたそうなので、実際に飛ぶ姿を見ていた事になる。

事故の再発防止は絶対必要事項だが、事故によって飛ぶ事自体が出来なくなる事は、逝った隊員達にとっても本意ではないだろう。
C-1の飛行停止が今どうなってるかは知らないが、ブルーインパルスは当面活動出来そうには無い。一日も早く、再び空のイルカ達が戻ってくる事を望む。

私が今年中にいけそうな航空祭は、あとは八月末の小松と十月末の浜松の予定だが・・・どうなるやら。

2000年07月14日21:27:20

名古屋

暑いなぁ。

そういや、今場所始まってから相撲の話をまだ一度も書いてなかったな。貴ノ浪関ファンの私としては気になるところ。今日は武蔵丸関を敗ったし、上位陣相手にまずまずのスタートで史上初の「大関陥落の場所に十勝して大関返り咲き」を二度なし遂げた力士、となる可能性も無いではない。

しかし、大関や大関候補の多いこの頃。何かこう、ズバッと抜けた強い力士は出て来ないものか。

2000年07月14日00:27:30

やり過ぎ注意

雪印騒動。清掃不足やら、返品品の再利用やら、まぁ通常の「製造業」の省コストの手口としてはありがちなやり方だが、食品でやっちゃったのはマズイよな。

清掃の様な、設備のメンテナンス。メンテ中は生産が停止する。部分的にやるにしても、減産は免れない。生産施設は生産していてなんぼの物であって、生産が止まっている間は丸損である。可及的にメンテに費やす時間は減らして生産施設が稼働している時間、すなわち「稼働率」を上げた方が効率よく利益を得られる。製品の品質や、設備の調子を見ながら、必要最低限のメンテで稼働させる様にしたくなるのが生産者側の考えであろう。

返品品の再利用。不良品として廃棄する物は減らしたい。廃棄はもちろん丸損だし、廃棄自体にもコストがかかるので更にたちが悪い。返品というのは、通常製品の「全体が不良」として帰って来るのではなく「不良の部分を含んでいる」として帰って来る。不良の部分を選別して良品部分を取り出すのにも相応の時間とコストを要するが、それと、廃棄して新規に再生産た場合とを天秤にかけて、選別した方が分がいい場合は選別して再利用したい。

本質的なところでの発想はそれほど非常識ではない。ただ「食品」についてやったのは問題だった訳だが。
あと、なんかその他のメーカーでも返品騒動は何件かあるが。食品は工業製品じゃあないんだから「個体差」ってのがある程度でる。鮮度重視の物ほど顕著だ。たまにはマズイと気もあって当然である。意識過剰には気をつけよう。

2000年07月13日22:10:26

二転三転

またもYsの話題。「フィーナとレアは『双子』という明確な設定はない」と訂正したが、やっぱり双子であった事が判明。Ys-IIeの作中に冒険日誌として生成されていくキャラクター情報の中に明記されていた。うーむ。

今回のYs-IIeでは、Ys-IVe製作の可能性を示唆する記述がチラリと覗いている。チラリと、だが。
まず、説明書からして重大事項がさり気なく書かれている。二人の女神の紹介の項に「月の女神の娘」と明記されている。彼女らの身の上について、Falcomから直接的に公式な形で提示された情報は殆ど無かった状況に一石を投じる記述では無かろうか。
そして「月の女神」という概念はYs-IVに登場する。「黄金の神」「大地の神」「太陽の神」と並んで。

他にも「丘のセルセタ(の花)」という台詞もちょろっと登場する。地底にしか咲かないイースのセルセタに対して、地上に咲くセルセタを指す台詞。これもYs-IVに出てくる。

さて。Ys-IVについて語っておこう。実は、Ys-IVは「Falcom 純正」としての作品は公開されていない。存在するのは、

・Falcomが提示した初期設定(非公開)
・スーパーファミコン版ゲーム(東京書籍)
・小説(アスキー・著者:大場 惑)
・PC-Engine版ゲーム(ハドソン)

と言った構成になる。上から下に向かって初期設定から改変が加えられていくと見て差支えない。その他、メガドライブ版の企画もあったが、これは流れてしまった。製作:SEGA-Falcom(両者の合併組織)ということで、より初期設定に忠実な形でのリリースが期待出来たのだが、残念である。
そんなこんなで、Ys-IVを巡っては媒体の差によっての矛盾点が多い。特に独自路線へ走ってしまったのはハドソン版だ。Ys-Iで死ぬはずだった占い師サラを生かしておいた段階から齟齬を生んでいるし、女神の身の上の設定も、今回のYs-IIeでの「月の女神の娘」の公式見解によって、公式に矛盾(?)点となった。

「鶴の一声」とでも言うか、純正品の名の元に一気に整理して欲しいと思う。

2000年07月12日21:24:02

そういや「ニュージーランド」の漢字表記を決めようとか言う話題があったがどうなったんだろう。米・露・英・仏・独、とかいうやつ。候補の一つに「乳」もあったりしたが。

で。雪印問題だが。相変わらず増殖中ですな。

以前「責められるべき点は責められるべきだが、言い掛かりになってはいけない」といったことを書いた。もう一つ気になる点がある。「信用を裏切られた」などとインタビューに応える一般人を見るが、本当に信用なんてしてたのか? 信用で商品を選んでいたんだろうか?
単に、安売りの牛乳とか買って済ませてる人が大多数な気がするんだが・・・。信用していたというなら、多少の騒動や障害が起きても「ついていく」ぐらいの心構えがあってこそ「信用」ってものじゃ無いのか。

安くしないと売れないから、安くする為に行程を省く、返品品の再利用もやる。安全を売り文句にして割高の価格設定をしても売れるのならメーカーも苦労しないのだろうが、消費者は手厳しい。安全で安価である事を求めて来る。他にも味やら栄養やらとうるさい。
ご苦労さまです。

その後も、他社製品でも味に違和感が、とかいう小規模な問題が起きてるが、その程度の問題は昔からあったと思うぞ。小学校の頃、給食に牛乳が出ていた訳だが、なんかマズイ奴とか出て来た記憶も何度かあるぞ。

2000年07月11日22:27:15

継承

プロジェクトX、YS-11開発物語の前編。予算を獲得し、本格的な実機の製造にゴーサインが出るまでの話でした。来週も楽しみです。試験飛行を巡るエピソードとか面白そうだ。予告では墜落もしかけたらしいとかいう話だったし。

予告映像に以前から出ている、スラストレバー(車で言うアクセル相当)を引いて何かボタンを押してる再現映像風のシーン。気になる。今回の終わりでの予告部分などから察すると、あのボタンは「エンジン再始動」のボタンではなかろうか? つまり、空中でエンジンが停止した。この場合、スラストレバーを所定の位置(アイドル(最小出力)付近)に戻す必要があるはずなので(今時の機体は自動制御かも知れないが)話はあうと思うんだが、さて。
ちなみにYS-11は「ターボプロップ機」である。プロペラが付いてると、まとめて「プロペラ機」と呼びがちだが、プロペラ機にも、通常の自動車エンジンなどと同等の、シリンダーとピストンがあって、といった構造を持った「レシプロ機」と、ジェットエンジンの一種で燃焼ガスで直接ファンを回しその運動でプロペラを回す「ターボプロップ機」がある。
ちなみにジェットエンジンにはその他、燃焼ガスで回ったファンのエネルギーで別のファンを回し、その風力で飛ぶ「ターボファン」(一般の旅客機などのエンジンはこれと持ってよいはず)や、燃焼ガスの圧力その物の方をメインとして飛ぶ「ターボジェット」(戦闘機エンジンなど。でも現代の機種はターボファンの筈?)、高速飛行時専用で、空気の圧力その物を利用する様な「ラムジェット」などと色々あるが、私もあまり詳しい話は知らない。この説明も大雑把なので真に受けないで欲しい。

話がそれ過ぎた。言いたかったのは、プロペラ機でも、ターボプロップ機と、レシプロ機とでは特性は異なるという事。ターボプロップはジェットエンジンなので、ジェットエンジンの持つ特性を持つ事になる。多分、スラストレバーの操作に対して実際のエンジン出力が設定値に到達する迄にタイムラグがあるんだろうと思う。

・・・なんだかよく分からない話になったなぁ。ま、どうにしろ来週のプロジェクトXはお楽しみ。

2000年07月10日23:17:32

誤記訂正とか

PCはだいたい直ったらしい。

先日、イース関係の話に誤りがあった。フィーナとレアを「双子の女神」と書いてしまったが、双子という明確な設定はない。二柱の関係はあまり明確には明かされていないのだ。が、「双子の様に似ていた」という設定にはなっている。その辺取り違えた様だ。失礼。

フィーナとレアの描き分けに関しては追記だが、原作のYs-I,IIが楽しまれていた頃のグッツ用のイラストなどで、すでに同様の描き分けがされていた。フィーナはサラッとしたストレートヘアで、前髪は左右に分けている。レアは若干バサッとした僅かにクセのある感じで、前髪は分けてはいない。
が、その後のコンシューマ機への移植、OVA化などの過程ではその辺の二人の描き分けの解釈は二転三転していた様に思う。原作発売から十年以上の時を越えて、やっと設定にゲームが追いついたか、という感じだろうか。

たしか、この辺に昔のファルコムのゲームやグッツの広告が置いてあったはず・・・と棚の片隅を探していると。ああ、出て来た出て来た。おや、なんだこれは? レア様のポストカードじゃないか! なんでこんな物持ってるんだ、私は!?
買った様な、何かのオマケで貰った様な、明瞭に思い出せない。覚えていない事からすると、入手当時は私はレア様ファンでは無かったという事だろう。

無性に嬉しい。女神様の加護か。

2000年07月10日20:25:28

きゃー

私のメインのPCがクリティカルなトラブルを起こしました。対処中。

直るかなー。

2000年07月09日22:42:54

感想文

Ys-II ETERNALを一通り終えてみての印象。

良。

いいんじゃ無いですか、はい。あれはどうしちゃったの? という様な削られた印象は感じなかったし、逆に一定の予備知識を持った上でやると物語や設定がより掘り下げられたり広がったりした印象が有ったりします。
直接意味のないところでの小ネタもなんか多いし。マスコット集めなんかはかなり奥が深い。ストーリー進捗に応じた台詞等の変遷も面白い。ラミアの武器屋のザレムさんとかなかなか奥が深い。

ストーリー経過が冒険日誌として記録されたり、フィールド上のキャラの動きで構成された演出とか、なんとなく英伝後期(ガガーブ・トリオロジー)の技法のフィードバック的な物を感じた。好みが別れるかもしれないが、個人的には良いと思う。

ちなみに私はYs-I,IIの世界内においては、レア様のファンである。フィーナの陰になってしまっていま一つ目立ってない気もするが、重要なキャラですぞ。双子の女神という設定上、外見的に似ているのは避けられないが、ETERNAL化において描き分けが固まって来た様に見える。
まず、前髪が変わった。髪質も、フィーナの方がサラッとしているのに対して、レアはややバサ付いた感じになっている。フィールド上のチビキャラでもちゃんとそのように描き分けられている。

Ys-IIeにおいては、ランスの村の一般人、メーセントルチさんがお気に入り。「センチメートル」をもじっただろう、という苦しげなネーミングが面白い。ネーミングの「駄目っぽさゆえの良さ」という意味では、風の伝説の「ハラグロフ長官」(名前通り、悪徳役人)以来のヒットと感じた。
外見的には大きなリボンが目立つ。エンディングでの挙動も良。見てみよう。

2000年07月09日14:05:28

Ballistic Missile

アメリカの弾道ミサイル迎撃実験がまた失敗したんだってね。しかも今回はキルビークル(最終的に目標に直撃する部分)とブースター(上昇・加速する為の部分)の分離に失敗するという、問題外に不甲斐ない失敗。キルビークルが命中するか否かが焦点なのに、それ以前の段階での失敗である。

弾道ミサイルの方を作った人はどう思ってこういう結果を聞いてるんだろう。「やっぱり俺のミサイルは最強だ」とか内心喜んでるんだろうか。というか、弾道ミサイルも作ったが、迎撃ミサイルの製作にも携わっているという人はどういう心境だか。

どうしたものか。単発で撃ち落とせないなら、近接信管作動か、弾幕射撃か? 近接信管とは目標に直撃しなくても一定距離間まで接近すると起爆する信管で、爆風や破片効果で目標を破壊する。弾道ミサイル迎撃となると目標が極めて高速な為、効果の及ぶ範囲の広い炸薬、つまりのところ核弾頭を積まねばならないだろう。
弾幕射撃は「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」の発想。迎撃ミサイルをもっと簡易で安価な物にする代わりに、大量に撃ってみるとか。

どっちも駄目っぽいな。やはり弾道ミサイルは怖い。

2000年07月08日21:08:30

あれは何だ!? UFOか? スーパーマンか? いや、鳥だ!

タイミングを逃して紹介してなかったTV番組。金曜20時にNHK教育でやってる「鳥の世界」。英国BBC製作の番組で、10回シリーズ。今週は2回目。

接写やハイスピード撮影などの特殊撮影映像が豊富に織り込まれ、日頃、肉眼や通常の自然紀行番組などではかいま見る事の出来ない、鳥の生態を見せてくれる番組である。
今週は飛行技術がテーマで、個人的には見応え極大。

幾つかの目についたところ。

アホウドリは・・・アホウだなぁ。和名を「アホウドリ」と命名した人は誰なんだろうか。的を得た名称である。地上を必死で助走して離陸し、着陸する時は前へつんのめって胸を打ち、殆ど不時着で胴体着陸状態。まぁ、飛んでいるあいだは驚異的な飛行能力を発揮するのだが、その代償に離着陸は不細工である。

猛禽の狩り。大きな魚を捕まえると、魚が空気抵抗になって飛びづらい。片足で頭付近 、他方で尾の付近を持って足を前後に延ばし、魚を前後に水平にして抵抗を減らして飛ぶという。おおぅ、ドロップタンク! 航空機が機外に増設した燃料タンクのことなんだが、丁度そんな外見である。食料=燃焼だからして、まさに増設した燃料タンクな訳なんだが。

これは先週の映像も含めて知った事なんだが。私は鳥は「背面には入れない」と思っていたのだが、どうやらこれは正確な意味では誤りだったらしい。急降下に入る時などは、一時的に背面に入る。空戦機動(ACM)で言うところの「スプリットS」の様な入り方である。降下姿勢になるとすぐに背面から抜けるようだが。つまり「180°横転」→「頭を上げて(背面なので、上=地面側)降下軌道に向く」→「180°横転」を滑らかに行う訳だ。

さすが、大空の先住民。

2000年07月07日23:26:55

バイキンマン活躍中

Ys-IIe、贈賄に勤しんでます。

雪印食中毒騒動。被害者が一万人を越えたような話になってるが、ちょっと気になること。
「何を基準にして被害者と認定してるのか?」

以前書いたが、低脂肪乳は体質に合わない等の理由で腹をこわしやすかったように思う。それに、もう暑くなってきたこの頃。単なる水分の取り過ぎなどで腹をこわす人も多いだろう。
根本的に胃腸の弱い人は、なんかよく分からないけど腹こわしたりもすると思うし。私なんかもそのくちで、元々胃腸弱い上に水分の取り過ぎもあってかトイレがやや近い。

責められるべきところは責められるべきだが、言い掛かりになってしまってはよろしくない。そう言うプレッシャーが「怖いから隠しておこう」という体質を誘発することにもなりかねない。

ちなみに私は今回の騒動はあまり気にしていない。個人的に、お世辞にも衛生に気をつかってる人間じゃないし。
ある程度不衛生な環境に晒されるぐらいの方が、万一に備えての抵抗力を養うことになるとか思ってるし。

2000年07月06日20:10:32

TO MAKE THE END OF BATTLE

世間の関心は、Final Fantasy IX に向かって流れていくのだろうが、私はFalcomのYs-II ETERNALをやる。これはそれほど異端な行動では無かろう。一時代を築いた名作の本格的リニューアル作品である。ちょろっと始めて見た感触は、懐かしくもありつつ新鮮でもある。良さげ。

RPGの主人公と言えば、不法侵入と窃盗の常習犯なのが通例である。今回のYs-IIeのアドル君は、贈賄を覚えたらしい。村人に花やリンゴを配って回ったりする事が出来る様になっている。これは・・・そう大幅にマップを広げ登場人物を増やしたり、イベントを増やして台詞切り替えの条件(フラグ)を増やす訳にはいかないことを打開する為の苦肉の策か。しかしそれなりに面白い解決法だ。
ストーリーとは関係ないちょっとした小ネタ(サブシナリオ見たいな大げさなな物ではなく、一発芸的な)が多そうで油断ならない雰囲気がする。

さてさて、どんな物やら。

2000年07月05日19:54:40

イルカ帰らず・・・

墜落したブルーインパルス機の乗員三名、遺体で発見されたそうで。残念至極。報道では「T-4 練習機」などと紹介されるが、正確に「T-4 中等練習機」、今回の事故機に関しては曲技飛行用に改造されたブルーインパルス専用機なので「T-4 ブルーインパルス」と呼ぶのが正解であろうか。

飛行機と墜落事故は切っても切り離せない。「宿命」と言っても過言では無いだろう。地上車両などと違って困ったら一時停止して考え直すなんてことは出来ないのだ。待ったなしである。
T-4の巡航速度(効率良く安定して飛べる速度)はあいにく知らないのだが、300〜400kt(550〜750Km/h)程度だろう。かなり速い。1秒で150m以上進む。一瞬の判断ミスが深刻な事態にも至りかねない。
遅く飛べる限界、失速速度は95Kt(175Km/h)程度だが、この状態ではヨタヨタと真っ直ぐ飛ぶので精一杯で何も出来ないし、ちょっとした操縦ミスや気流の乱れで操縦不能に陥る危険がある。それなりに飛ぼうと思えば180Kt(330Km/h)程度は必要だと思う。

極端な話、自転車やバイクを連想して頂けばいい。あまり速く走れば衝突の危険があるが、あまり遅く走ると不安定になって転倒の危険がある。自転車は足をつけば転倒は免れるが、飛行機にはそう言う手段は無い。墜落する。

パイロットの死は悲しむべきだが、それを乗り越えて前に進まねばならない。まぁ、当面は原因究明や世論の影響で飛べなくなるのだろうが。報道等で現地の住民や自治体関係者の否定的な見解が紹介されるのだろうが・・・安くない交通費と、短くない移動時間を費やして各地の航空祭を訪れ、空を見上げて歓声をあげ、パイロットも含むブルーインパルスのスタッフたちがいるブースを尋ねて言葉を交わしたり、サインを貰ったり、記念写真を撮ったりする人達も、多くいることを忘れないで欲しい。

2000年07月04日23:42:53

おちたもの

墜落したブルーインパルス機の捜索は濃霧等の悪天候もあって上手くいかなかったらしい。19時に当日の捜索は中断されたという。
無事は祈る他なし。

変なものが落ちてたにょそれとは関係の無い話。
先日、変なモノが道に落ちていた。いや、モノ自体は別段変という訳ではない。場違いなのだ。

それは、ブロッコリー。買い物帰りに落として行ったんだろうが・・・うーむ。変わった落とし物もあるものだにょ。

2000年07月04日19:27:28

緊急事態・イルカが溺れた!?

ブルーインパルス機が二機、訓練後の帰投中に墜ちたんだってね! うわー!
報道によれば、乗員は阿部幹雄三等空佐、一嶋三樹三等空佐、梅川智弘一等空尉だという。手元の資料によれば、阿部三佐は五番機パイロット、一嶋三佐は六番機パイロット、梅川一尉は次期の六番機パイロットである。

五番機、六番機ってのは、単独機で行う課目を担当する機である。両機が組んで行う課目も多い。代表的なところでは、ハートを矢で射抜く「バーティカルキューピット」のハート部分(矢は四番機)、至近距離で両機がすれ違う「タッククロス」、背面飛行する五番機の回りを六番機がバレルロール(螺旋を描く機動)する「コークスクリュー」などの課目であろうか。

こういう事故があると、飛行を自粛する事が多い。今年の今後の航空祭はどうなってしまうのだろう。機体が失われたことは確実だし・・・。折角2000年記念の課目、大空に"2000"の文字を描く「ミレニアム」なんてのも披露してくれていた今シーズンだったのだが・・・。

乗員が装備している無線機の信号は受信されていて、捜索中だという。
山中から発信されているが、脱出時には、海上を想定した救命ボートを含め生存に必要な資材や救難信号の発信機などが一式セットになって射出される様になっている。理論上は、コクピットが上を向いていれば地上スレスレから脱出しても助かる様に出来ている。

脱出していて生還してくれることを祈りたい。実際のところ、生きていても五体満足で再び空を飛べる状態でいられる確立は半分程度らしいが・・・。射出時の衝撃が凄まじく、それで重傷を負う危険も高いのだ。
なんでそんな衝撃を伴う様な、と思うかもしれないが、地面に近いところからパラシュートが安全に作動する高度まで上がろうとしたらその位の加速度がいるのだろう。

2000年07月03日22:18:50

脈略の無い話の詰め合わせ

冷房を我慢していたら汗かいて首に汗疹ができたようだ。かゆい。

Webやぎの目 7.3 mon 13:21のやぎコラムと、テーマパーク4096 07/04のコラム息切れはリンクしている。いや、Web上の話題でリンクという言葉を使うと語弊があるな。「連携している」と書くべきか。
良い意味(?)でくだらなさ高。

明日のNHKプロジェクトXの予告CMをやっている。沖縄の高校野球強化の歴史な話だそうだ。しかし、野球関係のカットより、米軍基地の存在を示唆する為だろうと思われるF/A-18のカットの方に目を引かれてしまう私。フラップを下ろしていたので多分着陸態勢。
岩国ではワイヤーに引っ掛けて止まる空母着艦風の着陸を展示していたが、滑走路がゲートから遠く、見られなかったのを思い出した。

2000年07月03日20:10:02

おまつり

昨日、一昨日は、厚木の米国海軍基地の航空祭であった。退役の迫るF-14が日本国内においてまともに見られるのは厚木だけなので(他の基地では全く見られないという訳ではないが)、一度は行ってみたい物だが、なにぶん厚木は遠い・・・。
そういやハリアーを見損ねた岩国も出直したいところだが、あこも遠いし疲労度が高かったのでためらわれるところである。

さて。私のサイトなり何なりの影響を受けて航空祭に行ってみるかなー、と思ってみた人に言っておきたいこと。
別に怪しいマニアばかりが集まる場では無いので、その点は安心して下さい。怪しげな人もいますが、別に悪い人や害のある人ではありません(滑走路寄りの前列に脚立とか据えて邪魔、とかいう害のある人はいますが)。
ちなみに、開催時間は9:00〜15:00ぐらいが一般的である。結構終わるのは早いので、遅くとも午前中には着く様に考えた方が良い。もう終わった様な時間になってから来る様な人もよく見かけるが、そうならない様にご注意ねがいたい。

本格的に夏場に差し掛かった今ではより顕著なるのが、日焼け対策。災害風にいうと、日焼け止め勧告というより、日焼け止めの指示だ。やった方が絶対良い。遮蔽物(日陰)が少なく、照り返しも強いコンクリート舗装された敷地内などではかなり日焼けする。顔など真っ赤っかになるので、日焼け止めクリームを塗ることを強く推奨する。痛い上に格好悪い。特に鼻などは焼けやすいので要注意だ。
首、腕、足など体全体もある程度意識した方がいいだろう。まぁ、顔ほど格好悪くは無い分ましかも知れないが、相当痛くなることは覚悟せねばならない。その他、適宜サングラスや、ツバの大きい帽子なども用意しないと目が痛いだろう。特に飛んでいる航空機を見上げるにはサングラスがあった方が良かろう。太陽が直接目に入っても耐えられるぐらいのかなり濃いものの方が良いのではなかろうか。

混雑などは基地による格差が大きいが、それなりの覚悟はいる。まぁ、これは何も航空祭に限った話ではなく、その他の催し事や行楽地などにも当てはまることだと思うが。

2000年07月02日14:48:17

マンパワー

しばらくぶりにWired Newsより。歩くと携帯電話を充電してくれる靴
標題の通りだ。原理はリンク先を参照して頂きたい。

私はこういうローテク的発想は好きである。使っている腕時計なんかは実際、自動巻きである。他方で原子力に肯定的であったりと、両極端な好み方である。
実際、携帯電話向けの人力発電商品はあったな。握力トレーニング器具のように「握る」運動で発電する「アラジンパワー」や、レバーをひたすら回す「ぐるでん」
アラジンパワーは直接見たことないが、ぐるでんは実際に回してみたことがある。なんかおもしろかった。あいにく、携帯電話は持ってないし、他にも実用するアテが無かったので買わなかったが。

以前から思うんだが、マウスに発電機能を搭載出来ないものか。ワイヤレスマウスには電池が必須な訳だが、それを発電機能で補ってしまおうと。
「あっ、電池切れた」と言って、やおら振り回したり回したりするマウス。・・・駄目か。

2000年07月02日01:15:27

捜索隊

ロボット型サーチエンジンgooの探査が一向にウチのサイトの中に入って来ないなー、と思っていたら、どうやら<noframes>でのリンク先URLが間違ってたせいらしい。まぁ今時フレームに対応していないブラウザを使っている人は滅多にいないと思うが(実際アクセスログを見ていても滅多に見かけない)丸一年以上間違えたまま放置してたんだろうか。あらら。
他のロボット型の探査もイマイチキチンと入ってなかったりするが、それもそのせいだったのだろうか。むー?

フレームに依存した作りをしたサイトは、ロボットの探査が上手く入らない、ロボット型サーチエンジンの検索結果に従って直接サイト内部のページから入った場合に出口が無いなど色々と不都合が多い。フレームに頼らなくてもある程度閲覧可能な構造にするよう心がけた方が良いように思う。また、内部のページに直接入り込んでくる場合も想定して、全てのページに署名がしたあった方が良いようにも思う。
出口の無いページや、何者が作ったのか判らないページは、意図的にそれを隠したいのでなければあまり歓迎されるページではないだろう。

2000年07月01日13:52:36

放熱

[写真]もう7月か。暑い。が、まだ冷房は我慢している。冷房に至る前に頼る物といえば扇風機だが(実際には、室内の空気を効果的に循環させる為には、冷房使用時も補助として使うと良い)あいにく私の手元にはない。
という訳で、代用品に手元のガラクタの中にあったPCケースとかに付ける8cm角のファンが回っている。電源供給も、同様にガラクタの中にあった12.7VのAC-DCアダプタ。わびしいがそれなりの風量はある。

写真周辺の小物は、大きさの対比用にとか思ってるうちになんか怪しいものばかりになってしまった。まぁいいか。
また、これの撮影時、フラッシュ焚いたらシャッタースピードが速くてファンのブレードが止まってしまったので、フラッシュ無しにしたら今度は手ブレした。仕方ないので三脚使って撮った。部屋の中で三脚を使う情景は幾分に馬鹿げていた気がする。

2000年07月01日01:37:54

公開するか、隠蔽するか

雪印の低脂肪乳での食中毒で世間は騒いでますな。育ち盛りの子供に云々・・という親のコメントを見かけるが、育ち盛りの子供に低脂肪乳なんか飲ますなよという気もするんだが。普通の牛乳の方がいいんでないか?
ちなみに、低脂肪乳ってのは体質に合わなかったりして、もともと腹をこわしやすい傾向があったように思うがなんかの勘違いだろうか。あってたとすると、今回被害を訴えている人達の中にはそっちの理由の人も混じってるかも知れない。

先日の、参天製薬の目薬への異物混入事件では、メーカー側の素早い反応と回収で消費者に好印象で受け入れられた。しかし今回の雪印の騒動では対応の遅れが問題視されている。
じゃあ、特にかく速く回収すればいいのかというと、それに水をさす事件もまたある訳で。ジャスコグループがOEM生産させているハムに病原性大腸菌が発生していると埼玉県に指摘され回収したが、実は検査ミスで製品に問題は無かったという話。

ジャスコグループは損害賠償を求める姿勢でいるという。
こういう展開の可能性も考えると、安易に回収に走るのもためらわれる事になる訳で。いろいろと大変ですなぁ。

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